重層的非決定?

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2008年12月31日

■ ハロプロ大賞2008 打ち上げ

長 さあさあ、お二人ともお疲れ。

白井 なんか今年はやたら長かったんですけど。

黒田 もう帰って寝たいのに無理矢理引っ張ってこられるし。

白井 去年に引き続き、一応聞いておくけれど、長さんの一推しって誰?去年はなっちって言ってたけれど、今年は愛ちゃんに推し替えしてんじゃないの?

黒田 私もそれはちょっと感じた。

長 ハロプロファンとしての一推しは安倍なつみ、エロ親父として琴線に触れるのは高橋愛。

白井 なるほど(苦笑)。

黒田 愛ちゃんが可哀想すぎる。

長 だったら初恋の時のあの胸のときめきを覚えるのが愛ちゃん。

黒田 それはそれでキモい。

長 ついでに君たちの名前の由来はポジティブな発言を主としてするのが白井君、ネガな発言担当が黒田君。ま、あまり上手く性格分けできてなかったけれど。

白井・黒田 なんじゃそりゃああ。

■ ハロプロ大賞2008 個人賞

長 ここまでで部門別の振り返りはおしまい。最後は個人賞。MVPに殊勲・敢闘・技能の三章。そのほか何かあれば適宜。

白井 その前にちょっと気になったんだけれど、ここでいう「ハロプロ」って何よ?何となく「界隈」で言う「ハロプロ」とは微妙に違うものを話している気がしてきたんだけど。

黒田 そうそう。私も気になってた。

長 おや、そういえばこの資料配っていなかったっけ?個人賞決定用の資料ね。

名前主要作品
高橋愛シンデレラ、リゾナントLive、おじぎ30度
新垣里沙シンデレラ、リゾナントLive、ジョニィへの伝言
亀井絵里リゾナントLive、シンデレラ
道重さゆみリゾナントLive、おじぎ30度、シンデレラ
田中れいなリゾナントLive、シンデレラ、おじぎ30度
久住小春リゾナントLive、きらりんレボリューション、シンデレラ
光井愛佳リゾナントLive、シンデレラ
ジュンジュンリゾナントLive、シンデレラ
リンリンリゾナントLive、シンデレラ
中澤裕子10周年記念ライブ、佐賀のがばいばあちゃん、戸惑いの日曜日
飯田圭織 
安倍なつみトゥーランドット、Angelic、微風
石黒彩 
保田圭レモンスター
矢口真里やぐちひとり
後藤真希Hear me
石川梨華美勇伝説、魅ザル 祝ザル GOODSAL!、Kill Me Kiss Me
吉澤ひとみ魅ザル 祝ザル GOODSAL!、Kill Me Kiss Me
辻希美 
加護亜依加護ちゃんねる
藤本美貴HAKANA、グリース、アコースティックライブ、置き手紙
小川麻琴 
紺野あさ美魅ザル 祝ザル GOODSAL!
平家みちよ11th Anniversary Acoustic Live
斉藤瞳かば、メロングリーティング
村田めぐみかば、メロングリーティング
大谷雅恵かば、メロングリーティング
柴田あゆみかば、メロングリーティング
前田有紀 
松浦亜弥本気でOnly You、AYA The Witch、きずな
アヤカ夢をかなえるゾウ
里田まい魅ザル 祝ザル GOODSAL!、ヘキサゴンライブ
稲葉貴子メガベスト
小湊美和メガベスト
信田美帆メガベスト
RuRuメガベスト
岡田唯美勇伝説
三好絵梨香猫目倶楽部、美勇伝説

黒田 なに、これ(笑)。

白井 これがあなたの中のハロプロって奴?

長 え?そうだけど。なんか変?

黒田 あまり突っ込むのはやめておこう。

長 MVPと三賞、それ以外に賞を上げたい人がいたらどんどん上げていって。

黒田 メンバーの偏りもそうだが、この主要作品リストの並びに何ら客観性を感じないのだが。

長 客観性なんて最初からあるわけないじゃん。だから見に行かなかった公演よりも実際に見に行った公演優先!見た公演こそ価値がある!

黒田 あ、そこまで開き直るんだ。それならずいぶん話は簡単だな。

白井 とりあえず「復活賞」は藤本美貴ね。それから「2009年の活躍に期待するで賞」、賞のネーミングはアレだけど、これが後藤真希。ここまでは確定でいいよね。

長 三賞、MVP候補としてはトゥーランドットの安倍なつみ、本気でオンリーユーの松浦亜弥。復活賞の藤本美貴もこちらでも候補かな。

白井 高評価・長丁場のツアー2本をこなし、シンデレラでも活躍したモーニング娘。その中でも特に愛ガキは候補に入るでしょう。

黒田 MVPと三賞で受賞者は4人、候補者は5人。あぶれるな。

長 まずMVPはトゥーランドットにツアー2本、微風を含むアルバムをリリースした安倍なつみ。

黒田 本気でオンリーユーもHAKANAも見てないんじゃ、しょうがないよね。客観性のかけらも感じないけれど。

白井 まあでもむちゃくちゃという気もしないけど。安倍なつみはいい作品を残した一年だったんじゃないの。

長 次、三賞。

白井 高橋愛、新垣里沙、松浦亜弥、藤本美貴の4人で殊勲、敢闘、技能か。難しいな。

長 あ、高橋愛は外していいから。

黒田 なんでよ?

長 まあとにかく高橋愛は外して三賞を考えてよ。

黒田 じゃあ、殊勲藤本美貴、敢闘新垣里沙、技能松浦亜弥、かな。

白井 何となく座りは良さそうだな。

長 よし、それで決定。MVP安倍なつみ、殊勲賞藤本美貴、敢闘賞新垣里沙、技能賞松浦亜弥、ってことで。

白井 さあ、終わった。飲みに行くべ。

黒田 いや、俺は帰って寝る。

白井 つきあい悪いね。

長 ちょっとまっったぁあ。

黒田 何だよ。

長 審査委員長特別賞の発表がまだなのだ。

白井 は?

長 審査委員長特別賞は高橋愛。

黒田 何?その賞は。

長 オレが一人で贈る賞。これで愛ちゃん独占。

黒田 ばっかじゃねえの?

MVP安倍なつみ
殊勲賞藤本美貴
敢闘賞新垣里沙
技能賞松浦亜弥
復活賞藤本美貴
2009年の活躍に期待賞後藤真希
審査委員長特別賞高橋愛

■ ハロプロ大賞2008 名言・迷言

  • 「じゃ、結婚しないんじゃないですか」 高橋愛
  • 「あたし写真とんのあんま好きじゃないんだよね・・・」 高橋愛
  • 「妄想だけだったら(服を)ビリビリにしようが殴ろうがかまいませんよ。どうぞご自由に」 松浦亜弥
  • 「くさい台詞を言うのはこれまでは梨華ちゃんに任せてきたんですけどね」 藤本美貴
  • 「みんななっちのこと大好きだねえ!」 安倍なつみ

「素っ気なく、華がない」高橋愛、「洒脱な」松浦亜弥、「皮肉な甘えん坊」藤本美貴、「自分大好き」安倍なつみ。

■ ハロプロ大賞2008 歌唱・パフォーマンス2

  • 無色透明なままで 高橋愛 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  • 恋ING 高橋愛 Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ避暑地でデートいたしまSHOW
  • 愛しているから 高橋愛、新垣里沙 シンデレラ The ミュージカル
  • 記憶の迷路 High King Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ避暑地でデートいたしまSHOW
  • Mr.Moonlight モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008春シングル大全集
  • パープルウィンド モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  • どうにもとまらない モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive

黒田 なに?このリストは。

長 さっきのリストから高橋愛がらみのものを抜き出したもの。こうしてみると高橋愛のパフォーマンスの幅が改めて分かる。

黒田 わざわざ(苦笑)。

長 「恋ING」はものすごくナイーブな歌唱で、見ていてはらはらするぐらい。緊張しているのかなあ、とも見えるんだけれど、同じライブの「記憶の迷路」を見ると実に堂々と歌っている。またこの二曲ともとても澄んだ声で歌っているんだけれど、「Mr.Moonlight」ではドスのきいた声で歌う。表情も清楚に見えるのもあれば、挑発的な視線を投げかける曲もあったりと、まあ多彩なわけです。

黒田 で、エロ親父的にはどれがNo.1なのさ?

長 エロ親父いうな。まあそっち系で一番は「どうにもとまらない」だな。これはもう表情から、仕草全体から、発声からすべて挑発的な感じで、これぞ芸術的エロって奴です。

白井 この曲って娘。全員で歌っているんだよね。他のメンバーはどうなの?

長 この曲をやるライブは全部で6公演行きましたが、愛ちゃん以外は一瞬たりとも、全く見てません!

黒田 ひどいね。威張って言い切られても、どないよ、としか言えんわ。

白井 でも部門内一位は「無色透明なままで」なのね。

長 月並みな表現で何だけれどガラス細工のような繊細な精神を、何の媒介もなくそのままぶつけてこられたような、そんな歌唱。清楚そのものの表情・雰囲気、透明感溢れる歌声、「このまま時間よ、止まれ!」って気分だった。純粋、純真、清楚、すべて高橋愛のためにある言葉!もう愛ちゃんは女神!

白井 「なっち天使」に「愛ちゃん女神」か(苦笑)。

黒田 はいはい、次いこ、次!

■ ハロプロ大賞2008 歌唱・パフォーマンス1

  1. 無色透明なままで 高橋愛 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  2. 空LIFE GOES ON 安倍なつみ 安倍なつみコンサートツアー2008秋Angelic
  3. だって生きてかなくちゃ 安倍なつみ 安倍なつみBirthday Special Concert
  4. 甘すぎた果実(メドレー) 安倍なつみ 安倍なつみコンサートツアー2008秋Angelic
  5. どうにもとまらない モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  6. FACE 安倍なつみ 安倍なつみBirthday Special Concert
  7. 月の人 安倍なつみ トゥーランドット梅田芸術劇場
  8. 愛しているから 高橋愛、新垣里沙 シンデレラ The ミュージカル
  9. 記憶の迷路 High King Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ避暑地でデートいたしまSHOW
  10. 恋ING 高橋愛 Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ避暑地でデートいたしまSHOW
  11. Mr.Moonlight モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008春シングル大全集
  12. 遠い恋人 藤本美貴 藤本美貴アコースティックライブ2008 岡山昼
  13. パープルウィンド モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  14. 初めて唇を重ねた夜 松浦亜弥 松浦亜弥コンサートツアー2008春AYA the Witch
  15. Ya Ya〜あの時代を忘れない 松浦亜弥 松浦亜弥Special Live at STB 初回

黒田 とりあえず上位は安倍なつみばっかだな。どこまでなっち好きなんだっていう。

長 なっちきゃわ、なっち天使!

黒田 きゃわとか天使とか、そんなのはここではいらんから。

長 これでも一応絞ったんだよ、同一ツアーからの選曲が集中しないように。Angelicの「・・・ひとりぼっち・・・」とか、Birthday Special Liveの「たからもの」とか断腸の思いで削ったんだから。

白井 Angelicコンの特徴であるブラスの音色の華やかさを生かした曲じゃなくて、あえて「空」を持ってくるのね。

長 「空」は久々だからねえ。生演奏での「空」は念願だったから。外せない。アレンジも期待を裏切らない仕上がりとなっていたし、安倍さんの歌唱もスケール感があってとても良かった。

白井 次がアコースティック編成のBirthday Special Liveでの「だって生きてかなくちゃ」。アコ編成なら「たからもの」とかだと思うし、「だて生き」ならAngelicのほうを選ぶかと思った。

長 そこをあえてアコの「だて生き」なのよ。これはもう都留さんのヴァイオリンにかかっている。凄く激しくて情熱的な感じの演奏で、これがアップテンポな曲に良く合うの。間奏の部分のソロ演奏とか、結構泣ける。去年のライブのヴァイオリン弥生ちゃん(藤田弥生)なら、「たからもの」とかそっちを推したと思うんだけれどもね。演奏者によって個性が出て、面白い。

白井 Angelicからはもう一曲「甘すぎた果実」。これってメドレーの一部だよね。

長 サックスががんがん響く曲を一曲ってことで「だて生き」、「ストレス」、「スクリーン」とかと迷ったけれど、バンマスの和田さんが「『CDで聴く最高のなっちの一瞬』とも言える『気がつけば...、好きで、好きで、好きで。Crazy for you.』」と評した一節を含んだこの曲を推さないわけにはいかなかった。まあこのメドレー全体がバンドメンバー全員がノリノリでとても賑やかで楽しいね。

白井 Birthday Special Liveからはもう一曲「Face」。

長 これはまあ選曲が反則だわな。オーディション以来の披露となるとね。こういう90年代バリバリの非ハロプロ曲を歌いこなす安倍なつみというのも結構貴重。

白井 そして「トゥーランドット」からは「月の光」。

長 安倍さんのソロ曲が二曲合ったんだけれども、こっちのほうがシーン的にも曲的にも強烈だったかな。歌唱だけ聴くと声が震えているんだけれども、もちろんそれはそういう歌い方をすべきシーン、演技と歌唱が見事に融合している。他の主要出演者は演技が出来る人は歌えない、歌える人は演技が出来ない感じだったので、安倍なつみの存在感が良く発揮された。

白井 ミュージカルからは高橋愛・新垣里沙のデュエットが入っているね。これはどの部分?

長 王子とシンデレラが再会して、愛を確かめるシーン。

黒田 そのシーンの歌って凄く短くなかったっけ?

長 そう。凄く短い。その短い時間に再会を戸惑い、喜び、感極まってシンデレラが涙を流すの。短い歌の中でシンデレラの高橋愛がぼろぼろ涙を流し出すわけですよ。凄すぎる。女優です。

黒田 あの、ここは「歌手」を評する部門なんですけど。

長 愛ガキつながりで「パープルウィンド」。「シンデレラ」の愛ガキとは一転、とてもかっこいい愛ガキ。

黒田 この曲は78期もいるんだけどな。

長 藤本美貴のはいろいろ迷ったんだけれど、やっぱりこの曲が好きなんだな。アコースティック編成のシンプルなバンドの演奏の中、奇を衒わずさっぱりと歌いきる。「置き手紙」のほうは必ずしもミキティのための曲という気がしないんだけれども、こっちはミキティのために作られた曲って感じがして、いい。

黒田 松浦亜弥「初めて唇を重ねた夜」。あんたこの曲好きだねえ。

長 好き好き、大好き。2006年の「Naked Songs」で初めて聞いて惚れ込んで、その後2006年秋コンサートDVDで見て、2007年コンサートで生で聞けることを楽しみにしていたら、セットリストに入っていなかった。で、今年ようやく念願が叶ったというわけ。後もう一点、この曲にはお話があって、今年の夏ハロ「避暑地でデート」では℃-uteの鈴木愛理、モーニング娘。のリンリンとあと誰か一人の3人でこの曲を歌っていて、この歌唱はこの部門のいわば番外編なのだけれど、これを聴いて初めて「ああ、鈴木愛理って歌うまいな」と思ったの。それまでは正直苦手でねえ。キッズの子の中では夏焼雅の声が一番好きで、鈴木愛理の「喉を頑張ってはってます」系の声は好きじゃなかった。でもこれを聞いて、ああ、本当にこの子はきちんと歌えるんだな、と。

黒田 そっち系のファンからしたら、本当に今更だろうな。というかキッズって。

長 で、本家をってことで「AYA The Witch」のDVDを見返したら、ああ、やっぱりこっちが「本家」だな、と。

黒田 その割には順位はいまいちだねえ。

長 いまいちって、この部門、いったい何曲の中から選んでいると思っているんだ。数える気もしない曲数があるんだよ。ただ正直言うと「Naked Songs」の時のを越えられていないんだな。「Naked Songs」の時の特にアレンジが良すぎて、それと比較してしまう。

白井 「AYA The Witch」のほうはオリジナル(初アルバム「ファーストKISS」収録)に近いアレンジなんだな。「Naked Songs」はファンの中でも好きずきがあるみたいだし、そっちバージョンはあまり聞けないかもね。

長 STBライブの「Ya Ya〜あの時代を忘れない〜」。これは福ちゃん(福長雅夫)のコーラスが良く効いていた。ただそのときのMCであややが「自分の声はキンキン声だから(男性のコーラスと合う)」みたいなことをいっていたんだけれど、あややの声って「キンキン声」かなあ。あまりそういう風に思ったことがなかった。何にせよ、STBライブ自体はいろいろ微妙だったけれど、この曲は聴けて良かった。

長 で、ここまで来て、改めてよく見るとまだ一位について語っていないわけだ。

黒田 改めても何も、あからさまだけどな。

2008年12月30日

■ この謎を、解けぇ

NHKドラマ「Q.E.D.証明終了」の番宣を見ていたら、あまりに愛ちゃんが可愛かったので、頭がとろけました。しっかり17歳に見えるし。

正直それほど期待していなかったドラマだったけれど、やっぱりいいねえ。テレビドラマ万歳!

Q.E.D.証明終了、1月8日、スタート!

■ ハロプロ大賞2008 ライブ2

再掲

  1. 安倍なつみBirthday Special Live 中野サンプラザ 8月10日夜(他昼公演)
  2. モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive 名古屋市公会堂 10月13日夜(他昼公演、大阪4公演)
  3. 安倍なつみコンサートツアー2008秋Angelic 大阪厚生年金芸術ホール 10月25日夜(他昼公演、名古屋2公演、横浜2公演、中野2公演)
  4. 安倍なつみ・保田圭スペシャルサマーディナーショー 大阪リーガロイヤル 8月25日
  5. 藤本美貴アコースティックライブ 京都都雅都雅 8月22日夜(他昼公演、西川口1公演、岡山1公演)
  6. モーニング娘。コンサートツアー2008春シングル大全集 大阪厚生年金大ホール 5月6日夜(他昼公演)
  7. 安倍なつみSpecial Live 2008夏〜Acoustic なっち〜 Zepp Sendai  7月26日(他東京2公演)
  8. ハロプロコンサート2008 Winter かしましエルダークラブ 大阪厚生年金大ホール 1月19日夜(他昼公演)
  9. 松浦亜弥コンサートツアー2008春Ayaya The Witch 大阪厚生年金大ホール 5月31日夜(他昼公演)
  10. 藤本美貴置き手紙発売イベント マイカル茨木 6月28日
  11. 松浦亜弥スペシャルライブ2008 at STB 六本木STB 10月20日

Worst

  • 安倍なつみコンサートツアー2008夏アコースティックなっち SHIBUYA-AX 7月4日夜

白井 ちょっと落ち着いたかな。ではライブ部門の続きを。

長 ミキティの復活ライブ、まあその前にディナーショーをやっていたみたいだけれど、「一般ファン」の入れる有料ライブということでは初だったのかな。

黒田 といってもたぶん客はファンクラブ会員ばっかりだったと思うけどね。

長 そうでもないんじゃない?少なくとも私は違うぞ。

白井 販促イベントは数多くこなしていたとはいえ、有料ライブはまた格別のものがあるのかな、ちょっと微妙に緊張感が伝わってきて、いろいろ新鮮だった。MCとか安倍さんと比べて、こなれてないなあ、という感じ。それがまた初々しい感じで良かった。

黒田 初々しい美貴帝なんて(笑)。

長 このライブの一番の衝撃は客のマナー。ライブハウスでの開催なのにわざわざいすをもうけている、という趣旨を読んで全員着席しての鑑賞。同じ環境のアコなちでは何故か全員が立ち上がる(苦笑)。歌を妨げるような変な声援もないし、きちんとしているなあ、と感じたよ。

黒田 さるサイトさんのレポートとか読むと、保田圭・矢口真里のライブなんかはもっと上らしい。

長 なっちコンは相当下の方なんだ(笑)。まあ、動員力と鑑賞マナーとは反比例するところがあるからなあ。その中では松浦亜弥のライブは動員力がある割にはマナーはいいほうだよね。

白井 次はモーニング娘。の春ツアー。「シングル大全集」。

長 コンサート行ったのが結構前で、DVDも発売済みなもので、結構記憶がDVDによって上書きされてしまっているような。

白井 5,6期メンが各々ソロで歌う部分が一番印象的だったかな。さゆ(道重さゆみ)の「ふるさと」はちょっと選曲に無理があったといえなくもないけれども、まああえてチャレンジさせたということで、いろいろ面白かった。

長 安倍なつみSpecial Live 2008夏「アコなち」、大阪がいけず、東京SHIBUYA-AXがまああれな状態で、ようやくまともに見られた今年のアコなちがラストの仙台。

黒田 Birthday Special Liveとは別ツアー扱いなんだ。

白井 バンド編成も違うしね。といってもBirthday Special Liveからの引き算なんだけれど。

長 ぶっちゃけ、仙台観光の記憶しかねえや。それほど会場が小さいことをありがたがらないんで、Birthday Special Liveの中野サンプラザ公演のほうがバンド編成が厚い分いいや、というところはあるな。

黒田 去年のアコなちでも同じことを言っていたね。特別公演の東京厚生年金会館ホールのが一番良かったって。

長 ライブハウスというのがそもそもスタッフの質も含めてあまり好きじゃないというのもある。

黒田 正月の「ハロコン」エルダークラブ。昨年は偉く感動していた割に今年はそれほど高い評価じゃないね。

長 印象が昨年の焼き直しに近いんだよな。曲目的には去年のほうが好きな曲が多かったし。ただ今年の大阪公演の開催日はエルダー初参加の梨華ちゃん(石川梨華)の誕生日で、それはちょっとよかった。

白井 次、あややのコンサートがこの順位なの?

長 この順位っていったって、もともとよほど行きたいライブにしか行かないんで、ここで下位だから駄目ってことじゃないんだよ。ただまあ、こちらも昨年のあややコンとの印象の違いがいまいち鮮明じゃないというか。焼き直しとまではいわないけれど。

黒田 今年のはコーラスをわざわざ二人付けたけれど、それがむしろ邪魔だとか、アレンジに冒険がなくてつまんないとか、あややの表情に覇気がなかったとかいいたいこといってたね。

長 前二つはともかく、あややの表情は本当だよ。その一週間後に行われた中野サンプラザ公演がDVDに収録されているんだけど、こちらでも同じ印象だった。体調悪かったんじゃないの?なんかラジオでそんなことを言っていたとかいうのをどこかで見た気がする。

黒田 何という曖昧で無責任な情報。

白井 その次、ミキティの無料イベント。

長 生ミキティを見るのも久々でね。2006年のリボンの騎士以来。「遠い恋人」も生で聴けたし、「アイドル時代」のソロ曲も聴けたし、「一般人」の反応も生で見られたし、それも皆好意的な感じだったし、無料といっても中々楽しかった。

白井 そしてラストがあややSTBライブか。

長 あややバンドでおなじみパーカッションの福ちゃんこと福長雅夫がコーラスを担当していて、これが実に良かった。わざわざコーラス選任を呼ばなくてもいいんじゃないの?というぐらいに。

黒田 それでなんでこの順位?

長 順位がいまいちなのは、STBという場所が私はあまりいいとは思わなかった、ということ。座席による差が大きすぎる。私はホールでは最上階最後列を何回も経験していて、それはそれでいいと思っているぐらいなので、あまり座席の位置でどうこうはいいたくはないんだけどね。STBの一階最後列はステージが見えない、音響も悪い、で全然楽しめなかった。FCではない一般客が買えるのはそういうチケットしかないんだから、そっちサイドの人間としてはSTBはもう行きたくない会場の一つだな。

黒田 その話の続きがWorstライブ、という訳ね。

長 そうそう。SHIBUYA-AXね。改めていうけれど、ここの2階席ファミリー席は2階最前を押さえられる自信がない限り、買っちゃ駄目。会場の造りが構造的に駄目だし、会場スタッフも駄目。前にまだ人が座っていない状態でもステージの半分が見えないんだよ?前に人が座りだしたら、もう完全に人の頭しか見えない。ファミリー席どうこう以前にここが会場のライブには今後絶対行かない。

白井 愛ちゃん(高橋愛)の初ソロライブがここで開催されても?

長 一般席のチケットを取って、行く。

■ ハロプロ大賞2008 休憩中

白井 某ファンサイトの掲示板でハロメンの水着の是非について話題になっていたんだけれども、どう?

長 休憩時間にふさわしくエロ話ね、いいねえ。

白井 別にエロ話をしたいんじゃないんだって。そういうグラビア系仕事を娘。メンバーなどがすることをどう評するか、という話。

黒田 基本的にどうでもいいけど、白井さんはどう思うのさ。

白井 私?私は「露出が多ければ多いほど嬉しいというほど親父でもないし、露出を許せないなどというほど若くもない」と答えることにしている。ヌードになるとかそういうことになるとまたちょっと違うけどさ、本人たちのほうでもどこか思い切らなければならないところがあるだろうし。体のラインを見せるというのは美的表現としてごくありきたりに存在するわけであって、「劣情を刺激する」とか「はしたない」とかそんな言葉で断罪されるようなものじゃないわけで、って本当に今更だな。

黒田 でもそういうので劣情を刺激されまくっている親父が隣にいるとまあアレだな。

長 失礼な。オレを発情期まっただ中みたいにいうな。だいたいオレはそっちでは愛ちゃんしか興味ないし。愛ちゃん、愛ちゃん。

黒田 どうする?この親父。

白井 そもそもエロティシズムというのは芸術的価値を構成する重要な要素であるわけで、表現者としてのハロメンがそれを表現することを一概に否定する、下に見るなんて全くナンセンス。それをいうならライブだって、露出の多寡にかかわらず、衣装、踊り、歌、各々でエロティシズムを少なからず表現しているわけです。そしてそれは男性歌手だって同じことですよ。エロティシズム一般に女性蔑視的な意味合いもない。もちろん表現の仕方によって、いろいろマイナスの意味を持つことは個別具体的なレベルではいくらでもあるのはいうまでもないけれどね。

黒田 じゃ、具体的にどういう表現なら良くて、どういう表現なら駄目なのよ?

白井 具体的にといったって、ここには具体的な作品が目の前にある訳じゃないんで、あまり具体的にはならないんだけど。表現している人、表現されているもの双方に主体性が保持されているかどうか、かな。

黒田 むちゃくちゃ抽象的なんですけど。

白井 表現している人、つまりモデル自身が自分が何を表現しているかを理解していること、そこに何らかの積極的な意志を持っていること。そういう意味では10代前半のある種の水着写真集なんてものは私は嫌い。見る側がどう見るかなんてそれこそ千差万別なんで、そんなことをいちいち具体的にモデルが想像できていなくてもいいけれども、多少抽象的であっても「エロティシズム」の表現というものに積極的なものを見いだせない段階でそういうのをあからさまに表現させるのは好きじゃない。5年後10年後に見返して、そのとき自分が表現したと思っていたものと大きくズレを感じるようなものでなければ水着写真であってもいいんだけれどもね。またいくらモデルが積極的にやっていても、例えばレイプシーンを想起させるようなものも嫌い。そこで表現されているものの主体性を奪い取っている、そういう表現物は評価できない。エロはあくまでポジティブに!、これ基本。

黒田 最後の一文だけ良く理解できました。

長 ポジティブなエロ表現ということでいえば、「バラエティDVD」部門アロハロ3の私の愛ちゃん語りを見てもらえれば、それこそ具体的に・・・、って何故か消されてる!なんでだああ!オレの愛ちゃんへの愛に溢れた語りを消しやがって!責任者、出てこい!

■ ハロプロ大賞2008 ライブ1

  1. 安倍なつみBirthday Special Live 中野サンプラザ 8月10日夜(他昼公演)
  2. モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive 名古屋市公会堂 10月13日夜(他昼公演、大阪4公演)
  3. 安倍なつみコンサートツアー2008秋Angelic 大阪厚生年金芸術ホール 10月25日夜(他昼公演、名古屋2公演、横浜2公演、中野2公演)
  4. 安倍なつみ・保田圭スペシャルサマーディナーショー 大阪リーガロイヤル 8月25日
  5. 藤本美貴アコースティックライブ 京都都雅都雅 8月22日夜(他昼公演、西川口1公演、岡山1公演)
  6. モーニング娘。コンサートツアー2008春シングル大全集 大阪厚生年金大ホール 5月6日夜(他昼公演)
  7. 安倍なつみSpecial Live 2008夏〜Acoustic なっち〜 Zepp Sendai  7月26日(他東京2公演)
  8. ハロプロコンサート2008 Winter かしましエルダークラブ 大阪厚生年金大ホール 1月19日夜(他昼公演)
  9. 松浦亜弥コンサートツアー2008春Ayaya The Witch 大阪厚生年金大ホール 5月31日夜(他昼公演)
  10. 藤本美貴置き手紙発売イベント マイカル茨木 6月28日
  11. 松浦亜弥スペシャルライブ2008 at STB 六本木STB 10月20日

Worst

  • 安倍なつみコンサートツアー2008夏アコースティックなっち SHIBUYA-AX 7月4日夜

白井 ミュージカル・舞台を除いた「現場」参加公演数33だと。昨年が20公演だから、まあずいぶんと増えました。

長 同一ツアーで複数会場とか行くのが常態化していて、各々個別に順位付けとかやってられないので、同一ツアーからは代表公演を一つ選んで順位付けをしています。

黒田 安倍なつみ関連が上位独占って、客観性のかけらも感じられない順位付けだな。

長 安倍なつみBirthday Special Live。誕生日にコンサートやられて、またそこに中澤裕子が来られてはこれを一位にしないわけにはいかない。通常のアコなちメンバーにヴァイオリン・ウッドベースが加わって、音に厚み・彩りも加わっているし。特に今回のヴァイオリンの都留さんの激しい感じの演奏がアップテンポな曲にものすごくはまってこれが泣ける。アコなちではアップテンポな曲は苦戦気味だったけれど、この公演はいける。

白井 裕ちゃんとなっちの絡みも堪えられない感じだったしねえ。ファンの仕掛けた白サイリウムでのお祝いも見事にはまっていたし、なっちファンにとってはこれ以上の公演はないでしょう。

黒田 ただダブルアンコールで一曲プラスして披露するとか、そういうサービスがなかったことに否定的に見る人もいたね。

長 松浦亜弥の誕生日公演はどうだったの?

白井 ラスト姫路公演は一曲増やしたと思うけれど、誕生日公演は増やしていないんじゃないかな。

黒田 でもこの公演は誕生日公演にしてラスト公演だからね。もう一押しという声があるのも理解は出来る。

白井 同じチケット代金払っているのに特定の公演だけサービスをしすぎるのもいかがか、という考え方もあるし、実際中澤さん登場などで公演時間も長くなったし、一概に一曲増やすべきだったとかはいえないな。

長 お得な部分をさらいたい連中が文句言っているだけじゃないの?

黒田 2位にはモーニング娘。秋コンサートが食い込んでいる。しかもラスト大阪じゃなくて、名古屋公演とか。

長 まああまりこういうのは言いたくないんだけれど、座席がね。かなりお得な場所だったので、まあいろいろ見えたし。

黒田 いろいろ、ね。

白井 ハロモニ。終了とか、シングル・アルバムがどうとかあまりいい空気じゃない中で、迫力あるステージパフォーマンスを披露してくれて、いろいろたまっていたものをはき出せたファンも多かったツアーだったかな。大阪公演の時も紅白落選という報を受けてのライブだったけれど、変わらず迫力のあるステージを見せてくれたし、ぐだぐだ脳内で文句ばっかり言っている連中も何でもいいから見に来い!って感じのライブだった。

長 愛ちゃんファン目線では、清楚で透明感溢れる愛ちゃんと、ちょいエロの入ったド迫力の愛ちゃんを同時に見られたし、最高だったな。

白井 結局この親父はエロなのね。

黒田 娘。は確かによかったけれど、観客は駄目駄目だった。ゴミは巻き散らかすし、ボードを高く掲げたり、周囲構わずジャンプしまくったり、ファミリー席なのにメンバーのレスを求めて身を乗り出して手を振り回したり。なっちコンでも大概なのに、娘。コンは音楽を聴く空間ではないね。

白井 ライブっていろいろあるんだから、ハロプロ関連にかかわらず、わっと騒ぎに行くってのも別に否定することでもないと思うけど。まあゴミは論外だけど。

黒田 そこは譲るにしても、だったら騒ぐのは下界(一階席)だけにしてくれるかな。ファミリー席はじっくり鑑賞させてくれよ。

長 なっちAngelicツアーは安倍なつみの声が後半日程から安定してきたということで、大阪公演をチョイス。

白井 Birthday Liveのヴァイオリンがこちらではサックスに変わったという感じ。それ以外にもドラムが加わったり、ウッドベースがベースになったり、バンマスもかわり、バックの音が大きく変化。

長 「だって生きてかなくちゃ」とか同じ曲でもまたずいぶん雰囲気が変わって、面白い。やっぱりサックスとヴァイオリンの違いが一番大きいかな。こうなってくると安倍なつみがどうという話でもなくなってきてね。バンド全体の作り出す音を楽しむ、という。

黒田 「だて生き」は「盛り上がる」曲だからのりまくって声援が凄い。まあそれはいいんだけれど、バックの音まできちんと聞いているのかなあ、と心配になる。

長 今年の安倍なつみは夏ヴァイオリン、秋ブラスをバンドに入れたわけだけれども、似たパターンを2006年の松浦亜弥がやっていたね。フル生演奏ではなかったけれど、春にストリングス、秋ブラスをフィーチャリングしたライブをやっていて、これが結構良かった。特にあややの声、曲はブラスが良くあっていた。またあややコンにもブラスを入れて欲しいなあ。

白井 なちケメのディナーショーはBirthday Liveに近いバンド編成。ウッドベースだけがいなかったのかな。娘。の初期曲を歌ったりしたんだけれど、これにもヴァイオリンが良く合うんだよねえ。

黒田 なちケメで歌っているのを聞くと、「あ、保田圭、歌うまい」って思うんだよな。これは残念ながらというべきか、歴然としている。

白井 まあ安倍さんも「もっと自分自身、歌に磨きを掛けていかないとヤバイなと思いました」とか言っているわけで、まだまだ今後に期待、というところかな。

長 長くなってきたので、いったん休憩。

2008年12月29日

■ ハロプロ大賞2008 ミュージカル・舞台

  1. トゥーランドット 梅田芸術劇場 5月4日(他大阪1公演)
  2. ミュージカル The シンデレラシンデレラ The ミュージカル 新宿コマ劇場 8月11日
  3. かば2 池袋シアターグリーン 8月9日

白井 いよいよ現場部門。まずはミュージカル・舞台から。

長 今年見たのがこの3本。どれも良かったよ。

白井 トゥーランドットはねえ、長らく安倍なつみを見ていないような人が興奮気味に「えー、あれ安倍なつみぃ!歌うまーい!」とか言っているのを聞くとねえ、ちょっとたまらなかったね。東京公演ラストでは宮本亜門に賞賛のハグをされたみたいだし、結果的に来年の仕事にも繋がったし、とにかく良かった。

黒田 全然舞台を見た感想じゃねえな。

白井 安倍なつみソロの「月の人」なんて完全にミュージカル歌唱になっているし、実際良かったんだってさ。ストーリーも起伏があって、結構面白いし、アーメイの歌も聴けたし。

長 シンデレラはストーリーはまあ、シンデレラですね、ってかんじなんだけれど、舞台が華やかで輝いていたね。トゥーランドットが全体的に暗いトーンだったのとは対照的。主演高橋愛の可憐で優雅な演技も見られたし、王子役の新垣里沙の成長ぶりにも驚かされたし、愛ガキファンにはたまらない舞台だった。

黒田 その反面、それ以外のメンバーのファンからはごちゃごちゃ言われたりしたけどね。

長 そうなの?ごちゃごちゃ言っていた奴って本当に「ファン」なの?オレはそうは思わんねえ。

白井 まあまあ、いろいろな見方があるんだから、個人の感想にいちいち食ってかかってたらキリないよ。

長 メロン記念日主演の「かば2」は前作「かば」も見ていないのに突然見に行ってしまった。いかにも「小品」って感じでこれはこれで実に面白かった。マイナー系の良さというか。

白井 松浦亜弥「本気でオンリーユー」、藤本美貴「HAKANA」「グリース」を見ていないのが何とも、という感じにはなるな。

長 東京公演しかなかった「本気で」「HAKANA」はともかく、大阪公演があった「グリース」は見に行けたら良かったんだけれど、主演がジャニーズだったんでねえ。

黒田 あんたジャニーズ嫌いだったっけ?

長 いや、そういうことじゃなくて、チケットの入手性が悪くて。舞台で即時売り切れなんて。チケットショップをたまたま見たら「グリース」のチケットが売りに出されていて、値段見て「お、意外と安いじゃん」と思ってよく見たら一桁違っていた、とか。

■ 写真嫌い

愛ちゃんはあまり(写真を一緒に)撮ってくれません(汗)

「あたし写真とんのあんま好きじゃないんだよね・・・」えぇーー

今の衝撃発言聞きました!?

愛ちゃんアイドルですよね!?!?

えぇーー

愛ちゃん・・・

ポケモー小春メールより

愛ちゃん・・・。

■ ハロプロ大賞2008 LiveDVD

  1. 安倍なつみ Birthday Special Concert※
  2. 安倍なつみ Special Live 2007 Autumn Acoustic Nacchi※※
  3. モーニング娘。コンサートツアー2008春 シングル大全集※
  4. トゥーランドット※
  5. シンデレラ The ミュージカル※
  6. モーニング娘。コンサートツアー2007秋 〜ボン キュッ ボン キュッ!BOMB〜※※
  7. 松浦亜弥 コンサートツアー2007秋ダブルレインボウ※※
  8. 2008夏ハロープロジェクトワンダフルハーツ「避暑地でデートいたしまShow」
  9. 松浦亜弥 コンサートツアー2008春 Aya The Witch※
  10. Hello!Project 2008 Winter Live※

※は今年現場参加分、※※は昨年現場参加分

白井 この部門と次のライブ部門との関係が段々難しくなってきているね。2006年段階ではライブ現場にほとんど行っていなかったから、ライブDVD部門が主で良かったのだけれど、去年あたりから怪しくなってきて、今年は完全に現場が主になっている。

長 そうなのよ。ライブDVDはライブ本番とは発売時期がすれて、今年のライブ映像の何割かは来年発売だしね。ライブ本編で前年に既に評したものをDVD部門で翌年改めて、というのも締まらない話。

白井 今年現場に行ったものについてはライブの中身は次のライブ部門のほうで語ることにして、現場に行かなかったものと映像独自の事柄についてだけ簡単に触れるようにしよう。

長 とりあえず昨年分の「安倍なつみ Special Live 2007」。保田圭がゲストの回。もう圭ちゃん歌うますぎ。二人で歌った「Memory 青春の光」、「好きで×5」、最高。

白井 このライブは昨年の「ベストライブ」だったか。

長 モーニング娘。コンサートツアー2007秋コンサートは高橋愛ソロが「ぎゅっと抱きしめて」じゃなくて、「WASSUP?遠慮がテーマ」だったらねえ。

白井 ライブでは「WASSUP?」のほうを見たんだよね。これが何ともエロかっこいい雰囲気で良かったのに、途中からよくいえば王道、悪く言えばありがちな「ぎゅっと抱きしめて」に曲が変更になってしまった。そしてDVDはこっちバージョンを収録。結局「WASSUP?」は映像化されていない。確かにちょっと残念。

長 松浦亜弥2007秋コンサート。正直言うと2006秋コンサートのほうが好みかな。2006年のはDVDでしか見ていないけどね。

黒田 「2008夏ハロープロジェクトワンダフルハーツ」って、ワンダ公演なんて買ってんだ。

長 High King「記憶の迷路」なんてここでしか見られないからな。後は高橋愛ソロ「恋ING」もあったし。結構良かったよ。まあ現場にまで行こうとは思わないけれど。

黒田 それより順位が下の二つはどうなんだ。

長 「Hello!Project2008 Winter Live」は肝心のライブ場面で何回も見返したい、という曲があまりないのよね。2007年の焼き直しに近い、というか。

白井 特典としてBirthday Live映像が収められた松浦亜弥のが不当に低い気がするけれど。

長 あやや一推しの人はどう思っているのかは分からないんだけれど、私はこのときのゲストとその扱いが不満でねえ。はるな愛なんて単に流行りネタに乗っかっただけで、安直そのものじゃん。おまけに映像ではあややそっちのけで、「真打ち登場」とで言わんばかりの扱いだし。全体的に作りが安っぽいバラエティ番組のノリに見えちゃったのよね。はるな愛だって、芸能人としてのスタンス上仕方がないけれど、あややの誕生日に思いを寄せるよりも、自分がウケに来た、って感じにしか見えない。安倍なつみの時の中澤裕子を見ているから、余計にね。

黒田 珍しくまじめに語ったな。

■ ハロプロ大賞2008 PV

  1. リゾナントブルー(Another ver.) モーニング娘。
  2. リゾナントブルー(Night Scene ver.) モーニング娘。
  3. スクリーン 安倍なつみ
  4. 16歳の恋なんて 安倍なつみ&矢島舞美(℃-ute)
  5. C/C(シンデレラ/コンプレックス) High King
  6. リゾナントブルー モーニング娘。
  7. ペッパー警部 モーニング娘。
  8. 置き手紙 藤本美貴
  9. リゾナントブルー(Lesson Studio ver.) モーニング娘。

黒田 一見本数がありそうに見えるけれど、「リゾナントブルー」ばっかじゃないか。

白井 それよりなにより松浦亜弥がいないね。

長 あややのは何となく買わなかった。

白井 「リゾナントブルー」ではダンス映像とドラマ仕立ての映像とをミックスしたAnother ver.がトップ。次がドラマ仕立て映像だけで構成されたNight Scene ver.と。

長 単にスタジオで歌っているだけじゃ貧乏くさくてね。その点では「スクリーン」とか「16歳の恋なんて」もきちんと手抜きせずに作りましたって感じがするんだよね。

黒田 ペッパー警部の間奏部分でメンバーが脚を振り上げる場面を食い入るように見ていたくせに、ずいぶん冷たいんだな。

長 婦警姿の映像ぐらい入れろよ、と。

黒田 マニアか!

■ ハロプロ大賞2008 シングル

  1. リゾナントブルー初回限定A モーニング娘。
  2. 置き手紙 藤本美貴
  3. C/C(シンデレラコンプレックス) High King
  4. スクリーン 安倍なつみ
  5. ペッパー警部初回限定A モーニング娘。
  6. カリスマ・綺麗 メロン記念日
  7. 16歳の恋なんて 安倍なつみ&矢島舞美(℃-ute)
  8. きずな 松浦亜弥

長 同じ曲をバージョン違いでは重複して数えない、という原則で順位付け。この部門もここに出ているので全部ということになるね。

黒田 去年が同じ数え方で13作品だから、やはり激減だな。

長 モーニング娘。唯一のオリジナルシングル曲「リゾナントブルー」はPVのanother ver.をつけた初回限定A。PV部門はまだだけれど、このanother ver.はなかなかの良作。それも込みで一位。藤本美貴「置き手紙」、High King「C/C」、安倍なつみ「スクリーン」すべてカップリングも含めて良作。

黒田 あんた「スクリーン」カップリングの「さよならさえ言えぬまま」、むちゃくちゃけなしてたやん。

長 あれは歌詞が駄目だといっただけ。メロディは古くさいけれど、私は結構好みよ。

黒田 まあ安倍なつみのニューシングルをあまり下位におくわけにもいかんわな。

長 「ペッパー警部」も実はカップリングの「ロマンス」が結構いいんだよね。

黒田 ぎりぎりリアルで知っている年代だからな。

長 メロン記念日「カリスマ・綺麗」はアルバムからのカットというのがねえ。売る気まるでなし、というか、どういう意図でのシングルカットなのかがよく分からなかった。

白井 曲自体はカップリングも含めて悪くないんだけどねえ。

長 「16歳の恋なんて」。これもカップリングのほうが良作だったな。

黒田 最後は「きずな」か。worstシングル?

長 worstとは言いません。あややが頑張って歌っているし。ただカップリングもセルフカバーだし、この曲に関しては前のバージョンのほうが良かったし、でいまいち有り難みが。

黒田 ここも全体的に低調な部門だったな。

2008年12月28日

■ ハロプロ大賞2008 アルバム

ハロプロ大賞2008 アルバム
  1. 15色の似顔絵たち 安倍なつみ
  2. Kill Me Kiss Me Hangry & Angry
  3. Cover You モーニング娘。

長 この部門は対象作品がそもそもこの3作品しか存在しない。

黒田 またまたまたぁ。

長 いや、本当だよ。

白井 あなたが勝手にフィルタリングしているだけだけどね。

長 「15色の似顔絵たち」はベストアルバムだけど、未発表曲が3曲あって、ミニアルバム+ベストアルバム、みたいな感じ。しかもこの3曲がどれも好曲。

白井 納得。

長 「Kill Me Kiss Me」も好曲揃いだけれども、まとまりすぎかな。他のハロプロ曲と混ぜて聞くと凄く新鮮だし、飽きたりとかは全然しないんだけれど、一曲一曲の独立した感想とかを持ちづらい。あと入手性が悪いのも難点。結局iTSで買っちゃった。だからパッケージ全体としての感想を持てない。「Cover You」はメンバーの歌唱、特にガキさん(新垣里沙)の成長ぶりを楽しむという意味では良いアルバムだけれど、やはり曲が古すぎて、ちょっと感性がついて行きにくいところがある。

黒田 去年の7作品でも少なすぎるっていっていたのだから、まあ不作だわな。

白井 だから勝手にフィルタリングして対象作品を減らしているだけだって。

■ ハロプロ大賞2008 楽曲

  1. 微風 安倍なつみ 「15色の似顔絵たち」
  2. リゾナントブルー モーニング娘。
  3. 遠い恋人 藤本美貴 「置き手紙」
  4. 記憶の迷路 High King 「C/C」
  5. 鳴り止まないタンバリン 安倍なつみ 「15色の似顔絵たち」
  6. Angelia Hangry & Angry 「Kill Me Kiss Me」
  7. Kill Me Kiss Me Hangry & Angry 「Kill Me Kiss Me」
  8. 私の恋人なのに 安倍なつみ&矢島舞美 「16歳の恋なんて」

長 対象曲が前回の79曲から38曲に激減。ちょっと寂しい選考となったけれど、そこそこ粒はそろっていたかな。

白井 一位の「微風」。この曲はここ数年の「楽曲賞」の中でも良作だね。さわやかな中にも切なさを、悲しみの中にも希望を。そういう複雑な心理状況を楽曲・歌唱双方で見事に表現できている。安倍なつみの代表曲の一つとして大切に聞き込んでいきたい。

長 この曲があったので、今年ようやく全体の帳尻があった、という感じかな。

白井 ただラジオ音源を聴く限り、まだ生歌では歌い込みが足りない感じなんで、来年のライブでどんどんよくなっていくことを期待したい。

長 「リゾナントブルー」は昨年末の「みかん」が良作でありながら、題名と歌詞のミスマッチなどもあってあまり評価されなかったことのリベンジを果たさんと気合いの入った作品。ただその後が続かなかった。。。

黒田 「遠い恋人」、「記憶の迷路」とカップリング曲を持ってくるあたりがいかにも「らしい」ね。

長 どっちも表題曲に比べて作りがシンプルなだけに、歌い手の声が生きてくる。「遠い恋人」はミキティの素朴だけれども、ウェットで切ない歌い回し、「記憶の迷路」は愛ちゃんの透明感溢れる声が堪能できる。

黒田 「記憶の迷路」は高橋愛一人が歌っているんじゃないんだけどな。

白井 「鳴り止まないタンバリン」は「微風」と対照的な激しく、凝った感じの曲。こういう「ロックな」安倍なつみをもっと見たい、という声も大きいし、こちらも歌い継いでいってもらいたいね。

黒田 ま、絶対生では歌わないと思うけどね。

白井 なんで?

黒田 白々しい奴。

長 Hangry & Angryの二曲は「ハロプロ」らしからぬ曲でちょっと新鮮。さっぱりしているのにノリがいい。つんく♂のこってり風味とはひと味違う。安倍なつみ&矢島舞美「私の恋人なのに」は表題曲よりも断然こっちがよかったのに、アップテンポ大スッキなハロプロファンの投票傾向のおかげでカップリングにされてしまった。

白井 あなただって投票しなかったんだから、偉そうなことはいえないな。

2008年12月27日

■ ハロプロ大賞2008 バラエティDVD

  1. 安倍なつみDVDマガジンVol.9 はにわっち
  2. Mornig Days vol.2 高橋愛・新垣里沙・田中れいな
  3. 安倍なつみDVDマガジンVol.11 食品サンプル作り
  4. モーニング娘。アロハロDVD3
  5. Nacchural 安倍なつみ
  6. モーニング娘。DVDマガジンVol.19 カレンダー撮影・インタビュー

Worst

  • 松浦亜弥DVDマガジン うらない

長 この部門ではなっちのバラエティ対応力がよく出ているかな。「コメディエンヌ」「バラドル」としていくならそれはそれなりにいけそう、という。まあ本人もファンもそれを望んでいないようなので、別にいいけれど。埴輪を作っていても、食品サンプルを作っていても、魚釣りをしていても、真剣勝負、あれこれこだわりを持って取り組んでいる。しかも独特の感性で、何となくちょっとおかしい。共演者、視聴者へのサービスも怠らない。

黒田 2位の「Morning Days」ってなに?

長 FC限定販売のDVDらしい。娘。メンバーがぶらぶら街で飯食ったりするという緩い企画。

黒田 何でそんなものをFC会員でもないあんたが見ているのさ?

長 ちょっと見る機会があった、ということで。一応ネットで見た訳じゃないんで。アロハロ3とともにメンバーのゆるゆるで素な様子が見られて、ファン目線ではたまりません。

白井 去年の最優秀賞に引き続き「モーニング娘。アロハロDVD3」が4位。

黒田 なんだかんだいって「水着」でしょ?

長 もう愛ちゃんの胸元がねえ(以下、削除)。

白井 娘。DVDマガジンでVol.19が一番になるって、珍しいね。

長 愛ちゃんのインタビュー内容がよかったんでね。高橋愛の「表現者」としての将来設計みたいなのがかいま見られる。

黒田 長さんにしちゃまじめだな。

白井 で、Worstって何よ?こういうの、やめない?

黒田 いいんじゃない。駄目なものは駄目、とはっきりさせるのは悪くない。ただし否定的な内容は極力具体的に、表現物に対して行うこと。抽象論・妄想込みの批判はただの悪口にしか聞こえないから。

長 占い師がえらそうにくっちゃべっているのもくだらないし、肝心のあややがやる気ねえ、という感じで、まあ企画も何もかも駄目だね。去年のあややDVDマガジンもGAM DVDマガジンも大概だったし、何か構造的に駄目なんだろうな。

白井 全然具体的じゃないな。

長 あややの価値を左右するような部門じゃもともとないんで、まあいいっしょ。

■ ハロプロ大賞2008 写真集

  1. 高橋愛写真集「もうひとつの愛」
  2. 安倍なつみ写真集「End of Summer」
  3. 新垣里沙写真集「Happy Girl!」

長 2位なっちと3位ガキさんは実質同順ね。

白井 順位付けの基準は?

長 見返した回数かな。なっちのは水着の柄が微妙に「昭和」な感じのがあったりして、うーん、というかんじ。それになっちにはもともとあまりエロは求めてないし。ガキさんのは、、、。ガキさんにエロは求めてねえ。

黒田 あんたがそっち目線でしか写真集を見ていないだけじゃねえか。

白井 一応フォローしておくと愛ちゃんの写真集が特段にどうとかいう感じじゃないけどね。全体にあっさりしているから、邪心なく愛ちゃんのかわいさを堪能できるというか。

長 そうですよ!付録のメイキングDVDも含めて物足りないぐらいですよ!だから写真集本体より高い特別編集版DVDまで購入してしまったですよ!

白井 せっかくフォローしてやったのに。

2008年12月26日

■ ハロプロ大賞2008 全体総括・復活賞

長 恒例となりましたハロプロ大賞、今回は選考委員で部門別の順位付けを行った結果を見ながら、評論家の白井氏、黒田氏のお二人を交えてお話を進めていき、最後に白井氏、黒田氏とともに今年のメンバー別MVPほか各賞を選定していくという流れで行います。というわけで、白井さん、黒田さん、よろしく。

白井 今年は個人賞がメインという訳ね。

長 別にそういうわけでもないのですが、ま、話の都合上。

黒田 よくわからんね。単に部門別選考過程を書くのがめんどくさくなったってことじゃないのかい?

長 ま、その辺はどうとでも解釈してください。とりあえず手始めに、今年一年を一言で振り返るといかがでしたか?

白井 安倍なつみ「トゥーランドット」、松浦亜弥「本気でOnly You」、モーニング娘。「シンデレラ」・アジアツアーなど大きな舞台が結構あったし、まずまずの一年だったのでは?

黒田 よくいうよ。新曲も全然出ない、アルバムも出ない、モーニング娘。は紅白落選、糞みたいな一年だったじゃねーか。

長 誰だよ、こんな口の悪い奴を呼んできたのは?

白井 あんたじゃないか。まあ話を前に進めようよ。

長 まずは昨年の反省から。「2008年の活躍に期待するで賞」の後藤真希、Avexに移籍してAvexの「ハロコン」a-nationに出演、新曲「hear me」を披露、ほかAvex制作の映画「レッドクリフ」試写会にも登場。

黒田 a-nationのライブDVDではずいぶんひどい扱いだったみたいじゃないか。

白井 まあダイジェストとしての収録だったからねえ。新曲の善し悪しとか判断するのが難しいくらい断片的なものだったようだ。でもラジオレギュラーも決まったし、着実に前に進んでいる。来年は楽しみだね。

長 じゃ、「2009年の活躍に期待するで賞」ということで。2年連続の受賞、おめでとう!

黒田 この賞ってめでたい賞なのか?

長 「2008年の活躍に期待したいで賞」の加護ちゃんはどう?

白井 全く意外なことに後藤さんよりも復活のペースは速かったね。テレビへの露出、ソロイベント、そして来年には新曲発売予定。

黒田 ファンが期待したものとは微妙にずれている感じだな。

白井 ファンの期待なんて勝手なものだよ。極端に変な方向に進んでいる訳じゃないんだから、前向きに見ていこうよ。

黒田 プライベート、スキャンダルの切り売りでテレビに出ておいて、「昔の仲間に申し訳ない」も何もあったもんじゃないけどね。あんな形でテレビ出たってモーニング娘。にとってはすこしもうれしくないっつうの。テレビに出るのが偉い、という浅はかな価値観にタレント自身が染まっているのは浅いなあ、としか思わんよ。「表現者」としての誇りがあるんだったら、どんな作品を残したかが大事でしょ。例えば俳優でも、今の糞みたいな民放ドラマ、ごちゃごちゃ出たところでしょうがないわけですよ、それならまともな映画か舞台作品に一本でも出ろ、とかさ、同じことですよ。まともなドラマファンで、誰それはテレビドラマによく出ているから映画俳優や舞台俳優より「上」だなんて恥ずかしいこという奴、いないよ?バラエティだって自分で笑いを作れるんなら素晴らしいけれど、単にプライベート切り売りしたり、いじられているだけじゃ、どうにもならん。で、今年の加護ちゃんの代表作品って「加護ちゃんねる」になるわけでしょ?別にあれを否定はしないけれど、モーニング娘。の諸作品と並べていいようなレベルのものじゃ全然ないよ。月とすっぽんなんてものじゃない、太陽と馬糞ぐらいの差だね。

白井 それは言い過ぎ。まあ、来年の活動を待とうじゃないか。新曲も出ることだし。

長 何故か前回名前が出なかったのが藤本美貴。華麗なる復活を遂げた。

黒田 何で名前が挙がらなかったのさ?

長 わからん。わすれた。まあ期待しなくても復活するに決まってる、とでも思っていたのかな。

白井 こちらは文句なく「復活賞」だね。さらにはMVPも期待できるだけの活躍。

長 まあそれは最後に。

■ 年間支出2008

年間支出のまとめ。

種別支出合計額のグラフ

楽曲(CD、配信)、PV(DVD)に費やした金額がかなり減少。ライブDVD代金も減っている。その一方でチケット代、交通費といった「現場」代が大幅増。

メンバー別支出合計額のグラフ

メンバー別では「原点回帰」かな。

■ アロハロ3と置き手紙

今年最後の購入品。

アロハロ3!モーニング娘。DVD

昨年のアロハロ2と比べて、ずいぶんと企画が緩くなっている。メイン企画、前回は各チームに分かれてのタイムトライアルだったのが、今回はチームごとにバラバラの体験をしているだけ。しかも前回はダイヤモンドヘッドに登るとか「過酷系」の体験もあったが、今回はメンバーの希望に添ったひたすら「楽しむ」企画。

見所は前半(一日目)のビーチフラッグ。亀ちゃんこと亀井絵里の運動神経。この娘ってこんなに運動神経よかったっけ?スポーツフェスティバルとかあまり見なかったので、知らなかった。名前といい(関係ない!)、見た目といい、そんなに俊敏そうでもないのに。メンバー予想でも皆が一位予想していたし、普段から運動神経いいみたいね。ダンスで人目を惹くようになってきているのも納得。

ビーチバレー。こちらは「村のキャプテン」こと久住小春だけがまとも。この娘だけはきちんと様になっている。

2日目企画では「波乗りツアー」でやはり久住小春が運動神経の良さを発揮。短時間できちんと波乗りが出来ていた。ジュンジュン、リンリンも結構早い。基本的に運動神経のいい娘たちなのね。

それ以外は買い物をぐだぐだしていたり、切った張っただけの「料理」をぐだぐだしていたり、というもうひたすら緩いだけの企画。メンバーを見ているだけで楽しい向きには楽しめるだろうけれど。

で、私は楽しめたのかって?ああ、楽しめましたよ。ここまで「緩い」愛ちゃんを見る機会もここのところあまりないもので。ガキさんにも「緩いねえ」と突っ込まれていたり。

例えばこんなシーンとか。

愛「てこ?てこ?」

さゆ「てこの原理?」

亀「てこ原理?」

愛「みたいな?違う?」

亀「そう!」

愛「錯覚?違うか」

亀「もういい、何でもいい。同時進行!」

愛「そうだ!」

シチュエーションはどうあれ、ゆるゆるです。

藤本美貴シングルV「置き手紙」

ミキティが歌っています。基本的にそれだけ。

2008年12月23日

■ ハムレット再び

予定は未定。

ということで先日立てた来年の支出計画に早くも大幅な修正が。

早い話、結局ハロプロコンサート横浜アリーナ公演エルダークラブ卒業式のチケット、引き替えてきた。はあ、これで4万円コースか。往復夜行バスを使えば1万円安くあがるけれど、さすがにそれは体力的にきつい。ハロプロ10年総決算、そして私にとってのハロプロラストということで、ここは特別予算を計上するか。なんかそんなこんなでずるずる行って、結局昨年並みとかなりそうな予感。

行こうか、やめようか、うだうだ考えつつ、今年のハロコンのDVDをつらつら見る。そういえばこれを通しで見たことがなかったことに気づく。ま、今回も所々早送りしましたけれども。

全体的には、もうアワードとか言って無理から賞を贈っていく形式が見てられん、という感じだし、仕方がないと思うけれど、完全に口パクだったりするし、がきんちょの学芸会にしか見えないパフォーマンスがあったり、かなり萎え萎えだったのだけれど、ラスト付近で中澤(裕子)さんと安倍(なつみ)さんが二人でしゃべっている場面があって、今年は11年目だねとか言うところで安倍さんが突然涙ぐむんだよね。「ずるいなあ」、と中澤さんとともに突っ込みつつ、その時点でハロコン参加決定。やられました。

しかし家から徒歩30分近くかかるローソンまでチケット引き取りに行ったら、会員番号が分からず、引き取れないとか。ウェブの予約詳細画面を印刷していけば十分だろうと思ってそれだけを持って行ったら、会員番号が記載されていなかった。ローソンチケットの会員番号って、向こうが勝手に送りつけてきた数字の羅列だからいちいち覚えていない。最悪。まあ私が呆けていたんだけれども、サイトの作りも悪い。引き替えの際のパスワードなんてご丁寧に画面に表示してくれるのに。そんなものは表示しなくていいから会員番号は表示するようにしておけよ、と。

その時点でいったんは、ああ、これは私に横浜まで行くなと天が命じているのだな、と解釈して、チケット引き替えるのをやめようかと思ったんだけれども、一度行く気になると、こんなことでやめてしまったら後々後悔しそうな気がしてきて。結局家に引き返して、会員番号を確認してチケットを引き替えに行きましたとさ。2時間近く歩き回る羽目になった。

とまあ、こういうしょうもない事情で結構苦労して入手したチケット、夜公演はバックステージ席だから、まあ座席は期待するまい、そのためにフロントから見られる昼公演のファミリー席を押さえたのだからな、と早速座席位置チェック。

あの〜、昼公演と夜公演、ほとんど位置が変わらないんですけれど。3,4メートル横にずれるだけ、とか。

バックステージ席とほとんど変わらない位置で一般ファミリー席を割り当てられたことを不幸と思うべきか、バックステージ席でありながら一般席とほとんど変わらない位置を割り当てられたことを幸運と思うべきか、それが問題だ。

2008年12月22日

■ 2009年支出予定

せっかく作ったので、有言実行ということで晒しておく。

2009年支出予定グラフ

目盛りの単位はあえて書かない(でも下のエントリと合わせればバレバレ)。

「推しメン」にお金を使えるうちが花、ということで、結構綺麗に「推し順」にお金を使ってこられている。来年はちょっとばかし愛ちゃん(高橋愛)強化年間としようかな、と。まあ安倍(なつみ)さんが来年はたぶん今年のように夏・秋に2ツアーを行うなんて無茶はしないような気がするので、その分支出を減らせるだろうという予測の下。バースデーコンを皮切りに秋ツアーになだれ込む、という流れを予想。宮本亜門演出三文オペラは大阪公演ですませようかな、と。

娘。春コンサートは愛ちゃん出身地の福井公演は是非に。前日の滋賀公演はちょっと悩む。ゴールデンウィーク中の大阪公演も行く方向で。秋は大阪とあと名古屋かどこか。関西、中部、中国地方あたりで。

だいたいそれぐらいでもう「現場」予算はいっぱいいっぱい。CD,DVDなどをつつがなく買えばそれでほぼおしまい。松浦亜弥、藤本美貴の「現場」予算がほとんどでないことになっちゃった。

■ 美貴帝と娘。

20日日曜日は美貴帝こと藤本美貴アコースティックライブ京都公演チケット発売日。午前10時より発売。

気合いを入れて、前日は23時台に就寝し、翌日に備える。

朝5時に目が覚める。いくら何でも早すぎ。また一寝入りする。

また目が覚める。ちょっとあわてて時計を見る。11時。

過ぎてんじゃーん。

ま、チケットは無事取れましたけれども。押さえたのは夜公演のみ。昼はモーニング娘。新曲発売イベントに期待。

大阪でイベントをやるのは本当に久々、(握手)イベントの実施自体にはそれほど好意的でもないけれど、やるなら東京集中ではなく、他でもやるべき、という私の思いからすると、セカンドベスト。おまけに大阪ならちょっとは当選しやすいかも、と思うとちょっと「当てに」行こうか、とも思う。イベントのためにCDをたくさん買う、というのは嫌いなんだけれども、「大阪開催」のほうに敬意を表して、ちょっと多め(といっても3,4枚だけどね)に買ってもいいか、と思っている。当たる当たらないはともかく、娘。のリベンジを祈念して。

■ ハムレット

行くべきか、行かざるべきか、それが問題。

2月1日「ハロプロコンサート」エルダークラブ「卒業式」横浜アリーナ公演のことだ。

先週土曜日、チケット発売日。10時ジャストにローソンチケットサイトにアクセス。夜公演のチケットをねらってみる。バックステージファミリー席しか空いていない。バックステージってどうよ?と思ったけれど、迷っている時間もないので、とりあえず予約する。夜公演がバックステージなら、昼公演にフロントステージ?から見なくては、と思い、昼公演のファミリー席も押さえてみる。

何故かカード決済が出来ず、店頭支払い。23日までに引き取らないと予約はおじゃん。

バックステージといってもまあ、その空間にいることが大事だということだろうし、昼公演でとりあえずステージを見ておけば、後は想像力の世界で何とかなるだろう、ととりあえず満足。

さて今年ももうすぐ終わりだ、いろいろ総決算をしようと思って、今年一年のハロプロ関係の支出額を計算してみる。分かっていたが、結構な額。今年はとりあえずあまりお金のことは考えず、いっぱい行こう、という方針だったので、まあ、いい。問題は来年だ。

今年は昨年に比べて支出額20万円増。あまり笑えない。ということで、来年は昨年水準に戻そう、と決める。

それを目標にして、来年の支出予定をざっくり立てる。まずは交通費を大幅削減しなくては。関東圏に何度も行くのはまずい。まだ昨年広島・博多、今年仙台のように観光を兼ねてならいいが、東京・横浜なんてもう何度も行っていて、今更観光でもない。

そんなこんなで割り振りをいろいろ考えていくと、今回のハロコンに行くのはどうにも辛いということになった。チケット代だけならまだしも、京都・横浜往復運賃も含めて、4万円の出費。どうせならこの金は温存して、別のところへ回した方が良いのではないか、と思えてきた。

エルダークラブ卒業式といっても、早い話単にファンクラブの分割というだけのこと、しかもこの公演の後も3月までは旧「ハロプロ」は存続し、ファンクラブ向けにはエルダークラブも含めたイベントもやるよし。この卒業式、完全に形式的な儀式(セレモニー)にすぎない。「その空間にいる」ということにそれほどの価値があるのだろうかと思うのだ。

予約したものをキャンセルするのはいやなのだが、ローソンチケットの規約を読むと、金を支払わなかったら単に予約が解除されるだけ、向こう的にはそれほど問題はなさそう。まあキャンセル分はまとめてまた売りに出せば、普通に売れるということだろう。

それで1回は完全にスルーする気になったのだが、一応アリーナ公演なるものを確認しておこうと思い、過去のライブDVDを取り出す。候補は2007年モーニング娘。春コンサートと今年2008年冬ワンダ・エルダ合同コン。やっぱり見るなら娘。だなと思って2007年コンサートのDVDを見る。吉澤ひとみ卒業コンサート。

うーん、やっぱりいいよなあ、と思う。バックステージでもステージをいろいろ広く使う場面があれば、後ろ姿だけを見る、ということにはならないかも、とも思う。やはり行こうか、という気になる。

はて、と気がつく。このコンサート、アリーナはアリーナでも横浜アリーナじゃなくて、さいたまスーパーアリーナだったよな。うーん。

ということで今度は正真正銘横浜アリーナで開催された今年の冬ワンダ・エルダ合同コンを見る。

詳しくは書かないけれど、見ているうちに腹立たしくなってきて、いろいろ胸が痛くなってくる。こんなのを4万円出して見に行くのも辛いという気がしてくる。やっぱやめ。

でもまたふと思い至る。卒業式全体としてはしょうもないけれど(一人の卒業式ならともかく、エルダー全体の分離では感情移入も難しい)、これってハロプロリーダー交代式みたいなこともやるかもな。中澤裕子から高橋愛。その場面だけはちょっと居合わせたいかも。

とまあ、5分ごとぐらいに気が変わる。リミットは明日。はてさて、どうしよう?

2008年12月20日

■ 「スクリーン」PV

購入品。

安倍なつみ最新シングル「スクリーン」DVD。

映像が綺麗。何というか、解像度が高い、という感じ。昨年のモーニング娘。10年記念隊のPVがやはり映像が綺麗だった。基本的に映像が荒い感じのが多いハロプロPVのなかで時々こういう綺麗な映像のものがある。何の差だろうか。

また先日は安倍なつみ、石川梨華、田中れいな、ジュンジュンが「とんねるずの皆さんのおかげでした」の一コーナーに出演。基本的につまらないコーナーだけれど、安倍さんのベストアルバム収録曲「微風」の一節が流れたので良かった。梨華ちゃんは出過ぎず、周りを立てる。いい娘。ジュンジュンは相変わらずおいしかった。次はれいながもっと生きるような番組を!

2008年12月19日

■ 変わらない夢を求めて

前に書いた高橋愛に関するエントリに望外の反応をいただいた(hatchmanさん高橋順也さん)。

本当は単に引用だけじゃなくて(というかあれではただの転載だ)、もう少し言葉を足したかったのだが、何となく高橋愛の言葉(「ずっと表現者」)だけで十分な気がして、あのエントリとなった。

思えば高橋愛について熱く語る人も少なくなったな、と思う。2004-05年あたりではこの界隈ではうざがられるぐらい語りたがりだった*あの人たち*はどこへ行ったのだろう。さる高橋愛ファンだったブログを覗いてみたら、「一推し 真野ちゃん」とか書いてあって寂しくなった。

「推し替え」が常態化しているこの界隈、私は変わらないものを持っている人を変わらず見守りたい。

2008年12月16日

■ 「微風」と「さよならさえ言えぬまま」

曲の本質は詞自体にはない。作詞についてのみ云々するのは真っ当な音楽批評とは言えない。しかし今回はそれをやってみようと思う。だから今回の批評は曲そのものの評価とはまた違ったものとなるだろう。それでも作詞は曲制作の重要な一側面を構成することには相違ない。

今回批評するのは安倍なつみ最新シングルのカップリング曲「さよならさえ言えぬまま」とベストアルバム収録曲「微風」の二曲である。

いずれも「失恋」をテーマにした私小説的な歌詞となっている。

「さよならさえ言えぬまま」。こちらはつんく作詞。表題曲「スクリーン」の続きの恋を歌った、という「ネタ」がついている。はっきり言ってこの「ネタ」は不要だ。くだらないと思う。曲は一曲一曲独立したものとして聞かせるべきだ。続き物というだけの連続性も特になく、単にどちらも「恋」をテーマにしたというだけの共通点で、「続き」などと「ネタ」にする。安直としか言いようがない。

「ネタ」はさておき、問題は詩自体である。

詩は全体として終わった恋を一人で悶々と回想するというシチュエーションとなっている。このシチュエーション自体が観念的な世界を構成してしまって、失恋の曲としての深みを損なうように思う。

初恋のように はしゃいでいたわ

終わった今むなしくて Ah

・・・

青空をながめながら 今

何がいけなかったのか 問う

いったい失恋してからどのぐらい後の状況を歌った歌なのだろう。失恋という結果を受けて「むなしい」とか「何がいけなかったのか」と自省するのはすでに状況をかなり客観視できているからだ。すでに恋の終わりを理性的に対処できる状況にある人物の心理、若い女性の失恋の歌と言うよりも初老のおっさんの青春回顧録みたいな状況じゃないか。特に恋の終わりの歌で「むなしい」はないだろう。終わってしまった恋なのに、まだその恋が愛しくて仕方がない、そういう状況がこの手のシーンの見せ所であろうに。

買い物したり お料理を覚えたり

今までに無い 私に出会ったの

・・・

たまの休みは いろいろ歩いたね

今思ったら ままごとだったかな

練れてないなあ、と思う。「買い物」とか「お料理」とか、「今までに無い私」のエピソードとしてはあまりにも皮相すぎる。買い物ぐらいするでしょう。「今までに無い」様を示すのならもっと具体的に表現してくれなくては何もイメージができない。

たとえば昨年のシングルのカップリングに「小説の中の二人」という曲があって、買い物シーンにこのような描写がある。

ドライフラワー ローズマリーの香り

一日かけて探したラグマット

私はずっと 二人で好きだったもの

好きでいるわ いつまでも

二人で部屋に置く「ラグマット」をあれこれ物色している様がきちんと想像できる。だからその直後のフレーズ「二人で好きだったもの・・・」が生きてくるのだ。

同所の二番に相当する歌詞もいけない。「いろいろ歩いた」のが「ままごと」と言われてもこれまた一般的すぎて明確なイメージを描けない。

たとえば一番と二番の組み合わせを入れ替えてみてもこの歌詞は成立する。

たまの休みは いろいろ歩いたね

今までに無い 私に出会ったの

・・・

買い物したり お料理を覚えたり

今思ったら ままごとだったかな

むしろこちらの方が据わりがいいのでは、とさえ思えてくる。「いろいろ出歩く」ことはしない女性が出歩くようになったというのは「買い物」をすることよりは「今までに無い」感じがするし、「お料理」という言葉は「ままごと」と親和性が高い。

要するに言葉の置き方に絶対性・必然性がまるで感じられないのだ。それは繰り返すが、言葉の選択が一般的・抽象的にすぎるからだ。

一方の「微風」。こちらは先の「小説の中の二人」作詞の久保田洋司と西村ちさとの二人がクレジットに名を連ねる。

こちらはまさに二人が「別れる」その瞬間を描いた詩。ちなみに「小説の中の二人」の方は「さよならさえ言えぬまま」と同じく終わった恋を一人で振り返る状況の詩。しかしいずれも「恋」は未だに主人公の中では現在進行形で続いている。過去のものとしては描かれていない。だからその時々に揺れる心境をリアルに描くことができるのだ。

輝いてた季節の中

変わらないと信じた

鮮やかな時を見送って

微笑み交わした

最後のそのときに「微笑み」を交わすのだ。「むなしい」とのこの差。終わった恋を描いた詩だからネガティブな言葉を連ねた「さよならさえ」とそこにあえてポジティブな言葉を織り交ぜる「微風」、失恋の悲しさの表現としてどちらがより上手いかは言うまでもない。

私たちは同じだった

同じ空を見ていた

舞い落ちる満開の花も

同じように見えていた

わずか四行の中に恋が終わっていく心の動きが見事に表現されている。

最初は「同じだった」。恋する二人の絶対的な同一性が確信されている。しかしその確信は二行目にすでに揺らいでいる。なぜなら二行目はその確信の根拠を求めているからだ。絶対的なものには根拠はいらない。それが揺らぎを見せたとき、人は根拠を求めるのだ。「同じ光景を見ていたじゃない」、そこにはかつては疑う余地もなかった同一性の再確認を行っている様が描かれているのだ。

そして四行目。「見ていた」から「見えていた」への言葉の変化。自発形を使うことで、二人の意志の存在が薄れていく。二人を「同じ」にしているのはもはや二人の内面的な絆ではなく、物理的に同じ空間にいて、同じ景色を見ていたという外的な状況なのだ。相手が私と同じようにその満開の花を「見ていた」確信もすでに無く、ただそこには確かに二人が見ることができた満開の花があった、それが二人を結びつける絆となる。

ここに描かれているのは別れの予感が漂う中、満開の花を見ながらの一瞬の心の動きである。二人で寄り添って満開の花を眺めている、この幸せいっぱいに見える状況の中に別れの伏線が描かれているのだ。

この「微風」という曲は、あたかも短編映画を見ているように、登場人物の「顔」が見え、二人のいる世界が具体的に浮かび上がってくるようになっているのだ。

抽象的な状況設定、言葉の選択を行うというのは、要するにどのように言葉を配置しても大きな矛盾を来さない、という意味において(「さよならさえ・・・」で一番と二番を入れ替えても詞として成立したことを思いだそう)、楽なのだ。「さよならさえ・・・」はその意味で、言葉をぎりぎりまで選別し、格闘した痕跡が見えてこない。確固たる世界観を構築せずに、ありきたりの言葉を羅列しただけに見えてしまう。この手の安直な作詞方法の極端な帰結は4年前にいやというほど見せつけられた。

将来作詞を志すメンバーがいるとすれば、それをこの詞を書いたつんくに学んではいけない。

■ 「ヒトラー」を知らないということ

onoyaさんのエントリ、アイドルがバカであることについてについて。

ちょっとだけ紛糾しているみたいだけれど、私はこのエントリの本筋にはさして違和感はなかった。全く余所道のところ、

ぼくは先日も書きましたが、歴史は単純に何でも相対化できるとは考えていないし、すべきではない、という倫理観です(どうも誤読されていそうですが)。

を除いて。

ここは申し訳ないけれど、誤読はしていないと思う。

たとえば幼児に対して性的虐待をした男がいたとして、「彼を偉いと記述できる可能性があるが、しかし私はそれはすべきでないと考える」、などという文章は真っ当な文章だろうか、ということを考えてみよう。

世のあらゆる事象について、妥当性をさておけば、「可能性」としては肯定的に評価を下すことが出来る。それはまさに「あらゆる事象」に対して可能であるが故に、無意味である。逆に言えばその可能性にわざわざ言及することは、その記述自体は「無意味」ではない、ということを含意していることになる。つまりその「可能性」にはわざわざ言及するだけのポジティブな価値を含んでいると言ってしまっているのだ。いかにそれを「私」が結果的に否定しようとも。

この点は私にとっては些末ではない本質的な話なのだが、たぶん多くの読者にとっても些末でしかないと思うので、これ以上の突っ込みは辞めておく。

で、本筋。

何らかの人間的「欠陥」「欠如」がその人物に対する愛着を深める。この論法はそれほど妙なものだとは私は思わない。というより、ものすごくあり得べき状況を記述しているように思える。そして「アイドルにおけるその欠如が、『一般教養・知識がないという意味でのバカ』である必要は、確かにない」というのも、まさにその通り、と思う。

一方で、その欠如が、「一般教養・知識がないという意味でのバカ」であっても構わない、というのもまた私は肯定できる。そしてこうした価値観は必ずしも「女性アイドル」にだけ向けられるものでもないように思う。「大人(たいじん)」は時として「一般人」からするとあきれさせられるような非常識なエピソードを持っているものだ。そしてそうである人物ほど、偉人でありながら多くの人に愛着を持って、いわばアイドル的な共感を持って、語られたりするのだ。ということでonoyaさんのアイドル欠如論はアイドルの持つ価値の一側面を正しく切り出しているように思う。

では今回の「ヒトラー」問題はそうしたほほえましいエピソードの一つとして考えて良いのだろうか、となると私は全くそうは思わない。私の考える(テレビ局側ではなく)アイドル側から見たこの問題の中心は放送界の常識とか、一般常識とか、そういうものが欠如していた、ということではない。ということでここからはonoyaさんのエントリとは無関係の、私から見た今回の問題の本質について。


「アイドル」であれ、「一般人」であれ、人は様々な情報に触れ、一部を記憶にとどめ、多くを忘却する。愛すべき「欠陥」「欠如」とはそのバランスが「一般人」とは違っていることによって形成される。駅での切符の買い方すら知らずに芸に打ち込む女優、切符の買い方を知らないという「欠如」は芸に打ち込むということを優先した結果として作り出される。そうした優先順位付けについて、「一般人」とは異なったものを持ちながら、「一般人」とは違う才覚を発揮すればこそ、敬意を持った愛着心を人に呼び覚ますのだ。

問題はこうした優先順位付けをいかに行うか、である。そしてそれはその人物のおかれた様々な環境によって左右されるのであるが、結局のところ第三者的にはそれはその人物に所属するものとしての価値観によるものと映じることになる。

「ヒトラー」を知らない、ということと、例えば「カバー」のスペルを「cober」だと思う、ということ、これは「常識」知らずということで価値的に等価だろうか。

英語の綴りを知らない、簡単な漢字が読み書きできない、そこで低い優先順位付けをされ、結果として切り捨てられたものは学校的知識である。「ヒトラー」も同じだろうか。

同じだと考える人ももちろんいるだろう。しかし少なくとも私はそうは考えない。「ヒトラー」という名には様々なエピソード・知識が付随している。小中学生的には「アンネの日記」かも知れない。(ちょっと古いが)「アドルフに告ぐ」かも知れない。日本の戦争体験とともに語られた知識かも知れない。

いずれにせよ、そのエピソード・知識には多数の人間の生死・命運を左右した事柄が含まれている。そうしたエピソード・知識の総体を、単なる数ある学校的・歴史的知識の一つとして、それと同等の(低い)優先順位付けをしてしまうその価値観、あるいは感性は「表現者」として私は致命的だと思う。

その情報を、優先順位付けする以前にそもそも本当に触れる機会がなかった、という可能性はあるが、それは私にとって、今回のケースにおいては「キッズオーディション」なる青田買いオーディションの問題点を浮かび上がらせるだけのことだ。それは何ら当該タレントを救済してはくれない。

そして私が、高橋愛がヒトラーを知らなかったら失望する、というのはこういうことだ。この失望は、だから、絶大なものである。私は直ちに彼女を「推しメン」とすることを止めるだろう。

もちろん今回のメンバーとは年齢が違う。私の感覚ではいかに中学生でもあまり擁護は出来ないのだが、それでも多少は考慮の余地はある。だからせめて今回のことはメンバー全員に大いに恥じて欲しいし、そうした感性をもし持っていないとすれば、もはや私には「表現者」として救いようのない存在であるというしかなくなるのだ。

2008年12月15日

■ 無慈悲なり、お事務所様!

美貴帝こと藤本美貴のライブが京都である!と浮かれていたら、その日はモーニング娘。新曲発売イベント大阪開催日だったとは。

CD発売が18日。応募締め切りおよび当選発表が20日。イベントが21日。なんかむちゃくちゃな日程。

で、問題はミキティライブとの兼ね合いだが、ペッパー警部イベントの例にならうと、新曲イベントのほうの時間は

一回目13:30-
二回目16:15-
三回目19:00-

ミキティライブは

昼公演15:00-
夜公演18:30-

娘。イベントの開催場所の詳細が分からないので移動時間は不明だけれど、どう考えても両方に出られる可能性としては

  • 娘。イベント一回目-ミキティライブ夜公演
  • ミキティライブ昼公演-娘。イベント三回目

の二つだろう。

さて、最大の問題は娘。イベントの当落が前日ぎりぎりにならないと分からないということ。

当落不明な娘。イベントのためにミキティライブを一公演あきらめる、というのもいかがなものか、とも思うし、でも昼夜二公演見るのをデフォルトにするというのも来年は辞めようかと思っているので、それはそれでありか、と思ったり。

というか、こんな両者のファンを惑わせるような日程組まないで下さいよ。そりゃ、別々に動いている別のアーティストなんだから、こういうこともあるだろうけれども、よりによって両者の貴重な関西公演の日程をぶつけることはないんじゃないの、お事務所様。

■ 来年の予定2

安倍なつみ浜松ライブに引き続き、藤本美貴も浜松にてアコースティックライブ開催との知らせ。

浜松詣でか、ちょっと辛いな、はてさてどうするか、と思っていたら。

京都でもやるんですか?今年夏にも会場となったライブハウス都雅都雅にて。

あ、こっちに行こう。また頑張ってチケット取らなきゃな。

チケット発売日、12月21日。前日がエルダークラブ「卒業式」、ハロプロコンサート横浜アリーナ公演チケット発売日。こちらのほうは現在悩み中。横浜まで行くほどのものかどうか。「卒業」と言われてもファンクラブ会員ですらない私にとっては茶番みたいなものだし。でも新旧娘。そろい踏みという機会は今後あまりないかも知れないし。悩む。

というか、来年は現場数を減らそうと思っていたのに、今年よりもハイペースにチケットを取っているのはどういうことか。

■ ずっと表現者

高橋愛、ヤンタンにて。

ずっと表現者ではいたいんで(当面の華やかな場から降りて仕事を休むことも、将来に向けての歌や踊り、演技の勉強のためなら、厭わない)。

(結婚して旦那に仕事をするなと言われたら?)

じゃ、結婚しないんじゃないですか。

「ずっと表現者」、来たね。

安倍なつみ、hot expressインタビュー。

もっと自分自身、歌に磨きを掛けていかないとヤバイなと思いました。もっともっと認められるためには、もっとやらないと。足りなさすぎるって再確認したというか。「ここからだな」って思いました。ここからまたいろんなことしていきたいなと思うし、そのためにももっと経験を積まないとなとも思うし。

47newsインタビュー

結婚について尋ねると「地元の友達はみんなしているし、私もいつか結婚して子どもが欲しいという夢はあります」とほほ笑みながらも、「今は私の中で仕事を辞める選択肢はなく、やりたいことに情熱を注ぎたい」と宣言していた。

この二人、やっぱりいろいろと似ていると思うんだけれど。

2008年12月11日

■ お事務所様!

モーニング娘。メンバー年末年始のバラエティ番組出演がぱらぱらと。

れいな(田中れいな)とジュンジュンが12月18日の「とんねるずのみなさんのおかげです」、さゆ(道重さゆみ)が正月のクイズ番組に。

とりあえずテレビ・バラエティ志向が強そうなれいなとさゆにテレビ仕事が入ってよかった。しかもキー局のゴールデン。ちょっとは溜飲を下げてもらえれば。

なんだか前にここで事務所に向けてごねたことが通じたようで、ちょっとうれしい。いや、ちょっとというか、かなり、うれしい。「とんねるず」にはなっち(安倍なつみ)と梨華ちゃん(石川梨華)も出るようだけれど、それより何よりとにかく現メンが出るということがうれしい。

この一発にとどまらず、来年はどんどんとこういう機会を作っていってね、お事務所様。

■ ベストだらけ

購入品記録。

安倍なつみベストアルバム「15色の似顔絵たち」。

これだけ。

Amazonに注文していたら、なぜか月曜日に発送してくれて、火曜日には到着した。いわゆる「フラゲ」ってやつですか?

すでに何回もリピートして、特に一曲目の「微風」とラストの「鳴り止まないタンバリン」のいい意味での落差に参っているわけですが、感想文は週末かな。

一つ不思議なのは、「鳴り止まないタンバリン」にだけ括弧して「(未発表曲)」という注釈がついているのだけれど、未発表なのは「微風」だってもう一曲「あなたに会えたら」だってそうだろうに、なぜわざわざ「タンバリン」にだけ?というところ。別にどうでもいいっちゃいいけれど。

ほか「ベスト」がいろいろでているのだけれど、ほしい曲はあらかたすでにもっているので、3500円とかは払いづらいかな、という感じ。太陽とシスコムーンの未発表作品「ずるい女」はiTunesで購入するかもしれない。プッチベストというのも出ているけれど、松浦亜弥未発表曲「花いちもんめ」一曲のために3000円はやはり払いづらい。

というか、今更だけれど、なんでこんな在庫一斉放出みたいな売り方をするのかねえ。

2008年12月08日

■ ここが問題

「ヒトラーおじさん」偉人 アイドル不適切発言でテレ東謝罪って。何かアイドルが不適切な発言をしたのが問題の原因で、その責任をテレビ局が取らされた、みたいな言い方じゃないか。これはひどいと思う。サイゾーに始まり、mixiでもずっとこの手の物言いが横行していた。それを大手メディアまでもが追認する。

違うでしょ。不適切な内容の企画をアイドルにやらせたのが問題でしょうに。アイドルはその限りでは被害者だよ。と、そんなことをここで吠えても仕方がないのだけれど。「ファン」としてはこういうすり替えにこそ断固抵抗しなければいけないのだと思う。

主戦場を間違えてはいけない。

■ 所詮アイドルなんて

「ファシズム」というものが人類近代史上にもたらした衝撃の大きさ、表現・芸術の分野にも与えた影響力を鑑みれば、表現者として一定の関心を持ち、そこから何らかの思いを持つことに意味があるのは論を待たない。

今回の件をアイドルに常識はいらない、などともっともらしいことを言ってアイドルを「擁護」している人は、アイドルとは所詮表現者として持つべき教養(常識ではない)も必要としない「お人形さん」でよい、と思っている、ということなのだろう。

表現者としての成長を求めるのであれば、その都度「教養」に触れ、身につけることが求められるのは当然だし、今それが不足していることをもって非難する必要はないが、それでも一行かまわないという価値観を持つのは私は逆に侮蔑的な態度だとさえ思う。

表現者は常識に縛られる必要はない、時にそれを超えた存在であることが求められる。しかし常識を越えるのにこそ「教養」が求められる。

いまのハロプロの活動にそういうものは事実として求められていない。必要なときにその都度出会えばそれで間に合う。それはそうだと思う。だから私も今回の件でメンバーを非難しようとは思わない。しかし、また「ヒトラーおじさん」と言ってへらへらしていたり、また「ヒトラー」という存在を初めて知ったかのごとき反応をしたりした映像が流れた、それをそのまま肯定する気にはなれない。それはみっともないことなのだ、ということはメンバーには今回学んでほしい。今の状態でいいことはないのだ。それが将来表現者として歩んでいくことを願う「ファン」としての反応だと私は思う。

「所詮アイドルなんて」言説をファンが反復してどうするのか。


ちなみに私はベリキューのn年後に対して何ら積極的な思いはないので、今回の件もそれ自体としてはどうでもいい。あまりに「無能」と言うしかない番組制作スタッフと、サイゾーとかいうゴシップサイトの記事をそのまま垂れ流したmixiと、今回の件を利用して薄っぺらな歴史相対主義という名の歴史修正主義を喧伝しようとする一部勢力への怒り以外には。あるいは喧伝しようという意識はなくとも、相対主義でこの問題まで相対化してしまえると考える安直な言説生産者に対しても(老婆心ながら突っ込んでおくと、ヒトラー・ナチスに対する歴史的評価は「視点の取り方」ごときでころころ変えられるような脆弱なものではない。「ヒトラーを偉いと記述できる」その可能性とやらをちょっとは本気で考えてからものを言ってはどうか)。

ただモーニング娘。現メンバーにはおのおの先への思いがあるので、今回のような反応を彼女たちがしたら、それでよしとは言わない。特に娘。卒業後、ミュージカルをはじめとした積極的な価値表現の場で活躍したいという思いを表明している高橋愛については。

■ アイドルと歴史修正主義

ヒトラーは批判されるべき人物であるという「常識」を覆そうとするのも、やりたければやればいいと思うよ。「言論の自由」って奴がありますからね。

でもね、それには近代史研究で積み重ねられてきた歴史資料の見直しやら、歴史的評価とは何かを巡る歴史哲学やら、そもそも正義とは何かを巡る倫理学やら、そういう様々な事柄を一手に引き受けて、その発言の責任を負う覚悟があるものがやるべきことだ。やればいいと思う。少なくとも私は止めない。

ただ、いかにそうした覚悟なり、それを行うだけの蓄積が自身の中にあるといっても、それをアイドル擁護に絡めると、少なくとも他者はその覚悟を読み取ってはくれない。だって、そんな大胆な見直しはアイドル擁護の一環として行うようなものじゃないはずだから。アイドル擁護と絡めた時点で、単なるアイドル好きの厚顔無恥な奴がだだをこねている、と見えてしまう。だからそういうことをやりたい人はいったんアイドル擁護の文脈からは切り離してから持論を展開するのがいいと思う。

主目的がアイドル擁護にあるのなら、そんな中途半端な動きはしない方がいい。アイドルも、そのファンも馬鹿だ、と一緒くたにまとめられ、蔑まれてしまいかねない。そこで抵抗することは本来の目的を見失ってしまっていることになる。

あまりにも「痛い」ファンが目についたもので、一応いっておく。まあ件のグループのファンは若い人が多いのかな、とは思ったけれど。ものすごく幼稚にだだをこねている、という印象の言説が目についた。繰り返すけれど、何を言ってもかまわないけれど、それには本来覚悟がいる話で、それをせずにすんでいるとすれば、「痛い」アイドルファンの戯れ言と片付けられているからだ。

2008年12月07日

■ 来年の予定(蛇足つき)

昨日、今日といろいろチケットの販売日。

昨日正月ハロープロジェクトエルダークラブコンサート大阪公演チケット一般発売日。昼公演ファミリー席のみ入手。夜公演分のお金はなっちのCDに消えました。まあ、今年は昼夜をデフォルトとせずに公演によってはどっちか一公演に絞ることで出費を抑えようかな、と。

今日はなっちこと安倍なつみ、春のSpecial Live浜松公演チケット一般発売。こちらも昼だけでいいかなと思ったけれど、夜公演もチャレンジしてみたら両方チケットがとれた。浜松なら十分日帰りができるし、交通費もまずまずで収まる。よかった。翌日の六本木STB公演はこれでさっぱりスルーできる。

来年もまた「現場」が続くな。にわか現場派として思うことは、妄想を根拠にした深い思考(不快思考?)なんていらねぇから、とりあえず現場に来い、って感じかな。ライブを見て、ああこのメンバーがいなくなれば、このグループはもっとよくなるのになぁ、と思ったのなら、それをきちんと具体的にレビューしてくれれば、読んでみてもいいかな、とは思う。

■ よろセン!の件

mixiでこの件が騒がれていたので、それに関する「日記」を閲覧し、「あしあと」を残したため、こちらもそれに対する意見は書いておくのがマナーだと思い、初めてmixi上に日記を書いた。それをこちらにも転載しておく。


アイドルが仕切る「情報番組」でヒトラーをおもしろ半分に取り上げたとかで騒がれている件について。

おもしろ半分というよりも要するに全くヒトラーという存在を知らなかったという。うーん、「馬鹿」をおもしろがるという風潮自体があまり好きじゃないのだけれども、ちょっとしゃれにならないレベルかも、とは思った。中学生といっても、ね。

でもここではスルーしようと思っていた。しかしmixiでずいぶんと騒がれてしまっているようなので、mixiというのは少なからず非ハロプロファン層での影響を与えそうな気がするので、ちょっと触れておく。

サイゾーとかいうゴシップ雑誌?のウェブサイトの取り上げ方とかがそもそも気にくわなくて、そんなサイトのコンテンツを「ニュース」としてそのまま垂れ流すmixiもどうよ?と思うのだけれど。もともとmixiはあまり好きじゃないのだけれど、これはあまりだと思う。

おかげさまでmixiでは大いに騒がれているようだ。ネットでのブログよりもずっとね。本当にありがとうございました。

元の件については、ふつうにこの番組を見ているものからすればわかることだけれども、取り上げる内容に出演メンバーの意志とかそんなものは全くない。でもそうは伝わらない。あたかも出演者自身の積極的な落ち度であるかのごとく喧伝される。

もちろん出演メンバーにも問題はないとは言わない。これがモーニング娘。メンバーの回だったら、私は相当落胆したと思う。年少メンバーとかはある程度は仕方がない、ですますけれど、たとえば高橋愛あたりがあのような反応をしたら、正直幻滅すると思う。

そしてそんなこんなの様々な不要なリスクをそもそも背負わせる必要など全くなかった。それを背負わせてしまった番組制作サイドに対してははっきりNoを突きつけておく。

■ 抵抗むなしく

もう一つ購入品。

地デジ対応キャプチャーGV-MVP/TZ。それと外付けHDDBuffalo HD-CE500U2。梅田に出たついでに購入したのだが、後でAmazonを見たら、そちらの方が安かった。

高橋愛主演ドラマQ.E.D録画用に。

ハードディスクの方は少しファンがうるさい。でもファンレスよりも耐久性が良かろうと思うので、あえてファン付きの方にした。キャプチャー機はBuffaloのものと悩んだが、安い方。でも買ってからよく見てみたら、ビットレート固定とか。Buffaloはビットレートを下げて録画できたので、当然できるものだと思っていた。まあ愛ちゃんドラマぐらいしか当面録画する予定はないので、最高画質一本でも間に合うか。

地デジ移行にはぎりぎりまで抵抗するつもりだったけれど、世の流れという奴に負けた。

2008年12月06日

■ 無駄な抵抗

本日の購入品。

えーと何か買うものありましたっけ?

大阪茶屋町のTowerRecordで一枚、大阪マルビル地下のTowerRecordで一枚、J&Pで二枚。

すでにAmazonで一枚だから合計で五枚か。

あまりこういうことはやらないんだけれども。「握手」がないと購入を減らす人が多い界隈、あえて逆のことをやってみた。

継続しての新曲発表、その願掛け、かな。たかが五枚で何がどうなるものでもないと知りつつ。

2008年12月03日

■ 来た来た来た来た

本日の到着品。

  • 安倍なつみ シングル「スクリーン」
  • モーニング娘。 ミュージカルDVD「シンデレラThe ミュージカル」

なっち界隈のブログを巡ったのだが、なぜか購入報告がほとんど無い。。。シンデレラについてだけ触れられていたり。もう心は「微風」にいっているのか知らん。なっちのニューシングルだぞ。盛り上げていきましょうや。

そしてもう一つ、やっぱり来ましたよ。宮本亜門演出三文オペラに安倍なつみ出演決定。

ちょっと前に石川梨華がブラジル版三文オペラ出演が決定したという知らせが入ったばかり。先に知らせが入った梨華ちゃんの方は7月、なっちのが4月。だからなんだということではないけれど。

なっちの方でうれしいのが、どうも大阪公演もあるらしい、というところ。4月はあれこれ忙しいので、東京へ行くのは辛いなあ(今年の藤本美貴の主演舞台もスルーしたぐらいだし)、と思っていたが、大阪公演があるということでちょっと安心する。それでも東京公演も予定がつけば見に行っちゃうかもしれないけれど。

今日の購入品二点の感想文などはまた後日。これからまだちょっと仕事が残っているもので。


とりあえず安倍なつみ「スクリーン」だけ聞いた。

やっぱりCDだとまたずいぶん印象違うよ。動画サイトとかラジオとか無料の音源だけですまさず、やっぱりCD買いましょう。

■ 来た来た来た

なんかいっぱい来た。

  • 1/21 松浦亜弥8thアルバム「想いあふれて」
  • 1/28 モーニング娘。ライブDVD「コンサートツアー2008秋リゾナントLive」
  • 2/11 モーニング娘。シングル「泣いちゃうかも」

何かとフラストレーションがたまる状況が続いているのに、お金だけは出ていくわけですね。

でもどれも外せない。

あややアルバムはSTBで聴いた曲が入るかもしれないアルバム。竹内マリアに新曲一曲でも書いてもらえたりはしていないのかな、とか期待せずに言ってみたり。

娘。ライブDVD。結構早いのね。こんなものだっけ?先日見たばかりの娘。コンサートの映像。今から楽しみだ。そういえば既発表済みの発売情報としては同じ1/28に安倍なつみライブDVD「コンサートツアー2008秋Angelic」があった。同じ日にLiveDVDが2枚とは。。。私はどっちを先に見るのでしょうか?そもそもまだ安倍なつみ「コンサートツアー2008 Birthday Special Concert」DVDだって2,3回見ただけでまだ未消化なのに。実は結構忙しい。

そしてそして待ちこがれましたですよ。モーニング娘。新曲。曲名は正直「どうなんでしょう?」というところもなきにしもあらずですが、こちらも思い切り期待させてもらいます。

まあ一介のファンとしてはこれだけ作品が発表されれば、何を不満に思うことがあろうか、という感じではあるんだけれども。モーニング娘。にはもうちょっとだけメジャーでいてほしいの。

2008年12月02日

■ 愚痴など

なっちこと安倍なつみ、新曲が店頭に並ぶ日(発売日は明日)。だけれどもCD屋に行く時間が取れないので、Amazonに注文済み。もちろん同時にモーニング娘。の「シンデレラ」のDVDも。届くのは木曜日ぐらいだろうか。

そして安倍なつみのライブ情報も。まっつぅこと松浦亜弥もやったSTBライブとそれから今度は浜松のK-MIX space-Kとかいうところでもライブをやるとか。STBはキャパ300人弱。とてもチケットが取れる気がしない。space-Kの方はと思って調べてみるとキャパ200人ぐらいだとか。厳しい。

でもこのライブ、「〜春の微風〜」と銘打たれていて、来週発売のベストアルバム「15色の似顔絵たち」収録の名曲「微風」が披露されることは明らか。何とかしてチケットをとりたいものだ。浜松なら東京へ行くよりも断然楽だし。

初春にこのようなライブを持ってきたということは通常の春ツアーはない、ということだろう。となると、何か外部仕事が入っているのだろうか。「来年に向けて決まっていて言えないことがある」と9月だかに言っていたとことの正体がまだ見えていなくて、もしかしてそれってハロプロ卒業のことだったり、と思ったり、そうだとするとファンとしては取り立ててうれしい話でもなかったよなあと思うわけで、やはりそれとは別に何かがあってほしいものだと思ったりするわけだ。まあ今日発売のシングル「スクリーン」が番組エンディング曲になったりとか、少しずつまたメディア露出をし出しそうな感じもあるので、それほど切迫感のある話でもないのは確かだが。

メディア露出というと安倍なつみよりも私にとって深刻なのはモーニング娘。。このまま年が明けるまで何もなくて、そのまま「ハロコン」をやって、そのまま春ツアーに入ったら、ちょっとどうしようかと思う。どうしようってただ春ツアーのチケット取りに奔走するだけなのだが。

もうちょっとこう、ファンとして何かできることはないものか。

■ 何かできること

ミキティ作詞賞、℃-uteレコ大、Berryz工房有線。さらになっちタイアップ、と来るとなんだかモーニング娘。が取り残されたような気分になって寂しい。なんとか彼女たちにも華々しい舞台を。

まあ事務所の思惑では紅白、だったんだろうけれどもね。。。

なんとかしてやれないものなのかねえ。残っているのは「1億3000万人が選ぶベストアーティスト」ぐらいか。あれってネット投票とか受け付けていたっけ?

番組ページを検索。

あ、受付終わってた。

駄目ファンだな。

2008年12月01日

■ 「スクリーン」発売前日

明日はなっちこと安倍なつみシングル「スクリーン」が店頭に並ぶ日。

さしあたり今は翌週発売のベストアルバム収録の「微風」の評価が高いし、同じくベスト収録の「鳴りやまないタンバリン」も公開されたりと、話題がベストアルバムの方に行っているきらいがあるけれど、一年ぶりのシングル、しかもタイアップ付き!ということなので、せいぜい盛り上げていきまっしょい!