重層的非決定?

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2010年03月28日

■ 安倍なつみ鳳トークショー

頭の中がすっかり高橋愛に占拠され、また思考が140字区切りになりブログの書き方も忘れかかってきた頃、安倍なつみトークショーの知らせが入る。大阪鳳でのイベント。かつて研究会で何度か行った大阪市大のある杉本町よりさらに和歌山より。これは遠い。30分程度とおぼしきトークショーのために往復3時間かけて行くのはつらい。生歌を聴けるのなら丸一日かけても惜しくはないが、トークショーはつらい。そういえばテレビのトーク番組「美女放談」もまだ見ていない。トークを聞きたいならそっちの方がよほど価値があるだろう。

行くかどうかぎりぎりまで迷った。それでも当日昼前にようやくやはり行こうと決める。

行こうと決めた気持ちにはいろいろある。自分の中でいろいろ確かめたいこともあったし、その上で安倍なつみにすがりたい気持ちもあった。モーニング娘。、安倍なつみに救われた頃の私の気持ち。そしてまた安倍なつみの情況にくすぶりを感じたときに高橋愛に救われた時の気持ち。今高橋愛でくすぶる私の気持ちを安倍なつみは救ってくれるのだろうか。

大阪から紀州路快速一本で鳳。意外と楽だ。杉本町は快速がとまらなかったのだな、と思い出す。駅からは5分も歩けば大きなショッピングセンターが見えてくる。到着したのはイベント開始30分前。藤本美貴イベントや現モーニング娘。メンバーイベントのときには朝から必死で並んだ。会場まで行く時間が違う、というのはおそらく言い訳。ただ一般人に埋もれても声を聞ければ十分だと思ったのは事実。また今の一般人にとっての安倍なつみという存在を肌で感じたかったというのも事実。

イベントスペースに行くと、当たり前のことだが着席用に用意された空間はすでに埋め尽くされていて、その周りをずらりと人が囲んでいる。家族連れもいちいち足を止めて前の人の頭越しに「なっち」を見ようと必死になっていたりする。もっとも中には父親が必死で、子どもは案外素っ気なかったりすることもあったり。もちろん見たがっている子どもも多数。

司会の諸注意があっていよいよ安倍なつみ登場。黒い上下、下はミニスカートかキュロットか。満面の笑顔。これぞなっちスマイルというしかない。営業スマイルというのとはまた違う。なっちスマイル。

簡単に今の状況などのトーク。娘。を卒業してからの方が絆はむしろ強くなって、しょっちゅう食事に行く、とか、現メンバーも二十歳を超えた子が多くなって、一緒に飲みに行けたりして楽しい、とか、自分が娘。の頃は10代が多かったのでそういう機会はなかった、とかファンサイドからすれば既出といえば既出。それを実に楽しそうにしゃべる。

続いて野菜ソムリエの資格を取ったという話から、食の話へ。さらに今は食マイスター(?)を目指しているとか、そんな話。「どんな勉強をするんですか?」。「もういろいろですよ。政治の話とかも出てきて」。政治の勉強をする安倍なつみ、頼もしいというのかほほえましいというのか危なっかしいというのか。

そこから引き続き会場のファンからの質問回答コーナー。質問はあらかじめ紙に書いてもらっていて、そこから女性限定で選別した様。名古屋から始発できた15ぐらいの女の子の質問もあった。泣きそうになるぐらいのファンらしい。質問内容は「貧血だけどどうすればいいか」といった健康関係の質問。「レバーは嫌いなんです」。「ああ、そう。困ったね」。なっちスマイル。

最後に舞台の宣伝。といっても大阪公演チケットは完売なのだが。簡単なストーリーの紹介込みで。主演のDAIGOの名前はすんなり出たが、もう一人の共演者の名前が詰まり詰まり。ちょっと失礼。日程の紹介では完全に失念、目の前のファンに助けられる。「ありがとうねえ」。なっちスマイル。

「私こうしておしゃべりするのが本当に大好きで、すぐに時間がたっちゃうんです」。なっちスマイル。最強。

拍手に送られて安倍なつみ退場。その直後から安倍なつみ関連CD,DVDを2000円以上買った人に直筆サイン色紙プレゼントの告知あり。当然出待ちなんてせずに直販コーナーへ急ぐ。

ほとんど持っているものばかりで、最初は最新アルバム「24色の似顔絵たち」を手に取ったが、これは他の人に買ってもらおうと思い、舞台DVD「ファーラウェイ」を購入、無事サイン色紙を入手。そのまま販売状況を見ていると、CD関連はほぼ売り切れ。値段の高い舞台、ライブDVDが若干売れ残り。子ども連れの客もそこそこ並んでいたし、アルバム収録曲「微風」を新たに聞く人も少しは出たかとも思う。もちろん並んでいた大半は私と同様の「なっちヲタ」だったわけだが。

結論。なっち天使。

投稿者 althusser : 2010年03月28日 23:23

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