重層的非決定?

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2008年12月31日

■ ハロプロ大賞2008 歌唱・パフォーマンス1

  1. 無色透明なままで 高橋愛 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  2. 空LIFE GOES ON 安倍なつみ 安倍なつみコンサートツアー2008秋Angelic
  3. だって生きてかなくちゃ 安倍なつみ 安倍なつみBirthday Special Concert
  4. 甘すぎた果実(メドレー) 安倍なつみ 安倍なつみコンサートツアー2008秋Angelic
  5. どうにもとまらない モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  6. FACE 安倍なつみ 安倍なつみBirthday Special Concert
  7. 月の人 安倍なつみ トゥーランドット梅田芸術劇場
  8. 愛しているから 高橋愛、新垣里沙 シンデレラ The ミュージカル
  9. 記憶の迷路 High King Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ避暑地でデートいたしまSHOW
  10. 恋ING 高橋愛 Hello! Project 2008 Summer ワンダフルハーツ避暑地でデートいたしまSHOW
  11. Mr.Moonlight モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008春シングル大全集
  12. 遠い恋人 藤本美貴 藤本美貴アコースティックライブ2008 岡山昼
  13. パープルウィンド モーニング娘。 モーニング娘。コンサートツアー2008秋リゾナントLive
  14. 初めて唇を重ねた夜 松浦亜弥 松浦亜弥コンサートツアー2008春AYA the Witch
  15. Ya Ya〜あの時代を忘れない 松浦亜弥 松浦亜弥Special Live at STB 初回

黒田 とりあえず上位は安倍なつみばっかだな。どこまでなっち好きなんだっていう。

長 なっちきゃわ、なっち天使!

黒田 きゃわとか天使とか、そんなのはここではいらんから。

長 これでも一応絞ったんだよ、同一ツアーからの選曲が集中しないように。Angelicの「・・・ひとりぼっち・・・」とか、Birthday Special Liveの「たからもの」とか断腸の思いで削ったんだから。

白井 Angelicコンの特徴であるブラスの音色の華やかさを生かした曲じゃなくて、あえて「空」を持ってくるのね。

長 「空」は久々だからねえ。生演奏での「空」は念願だったから。外せない。アレンジも期待を裏切らない仕上がりとなっていたし、安倍さんの歌唱もスケール感があってとても良かった。

白井 次がアコースティック編成のBirthday Special Liveでの「だって生きてかなくちゃ」。アコ編成なら「たからもの」とかだと思うし、「だて生き」ならAngelicのほうを選ぶかと思った。

長 そこをあえてアコの「だて生き」なのよ。これはもう都留さんのヴァイオリンにかかっている。凄く激しくて情熱的な感じの演奏で、これがアップテンポな曲に良く合うの。間奏の部分のソロ演奏とか、結構泣ける。去年のライブのヴァイオリン弥生ちゃん(藤田弥生)なら、「たからもの」とかそっちを推したと思うんだけれどもね。演奏者によって個性が出て、面白い。

白井 Angelicからはもう一曲「甘すぎた果実」。これってメドレーの一部だよね。

長 サックスががんがん響く曲を一曲ってことで「だて生き」、「ストレス」、「スクリーン」とかと迷ったけれど、バンマスの和田さんが「『CDで聴く最高のなっちの一瞬』とも言える『気がつけば...、好きで、好きで、好きで。Crazy for you.』」と評した一節を含んだこの曲を推さないわけにはいかなかった。まあこのメドレー全体がバンドメンバー全員がノリノリでとても賑やかで楽しいね。

白井 Birthday Special Liveからはもう一曲「Face」。

長 これはまあ選曲が反則だわな。オーディション以来の披露となるとね。こういう90年代バリバリの非ハロプロ曲を歌いこなす安倍なつみというのも結構貴重。

白井 そして「トゥーランドット」からは「月の光」。

長 安倍さんのソロ曲が二曲合ったんだけれども、こっちのほうがシーン的にも曲的にも強烈だったかな。歌唱だけ聴くと声が震えているんだけれども、もちろんそれはそういう歌い方をすべきシーン、演技と歌唱が見事に融合している。他の主要出演者は演技が出来る人は歌えない、歌える人は演技が出来ない感じだったので、安倍なつみの存在感が良く発揮された。

白井 ミュージカルからは高橋愛・新垣里沙のデュエットが入っているね。これはどの部分?

長 王子とシンデレラが再会して、愛を確かめるシーン。

黒田 そのシーンの歌って凄く短くなかったっけ?

長 そう。凄く短い。その短い時間に再会を戸惑い、喜び、感極まってシンデレラが涙を流すの。短い歌の中でシンデレラの高橋愛がぼろぼろ涙を流し出すわけですよ。凄すぎる。女優です。

黒田 あの、ここは「歌手」を評する部門なんですけど。

長 愛ガキつながりで「パープルウィンド」。「シンデレラ」の愛ガキとは一転、とてもかっこいい愛ガキ。

黒田 この曲は78期もいるんだけどな。

長 藤本美貴のはいろいろ迷ったんだけれど、やっぱりこの曲が好きなんだな。アコースティック編成のシンプルなバンドの演奏の中、奇を衒わずさっぱりと歌いきる。「置き手紙」のほうは必ずしもミキティのための曲という気がしないんだけれども、こっちはミキティのために作られた曲って感じがして、いい。

黒田 松浦亜弥「初めて唇を重ねた夜」。あんたこの曲好きだねえ。

長 好き好き、大好き。2006年の「Naked Songs」で初めて聞いて惚れ込んで、その後2006年秋コンサートDVDで見て、2007年コンサートで生で聞けることを楽しみにしていたら、セットリストに入っていなかった。で、今年ようやく念願が叶ったというわけ。後もう一点、この曲にはお話があって、今年の夏ハロ「避暑地でデート」では℃-uteの鈴木愛理、モーニング娘。のリンリンとあと誰か一人の3人でこの曲を歌っていて、この歌唱はこの部門のいわば番外編なのだけれど、これを聴いて初めて「ああ、鈴木愛理って歌うまいな」と思ったの。それまでは正直苦手でねえ。キッズの子の中では夏焼雅の声が一番好きで、鈴木愛理の「喉を頑張ってはってます」系の声は好きじゃなかった。でもこれを聞いて、ああ、本当にこの子はきちんと歌えるんだな、と。

黒田 そっち系のファンからしたら、本当に今更だろうな。というかキッズって。

長 で、本家をってことで「AYA The Witch」のDVDを見返したら、ああ、やっぱりこっちが「本家」だな、と。

黒田 その割には順位はいまいちだねえ。

長 いまいちって、この部門、いったい何曲の中から選んでいると思っているんだ。数える気もしない曲数があるんだよ。ただ正直言うと「Naked Songs」の時のを越えられていないんだな。「Naked Songs」の時の特にアレンジが良すぎて、それと比較してしまう。

白井 「AYA The Witch」のほうはオリジナル(初アルバム「ファーストKISS」収録)に近いアレンジなんだな。「Naked Songs」はファンの中でも好きずきがあるみたいだし、そっちバージョンはあまり聞けないかもね。

長 STBライブの「Ya Ya〜あの時代を忘れない〜」。これは福ちゃん(福長雅夫)のコーラスが良く効いていた。ただそのときのMCであややが「自分の声はキンキン声だから(男性のコーラスと合う)」みたいなことをいっていたんだけれど、あややの声って「キンキン声」かなあ。あまりそういう風に思ったことがなかった。何にせよ、STBライブ自体はいろいろ微妙だったけれど、この曲は聴けて良かった。

長 で、ここまで来て、改めてよく見るとまだ一位について語っていないわけだ。

黒田 改めても何も、あからさまだけどな。

投稿者 althusser : 2008年12月31日 10:46

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