重層的非決定?

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2009年06月21日

■ いつものMCメモ

私個人のとっての記憶の定着を意図したというだけのMC記録。

昼公演

バンドメンバー紹介
「(ヴァイオリンの)都留さん、大変なことがあったみたいで。新幹線の指定券をなくされたんですよね」。「そうなんですよ、14号車ということだけは覚えていて、14号車の指定券をくださいとお願いして、なんとか新横浜でメンバーと合流できて、ほっとしました」
三文オペラ
大阪での通し稽古はすっぴんでおこなった。本番では白塗りの化粧だから、逆に恥ずかしくて。お母さん役のみいちゃん(松田美由紀)が全然怖くなかったりして。

中澤裕子バースデーライブ
裕ちゃんのバースデーライブに飛び入り参加した。会場に行ったら、矢口もいて。なっちと同じくバースデーケーキの帽子を被ってて、同じことを考えるんだなあ。よっちゃん(吉澤ひとみ)もいたんだけれども、よっちゃんは全身緑で「もずく」とか言っててもう意味わかんないし。
裕ちゃんが「ふるさと」を歌っている最中に袖で、ちゃりんちゃりんと鳴らしてて。歌い終わったら自転車に乗って登場したんですよ。自転車を裕ちゃんが前から欲しい、っていってて、プレゼントに用意してたんですけど。登場したとき、裕ちゃんが「なっちー」って言って飛びついてくると予想していたら、全然反応してくれなくて、水とか飲んでて、もうそのまま舞台からはけてしまうところでしたよ。
ファッション
今回のツアーはまた自分で衣装をデザインしたんですけどね。ファッションって結構難しい。雑誌と上手いろいろ研究したりとかしてね。いろんな人のをまねしたりとか。マネキンを一式そのまま買うって人もいましたけどね。石川梨華っていうんですけど、元同じメンバーの。
ブログ
もう楽しくって。ずっと携帯で更新したりしているから、すぐに電池がなくなって。充電器を持ち歩くようにしているんですよ。更新のタイミングとかわかんないから、しょっちゅう更新していたら、更新しすぎ!っていわれたりしました。
どこかのMCでの一こま
なんだか話にオチがないですね。そうなんです。私の話はオチがないんです。
何かで噛んで会場よりブーイング。(耳をふさぐ仕草をして)「聞こえなーい」。

夜公演

メンバー紹介
都留さんがスニーカーを履いておられるんですよ。なんだかスニーカーってイメージないですよね。革靴ってイメージかな。(今回のツアー向けに新調、ツアー開始には間に合わず、今日が初めて)夜公演は黒。昼公演は白。しろくろしろくろ、明日は何色になるんでしょう?
徳武さんは息子さんともライブをなさるとか。音楽一家ですもんね。次はいつあるんですか。え?明日?あ〜びっくりした。明日は(なっちコンで)岡山ですよね。
三文オペラ
メッキと三角関係になった恋敵を罵倒するシーンがあるんですけど、大阪ではほとんどアドリブで。「この食い倒れが!」とかいろいろ言ってました。「このジャイアンが!」って言ったときには「はあ、ジャイ子ではなくてジャイアンなのかぁ」ってぼやかれて、「え?そこ?」みたいな。
大阪公演ではほとんどが一回公演で(全部!との会場の声に、あ、そうでしたっけ)、終わったあととかに他の舞台をいろいろ観にいったんですよ。オペラ座の怪人とか、劇団新感線とか。食事にもよくお誘いを受けて、あっちからもこっちからも「今どこ〜」「すぐこっちにきて」という感じで。その中でも米良さんと特によくご一緒して。
神様
町中の路地で偶然2年ぶりに友達と会って。「えーいまなにしてるの〜」とかいって。本当に偶然で。何か神様がチェスのコマを動かすようにして、出会わせてくれたのかなあ、とか思って。
妹とよく食事とか行くんですけど。その後、いつも「ゲーセン行こう」って誘われるんですよ。私も当然行きたいんでしょ、みたいな感じで誘ってくるんですけど、私は別に行きたくないんですけどね。UFOキャッチャーがとても上手くて、ここはこうこうで、てこの原理でどうこうで、とかいって、いろいろなものをゲットしたりして。そこでとれたものをプレゼントしてくれて、「おそろい!」とか言ってくれるんですけど、これどこに付けよう〜、ってなるんですよ。
最後
「Dr.Kこと徳武弘文さんでした!」と紹介しようとして「とくたけこと徳武弘文さんでした!」といってしまい、少し焦って徳武さんに謝る仕草。

■ やっぱり盛り上がるのがすき!

体調がよろしくない。インフルエンザに感染して、大勢の人が集まるところに行けばウィルステロ状態になる、とかそういうことではなくて、ただひたすら眠い。

そんな状態で「癒し」を売りにする歌手のコンサートに行けばどうなるか、考えるだに恐ろしい。高額な安眠スポット。いやいや、それはまずい。というわけで、眠気と戦いながら行ってきました、なっちこと安倍なつみSummer Live Tour2009「やっぱりスニーカーがすき!」、大阪公演。

会場は大阪御堂筋にある御堂会館。一昨年の安倍なつみ新曲発売イベントで用いられた会場。大阪厚生年金会館ともより駅は同じだが、駅からはこちらの方がかなり近くて便利。ただし仏教系の施設なので、「アイドル歌手」のコンサート会場としてはちょっとそぐわない雰囲気。

会場ではいろいろイベントが行われているようで、中には「九条の会」のイベントも。一昔前だったらこっちに行っていたりしたかなあ、とかちょっと思ったりも。

とりあえずグッズ販売。娘。コンと違ってそれほど並ばずとも買える。ただ閑散としている感じではなくて、ひっきりなしに購入者がいる感じ。私はDVDマガジン、ビジュアルブック、そして「スニーカーストラップ」を購入。占めて6400円也。一回ライブに行ける額じゃないか。ストラップは安倍さんが自分も携帯に付けている、と明言したもの。昨年のはにわっちストラップでは見事に裏切られたので、「おそろい」に向けて再チャレンジ。

座席はいつものファミリー席。段差が結構あって、そこそこ見やすい。隣にはちょっと年齢高めのご婦人二人連れ。会場全体に女性客が(なっちコンにしては)目に付く。親子連れもぱらぱらと。

隣のご婦人、ライブ開始時、客が一斉に起立するのに戸惑い「え、立たなければいけないの?」とひそひそ話、でもファミリー席なので前と隣の客は着席したままなのを確認して、安心したご様子。安倍さんの「三文オペラ見に来た人」という問いかけにおずおずと手を挙げていたので、もしかするとそのつながりで来られたのかも知れない。おそらく初めてのなっちコン、どう感じられたのだろうか。

そういう「アウェー」な人が近くにいると、こちらも自然とそういう目線でライブを見てしまう。そうすると自然に採点が辛くなる。

あともう一歩なんだよな。かなりいい。誰に見せても恥ずかしくない、とは言える。でも「いい!」と思わせるにはやはり弱い。安倍さんの発声はかなり安定しているし、歌詞もほとんどの曲が鮮明に聞き取れるし、気持ちも入っているし、舞台を見てライブにもきてみた、という人をがっかりさせるような出来ではない。MCもぐだぐだだけれども、ハートフルな感じはきっと伝わると思う。でも何か足りない。これぞ安倍なつみの歌だ!というだけの強力なインパクトを感じさせる部分が弱い。三文オペラでのソロ楽曲「海賊ジェニー」の時のようなものをもっと出していければ、その「何か」が補われるようにも思うのだが。三文オペラは安倍なつみは「かなりのチャレンジ」だったと言っているが、しかし安倍なつみの中にもともとああいう要素はあったはず。実際多くの安倍なつみファンは、言われるほどあの舞台の安倍なつみに断絶感を感じてはいなかったように思う。そのもともと安倍なつみが持っているものを引き出し、そこから十全なるインパクトを引き出した宮本亜門はやはりさすがというべきかも知れない。

ライブの構成としては、よく言えば中庸、もっとよく言えば、これまでの集大成、悪く言えば中途半端。

前半はヴァイオリンを生かしたアコースティックな編成。後半は同期音源を多用して、かつてのなっちコンのノリを再現。

それはそれで各々意図はよく理解できたし、さらに地方でのライブハウス会場でのライブを想像すると、前半は着席で、後半はスタンディングで、というふうに客席を誘導すれば、さらに意図は鮮明になる。少ないバンド編成で「二度おいしい」を狙ったのだとすればこれしかない。

ただ私は春の「微風」ツアー以上にまったりと「聞かせる」ライブを期待したのだ。ドラム、サックスの代わりにヴァイオリンというバンド編成を聞いたとき、私はそのヴァイオリンをフィーチャリングしたセットリストを期待した。それからするとやや当てがはずれたところもある。

もう一点、セットリストに入っているカバー曲「森へ帰ろう」(山本コウタロー&ウイークエンド)。選曲の意図が伝わらない。正直言っていくら何でも「誰か」の好みを押しつけすぎだろう、と。安倍さんが知っている曲では絶対ないし、というか私も知らない曲だし、いくらフォーク世代の心を安倍なつみに歌わせたいと思っている人がいるにしても、もう少し歌わせる曲は考えて欲しい。知られてもいないし、選曲の意図が言葉でも説明されないし、曲自体にも強烈なインパクトもないし、安倍なつみの表現にとってチャレンジングなところも一切ない曲をあえて選曲する意図が全くわからない。さらにいえばこういう歌詞にメッセージを込めたような曲の歌詞はカンペを見て歌っては駄目。舞台の台詞を覚えられるのなら、この一曲の歌詞ぐらいは安倍さんも覚えなくては駄目だと思う。カンペを見ながらおずおずと歌うものだから、ますますこの曲をなんで歌っているのかが全く私には伝わってこなかった。

いろいろ不満もあるけれども、一曲目に「微風」、中盤に「小説の中の二人」そしてラストに「空 Life Goes On」という私の思う安倍なつみの曲ベスト5に入る曲が要所要所に入ってきて、全体としては良かった。ヴァイオリンも全体にいい感じに絡んできて、よかった。ただ一曲、徹底的にヴァイオリンをフィーチャリングした「泣かせる」アレンジの曲があればもっと良かったのだけれども。

かつてのいつものなっちコンを再現したことが功を奏したか、会場の盛り上がりはかなりのもの。特に夜公演ではあまりの盛り上がりぶりに安倍さん感激して涙声になる場面も。安倍さんも、客も、「盛り上がる」のが好きで、それがいいライブだというのなら、それはそれでありなのだと思う。

■ 私・I.・愛

体調がよろしくない。熱があるとかそういうことではなくて、ただひたすら眠い。何かしらに高揚感のようなものを持つことがほとんどない。そういうものなしに文章をものすことも難しい。

購入品としては、高橋愛写真集「あっし」もとい「私」とDVD「I.」。どちらも見ているときにはぐっと来るものがあるのだが、それを感想文とするだけの気力なく、今まで放置。それにDVDの方はまだ半分ぐらいしか見られていない。

いろいろ書きたいことはあるのだけれども、あまり遅くなっても、というのもあって、さしあたりの感想文を。

これはいいエロ。

前にも書いたことがあるけれども、モデル自らが表現しているエロはいい。どこかしらに無理矢理感があるのは駄目(児童セミポルノを想起させたり、モデルに「脅え」のような表情をさせたりした写真が表紙の写真集とか何を考えているのだろう)。理念化してもいい話だけれども、とりあえずは私の好みとしてそうだと言っておく。

この2作品はどちらも愛ちゃんがノリノリでエロかわ(ちょっとエロくて、可愛い路線)を楽しんでいるのが伝わってくる。アメリカの映画の主人公みたいな気分なのだろうか。もっともそれにしては見た目年齢はかなり低いので、本人が思っている(であろう)よりはずっと「ロリコン」系であるのは、まあ、まあ、仕方がない。

表紙に関しては、写真集のよりもDVDの方が256倍良い。写真集の表紙の写真は、数ある写真の中でもワーストに近いくらい表情がよろしくない。なんでこの写真を表紙に採用したのか、と思う。

そもそもこの作品には水着はなくても良かった。露出の多さ、という即物的なものを排してなお表現されるエロティシズムこそ表現者の力が問われるわけで、それだけのものは表現し得たように思う。セールス的には水着がないと厳しいのだろうし、なんだかんだ言って私も当然愛ちゃんの素な躰に目線が行ってしまっているわけで、自分で言って説得力の欠片も感じないのだが。

2009年06月06日

■ なっちだなあ

安倍なつみ オフィシャルウェブサイトのデザイン、初めて見たときの感想。「なるほど、なっちだなあ」と。

なっちらしくないところがなっちらしいという。

普通芸能人ブログ、ましてや少なからず「かわいらしさ」で売っている女性アイドルのサイト、自分のちょっといい写真を使うもの。これまでのハロプロメンバーのブログはことごとくそうなっていたはず。そこをあえてはずす。それでその代わりに絵を使う、それならそれでほんわか系、可愛らしい系でいきそうなものを、またまたそこをはずす。そしてこういうサイケデリック、ちょっと違うか、絵のジャンルはよくわからないが、何とも言えない雰囲気の絵を採用する。

具体的になんなのかは私にはよくわからないところもあるけれども、何というか何とも安倍なつみのこだわりやら想いやらが詰まっているというのはひしひしと感じる。

「なるほど、なっちだなあ」。

■ スニーカーコン開幕

なっちこと安倍なつみコンサートツアーが開幕、ということなのだけれども、関西人からすれば初日会場の東松山ってどこ?というか、そういう地名があることを生まれて初めて知った、というわけで、まったりお留守番。明日の横浜関内はいい会場だし、そこそこ行きやすいけれども、仕事もいろいろ忙しいし、お金も大事だし、でこちらもスルー。20日大阪までお預け。

あとは東京と山梨。全部チケット入手済み。ライブハウスがあまり好きではないので、ホールコンだけで合計5公演。チケット代はともかく交通費が辛い。山梨は観光がてらということで、まあいいかという感じだけれども、東京は今更だし。

ネタバレは歓迎なので、セットリストも早速見たのだけれども、あの曲、この曲がない!というのもあるけれども、それを言い出せばきりがないし、まあこんなものとも思う。もうちょっとカバー曲あたりで、おや?と思わせるようなのがあってもよかったかなというものあるけれど。

こちらとしても良くも悪くもまったりとした心境で、娘。コンの時のようなどきどき感とかはあまりない。まあツアータイトル通りに背伸びせず「スニーカー」で見に行く感じかな。

■ 初めてのブログ♪

なっちこと安倍なつみの頭の中をちょっと覗いてみたい気持ちになったことについて。

安倍なつみ オフィシャルウェブサイト

「女性アイドル」のサイトじゃないよーな。

独自ドメインでブログやるのは中澤裕子に続いて、なのだけれども、中澤さんは途中からアメブロに行ってしまった。はてさて、安倍さんはずっとここでやるのか知らん。