重層的非決定?

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2008年07月28日

■ 本日の教訓4

仙台周辺で日曜日・月曜日に観光するときには、日曜日に仙台市内、月曜日に松島に行くべし。

ってずいぶんニッチな教訓だな。

今日は朝7時に目が覚める。でもどのみち飛行機の時間までさしてやることもないので、あえてだらだら過ごす。9時に朝食を取ってから、10時に仙台駅に向かう。とりあえず仙台周辺の観光で時間をつぶせるだけつぶそう。

仙台周辺の観光地といえば、仙台城。もっとも戦災その他でたいしたものは残っていないらしい。どれだけ時間がつぶせるか不安。

何はともあれ仙台城にどうやっていこうかと思案すると、どうも仙台市内では観光客向けに仙台市内の観光地を一通り回る「るーぷる仙台」なるバスがあって、一日乗車券600円で乗り降り自由だと知る。そしてこれが仙台城も行くらしい。というわけでこれで時間をつぶすことに決定。

仙台城まで往復するだけでは心許ないので、途中の観光スポットも立ち寄れるだけ立ち寄ろうと思う。手始めは晩翠草堂。詩人の土井晩翠の旧宅後らしい。ってこんな人知らないんですけど。荒城の月の作詞者だって。と思ったら、月曜休館。ま、いいか。

次は瑞鳳殿。伊達政宗の墓を復元したものらしい。るーぷる仙台一日乗車券があれば見学料金百円引き。お得。というわけでここで一回目の下車。杉が茂る山道は中々風情があり、450円はまずまず。

仙台城に行く前にその麓の仙台市博物館。あまり博物館は熱心には見ないのだが、どうせ時間もあることだし、見ておこうか。と思ったら、月曜休館。ちょっと考えたらそりゃそうだな。

バスで山道を登って仙台城跡にたどり着く。景色はいいが、箱物があまりないので、それほど時間はつぶせないかも。仙台城見聞館、入館料無料。ま、無料なりかな。次。バーチャル仙台城をCGで再現とまがまがしい宣伝で入ったのは青葉城資料展示館。「るーぷる割引」200円で見物料500円。CGが売り、というより本当にCGぐらいしか見るものがない。もうちょっと博物館ぽいのかと思っていたけれど、博物館は仙台市博物館を見ろってことですね、はい。

城内に護国神社があって、そこでもなにやら展示をやっている。「戦艦大和の模型」、「特攻隊員の英霊」、「教科書が教えない」、段々胡散臭くなる。のぼりを立てて宣伝しているのだが、その作りがまた安っぽい。もっと何というか、全体の雰囲気に合わせろよと思う。というか、外国人も観光に来るこんな場所で日本の恥をさらさないでくれ。神社だから天皇を敬うのはいいと思うが、天皇だって先の大戦の国際的な評価は進んで受け入れているのだ。今更それを覆すようなことを国際的な観光地でがなる神経が分からん。

ここで昼食。「伊達の牛タン」という店。しかしさすがに牛タン定食でもあるまいと思って、牛タンシチュー。結構普通の牛タンシチューだった。

普通はそのまま引き続きバスに乗るのだが、ちょっとは歩こうと思って、いったん山を下りる。急な坂道を降りて、先の博物館前まで戻って、巡回してくるバスを待つ。逆ワープ。

もう一度バスで山登りをして、今度は仙台城跡をスルーして、お次は青葉山植物園。植物園、いいよね。落ち着くよね、と思っていたら、月曜日休園。そりゃそうか。月曜日だしな。

さあさあ次は自然史標本館。昔科学少年の端くれだった身としては結構楽しそう、と思ったら月曜休館。ま、分かっていたけどね。

このままでは時間が余るから、普段はスルーするであろう次の宮城県美術館でも行こうか、と思ったら、月曜休館だけじゃなくて、そもそも長期休館中。10月になるまで開館しないらしい。なんだ。

というわけでこのまま仙台駅に帰ったら、飛行機まで時間が余りまくるので、定禅寺通市役所前というところで下車。先日TBC祭りがあった勾当台公園のそば。というわけで、勾当台公園を見物。結構普通の公園だった。メインステージが置かれていた場所に行くとちょうど片付けをやっているところ。ああ、ここに美貴帝が来ていたんだなあ、とちょっと感慨にふける。

その後は駅には向かわず、るーぷる仙台バスの出発点から二番目にあるバス停まで大幅逆ワープ。巡回しているから、出発付近と終着付近のバス停はかなり近い。ということで、ほぼ出発点から再度循環バスに乗る。暇だな。

今度は途中で降りることはせず、ひたすら乗り続ける。車内では案内放送の他運転手自身もあれこれ観光案内をしてくれるので、単に載っているだけでもちょっとした観光になるのだ。これでさらに一時間程度余分に時間つぶしに成功。そのまま仙台駅に到着。でもまだ時間が余っている。

とりあえずここまでは仙台駅西口を制覇したのだから、今度は東口だ。というわけで駅構内を横切って東口に向かう。まずはZepp仙台。そう、一昨日アコなっち仙台公演があったところだ。もちろんアコなっち公演の面影はない。さあ、東口の観光地は、というと、西口に比べて、あからさまに何もない感じ。仕方がないので、榴ヶ岡公園なるところに向かう。こちらもごく普通の公園。でもそれなりに緑が多くて悪くはない。そしてここには歴史民俗資料館があるのだ。おまけにちょうど戦争展をやっているらしい。仙台城のよりかなりまともそうな内容だったのでちょっと期待してみる。

月曜休館。あ、そうですか。

ここからちょっと先を行ったところに楽天イーグルスの本拠地がある。楽天といえばDEF.DIVA。これはちょっとは見ておかなくてはなるまい、と思っていくと、メディア経由で見慣れた独特な色彩の球場が浮かび上がる。でも閑散。月曜日だし、試合はないよな。まあ、試合があってもなにがどうということはないが。

さすがにそろそろいい時間になってきたので、仙台駅に引き返して、そこから仙台空港に向かうことにする。夕食をどこで食べるか悩ましいが、結局空港で何とかすることにする。

空港、食事するところが見あたらないと前に書いたが、単に見落としていただけだった。普通にレストランが何店かあるじゃないですか。そこから見繕って注文したのが牛タンカレー。どれだけ牛タンづくしなんだって。いっそ全部牛タン定食(牛タンの塩焼きがメイン)にすれば良かったともちょっとだけ思う。

とまあ、今日一日を振り返ってみて、だ。月曜休館ってのが多すぎないか?というか、そんなこと最初から分かりそうなものだから、仙台市内見物は日曜日にすませておけよと。いや、ちょっと待て、それで月曜日に松島に行ってもそれはそれで困らなくはないか、と思って唯一「休館」ということが起こりうる水族館のパンフレットを見てみる。「年中無休」。あーーーー。

仙台周辺で日曜日・月曜日に観光するときには、日曜日に仙台市内、月曜日に松島に行くべし。

これを今後の人生の教訓として生きていこうと思う。

2008年07月27日

■ 本日の教訓3

観光地でもうまいものは食える

なっちともハロプロともほとんど関係ない話になるが、ついでなのでここで続ける。

なっちこと安倍なつみのライブ終了後、テレビドラマ「ルーキーズ」最終回を見ることにしていて、しかし夕食も食べなければならず、というのでワンセグでルーキーズを見ながら食事できそうな店選びに苦心する。牛タンを食べたかったが、さすがに牛タンを出す店で携帯画面を見続けるというのはよろしくないと思い、かなり騒々しい感じの餃子・ラーメン屋?に入る。注文したのは生ビール・餃子・ネギ冷や奴のセットと塩焼きそば。仙台、という感じでもないが意外とおいしかった。

食べるものを食べるとホテルに戻ってドラマの続きを見る。その後、「ヤスコとケンジ」を見てから「めぞん一刻」を最後の一時間だけ見る。ドラマ漬け。

それだけ見た後で、アコなっちライブの感想文などを物したり、ネットで他の人のレポートを探したり(少ない!)していたらいつの間にか3時になっていた。

翌朝起きたら9時40分。遅すぎる。無料で朝食券がついてきたので、ありがたくいただいてから、ホテルを出たのが10時過ぎ。松島に向かおうと仙石線のホームに立つ。

しかしうかつなことに地震の影響がJRに出ていることがわかっていなかった。仙石線は運休だらけ。その時点で東北線利用を思いつけば良かったのだが、よくわからないまま仙石線の列車を待つ。乗り継ぎも運休がらみで上手くいかず、結局松島海岸駅に着いたときには12:30を回っていた。

去年の宮島に続いてこれで日本三景の二つを制覇。アコなっちツアーのおかげで30数年間日本人をやりながら見なかった観光地を巡る。日本万歳。

日本三景と並び称せられるだけあって、松島、宮島といろいろ雰囲気が似ている。何というか日本の伝統的観光地(海辺)という感じ。ただ松島の方には厳島神社という一大箱物がない分少し物足りない。いずれにしても金太郎飴的で、ああ「日本三景」はもうおなかいっぱい、という感じ。

朝食が遅かったのもあってあまり食欲がなく、雄島・五大堂と散策しておなかを少しでも減らせてから、店を物色する。

途中でいかにも観光地の食堂、という感じの、やや強引な呼び込みに負けて入った店(食事処櫻井)で牛タン炭火焼きと生ビールを食す。食欲がなかったので牛タンはあえて定食ではなく単品で1200円、生ビール600円。観光地価格。

ところが、全然期待していなかった味の方は大変よろしかった。牛タンとして出てくるものとして期待していたものよりずっと肉が軟らかくて、でも適度に歯ごたえもあって、炭火の香りも良くて、観光地の食堂、とは思えない味だった。宮島では穴子丼を食べたが、そちらはお味も「観光地」という感じだったので、味対決は松島の勝ち。

腹ごしらえをした後は水族館。海辺の観光地の定番。おまけに「伝統的な観光地の水族館」らしく、何とも作りの古くささが昭和の香り。宮島の水族館とやはり印象はかぶる。

そんなこんなで時間をつぶして、もう十分だなと思ったのが15時半。意外と時間がつぶせなかった。仙石線を避けて、東北線の松島駅に向かう。観光スポットから徒歩20分ぐらい。途中少しも観光地っぽくない道が続く。駅前も単にひなびた田舎駅。松島海岸駅がいかにも観光地の駅という感じなのと比べると結構寂しい。

仙台駅に帰り着いたのが16:35.仙台市内観光は明日にとっておかなくては、明日困る。というか、もうこのまま空港にでも行って帰りたい気分になる。二泊はよけいだった。

やることがないが、ホテルに引きこもっても仕方がないので、TBC祭りを冷やかしに行く。昨日だったら藤本美貴が出ていたのに、などと詮無きことを思う。中川翔子ライブが本日の目玉らしい。あまり興味がないが、それこそ「冷やかそう」かと思う。

会場に着くと見慣れた写真が。美貴帝こと藤本美貴の全身写真がプリントされたのぼりを手に司会者がしゃべっている。どうやら直筆サイン入りのこののぼりをチャリティーオークションとして出すらしい。「全身写真」にはそれほど興味はないが、その商品の行方が気になるのでオークションを見守ろうと思う。

オークション開始までは中川翔子ライブ会場をうろつく。大した集客力。司会者は3000人といっていたが、もう少し多かったかもしれないぐらい。まあ無料だし、私のような冷やかしもいることだし、とも思うし、それでもハロプロでここまで仙台で人を集められるメンバーはいるだろうかと思ったりもする。

出だしだけ聴いていたが、屋外会場のせいか、音がひどく割れて聞きづらい。歌もがなっているように聞こえて、アコなっちに慣れた耳には毒だな、と捨て台詞を心の中で吐いて、オークション会場に向かう。

ところが待てど暮らせどお目当ての商品が出てこない。人も少なくて、いろいろな出品物の値も上がらない。さるバンドのエレキギター(購入価格20万円)が7000円で落札されたときには、何となく哀しくなった。嫌な話だが、これを1万円で落札してYahooオークションとかに出したら、相当な価格がつくんじゃないかなどと思ったりもする。

しかし楽天選手のサイン入りユニフォームとかそんなのが出てくると俄然オークションも白熱してくる。そしていよいよ。まずは堀内孝雄のサイン入りセンス他のセット。しかし意外と値が上がらない。3000円とかそんなのじゃなかったか。私が5000ぐらいで落札してやろうかとちょっと思ったが、それほどほしいわけでもなかったので見送る。そして藤本美貴サイン入りのぼり。こちらも5000円ぐらいだったら私が落札してやろうと思っていたが、15000円まで跳ね上がる。何となくほっとする。ちなみに中川翔子サイン入りパンフレットとかは20000円を超えていた。

結局本当に「冷やかした」だけになったが、何となくTBC祭りとやらを堪能した気にはなって、満足して急いでホテルに戻り、ドラマ「篤姫」と「Tomorrow」を視聴。見終わってから急いで夕食に向かう。

入った店はホテルそばの牛タン屋「利休」中央通り店。またもや牛タン。己の発想の貧困さに呆れる。

1500円のヘルシー定食に生ビール、お通し付きで合計2400円。定食には牛タン炭火焼きに漬け物どっさり、テールスープにとろろ、サラダ、ご飯が付く。同じ値段の定食同士で比べると、こちらの方が夜価格なのに松島「櫻井」よりも副食は豪華。テールスープもおいしかったので悪くはないのだが、肝心の牛タンは「櫻井」の方がおいしかった。観光地侮れず。

明日飛行機は19:00仙台空港発の便。それまでやることがない。もっと早い便にすれば良かった。疲れた。もう帰りたい。

■ いつもの備忘録

だらだらとMCを記録するよのコーナー。

トゥーランドットの思い出話。

今まであまり話題にしなかった共演の北村有起哉さんの話題。「なっち、良かったよ〜」「女優賞とか取れるんじゃない?」とか持ち上げてくる。と思ったら「今日の演技、気にしなくてもいいよ」「ドンマイドンマイ」と励ましてきたりする。「え、なっちそんな演技駄目だったっけ」とかおもって、お返しにこちらも「ドンマイ」とか言ったりする。

舞台袖でコーラスに混じって勝手に歌っていた。「トゥーランの♪」

初めて人前で歌を披露した中村獅童さんのソロパートが共演者の間ではやっていた。「見つけ出せ〜奴を♪」。いかにも獅童さんらしく、厳つい感じでね。

本当は(安倍なつみ演じる)リュウのソロは一曲だけの予定だったんですけど、(音楽担当の)久石譲さんが「リュウの曲を一曲増やしたい」とかそういうので、もう一曲増えたんですよ、って実際にそういう風に言ったわけじゃないと思うんですけどね。 久石さんといえば「ぽにょ」いいですよねえ。すっかりはまってるんですよ。携帯の着信も「ぽにょ」にしているし。ってトゥーランドットの話とは違っちゃいましたね。

仙台の夏と言えば七夕祭り。結構大がかりなんですってね。どのぐらい(の期間)やるんですか(客席に向かって)。(「6,7,8」という声を聴いて)え、3ヶ月もやるの?あ〜なんだ月のわけないですよね。

もう夏休みなんですよね。(学生以外は「夏休み」なんてないし、という感じで観客が少しざわつく)わかってますって。地方によって夏休みが始まる時期が違うんでしょ。知ってますって。

写真集

そうそうそうそう、写真集の発売日が決まりました。8月29日です。これ一日前だったら「はにわ」の日だったんですけどね。そうなの、(会場グッズのDVDの企画で作った)はにわっちがどんどん愛しくなってきて、今日も久々に会ったんですけど。それで前回の夜から発売になったはにわっちストラップ、なっちの携帯にもつけてるんだよ。(買ってくれた)みんなとおそろい、みたいな。

実家話

(前回札幌公演の折り)久しぶりに実家に帰って、お母さんは東京に来ているんで、お父さんと二人きりで、いろいろ話したりしたんですけどね。前にお母さんに話したことをお母さん経由でお父さんに伝わって、「直接お父さんに話してくれないんだぁ」とか拗ねてるの。

そのときに子どもの頃のビデオを久しぶりにまた見たんですよ。(「見たい〜」と会場より)駄目〜。でもちゃんとおもしろさが伝わるようにお話ししますから、それでいいでしょ。お姉ちゃんとなっちと妹の三姉妹で、写っているんですけど、なっちが一人で仕切る感じになっていて(以下省略)。

昔から水が好きで、今でも時間があれば泳ぎに行くこともたまにあったりするんですけど。スクール水着とか着たりして。違う、想像しないでよ。私が想像してしまったりしているんですけど。スクール水着じゃなくて、え〜と、競泳用、ですよね。

子どもの頃からそうで、雨とか大好きで、長靴に水を入れて、あ、お母さんに怒られると思いながら、それが気持ちよかったんですよ。

半身浴とかも好きで、シャワーも好きなんですけど、シャワーってあまりエコじゃないから(とちょっと胸を張ってみせる)

■ 本日の教訓2

ステージが見えるライブは楽しい

何でもないようなことが、幸せだったと思う、ってそんないい話じゃなくて、SHIBUYA AXが非常識にひどすぎるんだって。執念深いですか、そうですよ。

地元仙台の大がかりな「お祭り」で多人数を前に歌を披露する藤本美貴、仙台公演といいながら、東京他からの「遠征」組がおそらく多数を占める、小規模会場のファンの前で歌を披露する安倍なつみ、どちらが歌手として幸せなんだろうとちょっと思ったりもする。というか、それはどちらでもいいのだが、「ハロプロファン」にその二人を選ばせるなよ。せっかく仙台にハロプロのソロ歌手二人が来るのに、両方を見られない日程編成。仙台のファンはがっかりだろう。関西から仙台にまではるばる来た私もがっかりだ。

今日の公演、ファミリー席を取りそびれたので二階後方の一般席。とはいえ、今日よりも大きい会場の3階最後方列から鑑賞することも多いので、まあ、何とかなるかな、とも思う。SHIBUYA AXのような***会場(検閲済み)でもない限り。

それにしても今日はついている。私のいたブロックはなぜか空席が多く(チケットは売れていたはず)、しかも一般席なのに着席してみる人が多く、二階一般席後方からでも視界が開けていた。途中から空席だからと勝手に席を移ってきた馬鹿者(検閲の要なしと判断)がいて、ちょっと視界が遮られたが、視界的には許容範囲(しかし空いているからと言って勝手に席を移動する奴は私は大嫌いだ。しかも他人のじゃまに絶対ならないところを探すなどして「最大多数の幸福」を指向するならまだしも、人の目の前、そして自分は一番視界が開ける場所に移動する、っていくら何でも自分だけに都合良すぎる話じゃないか。本来の座席番号2階F列*番(検閲済み)のお前だ)。

(座席を勝手に移動したり、大量のペンライトを振りかざしたり、終演後に上半身裸になるのが跋扈したりする客席はともかく、と注釈を入れなければならないのが残念だが)ステージが輝いていた。簡素なステージなのだが、安倍なつみがいて、きらきら光る衣装を着ていて、そこに照明が当たって、安倍なつみの笑顔があって、ステージが輝いていた。

バンドメンバーもしっかり見える。アンコール登場時に毎回小芝居をやっているなんて初めて知った。ちなみに今日はひげダンス。バンマス岩崎さん提案らしいが、安倍さんもパーカッションのASAMIちゃんもひげダンスは普通に知っているようだった。そういうものか。

チケット4枚目にして初めてステージを見られたんだよな、と感慨もひとしお。3枚チケットを無駄にした感じで(1枚は私都合)、今年のアコなっちは正直悪しき想い出として残りかねないところだった。だからこそ今日見られて本当に良かった。欲を言えば後もう一公演、この形式のライブを見て、もっとこのいい思いを定着させたかったところではある。

基本的には去年のアコなっちツアーを踏襲しているが、去年との違いがあるとすれば、バンドメンバーいじりがやや少なくなった(もう「いじる」必要もないほどにおなじみになったという意味もある)ことと、ライブ本編とアンコールがきっちり分けられて、「歌を聴く」のは本編で終了で、アンコールは客と一緒にノリよく楽しむ、という時間になったこと。私はアンコールでも一曲はきちんと「聴かせて」ほしいという気もするが、今回は今回でバランスはいいと思う。

「本日の一曲」はDreams come trueの「晴れたらいいね」。東京でも聴いているので、新鮮さはないが、普段の歌詞が明確な丁寧な歌い方ではなくて、少しロックっぽく崩して歌う歌い方が、「らしく」なくて、これはこれでおもしろい。自分の持ち歌などが相変わらず丁寧な歌唱だからこそ、こういう歌い回しもいいと思う。全部を崩し出すと、安倍なつみの歌ではなくなる。

今日、ということで言うと安倍さん26歳最後のライブということで、それを意識しすぎた(本人曰く)ためか、あれこれ変調。

特にひどいのがバンドメンバー紹介でギターは「久保田としお(?)さん」とか何とか紹介してしまう。去年からずっとやっているメンバーなのに。ご本人から「久保田邦夫です」と訂正されて、安倍さん平謝り。いくら何でも失礼すぎる。でもまあ「なっちだから」と思わせるのは人徳なのか何なのか。

歌詞とばしも複数回。最初は客に歌わせるとかそういう意図があって、あえてそうしているのかと思うぐらいきれいに歌詞が飛ぶ。直後の安倍さんの表情を見て、単に歌詞が飛んだんだな、とわかる。後のMCで「26歳最後のライブということを意識しすぎて」とか何とかいいわけ。別の曲で客に歌わせる場面があったが、そのときも実は歌詞が飛んだのをごまかしたんじゃないか、と一瞬思ってしまった。

それもこれも全部含めて、最終的にはいつもの「なっちワールド」。なっちがやりたいようにやって、一人で楽しんで、でもきちんとバンドメンバー、客を巻き込んでいる。あるいは歌とおしゃべりが大好きな女の子のホームパーティに招かれたような感覚。プロの作り上げたショーを見た、と感じさせないあたりに表現者としての安倍なつみの色を感じる。

2008年07月26日

■ 本日の教訓1

ワンセグは使える

狙っていた藤本美貴ライブ京都公演のチケットが取れず、蕭々とした状態で大阪伊丹空港に向かう。12:10発の便、昼ご飯どうしようと考えて、13:25仙台着、どうせなら仙台で昼食でいいか、と思う。

13:25仙台空港着、しかしあまり食事するところが見あたらない。空港じゃ駄目だな、と思ってJR仙台駅に向かう。乗り継ぎが悪く、さらに結構遠くて、仙台駅着が14:20。

15:00から放送開始の仙台地元放送局の夏祭りで藤本美貴が出演。会場も仙台駅周辺なので冷やかしに行こうかとも思ったが、ホテルにチェックインしたら、あまり時間がない。今更言ってもいい場所は取れないだろうと思って、ホテルのテレビで見ることにする。

何の根拠もなく(と気づいたのはだいぶ後になってからだ)15:15ぐらいには登場するものと信じてテレビをつけて待つが、待てど暮らせど美貴帝が出てくる気配がない。そのうちに肝心の安倍なつみアコなっち仙台公演開場時間が迫る。16:00開場。開演は17:00からだから、それに間に合えばよいのだが、開演ぎりぎりだとグッズが買えなくなるのではないかと心配になる。そう、グッズだ。どうしても買わなければならないグッズがあるのだ。

15:45に美貴帝ホテルのテレビでの視聴に見切りをつける。それでも気にはなるので、携帯のワンセグ機能をオンにして音声だけを聞きながら、徒歩でアコなっち会場に向かう。JR仙台駅の真ん前。一般客が待ち合わせとかをしている目の前にグッズ列。立地がいいと言うべきか。グッズ列は結構スムーズにはけて、無事目当てのグッズ購入。安心すると同時におなかがすいてきて、おなかがすいた状態でライブを見ても集中できないと考えて、コンビニでおにぎりを一つ購入。130円也。安上がりで遅い昼食だ。

少し早いけれど、会場に入ろうかと思ってふと気がつく。座席はいつもの後方列というので用意してきたオペラグラスをホテルにおいてきた。一瞬迷ったが、それほどの距離もないのでホテルに引き返す。その途中で美貴帝登場、携帯画面を見ながらホテルに入り、部屋に戻るやテレビをつけて、フルセグ画面で美貴帝を堪能する。なんだかとてもうまくやった気がする。

堀内孝雄にバトンタッチした時点で、タイムオーバー、急いで部屋を出て再びアコなっち会場に戻る。ワンセグ携帯の音声はオンにして聞いていたが、美貴帝の再登場はなかった。

生で美貴帝を見ようとしていたら、アコなっち開演にはかなりぎりぎり、グッズも買えなかった。それを思うと生を断念したところから良い判断をしたと自賛したくなる。美貴帝を生放送のテレビで見て、その直後になっちライブ鑑賞。美貴帝ライブの本編はアコなっちと完全にかぶっていたので見られなかったとはいえ、仙台ハロプロ祭り(私が今命名)をかなり堪能した気にはなった。そしてその功績の一端にはワンセグ携帯の活躍もあったとその功績をたたえて、本日入手のグッズはにわっちストラップをつけることにしよう。

■ 予兆

美貴帝こと藤本美貴ライブ、京都公演チケット、瞬時に売り切れ。それなりにあっさりサイトには繋がったのに、そのときにはもう売り切れだった。

ハロプロは関西は相当弱いと思っていたのに、さらに一応藤本さんは「彼氏持ち」だから、正直ここまでチケットが取れないとは思わなかった。

ライブ会場でのチケット販売が本日の12:00からあるようで、そちらを狙えば何とかなりそうな気もしなくもないが、12:00に京都寺町にいて、12:10伊丹空港発の飛行機に乗る方法を知らないのでどうにもならない。

ま、転売屋に頼る気は今回は0なので、気持ちを入れ替えてなっち仙台公演だ、と。でも今回はファミリー席が取れなくて二階後方だから、またしてもステージが見えず、フラストレーションをためるだけに終わるかも。いろいろ不吉だ。

■ ビジネスマン

どこまで予定がかぶるんだ。

明日はなっちこと安倍なつみ、アコなっち仙台公演。

ちょっと悩むところもあったが、大阪公演は仕事でいけず、東京二公演は座席の関係でステージがほとんど見えず、このままでは終われない、という思いがかって、関西からはるばる仙台まで行くことに。

最初は生まれて初めて東北新幹線に乗ろうとそれはそれで楽しみにしていたのだけれど、ネットを繰ってみたら飛行機の方が安かったのでふらふらと注文してしまう。大阪−仙台、仙台二泊込みで44000円。JRなら指定席を取れば往復運賃だけで44000円。JRでもいろいろ小細工をすればもうちょっと安くなるのかもしれないが、つい易きに流れる。仙台2泊にしたのはせっかく仙台まで行くのなら、ちょっとは観光したいな、と思ったから。といっても特に当てはない。

初日はホテルにチェックインした後、仙台市内をふらついて、美貴帝こと藤本美貴が出演するTBC夏祭りとやらを冷やかそうかと思う。しかし美貴帝出演の主要部分が肝心のアコなちとバッティングするとは。一応それ以前にも一回テレビ公開収録があるようなので、会場に行ってはみるかもしれない。

二日目は松島でも行こうか。相変わらず己の発想の貧困さにがっかりする。

三日目は仙台市内。そのまま飛行機で帰宅。

こうして考えていくと、一泊で十分だったじゃないかという気がしてくる。今更キャンセルはきかない。

それはそれとして、明日(今日)の10時より、なんと美貴帝こと藤本美貴のライブの京都公演チケット発売。このライブは川口、岡山とチケットは押さえられているので、それほど必死にならなくても、と思ったのだが、なんといっても地元の京都、しかも会場の都雅都雅というのはそれなりに知っているライブハウス。「知っている」と言っても中に入ったことがあるわけではなくて、このライブハウスのある通りが京都の電気街(東京秋葉原とか大阪日本橋の京都バージョン、といってもむちゃくちゃしょぼいが)なので、見知ってはいるわけだ。

そういう「なじみ」のライブハウスに美貴帝が来られる、となるとやはりそれはみておかなくては京都人が廃る、と必死モードになりたいのだが、えーと、明日私は飛行機で仙台入りするわけだよね。チケットなんて買えるのですか?

天の助けか、飛行機は12時伊丹発。ぎりぎりまで自宅で粘れば10時には自宅でネットアクセスできそう。でもせわしない。もちろんそれでも自宅で粘るわけだけれども。

さらに話は変わって、8月10日、なっちこと安倍なつみの誕生日ライブで東京にいるときに、加護ちゃんこと加護亜依の復帰イベントが大阪で開催、こりゃ行ける訳ねえ、と思っていたら、なんと加護ちゃんイベント追加公演決定。おお、こりゃ行きたいぞと思ってみたら、翌日の8月11日。何も二日連続でやらなくても。いや、本来二日連続でも何でもいいのだけれど、その日は私はまだ東京にいてモーニング娘。のミュージカル「シンデレラ」を鑑賞予定なんですが。もうチケットも押さえてあるし。

2008年07月22日

■ PowerMac G5

iPhoneはともかく、iPodとかMacとかはハロプロメンバーのユーザが多い。

なっちこと安倍なつみはたしか初期iMac(ボンダイブルーかその後の5色展開か)の頃からのユーザだし、今でもMacユーザだったはず。当然Ipodも使っているはず。そして愛ちゃんこと高橋愛はなんとPowerMac G5ユーザ。

G5ってあのごついタワー型の奴でしょ?で、何に使っているかというと、「音楽を聴いています」、ってG5じゃなくてもいいじゃないか。

安倍さんがMacというと、女性タレントならまあ、オシャレっぽいMacだよな、という感じで流せるのに、愛ちゃんになるといちいちオタクっぽくなるあたりが素敵。

■ iPhoneを買わない一つの理由

二つ前のエントリはこのタイトルで書けば良かった。

1. ポケットモーニングに加入できない

以上。

2008年07月21日

■ 妄想の中

8月24日、なっちこと安倍なつみとケメ子こと保田圭のディナーショーが大阪で開催される同日に岡山で行われる美貴帝こと藤本美貴のライブ、チケットは既に入手済み。これで当日は午前中に岡山に行って、午後のライブ鑑賞、終了後新幹線で大阪に戻って、ディナーショーで食事とライブを楽しむ、という優雅なのだかなんなのか分からない予定となった。ディナーには少し遅れるかも知れないけれど、完全に食いっぱぐれるということはないでしょう。

8月10日、加護ちゃんこと加護亜依の復帰イベントは前に書いたようにどうあがいても無理。9日美貴帝、10日なっち、11日モーニング娘。には勝てない。というか、10日、よりによってなっち誕生日ライブの日にぶつけてくるか、と。

加護ちゃんファンクラブサイトのプロフィール欄に趣味と特技が書いてある。趣味は料理と世界遺産を見ること。特技は泳ぐこと。偶然だけれども良くできている。なっちこと安倍なつみも特技は「泳げます」。料理と世界遺産を見るのが大好き。私にとって、加護ちゃんの中に安倍さんがいるように感じられてしまうわけだ。

世界遺産といえば、その安倍なつみ、先日あった広島ライブの翌日、原爆ドームを見に行ったとか。去年私が勧めたことが実現。お前は関係ないだろうって。野暮なことはいいなさんな。

2008年07月20日

■ 文化闘争に敗北す

暑さにかまけている間にもどんどん日が過ぎていく。いつの間にか小中学校は夏休みだ。

何の脈絡もないが、何となく携帯電話の機種を変更した。今話題のiPhoneではない。もちろんそれにはやんごとなき事情がある。ソフトバンクが嫌いだとか、回線維持費用が高すぎるだとか、メールに即時性を持たせにくいだとか、そんなことは些細なことだ。もっともっと致命的な問題があった。

これまで使ってきた端末は63ヶ月使用したのだとか。仕事がらみで携帯を買わざるを得なくなり、0円端末をもらってきたら、契約したauが回線方式を変えて、古いのはもうおしまいだというので、また無料で当時それなりに新しい「カメラ付き」携帯をもらった。しかしカメラはどうでも良い。ケータイサイトが一応は見られた、これが結果的に重要だった。絵文字も多少は使えた。

私はネット文化においては旧人類に属する。初めて「ネット」(正確には少し違うが)に触れたのは大型計算機だった。パソコンとかUnixワークステーションですらない。ケータイこそが「ネット」だという人とは二世代ぐらいギャップがある。

当然ケータイ文化はなじまない。もともと電話が嫌いなのだ。だから電話はよほどの用事でなければかけないし、かかってきても出ない。ケータイサイトなんていう半端なサイトは見ない。ケータイメールも使わない。すべてPC+b-moblieですませる。

iPhoneは「次世代携帯」とか煽っているが、違うだろうと思う。むしろ私のごとき旧世代人のためのものだと思った。PC覇権主義。

では私のケータイは何に使っていたのか、というと、電波時計だった。時間あわせをしなくてもいい。それに月3000円高の基本料金を黙々と払ってきた。ローレックスより安い、と言い聞かせながら。

さすがにそれはないだろうと思って、昨年あたりから少しケータイ文化に歩み寄ってみた。絵文字メールも受け取るようになった。しかし我が貧弱なる端末、絵文字が所々表示できない。結構悲しい。ケータイサイトも見るようになった。しかし表現力が乏しくて結構悲しい状態だった。それでもケータイ文化の一端に触れたとは思った。

その世代ギャップをさらに乗り越えんとして、新しく購入した端末は日立製のW53Hというもの。ワンセグが映り、LISMOとかいう音楽機能が使えるとか、他よく分からない。単にその端末のカラーバリエーションのユーロパープルというのを店頭で見かけて、惚れ込んで買った。去年のモデルなので格安4200円。生まれて初めてケータイ端末に金を払う。

絵文字メールがきちんと見られる。ケータイサイトも全機能がきちんと閲覧できる。ワンセグも見てみたけれど、大したことはない。LISMOには興味がない。音楽は専用機で聴く。動画も同じく。

iPhoneではね、駄目なんですよ。絵文字メールは読めないし、ケータイサイトが見られない。それでは意味がない。

メールを送ってくれるのはもちろん小春ですよ。小春。ケータイサイトではなっちのデコメールを見られました。愛ちゃんとれいなの待ち受け画像をダウンロードしました。鮮明。

iPhoneじゃ駄目なんですよ。

2008年07月07日

■ はしご

美貴帝こと藤本美貴のソロライブ、会場のキャパが相当小さいらしくて、ネットでみていても、熱心なファンの人たちがチケットとれなかった、と書いていたりして、ちょっと申し訳ない気がする。

ただ私も「置き手紙」は発売週に買ったし、カセットも買ったし、イベントにも行ったわけで、貴重なこのライブに参加する「資格」はあるだろうとも思う。

さらに岡山で行われるライブ、同じ日の夜にすでに大阪でディナーショーに行くことが決まっているので、断念しようかと思ったけれど、よく考えれば、何とかなりそうな気もしてきた。確かに時間的にはかなりタイトなのだけれど、仮にディナーショーに遅刻しても、食事の時間が削られるだけで、ショー部分にはかからないだろう。最悪でも食事をあきらめるぐらいですむ。そうはいっても1時間のショーに25,000円というのはいかにも高いので、何とかディナーも食べたいのだけれどもね。

■ 御礼

ここでぐだぐだ言っていた話を地上に舞い降りた天使 さんのところで取り上げていただいた。

自分が経験していないことについての他人の不満なんてものはなかなか共感していただけないものなので、ちょっとうれしかった。ついでにライブハウスにつきものの飲み物代500円徴収についての不満という一般的には「暴論」にもご賛同いただけるとは。

飲み物代の件はともかく、ファミリー席でステージが見えない、というのは、一般販売のファミリー席購入者の中にはその日初めて安倍なつみのコンサートに来てみた、という人が潜んでいる可能性が一番高いだけに、私憤にとどまらないものがあるはずだと勝手に思っていたのだけれど、でも私が言っても私憤でしかないわけで、私憤でない立場の人に取り上げてもらえてよかった。ありがとうございました。

■ 被りまくり

久々の藤本美貴ソロライブ、西川口についで岡山でも。東京よりは岡山のほうが行きやすいし、いいな、と思って日程を見てみると、8月24日。あ、だめだ。その日はなちケメ(安倍なつみ・保田圭)のディナーショーのチケットを抑えてしまっている。14:00開始のライブを岡山で見て、17:30には大阪のホテルに行く、不可能でもなさそうだが、ちょっと難しい。残念ながら断念。

さらに何と加護ちゃんこと加護亜依がミニライブつきのイベント開催とか。おお、これはまたぜひ行ってみたいぜえ、と思って詳細を見てみると、8月10日。駄目じゃん。

■ ファンを辞めるということ

ファンを続ける、というのもなかなか大変なことだ。

安倍なつみは何も悪くないのに、会場の問題で大いに気持ちが盛り下がり、少しずつ「撤退」しようかな、などと半ば本気で思っていた。

そんな中、またネットをつらつら見ていると、

公演情報 藤本美貴 アコースティックライブ2008〜夢で逢えたら〜
公演期間: 2008/08/09
会場西川口 Live House Hearts

なんて情報が。8月10日は安倍なつみBirthday Concertで東京にいるのでその前日というのは、かなり行きやすい。

受付は本日午前10時。平日の午前中に受付開始とは。でも私は今日は自宅でまったりお仕事なので、十分狙える。

ということで例によって10時にはPCの前に張り付く。販売はローソンチケットのみ。10時にアクセスするとあっさりつながる。昼の部のチケット確保成功。夜の部も、と思って再度アクセスしてみたら、すでに完売だった。まあ、一公演押さえられただけでも満足。

8月9日は美貴帝、10日はなっち、11日は娘。、なかなかゴージャスな三日間だ。

ファンを辞める、というのもなかなか大変なものらしい。

2008年07月06日

■ 落ち穂拾い

あらためてネットで見てみるとShibuya AXの2階席というのは本当に評判が悪い。「見づらい」というのはもともと知っていたけれど、今あらためて調べ直してみると「見えない」とはっきり書いてあるレポートも散見される。ということでここでもあらためて明言しておく。Shibuya AXの2階席後列はステージが見えません。ファミリー席としてなら、絶対買っては駄目。そもそも売るな。立ってみることが出来れば多少はステージが見えるでしょう。

一晩経って今頭の中を巡る曲は「エレベーター二人ぽっち」。安倍なつみの「エレベーター」というと「大人へのエレベーター」の方が人気が高いけれど、今回のツアーではこっちがセットリストにはいる。で、これはこれですごくいい。なっちとパーカッション担当のASAMIちゃんの声が混ざり合って、何とも可愛らしい、ふんわりした雰囲気が漂ってくる。この雰囲気を醸し出せるのはハロプロ広しといえども、安倍なつみぐらいだろう。

MCの内容で思い出した話。

なっちって記憶力いいんだよ。ほら、卒業アルバムってあるじゃない。その学年全員が写っている写真、ほとんど全員フルネームが言えるんだよ。あ、これ「つき*なぎゆうすけくんだ」とか。「つき*なぎゆうすけ」、9文字、長いでしょ、長いなっていつも思ってたんだけどね。

つき*なぎゆうすけさん、お元気ですか。というか、自分の名前が勝手にライブで出されているなんて、夢にも思わないだろうな。くしゃみ連発か知らん。

もりもり食べて、もりもり運動して。もりもり運動?ちょっと変だよね。わかってるよ。

普段使っている「わっせこわっせこ」もかなり変なんだけれど。

■ 総括2

あややコン感想文の時には安倍なつみの話題がしつこく絡み、そしてなちコン感想文には松浦亜弥の話題が絡む。今の私にとって、ある部分においては「この二人」なのだと再認する。

松浦亜弥のコンサートはとてもよく練られた完成度の高いショー。安倍なつみのコンサートは出たとこ勝負のイベント。

松浦亜弥のコンサートに感じるのは楽しさと期待に必ずや応えてくれるという信頼感。安倍なつみのコンサートに感じるのは安らぎと、「あ、なっちだ」という意味不明な安心感。

今回のアコなちコン、あれだけぐちゃぐちゃ言っていたのに、5日昼公演の感想文を書いたら、ああ、行ってよかったな、と思えてきた。なっちコンはなんだかんだ、私にとって「ホーム」。

今回はあややコンに行った方が楽しかっただろう、とは今でも思っているけれど、今、ライブで聞いた安倍なつみの歌声を反芻していると、この幸福感はもしかしたらあややコンを選んでいたら得られなかったものかもしれない、と思ったりもする。

2008年07月05日

■ 総括

まあ、今日が松浦亜弥地元コンサートがなくて、安倍なつみコンサートが関西圏であって、この内容だった、というぐらいだったら、それはそれでまずまず納得できていたかもしれない。でもあやや地元コンを蹴って、わざわざ大枚をはたいて東京まで行って、主役がステージのどこにいるかさえ判然としない時間が流れる舞台を見せられた、というのはなんとも。

去年広島、博多に行ったときには、満足感・幸福感で満ちていた。それとの落差にも落ち込む。去年の思い出があるから、あやや地元コンよりもこっちを選んだのだが。

というわけで、結論としてはあややがすべて悪い。

なんでやねん。

■ 今でも変わらずあなたが好きだけど

本来こちらが主でなければならなかった。ライブの内容について。

不満点。昨日に引き続き一曲カット。それもよりによって私が一番(ちょっと嘘)楽しみにしていた曲を。別にカットしてもいい曲がほかにあるのに。「どすえ」とか「どすえ」とか「どすえ」とか。「トウモロコシ」もいい加減にもういいでしょう。振り付け講座がどうというよりも、この曲自体私はそんなに好きではない。安倍さんがこの曲に思い入れがあるのはわかるけれど。どうせ娘。時代のソロ曲をやるのなら「せんこう花火」の方がいいのに。

「たからもの」と「小説の中の二人」は秀逸。「I'm in love」もいい。今井美樹の曲「PIECE OF MY WISH」も良かった。この四曲を歌う安倍なつみはどこに出しても恥ずかしくない安倍なつみだ。「たからもの」は神戸震災をテーマにした曲で、私にとっては反則的に胸に響いてしまうのだが、安倍なつみの淡々と、しかし切々と訴えるような歌唱がそれを後押ししてくれる。「小説の中の二人」と「I'm in love」は女の秘めたる情感が一気に吹き出すかのような、艶やかな激しさを歌い上げる。「PIECE OF MY WISH」も十分に歌い込まれていて、伸び伸びと情感豊かに歌えていた。Dream comes Trueの「晴れたらいいね」、イルカの「青空」の似非なんちゃってロック風の歌い回しもそれはそれで良かったけれど。

「真夏の光線」もアレンジを含め、良かった。原曲の若々しいがゆえのもろさ、みたいなのはもはや今の安倍なつみのカラーではない(それは新垣里沙が担っていくことだろう)、もっとまったりと気だるいのにさわやかな夏を歌い上げる。「甘い果実」「だって生きてかなくちゃ」は凛々しく、激しく。「息を重ねましょう」は可愛く、おしゃれに。

この会場だったら、姫路の松浦亜弥コンサートの方に行けばよかった、というのは今でもそう思っているけれど、安倍なつみの歌は総じて良かった。安倍さん自身はフェイクをとばすとかそんなこと全然せずに伸び伸びと歌っているだけなのに、曲ごとにきちんと表情が出てくる。松浦亜弥のセオリー通りの緩急の変化のある歌い回しもいいけれど、安倍なつみのいつも直球勝負なのに荒れ球、みたいなのも私は好きだな。

MC。いつものなっちワールドだけれど、共演者いじりは少ない。もうすっかりおなじみの面々なので、あらためてどうこうすることもないとは言えるけれど、ちょっと寂しい。さらに私都合で、視界が極端に限られていたので、バンマスの岩崎さんが全くと言っていいほど見られなかった。これまでのツアーは演奏している姿も含めて、楽しんできただけに、これにはがっかり。

時間のあるとき、たまったビデオを整理していた。娘。時代のビデオ。娘。時代って、モーニング娘。ってことだよ。「岡女」とか。覚えてる?「ヘットズピカル」とかありましたねえ。

「一般人」には何を言っているか、全然わからないでしょう。松浦亜弥のMCはきちんと一般人が聞いてもおもしろさが理解できるものが多いのだけれど、安倍さんはそういう配慮は全くなし。それも含めて「なっちワールド」。批判がましいことも書こうと思えば書けるけれど、これはこれでいいんじゃない。内容がわからなければわからないなりに、「空気」を楽しめ。

トゥーランドットの放送がWowWowであるんですよ。八月一〇日、覚えやすいですよねえ。なっちの誕生日ですから〜。

世界はなっちを中心に回る。

夏の遊びと言ったらね、お父さんがお菓子を買ってきて、砂浜に埋めるんですよ。それを姉妹三人で探すわけ。みんなで掘り当てたお菓子を見せ合って、あれ、数が足りないぞとなるとまたみんなでわーってさがしたり。みんなもやらなかった?って聞いたら誰もそんなことやってませんって。シチューにこんにゃくを入れるってのも、誰もやってなくて、北海道風って言ったらそうでもなくて、安倍家風。

朝から三件も着信があって、誰からだろうと思って見てみるとお母さんからなの。三件も着信って心配じゃない。それでお母さんに電話したら、あれ、何だったけ、とか言ってるの。もうすぐ仕事だから、っていったら突然思い出して、田中義剛さんがテレビに出てるのがおもしろくて、それを共有したかった、ってそれだけの話だったみたいで、こっちは仕事だって言ってるのに、マイペースなんです、うちのお母さん。

文字にして読んでも全然おもしろくない。でもその場で聞いていると何となくおかしい、それが「なっちワールド」。

あまり「糞事務所」とか「糞席」とか言わないようにしてきたのだけれど、歌い手とか、演奏者とか、舞台関係スタッフとかはいいのに、会場客席担当スタッフが腐っているために、「糞席」が生産され(もっと大きなホールの三階最後列でも私は「糞席」などと思ったことはこれまでない)、結果残念なライブとなってしまった。それはとても哀しいことだ。

■ 永久的にさよなら

否定的なことばかり書いても仕方がない。とりあえず膿は出しておく。

いっても詮無きことではあるが、そもそもSHIBUYA AXは設計そのものがおかしいのだ。設計者が少しでも客の気持ちになって設計をしたらあんなひどいものにはならない。そこから腐っているし、スタッフも腐ってくる。この会場でのライブは、例え安倍なつみであっても、今後二度と行かない。それは確定。

昨日ぐだぐだ書いた「張り紙」も全然是正されていなかった。昨日のまま。ちなみに昨日、右サイドは別の客がライブ中に苦情を言って、じゃまにならない場所に張り直されていた。それもそのまま、それなのに左サイドも昨日のまま。ライブ中に直接いわれれば、すぐに直せる程度のことを直さない。スタッフが「腐っている」というのはそういうことだ。

とりあえず二階の最前列に人が座る前に右サイドと同じ状態に張り紙を貼り直しておいた。実力行使。おかげでその分は昨日より視界は開けた。もうこの会場・スタッフには何も期待しないので、直接何かを言うとかする気もしない。単に、もう二度と来ない。

そもそも、これも大方の賛成は得られないと思うが、ライブハウスの、ドリンク代500円別途強制徴収、そのビジネスモデルも全く気に入らない。不当な抱き合わせ販売でしょ。公正取引委員会に動いてもらいたいぐらい。絶対動かないけれど。ということで、ドリンク代別途強制徴収するライブハウスが会場のライブにも行かない。

さあ、チケット入手済みの仙台公演どうする?

■ 一夜明けて

あ〜、気持ちが盛りあがらね〜。

昨日とほとんど席同じ場所なんだよな。今日は最初から割り切るしかないから、昨日よりは楽しめるとは思うけれどもね。

でもこのまま東京駅に行って高速バスで帰れば6000円浮くよな、とか、あるいは新幹線でそのまま姫路に行ってあややこと松浦亜弥の地元コンサートに行きたいな、とか(チケットないけれど)、そもそも今日のチケット、最初から取りそびれていれば、姫路に行けてたんだよな、とか、そんな後ろ向けの発想しか出てこない。

一応昨日係員に申し入れた「張り紙」が是正されているかどうかは見極めようとは思っている、ってなんじゃそれ。

私事ながら、今回の「旅行」、立ち上がりから駄目だった。去年はライブ当日の昼頃に広島について、原爆ドームを見物、今年はライブ当日の早朝に東京駅に放り出されて、トイレに行こうとしても7:00までは開いてなかったりして、途方に暮れつつ、早朝に開いている喫茶店を探しまくって、そこで1時間ぐらい長居して、それなりの時間になってからも今更東京で見物したいものもなく、やることがないから映画館に行って映画を見ていた。去年の広島・博多旅行の充実ぶりとは間逆だった。

今私の頭の中を駆け回っているのが、「4万円出して仙台、行くのか?」ということ。会場が違うから、本来は話はまた別なのだろうけれど、ライブ運営者自体への不信感だから、それは私の中でエクスキューズにならない。

前のエントリの繰り返しになるけれど、私と同じ状況にいた観客のほぼ全員(2階D列左サイド)が拍手もろくにせず、憮然としていた、そんなライブは二度と安倍なつみにはやってほしくないし、少なくとも私は見たくない。私はSHIBUYA AXへは二度と行かないけれど、安倍なつみコンサート自体へのモチベーションの低下が避けがたいのはいかんせん。「なっち不足」が解消されたはずのこのときに、熱が冷めるこの不幸よ。

もう、秋はなっちは捨ててあややコンに走るぞぉ、浮気じゃなくて、本気だぞぉ、と思ったら、あややライブがチケットが絶対取れそうもない小規模会場での開催とか。これまた何というオチ。

2008年07月04日

■ 泣かないで 泣かないで 私の恋心

私が安倍なつみを好きでいる(いた)のは、「表現する」ということに対する強い思い入れとかそういうものを感じたから。未だ蒸し返すなんて「アンチか」といわれても仕方がないけれど、私は一日たりとも忘れたことがないことなのだけれど、彼女はある時からずっと背負っているものがあるわけです。もちろんそれ以前にも、そういうのを感じさせられることがあったから、それなりに応援してきたわけだけれども、あのことがあって、今があって、それで私は彼女を強く応援している。

安倍さんの歌には波がある。駄目なときは結構駄目。いいときは無茶苦茶にいい。初物は駄目なことが結構多い。歌い込んでいくとどんどん良くなってくる。歌の奏でるメッセージ(歌詞そのものとは違う)が伝わってくるように感じられる、それが安倍なつみのいいとき。

そのときには声まで多彩になる。高橋愛のような技術の賜ではない。気持ちの問題だと思う。もともと安倍なつみの声はハスキーでもなければ、ガラスのような透明感のある声でもなく、陶磁器のような「丸み」のある声なのだが、それが曲のメッセージに合わせて、いろいろな表情を見せる。ざらついた(サンドブラストのような)渋めの器にもなれば、表面がつるっとした美しい器にもなる。

今日のライブでいえば「I'm in love」とか「小説の二人」は何とも澄んだ声で歌い上げる。一方「たからもの」は少し乾いた声でじっくり語りかけるように。

今日もそのあたりは感じられたのだけれど。でもちょっと「内輪」受けで納得してしまっているというか、ひたむきさ、どん欲さが少し感じられなかったというか。まあ、聞いている私がステージに全然集中できていなかったので、見当はずれもいいところかもしれない。

くさくさした気持ちで会場を後にする途中、路上ライブを見かけた。ほとんどの観客がどうやら顔見知り、本当の意味での客はほんの数人、それでも懸命にパフォーマンスしていた。そして上手かった。「思い」が伝わってくるように感じた。単にがなっているとしか聞こえない路上ライブが多い中、上手かった。

見回りの警察官が来た。ヴォーカルの女性、平謝りをしながら、路上ライブを終了した。歌っている途中で、遮られる無念さを露わにしながら。こっちの続きの方をもっと聞きたかったな、と思った。そう思って自主作成のシングルCD500円也を購入した。500円、CDと握手付き、生を聞いた時間1分ぐらい、だけれど、今日はこっちの方が価値があった、と思ってしまった。

Quintillion Quizというバンド。関西人の私はおそらく二度と生で聞く機会はないと思うけれど、CDの曲は、他のハロプロ楽曲と同列にずっと聞くことになるだろう。まあ、当のバンドメンバーからすればハロプロ曲と同列、というのにものすごく引っかかると思うけれど。

■ バカだね バカだね バカだね あたし

先に謝っておく。ファンの人ごめんなさい、って私もファン(のつもり)だけれど。

これまでそれなりの数のハロプロ他のライブを見てきたけれど、今日のは最悪でした。もう明日のライブは行かずにそのまま家に帰ろうかと半ば本気で思うぐらい。さらにいうと「アコなっち」はもう全てキャンセルしたいぐらい。

何が最悪か、というのは一言で書くと簡単すぎて誤解を招くと思うけれど、とりあえず一言で書くと、「全くステージが見えなかった」。一階で何か盛り上がっているようだが、私のいるところでは何が何だかわからない。実際私と同じ列にいた客のほとんど全員が終始憮然とした表情をしていた。私がもう少しフレンドリーで行動的な人間だったら、まずは周りの人に聞いたと思う。「今日のライブ、楽しかった?」。きっとほとんど全員が首を横に振っただろう。

前にいた客がどうの、ということでは全くない。端的に言えば会場の問題なのだが、しかし私が怒っているのは会場の物理的構造に対してではない。実際昨年福岡会場でも全くステージは見えなかったが、そのときは私は不満には全く感じなかった。実際ここでもそういうことは書いていないはずだ。

問題なのはコンサートを作った人たちの「精神」だ。去年の福岡会場はどこをどうしても、やりようがない。会場を変えろ、という話でもない。それならそれで私はライブを楽しむ術は知っているつもりだ。しかし今日は、作り手に少しでも客の気持ちを考える精神があれば、少しは何か変えようがあったはずなのだ。

私が一番腹を立てているのが、二階落下防止手すりに貼られていた張り紙だ。「立つと危険です」。もっともだ。そもそも二階先頭(だけでなく他も)はファミリー席だから立って鑑賞しては駄目なのだが、念には念を、ということだろう。しかしそんなことはライブ開始前にあらためて説明すれば十分だ。あるいはそこに座っている客全員にチラシを配ればよい。

なにせ今日の会場、手すりがじゃまでステージが見えづらいということで知られている(少なくとも私はこの会場は初めてだが、このことは既知である)。それは仕方がないが、その手すりに張り紙をすれば確実に視界が遮られることなど、普通の想像力があれば自明のことではないか。それなのにそんなことは委細かまわず、手すりに張り紙をする。おかげさまでそれに視界を遮られて、主役が全く見られない場面が相当時間あった。

ちょっと客の目線でものを考えれば、すぐに気づくことだ。なのに、機械的にそんな張り紙をする。普段からそんな張り紙をしているのだろうか。おそらくそうではあるまい。ハロプロファンは馬鹿だから二階から転落する奴がきっと出てくるだろう(実際にいたわけだが)、だから特別にそんな張り紙をしたのではないか。いったい客をなんだと思っているのか。なるほどハロプロファンは馬鹿かもしれない(実際そういう奴がいた以上、反論は出来ない)、しかし繰り返すが、あからさまに視界を遮らずとも、他にやりようはあるはずなのだ。

とりあえずこの点については、本当は会場設営責任者にいいたかったが、めんどくさかったので、二階にいた(おそらく平の)スタッフに改善を申し入れておいた。明日の善処を申し入れたので、明日のライブには改善されているはずだと思う。しかしライブは一期一会、こんなことをいちいち客に言わせるな。しかも一つのライブが終わってしまってから。会場側のアンケートでもあれば(ホテルのディナーショーとかではたいがいある)、いろいろ書きたかったが、見あたらなかった。

客をなんだと思っているのか、というのは、しょーもない話だが、他にもある。SHIBUYA AXはワンドリンクの注文が必須だ。それはライブハウスの(私としてはあまり納得しがたいが、それはいっても仕方がない)流儀なのだろう。しかし、本来注文できるはずのアルコール飲料が注文できない。ワンドリンク500円払って、使い捨てのカップでジンジャーエール、何かの悪い冗談ですか。ちなみに正価はアルコール飲料500円、ノンアルコール飲料300円。なのにワンドリンク500円を徴収しておいて、アルコール飲料の注文をさせない。

普段は違うわけだよね。ハロプロファンは馬鹿だから、アルコール飲料を飲んで騒いで、2階から転落する馬鹿がいるから(実際いたわけだが)、そうなったわけですか。一人の馬鹿がいたからといって、客全員を馬鹿扱いするその精神が腐っているのだ。いったい客をなんだと思っているのか。アルコール飲料の有無自体はまあどうでもいい話だが、しかしそれでもその「精神」にはものすごく腹が立った。

元の話に戻る。そもそも2階D列以降はファミリー席として売っては駄目ですよ。張り紙以前に、本当にステージが全く見えない。これなら「立ち見席」の方がよほど楽しめたはず。そしてそんなこともちょっと二階席に座ってステージを見てみればわかる話だよな。

ファミリー席はずっと座ってみる分、ステージは多少なりとも見えないと話にならない。なのにステージは見えない、クーラーが効きすぎ(これは八つ当たりだが)、でもじっと座っているしかない、もうひたすら寒いだけだった。私の列には私と同じく、一般販売のチケットを持っている人が多くいた。普通は「もう二度とくるかい」と思うんじゃないか。私だって半ば本気でそう思っている。繰り返すが、私はステージが見えなかったこと自体を怒っているのではない。会場設営者の中に客を少しでも思いやる気持ちが全く見えなかったことに腹を立てているのだ。

ステージ自体については、私がとても楽しみにしていた曲がカットされました、というぐらいかな。これもひたすらマイナスだけれど、事情がわからないから文句のいいようもない。安倍なつみの歌ですか、会場設営などに対する不満を払拭するほどのものではありませんでした、というだけです。出来は、安倍なつみとしては、中の下ぐらいでしたか。もうちょっと期待していたけれども。

MCの内容とか思い出して、記録する気力はありません。全然覚えてないし。ほんと、明日、どうしよう。でもチケット、交通費、宿泊費併せて4万円近く払って見に来てしまったわけなんだよな。我ながら馬鹿じゃないかと思う。


追記

昨年の福岡会場でもステージが見えなかったけれど、それほど不満がなかった、というのも、私だけではない。昨年福岡会場、私の周りにいた人たち、皆「見えないねえ」といいながら、各々結構楽しそうにしていた。今日は本当に私と同じ列にいた人、拍手もほとんどしていなかった。顔は終始こわばったまま。

2008年07月03日

■ さらにもう一枚

危ない、危ない。うっかり忘れるところだった。

というわけで今日はなっちこと安倍なつみとケメ子こと保田圭のディナーショー大阪開催分のチケット販売開始日だった。こんな平日に受け付け開始とかやられても。藤本美貴のディナーショーの一般販売も同じく平日で、とうてい申し込みが出来る状況ではなく、そのまま断念した。今日も受付開始からだいぶん経ってから気づいて、慌てて申し込みページにいったけれど、こちらは即時売り切れというほどシビアなチケットでもなかったので、無事入手。

なんだか見境なく買っているようだけれど、一応予定通り。とりあえず夏期のチケット購入完了。

いつものなちケメ。そろそろ別の組み合わせをという声もあるが、私は好きですよ、なちケメ。

2008年07月01日

■ チケット6枚

アコなっち大阪公演にいけない(可能性が高かった)代わりとして押さえたのが仙台公演。本当は仕事で東京に行くついでに仙台まで足を伸ばすつもりだった。しかしその仕事が飛ぶ。ついででも何でもなくなってしまった。さらについでと思って申し込んだ藤本美貴のディナーショーも落選したし。でもまあ、いいや。大阪に行けなかった代償はPricelessだけれども、気分だけでも仙台までの往復運賃40000円+宿泊費でそれが埋められるのなら、安いものと思うことにしよう。

過ぎたことは仕方がないので、気持ちを切り替えて。

金曜日からは東京・渋谷でアコなっち。金曜日夜公演と土曜日昼公演に参加予定。土曜の夜公演はチケットもないし、横浜であるHighKingのイベントも落選したし、あややの姫路コンサートに間に合うはずもないので、普通に帰宅。

東京に行く交通手段ということで、少しお金をけちって夜行バスを使うことにした。夜行バスとなるといろいろ格安のものもあるようだが、何となくJRバスにする。しかしそのための予約サイト高速バスネットのUIが使いにくくていらいらする。いらいらしながら操作したので、つい今日の夜出発の座席を予約してしまう。いや、木曜日は関西で仕事があるから。変更がきかないので、すぐに予約を取り消して、取り直し。キャンセル料をしっかりと取られる。

それにあまり深く考えず、夜行バスで移動すれば少しお金が浮くな、と安易に考えて申し込みをしたけれど、よく考えれば座席夜行に乗ったのなんて、N年前、まだ20代前半の頃だった。そのころに比べて体力も落ちているだろう、大丈夫かね、と今更ながらに思う。それに金曜日の早朝に東京について、それでその後どう時間をつぶすつもりなのだろう。今更東京観光なんてしたくもないし。いつもながら、己の短慮さに呆れる。

そして金曜日の宿泊。赤坂にあるホテルを押さえる。別に常宿というわけではない、初めてのホテル。ネットで赤坂周辺のホテルを検索して予約。で、何で赤坂なんだろう。自分でもよくわからない。会場は渋谷なのに。なんとなく春に開催されたミュージカル「トゥーランドット」の東京での会場が赤坂だったから、今回も赤坂に宿を取れば便利だと思ってしまったらしい。だから今回の会場は渋谷だってのに。

8月10日、安倍なつみBirthday Special Concertの夜公演チケット、無事入手。この公演もアコなっちツアーの続き物らしい、ということで結局本ツアー合計5公演参加予定、何となく大阪公演にいけなかったことも少し薄まる気がする。

今私の手元にはアコなっちツアーチケットが5枚、モーニング娘。 シンデレラ the ミュージカルのチケットが1枚ある。いったいどれだけ安倍なつみが好きなんだ、私は。