重層的非決定?

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2010年12月31日

■ ハロプロ?大賞2010 楽曲部門

  1. 永縁 前田有紀 ミアネヨ 〜ごめんなさい〜
  2. 泣き出すかもしれないよ モーニング娘。 女が目立って なぜイケナイ
  3. メロンティー メロン記念日 MELON'S NOT DEAD
  4. 雨上がりの虹のように 安倍なつみ 雨上がりの虹のように

黒田 なんか一瞬めまいがした気がするが、落ち着いて2位以降から見ていこうか。

白井 今年の対象曲は去年よりは減少、ただし2008年よりは多い、という感じ。まあ娘。が2枚アルバムを出したのに救われた感じかな。

長 娘。の曲はアルバム曲もシングル曲も両曲揃いなんだけれども、逆にこれ一曲というのが案外難しかった。

黒田 で、カップリングの「泣き出すかもしれないよ」なの?

長 この曲、ヴォーカルレスでコーラスをしっかり聴けるようにしたバージョンがあって、これがとてもいい。コーラスの声が透明感があって、優しくて、なんだか泣けるの。

黒田 えーと、この曲のコーラスって誰?

長 高橋愛。

黒田 あっそ。

長 メロンティー。本来は去年の分なんだけれども発売がいくら何でも直前過ぎて入手できなかったので、今年分に。これはメロン記念日のよいところがきっちり出ている良曲だね。

黒田 それでも同じアルバム収録曲なら昨年度対象の「青春・オン・ザ・ロード」とか「DON'T SAY GOOD-BYE」の方が好きなんでしょ?

白井 なんだ?せっかくのなっち曲が4位?。

長 いい曲ではあるんだけれど、ちょっとまったりしすぎな感じ。もっと起伏のあるドラマチックな曲の方が安倍なつみの表現力に見合っている気がする。いい曲ではあるんだけどね。

黒田 問題は1位だよ。何?この曲。誰が聞いているんだよ。

長 俺。

白井 演歌のシングルのそのカップリングだもんなあ。たぶんこれ読んでいる人でこの曲聞いた人は一人もいないだろうなあ。

長 俺が聞いているからいいの。静かでともすれば単調なメロディーなんだけれども、ささやくような歌唱の中に強い情熱が潜んでいることが伝わってくる。圧倒的な歌唱力のなせるわざともいえる。

白井 で、久々に藤本美貴の2008年の曲「遠い恋人」を聞き直しているという(笑)。確か作曲が同じ人だったと。

長 選から漏れた曲についても簡単に。モーニング娘。シングル「女と男のララバイゲーム」。これはライブバージョンが圧倒的にいいな。愛ちゃんのタメ。アルバム「10 MY ME」収録の「Loving you forever」。これは珍しく歌詞で泣ける。「君と出会い、君を愛したね。当然のように愛した」。このフレーズ。「10 MY ME」は高水準の曲が多すぎて、逆にこの一曲というのは難しかったけれど、とりあえずこの曲。

黒田 「元気ピカピカ」のPVを相当回数見ていたみたいだけど?そう、あの水着のやつ(笑)。

長 それは別ジャンル。

白井 「Fantasy! 拾壱」は「10 MY ME」以上にまとまりがよくて、ますますこの一曲というのは難しかったね。

長 「Fantasyが始まる」。メロディもドラマチックでかっこいいし、高橋愛のフェイクがすばらしい。「女心となんとやら」。新垣里沙のかっこいい歌い回しがとてもいい。「I'm Lucky girl」。メロディーもキャッチーだし、メンバーおのおのの歌唱の特徴がいい感じで出ている。「愛しく苦しいこの夜に」。亀井絵里卒業曲として珠玉。せめて最後の横浜アリーナで歌ってほしかった。「電話でね」。高橋愛ソロらしい「変な」曲。最初はぴんとこないのだけれども、聞き込むと「なるほど」と思う。

白井 それ以外の曲もどれも味があって、本当に捨て曲がないアルバムだった。アルバム賞としては文句なしでしょう。

アルバム賞 「Fantasy! 拾壱」

黒田 あ、ここでどさくさにアルバム賞を発表しちゃうんだ。

投稿者 althusser : 2010年12月31日 17:44

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