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2008年11月30日
■ リゾナントLive千秋楽
ああ、終わっちゃったよ。
モーニング娘。秋ツアーも終了したし、私の今年の「現場」もおしまい。
コンサートラストにスクリーン上にファンからのメッセージボードが大写し。普段はメッセージボードというのにはあまり肯定的でもないけれど、今回は舞台上にはメンバーがいなくて、スクリーンが客席を映しているいいタイミング。スタッフ側も上手くよいメッセージを拾って映してくれていた。
「今年も楽しかった。ありがとう」。
11月30日、モーニング娘。にとって記念日なのだけれど全然触れられなかったとか、そんなことは些細なことだ。まあ私も昼公演終了後に気づいたんだけれどな。そういえば平家みちよも今日ライブをやっているんだなあ、とか。過去は過去。平家みちよも、そしてモーニング娘。も現在・未来を向いて進んでいく。それでいい。
夜公演ではリーダー高橋愛より紅白についての言及あり。紅白には出られなくなったけれど、悔しさをバネに頑張る、と。
今日の愛ちゃんは挑発するような表情とか、楽しそうな笑顔とか、いつもの愛ちゃんだった。ついでに髪型は前日ウェーブがかかっていたのに対して今日はストレート。うーん、ちょっと可愛いかも。愛ちゃんソロの「無色透明なままに」も昨日は立ち上がり声の調子が悪かったように感じたが、今日はいい感じだった。
とまあ、相変わらず愛ちゃん視点で見てしまったわけだが、誰視点で見ようと現場へ行けば、娘。がすごいわけで、NHK関係者のいう「歌力が足りない」とかなんとかなんて糞食らえ(他にいいようがなかったというだけだと思うので、特にこのコメントとかNHKとかをことさらに恨みがましく思っているわけではありません。念のため)と思えるわけで、本当にまじめな話、これだけ歌と踊りの総合パフォーマンスで魅せられるグループって他にあるのかと思えるわけで(AKB48とかを私が知らないだけなので、その辺をことさらにおとしめたいわけではありません。単に娘。を見ての「実感」だというだけ)、早い話、娘。万歳としか思わない。今年一年のメディアなどの状況にはあれこれ思うことはあっても、とりあえず今日は娘。万歳、娘。最高、と。
私だけが読解可能なMC記録。
- やばい話
- 昼 ガキさん(新垣里沙)→さゆ(道重さゆみ)。ネイルが落ちてしまって、メンバーに見せていたら、さゆが「ああ、ガキさん、ネイル新しくしたんですかあ」、と。本当に適当でやばい。
- 夜 れいな(田中れいな)→小春(久住小春)。舞台裏での関係者挨拶。いつもは愛ちゃんがやってくれているから他のメンバーは気楽にしている。でも関係者の子どもが小春ファンで突然話を振られたときの小春の焦った表情がやばい。
- 5期
- 昼 高橋愛。今までのリーダーとはまた違った色を出して頑張っている。普段は自由にさせているが、締めるべきところはきちんと締められていて、結構頼もしい。「え、そうなの(照)」。いまのままの愛ちゃんでいてね。「このままのあたしでいます!」。
- 夜 娘。1年半メンバーが替わらずにやってきた。これからもこのメンバーで走っていく。
- 6期クイズ
- 昼 大阪で有名な「何ちゃら人形」、何人形?さゆ「え?それって人形なんですか。食べ物とか?」。れいな「人形っていうとおやろ?」。亀(亀井絵里)「街の名前とか?」。れいな「この二人、頭悪い!」。実際に箱の問題は軽くスルーして「この人形の本名は?」という問題が主となるはずだったのに、最初の振りで時間取りすぎ。結局正解の「食い倒れ太郎」を解答したのはさゆ。
- 夜 阪急の梅田駅には日本初のものが二つ設置されています。一つは自動改札機、もう一つは?亀エスカレーターまで答えるも、正答はさゆ。亀ひっくり返って悔しがる。最後はけるとき、「どっちが何勝何敗?」「後で数えんとね」。「覚えてるの?」「・・・・」。
- 78期
- 昼 キャッチフレーズをつけよう!光井愛佳長々と自分のキャッチフレーズを言う。ジュンジュンに向けて、「覚えといてね」。ジュンジュン「中国4000年の美少女」。小春「新潟のミラクルなんちゃら」。
- 夜 今後リーダーシップを発揮する必要が出てくるだろう。どうやってリーダーシップを発揮する?ジュンジュン「ばしばしひっぱたく」。小春「やさしく」。ラスト、最後はきちんと和解しようということで握手。でもそもそもなんで対立することになった?そっちが悪い、と双方言い張って再度決裂。
- ラスト
- 夜 メンバーの最後の挨拶、さゆの時ヤンタンネタの「カレオツ〜」を愛ちゃんと二人でやるも、微妙に滑る。
ダブルアンコールで最後に舞台挨拶。
■ リゾナントLive大阪初日
モーニング娘。大阪公演一日目感想文。
なっちこと安倍なつみ出演ミュージカル「トゥーランドット」以来の大阪梅田芸術劇場。交通至便、食事にも全く困らない。ただジャンプ禁止ということで困ったファンもいたよし。会場中央の天井からはシャンデリアが下がっている格調高い会場。まったり座ってみる「ファミリー席」派としては文句のないところ。
昼公演は3階右端の最前。一つあけた横には小さい女の子とお母さんの二人連れ。そのほかにも子ども連れ、若い女性の二人連れなど、「ハロプロファン」が渇望する一般人系の入場者が多数。名古屋会場よりもそういう印象が強かった。ましてやなっちコンとは比較にならん。まあなっちコンもほんの少しだけ女性比率が増えているような気もしなくもなかったけれど。
オープニングアクトになっちコンの時に酷評した真野ちゃん。今日で8回目を聴くことになる。ちょっとうんざり。でも今日はそれほど聞き苦しい発声でもなかったし、特に不快感を持たずに聴けた。なっちコンでは会場の2,3割だけが盛り上がり、それ以外はシラーとしているのとはだいぶ空気が違っていて、会場の7割近くは盛り上げようとしている感じ。正直なっちコンのオープニングアクトはいやだったろうな、と思う。まあそれも新人さんの試練ということで特に同情とかはしない。今日はなっちコンよりも出来も良かったと思うし、なっちコンの時よりは私も気分よく拍手できた。
肝心の娘。ガキさん(新垣里沙)すげー。なんか最近多いな。うん、たしかにすごくなってきているのだ。いかにも声量があるなあ、という感じ。なんかミュージカル歌手っぽい。「シンデレラ」で覚醒したか。
でも久住小春も道重さゆみも確かに歌唱力はついてきていると思う。ソロ部分でそれほど違和感がなかったから。まあ特に道重さんは春ツアーは「ふるさと」なんて難しい曲にチャレンジしちゃったものだから、何とも言えないパフォーマンスになったけれど、今回の「レモン色とミルクティー」はそれからすると歌いやすいのだとは思う。でもこれまでのこわごわ歌っている感じが無くて、きちんとポップで可愛らしい雰囲気が出せていて、文句なし。
表情まで見たのは高橋愛だけなのだけれど、気のせいか、微妙に表情は硬かったかも。なんとかこの娘。に心のそこからの笑顔を出させてやりたい、などとキモヲタ丸出しなことを考えていた。
今日の夜公演で八期のジュンジュン、リンリンが100公演めだとか。ファンが垂れ幕を作成して祝っていた。なっちソロ100公演を迎えたときのことを思い出す。それからするとずいぶんペースが速い。そうなのだ。娘。たちは他とは比較にならないペースで全国ツアーを行っているのだ。成長が著しいのも宜なるかな。1年半同じメンバーでやっていれば、グループとしてのパフォーマンスが半端無いところまでいってしまっている、というのもそういうことなのだろう。
MC、超簡単なメモ。
- やばい話
- 昼 道重さゆみがペットショップ巡りに光井愛佳を誘ったら、事前調べを完璧にしてきていた。
- 夜 光井愛佳がジュンジュンの家で食事をごちそうになったら、そのとき出てきた鍋がほとんど材料を切っていなくて、食べにくかった。ジュンジュン曰く、光井さんが突然来たから、材料切る時間がなかった、らしい。
- 56期話
- 昼 ジュンジュン 実はとてもいろいろ気がつき、メンバーのことをよく考えている。メンバーに全員髪飾りを作ってくれた。今日はその髪飾りをガキさんがしてきていた。
- 夜 ガキさん ずっと家族よりも長くいるね、けんかもしたりしたけどね、といういつもののろけ話。
- 6期のクイズ
- 昼 大阪でモータープールといえば何のことでしょう(ってこれって大阪でしか通用しないのか)。
- 夜 阪神タイガースの応援歌は?石川さんが歌っていたよね(って二人ともわからないの?実にけしからん。梨華ちゃん(石川梨華)に説教されて、500回ぐらいリピートさせられればいいのに。そのほか数々のヒントに「ロックおろし」とか散々手こずっていた)。
- 78期ぐだぐだトーク
- 昼 光井についてどちらがよく知っているか。
- 夜 どちらがすごいものをもっているか
■ 本日のMVP
今日のMVPはさる一ファンの方。
会場前で大きなゴミ袋をもって、ゴミ集めをしていた人がいた。スタッフではない、一ファン。
会場に着いたとき、ゴミが散乱していなかった。会場前で飯食っている人が多数いたけれど(それ、やめない?)、ゴミが散乱していない。名古屋会場とは違う。お、大阪人はさすが?と思ったら、ゴミを集めている人がいた。
私のような口だけの人間じゃなくて、きちんとそういうことができる人がいるんですよね。感動した。
これって相当大変な話なんですよ。想像してみてください。大量のゴミが詰まったゴミ袋、最後どう処理するの?私もちょっと考えたこともあったけれど、ゴミ袋抱えて電車には乗れないものね。そういうところも含めてきちんと折り合いをつけて、ボランティアでゴミ集めをする。本当にすごいことだと思う。
握手したいためにCDを何十枚買うとか、いつも最前付近に陣取ってメンバーから「出席確認」受けるだとか、そんなのとは全くレベルの違うこれぞ真の「応援」だと私は思う。サイリウム企画を行うことよりもずっとずっと立派な行為だと私は思う。
口先野郎の戯れ言でした。
■ 改めて紅白
今日(昨日か)のコンサートを見て、ヤンタンを聞いて、改めて紅白出させてあげたかったなあと。一介のファンがどうこういう話でもないけれど。
コンサートのラストの曲が「リゾナントブルー」。いい曲だな。ああ、この曲紅白で最後に聞きたかったなあ、とか思うのね。まあ去年だって「笑顔Yesヌード」という名曲がありながら全くその曲は歌えなかったし、その時点でもう紅白自体どうでもいいや、という気持ちもあったけれど、でもやっぱりね。
事務所もいろいろ思うところはあったと思うし、もう姑息なカバーとかそういう小細工は通用しないと身にしみてわかっただろうし、でも紅白には多分こだわる事務所だろうから、きちんとまともに仕掛けてくるんじゃないか、と信じたい。曲をきちんとリリースして、その質を高めて、メディア戦略をきちんと立ててプロモーションをする。今年は全くそのあたりが抜かっていたから。ファンもね、誰々ちゃんと握手できればいい、とかレスをもらえないとショックとかそういうのとは違う姿勢で応援していきたいものだと思うけれども。まあファンなんて無力なものだけれどね。
2008年11月29日
■ そんなのは「ファンサイド」じゃない
気に入らないことは気に入らない人間の責任にすれば気持ちいい、という思考で、とりあえず悪い要素は特定のメンバーに押し付けるという考え方はアンチサイドに典型的に見られます。
もちろんそれは性根の腐った奴のやることで、まともな人間なら口にするのもはばかられることです。
■ 2ch出張所
休憩室@モーニング娘。学会 Ver.2.0 「第59回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表
高橋愛卒業後のモーニング娘。の攻勢を考えれば、とりあえず悪い要素を押し付けるという考え方は(事務所サイドはともかく)ファンサイドにはありうると思います。
ただ、それは「第二の矢口真里」を生むわけで、私にも少なからず躊躇はあります。
んなもんねーよ(呆)。
しかも「私にも少なからず躊躇はあります」って本音を言えば、そういうのも「あり」だと考えていると言うことですからね。
2chに毒されている人間の思考丸出しじゃないですか。
「モーニング娘。学会」なんてたいそうなお題目をつけておいて、この手の言説をまき散らすわけですね。
くだらねえ。
12月1日追記
コメント欄まで見れば分かるとおり、「言論統制」しろなんて一言も言ってなくて、議論をしないの?と言いいたかっただけなんだけどね。まあ、粗雑なエントリだったということは認めます。「挑発」だったので。挑発は誰も乗ってくれなかった時点で、私の失敗です。それは素直に認めます。ealさんには失礼なことをしました。申し訳ありませんでした。
ま、期待した私がバカだったということがよく分かりました(ちなみに私が期待した人は学会メンバー一般ではなく特定の人です)。ありがとうございました。
高橋順也さんがコメント後半でおっしゃることが正しかったと思います。読者にも不愉快な思いをさせただけでした。
娘。楽宴さんのような出入り自由な掲示板サイトでも突っ込みが入る発言だと思うんだけどな。「学会」は「ひまつぶし」の場だから厄介ごとは全てスルーします!
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とでも言えば通じるのかしら(引用内容のほう)。
12月2日追記。
なるほど、「学会」という場がいろいろ見えてきました(苦笑)。そこに「入る」人(全員ではないにしても)の心性もね。まあ、確かに「期待した」私がバカだった、と。
2008年11月28日
■ 「Cover you」
「紅白」も落選で、そのほかテレビ出演の目算もなく、いまいち意義がわからない状態になってきてしまっているモーニング娘。のカバーアルバム。一般企業風に言えば「営業」と「製品開発」の連携が全くとれていない、という感じ。「営業」サイドの目算が全くないのに「製品開発」サイドの思いだけで製品を作っちゃった、という。伝統的にカバーとか好きな事務所だったからなあ。「Folk Songs」とかなんか童謡を歌ったアルバムとか売れないのにせっせと作ってきた過去があるから、その流れと思えば理解はできる。もう少し営業的な目算があっての企画だと思っていたけれど、単にこれまでのこの事務所の志向を反復しただけだったのね。
それにしてももう少し阿久悠って「新しい」曲も作っていたのかと何となく思っていたけれど、完全に70年代の人だったんだなあ。収録曲一覧を見て、私になじみの薄い曲ばっかりだったので、ちょっと驚いた。それでもう少し曲の選びようがあったのでは?と思って阿久悠作詞曲一覧を眺めてみたが、思っていたより私のなじみ曲が少ない。世代ギャップを感じる。娘。ファンの世代分布からしても、阿久悠はやはりいかにも「古すぎ」たとしか言いようがない。
愚痴はそのぐらいにして、このアルバム、それでもガキさん(新垣里沙)ファンは絶対買いなさい。これを買わない人はガキさんファンとは認めない、そんなアルバム。「シンデレラ The ミュージカル」の王子役のガキさんの成長ぶりがそのままこのアルバムに出ている。
高橋愛とのデュエットで歌っている「街の灯り」。まんまシンデレラの役所。愛ちゃんが女、ガキさんが男。別のこの曲は男役、女役とかいらないけれど、そういう歌い回しになっている。そしてこの曲がこのアルバム中一番の出来。ガキさんの声量の豊かさには驚かされる。愛ちゃんはどこまでも繊細な表現。
ガキさんの見せ所はもう一曲、「ジョニーへの伝言」。楽曲としては本アルバム中一番の名曲。愛ちゃんファンとしてはこの曲は愛ちゃんに歌ってほしかった。そんな嫉妬心もわき起こるほど。これまたガキさんが朗々と歌っている。すごい。ただこの曲はオリジナルはもう少しけだるい感じの歌い方だった記憶があって、それがこの曲の良さを際だたせていたように思えるので、そのあたりの表現は今後の課題かなと思ったりもする。
愛ちゃんは「街の灯り」と五木ひろしとのデュエット「居酒屋」と見せ所の曲はいずれも「女役」。「居酒屋」じゃなくて、「勝手にしやがれ」を気っ風良く歌ってほしかったな、と思う。五木ひろしはそりゃ上手いのは確かだけれど、聞いていてむちゃくちゃ違和感がある。五木ひろし自体に嫌悪感をもっているファンも多いし(私はそれほどでもない)、そのあたりのファン心理ももう少し理解してほしい。
後は曲の善し悪しはそれぞれあるけれど、全体としてはまずまず無難な仕上がりかなと言うところ。ただ悪くはないのだけれど、誰に聞かせたいと思って作ったものなのかが見えてこない。ほんとうにカバーものをやりたくて仕方がない一群がアップフロントの中にいるのだろうな、としか理解しようがない。
一応ガキさんファンならずとも娘。ファンなら買おうよ、とは言っておく。アップフロントのカバー好きも理解できないけれど、「ハロプロファン」のカバー敵視もよくわからない。娘。たちが頑張って歌って、それなりの仕上がりになっているのは確かなんだから、それには乗っていこうよ、と思う。
2008年11月26日
■ よくやった!
紅白「落選」を受けて、娘。メンバーに対して「改めて頑張れ」的な記述を見かける。それはそれで前向きな話でいいとは思うのだけれど、でも今以上何をどう頑張れと言うのだろうと思う。彼女たちは頑張ってきたじゃない。一年間、ずっとライブにミュージカル、紅白が重視するはずの音楽活動を一年間、絶え間なくずっと頑張ってきたじゃない。
地方まで巡っての大規模なコンサートツアー、春にはアジアツアーまで実現した。夏には親子連れも多数見かけたミュージカルを一ヶ月。秋にも全国ツアー。まさに音楽の普及活動という「文化」を担う仕事を彼女たちは一身にやってきたじゃない。ミュージカルを批判する人も多いけれど、いかに招待券の効果であっても、あれだけの子連れの人たちが見に来てくれた舞台、何を否定しなければいけないのか。そんなこんなの活動、疑似恋愛だけが売りの「地下アイドル」になんてできない。彼女たちは音楽パフォーマンスグループとしてしっかりやってきたと思う。彼女たちに卑下しなければいけないことなんてない。
今回の結果は結果であって、それは仕方がない。「運がなかった」、「時代が悪い」、外部のせいにしてすませても良い話だと思う。ただ事務所のプロデュース方針の不透明さ、ファンへの伝わらなさが残念。これだけの活動をしながら、それが多くの人々に伝えられなかったプロモーションのまずさが残念。
メンバーに対しては、一年間よく頑張った!というねぎらいの言葉しかない。まあ今年はまだおわっていないので、それを言うのは早計なのだが。
■ 娘。エバンジェリスト
紅白話とはあまり関係のない話なのだけれど。
今の「ハロプロ」ってのめり込む「マニア」じゃないと楽しめない構造になっていると思う。事務所の戦略の問題が大きいけれど、ファンサイドだってそういう状況を追認し、そういう構造を一緒になって作り出している。
たとえばシングル発売イベント。本来だったらCDを初めて買った人とか、ちょっと興味があって買ってみた人が試しに応募してみて、当選して、間近でメンバーを見られて、感動して、そういう風につながるのが理想でしょ?でもそういう可能性は極小。イベントに行きたい人は十数枚CDを買うとか、オークションを利用するとか、そういうことをしなければならない。だからイベントに来る人はいつも同じ(なんでしょう?)。ずっとCDを買っている私でも娘。のイベントに当たったのは2005年1回だけですからね。イベントをきっかけにしてファンを増やす、なんて効果は全くない。まあこれは事務所の方針が決定的に悪いんだけれども。目先の小銭稼ぎに熱心で、薄いファンを喜ばせ、客層を広げようという姿勢があまりにもない。
コンサート。レポートと称して書かれるブログエントリ等々ではいかに前の席だけが楽しい、価値のある席であるかなんてことが書かれ、その席をえるためにはオークションで高額のお金を費やしていることが書かれ、FCから送られてきた席が後方席だと「糞席」などとののしり、チケットが完売しているような公演でもその「糞席」は捨ててしまってオークションで別のチケットを取得するなんてことを麗々しく書く。回り回ってその捨てられた席のために、会場に入りたくても入れなかったファンがいるだろうことを考慮もしない。そして前方席で入れれば、メンバーからのレスがもらえる、それこそが楽しみだなんてレポートを書く。与えられた席なりに楽しむ、ということができない。
FCに入っていない、ちょっとモーニング娘。に感心のある人がチケットを取ろうと思えば、後方席になる。それでも見てみようという気持ちをわざわざそぐようなレポートをファンサイトにあげる。実際私が娘。現場に長らく行かなかったのはそういう「常連」の書くレポートがうざかったから、というのが大きい。もっと初めての人でも楽しめますよ、というような雰囲気を全体として作っていけないものかと思う。
娘。を応援するってそういうことじゃないの?レスをもらうために、オークションで高額つぎ込む、それって応援?単に刹那の「デート気分」を消費しているだけじゃない。それを全面的に否定するものではないが、それは応援とは違ったものだと思う。もっと娘。の良さを広めようというような「娘。エバンジェリスト」的な動きもしてみようよ。
ま、ここで書いてもむなしいだけだけれどもね。名古屋公演でゴミがひどい、と書いたけれど、千葉公演でも同じ光景があったみたいだし。
紅白落選の戦犯捜しも結構だけれど、もっと手前の足元を見た方がいいんじゃないの?
2008年11月25日
■ お事務所様
「トゥーランドット」に始まり、ツアー二本を経て、最後に「微風」を含むベストアルバムリリース、ということで私の中では今年は結構いい一年だったということになっているので、今更ネガティブな話題には触れたくはなかったのだけれど。
モーニング娘。紅白落選、ですか。
私個人の楽しみ、という意味ではもう去年の紅白の「ハロプロ枠」がひどすぎて論外だったので、そういう次元での期待はゼロだったのだけれど、それでも10年守ってきた出場枠を完全になくした、というのはやはりどうにもショック。
結果論だけれど、いろいろ事務所の「戦略」にもけちもつけたくなる。意図はどうあれ、結果としてファンの手元には娘。名義のオリジナルCDが一枚しか残らなかったというのはどうなのか、とか。これほど娘。ファンの気持ちを逆なでにした一年はなかった、と私には思える。それもこれも「紅白」狙い、ぐらいで何とか納得させていたところもあったのだが。
ファンのモチベーションも下がっているだろうし、メンバーのモチベーションだって心配になる。テレビ志向の強そうなメンバーがいるだけに、よりそう思う。あれだけ地方ラジオに出られる余力があるのなら、せめて何とかバラエティ番組にでも出させてやれよ、と思う。それを望んでいるメンバーがいる限り。
ドラマ主演が控えていて、さらに将来的にはミュージカル方面に関心を寄せていると思われる高橋愛はともかく、またもしかしたら「生涯一モーニング娘。メンバー」を全うする覚悟がありげにも見える新垣里沙もともかく、6期メンバー3人はこのままでは可哀想すぎる。今までの「ハロプロ」でのバラエティ出演実績を見れば、別にそんなに難しいことでもないだろう。テレビ・バラエティ志向をもっているメンバーにとってはそれも一種ボーナスみたいなものだろうし、彼女たちの普段のがんばりを考えれば、それに報いてやるぐらいのことはしてもいいんじゃないか。
■ 「微風」
なっちこと安倍なつみのソロラジオで新曲「スクリーン」のカップリング「さよならさえ言えぬまま」とベストアルバム「15色の似顔絵たち」収録の新曲「微風」がオンエア。京都でもなぜか聞いちゃいました。なんで?どうして?
有り体に言うと「スクリーン」が90年代、「さよならさえ言えぬまま」が80年代、「微風」が70年代か逆に2000年代の曲という感じ。そして昨年のアルバム「ヴァンサンク」以降の安倍なつみの曲は「微風」。
そういうわけで「さよならさえ言えぬまま」を聞いたとき、何とも言えない懐かしいような感じとある種の古くささと、なるほどつんく♂曲だという納得感とが同時に感じられた。さびの部分なんかは演歌が入っているし。私は結構好きですよ、こういう曲。何てったって今年のベスト曲の候補として藤本美貴の「遠い恋人」を入れているぐらいだし。ちょっと演歌が入った80年代的歌謡曲、嫌いじゃない。
ただやはりこの曲も表題曲「スクリーン」も2004-05年の安倍なつみの曲だよな、とは思う。「ヴァンサンク」以降、少なくともファンサイドの中で固まりつつある安倍なつみの歌、というのとは少しずれている。せっかくその路線が好評なのに、なぜいまさら?という感じは少し残る。
それというのも「微風」、こちらの曲があまりにもファンの求めているものに合致しているように思えるからだ。演歌とは無縁のまっすぐにのびのびとさらっとした歌い回し、明るいメロディー(長調?)、それが安倍なつみの等身大のかわいらしさを上手く引き立たせてくれている。
「さよならさえ言えぬまま」がベタベタ・ドロドロに悲しい失恋の曲なのに対して、「微風」はさわやかな情景の中に別れの心情をさらっと込めている。曲もそれに併せて明るい中にも切なさがこもる。そして安倍なつみの歌声も悲しさの中にも希望を込めた前向きなものとなっている。「ヴァンサンク」以降の路線を継承しつつ、「ヴァンサンク」の各曲や昨年のシングル「息を重ねましょう」とそのカップリング「小説の中の二人」がおのおのメジャーとマイナーの世界・色分けが比較的はっきりしていたのと比べて、それらが入れ混じった複雑な世界を実に見事に表現できている。今の安倍なつみの集大成、といってもいいぐらいの仕上がりだ。
たとえば、と妄想をたくましくする。ヴァンサンクの各曲と「息を重ねましょう」、「小説の中の二人」そしてこの「微風」をまとめてパッケージとして安倍なつみファンでもハロプロファンでもない人に数多く聞かせることができたら、2−3%ぐらいは「転ぶ」人が出てくるのではないか。女性の支持も一定得られそうな。それがかなわないにしても、この「微風」、ハロプロ関係以外のラジオとかでどんどん流せる機会があれば、ちょっとは食いつく人も出てくるのでは無かろうか。
なぜこの曲がシングルではなかったのか、という思いも出てこなくもないが、しかし逆にこの曲が「ベストアルバム」に収録されるということ、確かに「ベスト」に含まれるべき曲だ、と思う。
「ハロプロファン」のブログ主が多く参加する「ハロプロ楽曲大賞」では11月で締めるため、今年の分はこの曲は対象外と言うことだが、今年の曲は今年のうちにという単純ルールでお送りするオレ流「モーニング娘。(OG含む)と松浦亜弥、メロン記念日、前田有紀・平家みちよ」楽曲大賞では一気に大賞最有力候補曲に躍り出た。
一応有力曲一覧。
- 安倍なつみ&矢島舞美「私の恋人なのに」(「16歳の恋なんて」カップリング)
- モーニング娘。「リゾナントブルー」
- 藤本美貴「遠い恋人」(「置き手紙」カップリング)
- High King「甘い記憶」(「C/C(シンデレラコンプレックス」カップリング)
- Hangry & Angry「Kill Me Kiss Me」
- Hangry & Angry「Angelia」(「Kill Me Kiss Me」収録)
- 安倍なつみ「さよならさえ言えぬまま」(「スクリーン」カップリング)
- 安倍なつみ「微風」(「15色の似顔絵たち」収録)
なんかやたらカップリングが多いのですが。
2008年11月24日
■ モーニング+娘。
小ネタを一つ。
なっちこと安倍なつみが「恋するハニカミ」に登場。そのワンシーン。
安倍「娘。にいたときは丸6年で」。
久本「娘。っていうんだ」。
安倍「娘。です。モーニング娘。のこと、私たちは自分たちのこと娘。って」
おや?かつては自分たちでいうときは「モーニング」っていっていたような。そしてファンが「娘。」だと。現メンバーはどっちで言っていたっけ?
だんだんとファンサイドの用語に引きずられていっているのかな、と思ったり。
2008年11月23日
■ Kill Me Kiss Me
結局HANGRY & ANGRYのミニアルバム「Kill Me Kiss Me」はiTSですませてしまった。5曲で1000円。お金のこともあるが、今日は朝起きたら13時でTUTAYAまで出かけるのがおっくうになってしまった。どっちみちこの曲とタイアップしているブツにはあまり興味がない(というかタイアップ先が何なのか、未だにきちんと把握していない)のでまあいいか。
早速リピート。うーん、もっときちんとプロモーションをしてCDの入手性をよくしたら、結構いけていると思うのだけれど。
で、このHANGRY & ANGRYってモーニング娘。(OG含む)と松浦亜弥、メロン記念日、前田有紀・平家みちよを応援し、りんねのいた頃のカントリー娘。と太陽とシスコムーンを懐かしむファンには何か関わりがあるんでしたっけ?
2008年11月22日
■ 「誰も守れない」
美貴帝こと藤本美貴が佐藤浩市主演のドラマに出演との情報。
これ私にとっては相当すごい話なんですけど。あまり話題になっていないっぽいけれど。
佐藤浩市ですよ、佐藤浩市。佐藤浩市とミキティが一緒にドラマに出るわけですよ。これはすごい。ドラマファンとしてはちょっと堪えられないシチュエーションです。このドラマだったら藤本美貴が出ていなくても100%見ますもん。そういうところに「うちのミキティ」が出てくる、なんて。なんだか勝手に気恥ずかしさすら感じてしまう。すごいすごい。
なにより高橋愛、新垣里沙がピンクレディー役で出演したドラマと違ってそういう企画もの臭が一切しないところで、ふつうに藤本美貴がそこにいる、というのがもうね、たまらないですよ。
いやあ、今年はいい一年だった(放送は来年だけれど)。
■ 超今更ながらの購入品記録
放置しまくり、所々思い出したようにつけていたため、斑だらけの購入品記録。ほとんど意味なし。
7月30日、モーニング娘。2008春コンサートDVD。っていくらなんでも前すぎるだろう。感想は年末にでもまとめて書くかな。
8月10日、モーニング娘。DVDマガジン。っていつのよ?あ、シンデレラの時のか。ぬるいゲームをやっていたけれど、9人のメンバーが楽しげに絡んでいる、というのを見るだけで楽しめる。ソロではこの程度の企画ではつまらないかもしれない。
8月27日なっち写真集と9月4日なっちDVDはなぜか記録済み。適当だな。
9月23日、松浦亜弥2008春コンサートDVD。誕生日ライブの特別映像込み。いろいろいいたいことはあるけれど、これも感想文は年末だな。
同日、モーニング娘。ペッパー警部シングル。感想文はもう書いているようなものだから省略。でもこれをひっさげてのテレビ出演って結局全くなかったな。期待した私が馬鹿だった、といいながら年末の何かに期待。ちょっとむなしい。
9月29日、ミニモニ。でブレーメンDVDVol1。高橋愛ドラマ主演決定に浮かれて、第一回主演作品のDVDを購入。このころは愛ちゃんのことはまあそれなりに好意的に見てはいたけれど、基本的になっちなっちだったので、ほとんどスルーしていた作品。子ども向けのぬるいドラマ。辻ちゃん加護ちゃんの出ているVol2,3を買おう、とは思わなかった。愛ちゃんの演技は、まあドラマのレベルからすればこんなものかな、という感じ。それにしてもこの作品から4年たってまた同じ女子高校生役で主演とは。もっとも役所は、こちらの作品では自分にコンプレックスを抱えた、どこかしら気弱な女の子だったのが、次回作は自信満々の姉御肌の女の子、ということで愛ちゃんのモーニング娘。内での立場、精神のあり方の成長を見事に反映している。
10月11日、安倍なつみDVDマガジン。こちらはライブレポートで記述済み。夏ツアーの「はにわっち」につづいてなっちっち印のボールペンの天ぷらと飴細工のめがね作成記録。
10月13日、モーニング娘。DVDマガジンVol19。カレンダー撮影メイキングとメンバーが抱負などを語るインタビュー。英語をしゃべれるようになりたい、と噛みながらしゃべる愛ちゃん、日本語をしゃべれるようになろうぜ!
モーニング娘。DVDマガジンVol20。遊園地でかくれんぼ。
10月23日、ハロープロジェクトワンダフルハーツ2008夏コンサートDVD。毎年買おうかどうしようか悩むのだけれど、事実上高橋愛ソロの「恋ING」に負ける。でも買って良かった。HighKingのシングルとカップリングのライブ映像も結構貴重だし、それ以外でも(当たり前ではあるけれど)娘。メンバーの登場シーンがかなりあって、早送りする部分が思ったより少なかった。って早送りするのかよ。ごめんね。
10月25日、ペッパー警部PVDVD。ハロプロ関係の発売日がいろいろ変わって、Amazonでの注文漏れをしてしまった。上の夏ハロDVDと同時発送にできたのに。
11月6日、安倍なつみ2008夏BirthdaySpecialConcertDVD。秋ツアー中に夏ツアーのDVDを出されるとちょっとモチベーションが上がりにくい。でも中澤裕子が登場したり、オーディションで歌った懐かしの曲がセットリストに入っていたり、となかなかの作品。詳細な感想文はまた年末にでも。
11月20日、トゥーランドットDVD。ミュージカルDVDというと2006年の「リボンの騎士」の記憶があって、正直画質の悪さに辟易したものだったが、今回は想像していたよりずっと良かった。まだ舞台での印象が生々しく残っているので、DVDを見ての新しい感想とかはそれ以上には無し。
Hangry&Angryは未入手。明日大阪のTUTAYAにでも行けば買えるだろうか。
2008年11月20日
■ ストーカー的欲望をネタにするということ
トゥーランドットDVDが届いているが、しばらくは見る時間はとれなさそう。そのほかにも購入品記録がたまっているが、モチベーションも上がらない。
しばらくは結構暇だったのだが、あれこれいろいろ仕事が入ってきた。暇なときにやりだめる、ということが性格的にも、仕事の体制的にも難しい。うまくいかない。仕事のモチベーションもいまいち上がらない。
加えてこちらでもいろいろ宿題を残している。こちらは昨日は結構モチベーションも上がったのだが、なんだか突然いろいろめんどくさくなってきた。昨日の寝不足に突然の寒さで体力が消耗しているのかもしれない。
とりあえずこちらの宿題についてつらつら考えていること。
言説生産の責任についての二層構造。
一般的な言説生産者としての責任。「表現の自由」の重要性。言説批判は言説によって、内在的になされなければならない。しかし言説生産による影響が、言説外部にまで明確に及び、それが特定の人々に迷惑をかけ、あるいは毀傷する可能性を有しているならば、外在的な力も必要となる場合もあるだろう。ただしその行使は最大限慎重になされなければならない。
ファンたる立場における言説生産者としての責任。言及対象の「ファン」であると自認してなされる言説生産は上記一般的言説生産とは違った姿勢が求められるだろう。それはたとえば「ファン倫理」といってもいいかもしれない。この水準での批判は徹頭徹尾内在的なものでなければならない。
前のエントリの件は、私は元言説を当初一般的な言説生産の責任においてすら問題のあることだと判断した。しかしそれは誤読に基づくものだった。
その後改めて情報を読み直した結果、元言説はファンたる立場としての問題であったと認識を改めた。「私だったら絶対に書かない」。「私がアンテナを張っているサイトさんにこの手の記事があがったら私は即座にアンテナからはずす」。そういう問題のある言説だとはいまでも思っている。ただ情報自体の削除を求める類の反応をするのには明らかに飛躍があった。そしてその飛躍はあまりにも危険な飛躍であった。そのことは深く反省している。
そして改めてファンとしての立場において件の言説を考えてみる。
ハロプロメンバーの名字とその出身が一致した借家物件に関する情報をネットから探り当て、そこにファンサイトからリンクを張る。元情報はあくまで不動産情報としてのコンテキストで掲載されている情報である。それをファンサイトから貼るだけで、その情報の持つ意味は変質するだろう。メンバー本人の実家と何らかの関係のある情報なのではないか。そういう「期待」を抱くものが現れる可能性がある。そしてそこからさらに具体的な行動を起こすものが現れる可能性がある。そしてそれが何らかの迷惑行為につながる可能性がある。
ただその可能性はそれほど蓋然性の高いものだろうか。それはそうだとは思わない。だからこそ私は一般的な言説生産の立場としてなら、問題があるとはいえない、と判断した。
しかしその情報を見たものに「ストーカー」的な欲望を喚起させかねない情報を掲載する、それは「ファンの立場」からすれば何とも受け入れがたい。それが仮に純粋にネタとして昇華しうるようなものであったとしても、果たして「欲望」まで昇華してくれるだろうか。
まずは本当にその情報は純粋なネタだったのだろうか、という問題がある。そこが私には未だに判断できない。そしてその情報を見たものは同様にネタだとすぐに判断できたのだろうか。わからない。
それでは仮に本当にばかばかしいまでのネタであったとしたら、私の不快感は大幅に下がっただろうか。たとえばこんなネタ。安倍晋三氏が首相だったときに、ハロプロ関連の言説空間で「安倍の現住所判明!」という書き込みがなされたとしよう。そしてその中身を見てみると首相官邸の住所が書かれている。
馬鹿馬鹿しく、誰もがネタと判断できる内容である。確かに他愛なく、何の問題もない。むしろ意図としてはストーカー的欲望を持つものをからかっているのかもしれない。しかしそれでも私は少なからず不快に感じるだろうと思うのだ。
それはそういうネタが成立すること自体が読者である「私」たちに向かって、「君はストーカー的な情報に興味があるだろう」と呼びかけていることになるからだ。欲望は最初からあるとは限らない。むしろそうした呼びかけに応えることによって醸成されるものだといってもいい。いかに完全なネタであれ、そうした呼びかけを含み込んだ言説を私は笑えない。
「私」たちハロプロファンは傷を抱えているはずなのだ。ストーカーなるものの存在、そしてそこからの情報をネットで広めまくった言説生産者たち、そうした言説空間を維持し、その状況を止められなかった私たちすべて、その結果として私たちは一人のメンバーを失った。私はそのことは決して忘れない。
そしてそうであればこそ、「私」たちは具体的なストーカーの存在だけでなく、ストーカー情報を拡散させるような言説空間を拒絶しなければならない。しかし私はさらに、そうしたストーカー的欲望を軽々にネタとして扱うこと自体にももっと慎重であらねばならないと思うのだ。ストーカー的欲望はおそらく悲しいまでに「ファン」の心の中に潜んでしまっている。私たちはそれを本当にネタとして昇華できるのだろうか。少なくとも今現状では2chなどという場ではネタもすべて「マジヲタ」(本当にそのタレントを好きなファン)を「釣る」ための道具として使われているのが現状ではないのか。そうして不当なプライベートの暴露をおそれるファンの心性を逆なでにする効果しか現状もたらしてはいないのではないか。
私はストーカーをネタにしたギャグには笑えない。笑い飛ばすにはまだまだ私たちの抱えているものは多すぎる。
■ このド素人めが!
私が2chなる掲示板を観察し続けるのは、人間の中にある負の感情などなどがどのような力学でもって、どのような言説を編成するのか、そのメカニズムなどを自分なりに見たい、という意図がある。プチファシズム研究みたいなもの。2chとその類似言説の徹底批判。そこから「2ch化する社会」への批判。
2chには明確な意図を持った集団が言説編成に関わっているともいわれている。それとそうした集団の作り出す言説に翻弄されてさらに作り出される言説群、そうしたメカニズムを見ることは今の「言説」研究としてはもっともリアルな題材に思える。
といってももっと突き放して、純然たる観察者の立場に立てる部分だけを見るのにとどめないと、自分自身がその中に入ってしまいかねない場所での観察は危険だった。観察対象には触れない、というのも含めて私は2chには書き込まない、と決めているのだけれど、なんだかんだ当事者の立場に立ってしまっている。そして今回のような言説観察者を気取る身にはあってはならないミスを犯しもする。言説に翻弄されているのはまずもってお前じゃないか、ということです。己の不明をまずは深く恥じ入ります。
まだまだ考えるべきことは残っています。この項、多分続きます。
■ お詫び
もともとうちのサイトのアクセスログを見ていると、さるブックマークからのアクセスがありました。
そのブックマークサイトを見てみると、「!」と思う情報が載せられていたのです。そこでそのブックマーク先を他にブックマークしているサイトを見てみると、2chからの転載だけをしているサイトに行き当たりました。その時点で私はショックを受け、それ以上精査せずに(ストーカー情報らしきものを精査したくもなかったので)先のエントリをあげてしまいました。
しかしいったんあげてから少し頭を冷やして、情報を見てみると、どうやら本当に「ネタ」らしいと思われてきました。
実はちょうど本当のストーカー情報らしきものが「界隈」に出回っているようだ、というのを目にすることがあって、かなりナイーブになっていたのです。
ちょっと悪ふざけがすぎるよなあ、と思わなくもないのですが、完全に私の早とちりであり、当該サイト様には大変ご迷惑をおかけいたしました。深くお詫び申し上げます。
申し訳ございませんでした。
この件はまた改めていろいろ考えます。
うーん。正直本当はよくわからない。最初の驚きは完全に私の早とちりであって、それは「マジかネタか」の判断ができなかった私のリテラシーの問題。ちょっと2chあたりのことでまたナーバスになっていたとはいえ、あまりにもお粗末だった。
でも元の情報をもう少し慎重に見てみて、その情報をブックマークしている他のサイトなどから情報をさらにたぐってみると、やはり結構きわどい情報である可能性は高いある。悪気はないにせよ、そのあたりで結構きわどい行動をしているブログにも行き当たった。
アイドル本人の現住所に押しかけるのと違って、実家に行くのはあり、なのかなあ。私はそうは思わないんだけれど。そういう行動に結びつきかねない情報はいくらネットで見られる情報とはいっても、やたらとブックマークするのはどうなのだろう。情報自体は確かにネットで見られるといっても、それとアイドルとを結びつけるのはまた別の意味を付与していることになる。
元の情報がアイドルと関係があるのかどうかは私にはわからない。全く実は関係がないという確証が得られているのなら、まあネタとしていいと思う。けれどそうでないなら、可能性の段階でもやはり慎重に扱うべきことなのではないか、と思う。
うーん、でもやっぱりネタですませていいのかな。よくわからなくなってきた。好きなネタではないけれど。
■ 私の勘違いでした
下記記事は私の早とちりでした。本当に申し訳ございません。
別途記事をあげます。さしあたりお詫びまで。
うちのサイトのエントリをブックマークしているところがいわゆるストーカー情報を同時にブックマークしていた。
もう気が滅入るわ。
そういう情報がうようよしているみたいだから2chなんて本来見るものではないし、ましてや外部で宣伝するなんてとんでもない、といっているのだけれどもね。でもその手の情報を平然と自分のサイトのブックマークにするなんて、完全に「ファン」としてあり方を間違っている。いくらもともと決裂ししている相手でも、これだけは許せない。
トラックバックを送ろうと思ったが、うまくいかない。だれかかれと話ができる人、直接注意してください。お願いします。
2008年11月19日
■ みかん
裕ちゃんこと中澤裕子がSTBライブでモーニング娘。の昨年のシングル曲「みかん」を歌ったらしい。
モーニング娘。の曲はずっと歌い続けていく、自分がメンバーじゃなくなった後の曲も歌っていく、とか言っていたらしい。
さすが中澤裕子。モーニング娘。の精神そのものだ。
なっちこと安倍なつみはそもそも「みかん」という曲を知っているのだろうか、とか思ったり。
いや、まあさすがに知っているか。小春(久住小春)か、ガキさん(新垣里沙)あたりから情報は常に入っているだろうし、多分。
2008年11月15日
■ なっち新曲
買え。
2008年11月11日
■ 十年前
今ツアーで久々に歌った「ひとりぼっち」。その中の一節。
十年前のアルバムの曲 あの子今頃どうしてるのかな
ああ明日香、どうしてるかなぁ、とここを聞くたびに思っていた。
歌詞は「十年前のアルバムの曲」を自分たちが歌っている、というシチュエーションでは無いはずだけれど、彼女たちはまさにそういうシチュエーションなんだよね。
■ Angelic中野
当初は予定に入れていなかった中野公演。急遽チケットを押さえたため、いつものファミリー席ではなくて、一般席。まったり座ってみたい私にとっては敷居の高い席、少し不安。
昼公演は2階7列。前に通路があり、その前6列はおそらくファミリー席。おそらく、というのは大半が着席して鑑賞していたのだけれど、ちらほら立っている人がいて、チケットの設定がどちらなのかが判然としなかったから。
というわけで、余裕で着席してみられた。ラッキー。なっちコンは結構こういうことがあって、前のツアー仙台公演も一般席だったけれど、着席してみられた。娘。コンでは多分無理。
夜公演は2階最後列。ほぼきっちり席が埋まっていた。せめて両隣があいてくれていれば良かったのに、なんだかんだ座席は埋まるものだ。
でも前の人が結構座っていることが多かったりして、微妙に視界が開けていたので、完全に着席しての鑑賞とはならなかったけれど、かなり楽な姿勢で、気分よく見られた。隣の人は結構がんばって踊っていたけれど、こちらの席に進入することもなかった。今回は私語も周りからは聞こえず、総じて良い環境での鑑賞となった。2階最後列でも「糞席」ではない。なっちコンに「糞席」なし。
今ツアーは結局全公演合計8公演鑑賞。まあ無茶をしたものだし、今後はこういうことは多分しない。でも今ツアーに限っては全然後悔していない。最後の最後まで全く飽きることがなかった。
公演ごとに「ああ、ここの音はこの楽器の音か」とかそういうレベルでの発見がある。音楽・楽器の知識教養が致命的にないもので。ちょっとは勉強しようかしら、と思うようにもなった。どっから手をつけて良いかもわからないけれど。なっちを見ずにバンドメンバーの動きを見ている時間がかなりある。モーニング娘。コンサートで高橋愛を見ている時間の方が、なっちソロコンでなっちを見ている時間よりも長いぐらい。
今回はヴァイオリンがなかったのは残念だけれど、その代わり?にサックスが入っているのが大きい。私のようなド素人にも瞬時で聞き分けられる音色だし、ものすごくインパクトがあって、一つ一つの曲の印象を大きく左右する。
かつて松浦亜弥コンサートにブラス隊が入ったことがあって、それはフルバンドではなかったのだけれど、このブラス隊が奏でる音色が印象的で、スピーディで迫力があって、松浦亜弥の曲・歌唱にとてもあっていた。近年のあややコンサートはフルバンドでやっているけれど、標準的すぎる感じで、プラスアルファがほしい感じだし、松浦亜弥にはサックスは合うと思う。予算の話だったら、前ツアーのコーラスをはずしてもいい(笑)。コーラスは福ちゃん(パーカッション担当、STBライブで無理からコーラス担当に「指名」。でも本人もまんざらではないみたい)でいいから。
なんにせよ、今回はバンド演奏の重要度がかなり高い感じで、個別メンバーの見せ場も多かった。と感想を書こうと思っていたら、今ツアーのコンセプトがそうだったらしい、と今回のツアーのバンマス和田さんのブログバンマスのぼやきを読んで知る。
リハーサルに入る前の打ち合わせで本田プロデューサーから、今回のステージに関する方向性や意図を聞かせてもらい、具体的に各曲のアレンジについてもいろいろアイデアをいただきました。それを元に私としては考えていったわけです。
まずは、「アグレッシヴさ」と「インパクト」。生バンドによるアピール、それぞれのプレーヤーを生かすこと。
なるほど、意図通りのステージになっていた、と生意気にも言ってみる。
もう一点、前に安倍なつみがコンサートの作りに口を出していることがこのブログに書かれていることを紹介したが、そのとき実は正直言うと、それって「なっちの振り付け講座コーナー」を死守したことだったり、なんて思ったりもしたのだけれど、お見それいたしました。
実は前の2曲が続きで、この曲はMCをはさんでからだったのですが、なっちさんの提案で3曲つなぎになりました。これは大正解でした。"夕焼け空"で、ちょっと突き放したようにした状態で、「こんばんは(こんにちは)!」ってMCするのは確かに違和感あるし、実際につなげて演奏してみると、すごく充実感のある流れになったのでした。
・・・
3曲つなぎになったことでイントロをカットしましたが、これもなっちさんのアイデアで、私の短いキッカケから歌に入ることで、よりライブ的な驚きとスピーディな展開が生まれました。
ちゃんと音楽的な部分で積極的な提案をガシガシやっていたわけです。「振り付け講座死守」なんて失礼なことを思って申し訳ございません。
夜公演、ツアーラストといっても特段のことはしないのがなっち流。でも今回は最後の曲の時に紙吹雪が舞うちょっとした演出があった。そして最後の最後、バンドメンバー退場時にパーカッション担当のAsamiちゃんと抱擁。ツアーラストとして、ほどよいスペシャルな画を見せていただきました。最後列からでも鑑賞できて、本当に良かった。
私のためだけのMC記録コーナー。
- 昼
- 秋
- スポーツの秋。なっちは運動とか苦手じゃないですか。学生時代はテニス部に入っていたけれど、すぐに負けてばっかりだった。ハロプロでもスポーツフェスティバルとかがあって、そこでなっちはなぜか目立つポジションにおかれていて、リレーではアンカーをやらされて、そのチームが結構いいところにいて、最後なっちががんばれば優勝!だったんだけれど、最後の最後でね、こけちゃったりてね。もう顔からこけるから、他のメンバーは「なっち、どこ行った?」みたいになってね。気持ちは前へ前へ行っていたんだけれども、足が前に出なくてね。
- 学生時代
現代社会に北垣先生。え?みんな知らないって?わかってますって。その先生がね、腕時計のベルトを緩くしていて、いつもすぐにずれ落ちて、もっときつく閉めればいいのになあ、と思いながら見てました。で、その先生の授業はたとえば突然「今日は俺の恋愛話をするぞ」みたいなことがあったりして、そういうのって、結構良かったりしません?
その学生時代の親友と今でも会うんだけれど、その子はもう結婚していて、子どもが三人、女、女、女でねそれがもう可愛いの!
- 質問コーナー
- Q.「なっちはどんな洗剤が好きですか。僕はスズランの香りがするのが好きです」。よかったね。前は外国製のを使ってました。でも今は日本製。やっぱり日本製でしょう。なっちは液体洗剤派。で、洗った後それを外に干すと生命の香りというんですか?そんなのがして、とても気持ちいい。
- Q.「新曲が出ますが、どんな印象ですか」。今回は久々につんく♂さんの曲で、なんだかデビューの時を思い出しました。
- 夜
- 秋
- 秋と言えばやっぱり食欲の秋ですね。もう秋野菜、タマネギとか、ジャガイモとか、カボチャとか見ると「わぁ、どうやって食べよう!」って感じでとてもうれしくなる。なっちが料理するときはあんまりきちんとレシピとか見ないで作るんですけど。どんな料理をしているのか、みんなにもまたレシピを紹介するとか、なっちが作ったお料理を食べてもらうとか、知ってもらえる機会が作れればいいですね。
- 学生時代
- 懐かしの場所とかっていろいろあるじゃないですか。前に地元に帰ったときに小学校に行ってみたんだけれども、もう無くなっててね。合併されちゃったみたいなんですけど。で、小さいときによく遊んでた公園に行ってみたら、それはちゃんと残ってて、でもブランコとか、シーソーとかがなくなってて、地球儀は残ってたんですけどね。地球儀って言わない?あれ、なんて言うんですか?こういう丸いの。なっちは地球儀って呼んでたの。
- 質問コーナー
- Q.「僕は一人焼き肉とかするんですが、なっちはしますか」。一人焼き肉とかはしないですねえ。一人でお店にはいることはよくあるけど。一人焼き肉とかするとひとりごととか多くなりそう。よし、次はミノを焼こう!さあ、焼けたぞ!、みたいな。
- Q.「僕は髪が伸びると鼻血が出たりするんですが、なっちにはそういう変な癖とかありますか」。髪が伸びると鼻血が出るんですか!?大変ですねえ。なっちの変な癖はですねえ、耳たぶを引っ張ってプチってならすの。一日一回しかならないんだけれど。今日はもうならしちゃった。「えー」(ブーイング)」。え?聞きたかった?じゃあ、また次はそれまでにならさないようにして、みんなにお聞かせしますよ。後は小さい子どもを見るとついさわりに行っちゃうの。お母さんとかからすれば迷惑ですよねえ。え?何この人、みたいなね。でもやめられないの。
- 最後
- いろいろ悩んだりしたこととかあったけれど、こうして皆さんとお会いできて本当に幸せだなって思うし、これからもずっと歌い続けていけたらなって思いますので、応援、よろしくお願いします。
■ Angelic中野のその前に
安倍なつみAngelicツアー最終中野公演にも真野なんちゃらちゃんのオープニングアクト。
秋シーズンで真野ちゃんのソロを聴くのは結局6回。高橋愛ソロを聴くのが1回。なんだかなあ。
オープニングアクト中に入ってきた女性、耳を押さえて入ってきた。ちなみに私も片耳を押さえていた。そういうことです。うるさいんです。マイクの音量設定が悪いんだろうけれど、真野ちゃんの発声も悪い。正直言って騒音でしかありませんでした。
褒めればいいってものでもないと思うのであえて書きました。ハロプロファンは「優しい」と思う。ふつうだったら、「何?オープニングアクト?誰?」てな感じでもっと冷淡に扱われても仕方のないところ。実際平家みちよはそういう目に遭っていたわけだし(オープニングアクトじゃなかったけれど)。入りではそういう態度の客でもパフォーマンスで引きつけることができれば、それが成功といえる訳で、逆に最初から同じ仲間だからということで、どんなパフォーマンスをしようが拍手喝采、っておかしくないか?エラー連発、出れば三振の選手に拍手喝采するようなもので、それは逆に演者に対して失礼だとさえ思う。
真野ちゃんの歌は私はプロのソロ歌手として許容できるレベルだとは思わないなあ。でもまあ私も拍手だけはしたけれどもね。期待していないからね。そういう拍手って本当はいやなんだけれど、「空気」って奴を読みましたよ。
いやなことを言ってごめんね、真野ちゃん。でも本当のことなんだよ。
2008年11月10日
■ Angelic中野のその後で
Angelicなっち最終中野公演を鑑賞後、たった今帰宅。コンサート後、京都観光をしていたので、帰宅が遅くなった。って、なぜ東京公演を見て、地元京都の観光をしているんだ>私。
新幹線代、宿泊代をけちって夜行バスを使ったけれど、早朝に帰宅しても仕方がないので、そのまま秋の京都をぶらついていた、という。PC画面を見ずに、紅葉を見るというとても目に優しい一日でした。
夜行バスの後ほとんど歩きっぱなしで疲れているので、レポートは少し遅くなるかも。
なぜか昨日のアクセスが更新していない割に多かったのは、レポート期待かな、と思ったので、一応ご報告。
2008年11月07日
■ HANGRY & ANGRY
「モーニング娘。(OG含む)と松浦亜弥、メロン記念日、前田有紀・平家みちよを応援し、りんねのいた頃のカントリー娘。と太陽とシスコムーンを懐かしむファン」に関係あるのか無いのかが不明なユニットHANGRY & ANGRY がなにやら一気に動き出した模様。
日米同時リリースって。
ただインディーズ展開のためにいまいちCDの購入方法とかがよくわからないのですが。TUTAYAで販売するとか言う話だけれど、1万枚限定ものがうちの近所のTUTAYAに並ぶとも思えないし、ぐうたら人間には確実な入手方法とかがよくわからない。
いずれにしても全体的に停滞状況にあるようにも感じる「モーニング娘。(OG含む)と松浦亜弥、メロン記念日、前田有紀・平家みちよ・・・・」ってもうめんどくさいな、ハロプロね、の中ではひときわ勢いが感じられて、おもしろげな雰囲気、ちょっとうらやましい。
2008年11月06日
■ 本日の購入品
本日の購入品。
安倍なつみ Birthday Special Concert DVD。
今日(もう昨日か)amazonより届く。900円強をけちってamazonで購入。せこいなあ。まだ見られていない。
そういえばそれ以前の購入品記録、ずっと書けていないな。またいずれ。
2008年11月05日
■ 私信−特定の読者へ向けて
これはほとんど私信なんだけれど、具体的には痛井ッ亭。氏のサイトとうちのサイトを両方見ている人(いるでしょ?)で、痛井ッ亭。氏のことを多少なりとも好意的に見ている人。ちょっとは考えてもらいたい。
氏の運営している掲示板「ノノ*^ー^)<えりちゃんねる モ娘(亀)」の♪♪モ娘(豆) ガキさん絶賛スレッド♪♪というスレッドの書き込み、もちろん投稿者は氏自身である。
直接見てもらえればわかるけれど、2ch中のさるメンバーに対する悪口スレッドに対して好意的なリンクを張り、アクセスを誘導している。今は2chのそのスレッドは落ちていて、もう具体的な書き込みは直接は読めないけれど、少なくとも私が見たときにはそのレス中には当該メンバーへの明々白々な誹謗中傷(薄汚い性的な妄想話をさぞ真実であるかのように言いつのる別のスレッドへの誘導)が書かれていた(キャッシュを確認したところ、氏がこの投稿をしたときには上記誹謗中傷はすでに書き込まれていた。それを知っていてなおなんの留保もなしにこのスレッドへのリンクを張ったわけです)。
ちょっと前に自身が認定した「誹謗中傷」的な言明を含むエントリに好意的なレスを返した人にしつこく食い下がり、誹謗中傷に対する態度表明をしろと言い続けていた男が、ですよ。娘。を守る、娘。を愛するなどとほざいていた男が2chの娘。メンバーへの悪口スレッドへ好意的な誘導をする。まあ私はこの男のその手の言い分など全く信用ならないと以前から言っているけれど、彼の恋愛擁護論とかに共鳴している人、彼のこの行動をどう評価するのでしょうか?ちょっとでも娘。を愛する気があれば、最低限絶対やらないことだと私は思うのですが、どうなのですか?
これを見て、まだ彼に対して肯定的な反応をする人がいるとしたら、私はその人の娘。あるいはハロプロ「愛」に対しても大いなる疑いを持たざるを得ないですね。該当する方、どう思いますか?
今回のFC分割に事務所の高橋愛へのごり押しという意志を読み取り、それを自ブログで披露なさっている方もいらっしゃるようで、前にその方は別の方の別のメンバーへの批判的言及を評して、「事務所による高橋愛ゴリ推し」という事態が実在し、他メン(とそのヲタ)は嫉妬から愛ちゃんを批判・誹謗中傷し、高橋ヲタ側は反撃として他メン(とそのヲタ)を攻撃し返すという、なんとも情けなく、陰惨で、不幸な構図」(痛井ッ亭。氏のお言葉より)を所与のものとした言葉のプロレスだとかおっしゃっていたが、それをまさにご自分で反復されるあたりは素敵だな、と思いました。
でもまあ、自分の言葉で自分の観察し得た事象についてものを申されているだけなので、それについて私からとやかく申し上げることもございますまい。痛井ッ亭。氏とは気心が通じていらっしゃるようだが、まあそれもいいでしょう。
とりあえずメンバー批判、事務所を巡る状況批判をするのは結構だけれど、せめて自分の観察した事象に関して自分の言葉で、批判してほしいな、とだけ思っているわけです。痛井ッ亭。氏はその人・状況を批判する最低限のマナー(と私は思っている)を守らなかったから最低だ、といっているわけです。
そんな気はなかった、てへてへ、ってか。で、逆ギレ。何が「坊主にくけりゃ袈裟まで憎い」だ。盗っ人猛々しいとはこのことだ。
2chネタというのをどう扱うべきか、その慎重さに対する感性が全く欠落しているとしか思えん。まあ、2ch「固定ハンドル」としてそこの人たちと「なれ合う」のがお好きみたいだから、感性が違う、といわれればそれまでだが。
しかし2ch内の話をそこですませるのはまだしも、それをその外のブログで出す、ということにはことのほか慎重であるべきだ、と思うんだが、そうは思わない人もいるのかねえ。
2chなんて最初は悪口かネタかが微妙なスレッドが立っても、すぐに「アンチ」が押し寄せてきて、アンチスレッド化するのなんて、恒例のことで、そういう言説空間を自分は扱っているのだ、という自覚がない人間に何を話しても無駄。それはわかっているからこの男とは直接話しはしないのだが、また彼となれ合っている2chあたりの人とも別に話をしようとは思わないのだが、うちのサイトにアンテナを張ってくれているまともなブログ主が彼となれ合っているのを見るのはどうにも忍びないし、少なくとも2ch言説の扱いについてはおのおのもう少しきちんと考えてもらいたい、と思う。
繰り返すがあそこは本当にそれこそ「刑法」レベルの誹謗中傷が反復されている場所なのだ。そのことは改めて留意されたい。
私の2ch言及。最初はそれなりに中立的にとらえようとしているが、2004年後半から完全に敵意むき出しだな。
私の2ch批判には私なりの思想的基盤も個人的怨念も私なりの義憤もあるのだけれど、実際、実生活で2chを話題にしてみればわかるけれど、2chに書き込んでいるとかもしいったら、本気で軽蔑される場面って結構あると思うよ。それがわからない人はちょっとネットに浸りすぎだと思う。特に若い人は意識しておいた方がよい。まかり間違って就職活動とか、仕事での上司とかに2ch好きなことを仄めかしたら、結構割を食うことは厳然としてあるだろうし、それはまたやむを得ないことだと私は思う。
狼リテラシーの重要性(真に受けるか〜100%値引きして捉えるかの判断 =大人の常識
読者責任という発想
これがまかり通るのなら、世の中のあらゆる「誹謗中傷」はすべて「100%値引きして捉えるかの判断」をしてくれ、といわれたら消し飛んでしまうのだが。自分はこれまでさんざん他人のブログに書かれた俺様基準での「誹謗中傷」を攻撃しておいて。自分の明々白々な誹謗中傷書き込みへの好意的言及はこれだ。こいつはどこまで俺様基準でだけものをしゃべるんだ(呆)。
もういいでしょ。
上の引用を見てもらえればもはや明々白々。誹謗中傷書き込みがあっても「読者責任」で書き手はその責任は問われない。彼はそう言明したわけだ。匿名で何を書いても「読者責任」。誹謗中傷はすべてネタ。まさに2ch的居直りをこの男は100%肯定すると宣言したわけです。それが確認できただけでも甲斐があった。
他者には書き手責任を言い立てるくせに、自身は「大人の常識」、「100%値引き」、「読者責任」とやらで逃げ切るわけですね。この男の記述は今後そういうスタンスだと見なしてもかまわないわけです。それでもこの男の記述をまともに取り扱おうという人はどういうつもりなんでしょうか?
もうこの人は自分で何を言っているかのコントロールもできなくなっているんだろうね。
2008年11月03日
■ マジでハロプロファン辞める5ヶ月前
単に題名を言いたかっただけとちゃうんかい!というエントリ。
一応現行の「ハロプロ」は来年の3月まで継続ということで、ぎりぎりそれまでは旧来のハロプロファンとはいえるだろう、と。
ということで、いずれにせよ、もう終わりなので、最後の最後にハロプロソート111なるものをやってみようと思い立つ。これまでハロプロに在籍経験のある111人のメンバーを「推し順」に並べるというお遊び。
といってもそのスクリプトは使わず、自前で並べ替えをした。じっくり推敲をして。
全順位公表!と行きたいところだったが、下位順位はほとんど無意味(名前と顔が一致しないメンバーをずらっと下位に並べただけ)なので、上位だけ公表することにする。
順位 | 名前 | 新所属 |
---|---|---|
1 | 安倍なつみ | OG |
2 | 高橋愛 | 娘。 |
3 | 藤本美貴 | OG |
3 | 松浦亜弥 | あやや |
3 | 大谷雅恵 | メロン |
6 | 田中れいな | 娘。 |
6 | 中澤裕子 | OG |
8 | 新垣里沙 | 娘。 |
8 | 亀井絵里 | 娘。 |
8 | 保田圭 | OG |
8 | 後藤真希 | |
12 | 道重さゆみ | 娘。 |
12 | 福田明日香 | |
12 | 石川梨華 | OG |
12 | 吉澤ひとみ | OG |
12 | 加護亜依 | |
12 | りんね | |
12 | 前田有紀 | |
19 | 柴田あゆみ | メロン |
19 | 斉藤瞳 | メロン |
19 | 村田めぐみ | メロン |
19 | 平家みちよ | |
23 | 久住小春 | 娘。 |
23 | 光井愛佳 | 娘。 |
23 | ジュンジュン | 娘。 |
23 | リンリン | 娘。 |
23 | 飯田圭織 | OG |
23 | 石黒彩 | |
23 | 小湊美和 |
今でこそ頑迷固陋な化石ハロプロファンという感じだが、2004年段階だったら、逆に相当ミーハー型なハロプロファンの順位かな。まあそれでもちらちらとアナクロな部分が顔を見せてはいるけれど。もっとも2004年段階ではこれとはまた順位は違っていましたが(って最大の違いは2004年段階では松浦亜弥が上位にはいないぐらいか)。
新FC体制では、私の上位5名をカバーしようと思うと4つのFCすべてに入らなければならないというひどい話になってしまう。まあFCには元々入っていないし、入る予定もないから、どうでもいいっちゃいいんですけどね。
さて、来年3月以降は「ハロプロ」ファンとはいえなくなる訳なので、じゃあどう自認しようか、と考える。
モーニング娘。(OG含む)と松浦亜弥、メロン記念日、前田有紀・平家みちよを応援し、りんねのいた頃のカントリー娘。と太陽とシスコムーンを懐かしむファン、といったところか。
長いよ。
ちなみに下位の一部。
72 | 末永真己 |
---|---|
72 | 橋田三令 |
72 | 中島早貴 |
72 | 田中杏里 |
72 | 秋山ゆりか |
最下位72位は40人が同順。上に上げたのはその一部。
全員名前と顔が一致しないだけでなく、どのグループに所属しているのかも、今現在誰がハロプロメンバーで誰がそうでないのかさえわからない。
まあつべこべ言わず「ハロプロファン」から撤退しなさい、ってことですよね。
2008年11月02日
■ 大山鳴動して鼠一匹
ハロプロ年長組の「卒業」と大々的に打ちあげた割には、実質は単なるFCの分割、とファンサイドからすでに見きられていた、そのFCの分割のお知らせがFC会員に来た模様。
安倍なつみ単独FCができるか?というぐらいが懸案事項だったわけだが、これもおそらく大方の予想通り、単独FCではなく、モーニング娘。OGFCができることになった。
結局マスコミを巻き込んで一騒ぎ(といっても大して話題にもならなかったみたいだが)したわりには、やったことはFC会員費の実質値上げ、それだけ。分割した結果、全FC会員の総数は数字上増えて、重複を省いた実際の会員数は減少する、ということになるだろう。ファン数を増やそうとせず、ファン一人あたりの支払額をひたすら増やし続ける今の路線、行き詰まるのは自明の理だが、搾れるところまで搾り取ろうとでもしているのでしょう。「ハロプロ」ファンの方々、ご愁傷様です。
私はもう完全に「ハロプロ」ファンからは足を洗いますので、さようなら。
まあ、もともとFC会員ですらない私には最初からなんの関係もない話ではあるわけですけれどね。