重層的非決定?

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2008年11月26日

■ よくやった!

紅白「落選」を受けて、娘。メンバーに対して「改めて頑張れ」的な記述を見かける。それはそれで前向きな話でいいとは思うのだけれど、でも今以上何をどう頑張れと言うのだろうと思う。彼女たちは頑張ってきたじゃない。一年間、ずっとライブにミュージカル、紅白が重視するはずの音楽活動を一年間、絶え間なくずっと頑張ってきたじゃない。

地方まで巡っての大規模なコンサートツアー、春にはアジアツアーまで実現した。夏には親子連れも多数見かけたミュージカルを一ヶ月。秋にも全国ツアー。まさに音楽の普及活動という「文化」を担う仕事を彼女たちは一身にやってきたじゃない。ミュージカルを批判する人も多いけれど、いかに招待券の効果であっても、あれだけの子連れの人たちが見に来てくれた舞台、何を否定しなければいけないのか。そんなこんなの活動、疑似恋愛だけが売りの「地下アイドル」になんてできない。彼女たちは音楽パフォーマンスグループとしてしっかりやってきたと思う。彼女たちに卑下しなければいけないことなんてない。

今回の結果は結果であって、それは仕方がない。「運がなかった」、「時代が悪い」、外部のせいにしてすませても良い話だと思う。ただ事務所のプロデュース方針の不透明さ、ファンへの伝わらなさが残念。これだけの活動をしながら、それが多くの人々に伝えられなかったプロモーションのまずさが残念。

メンバーに対しては、一年間よく頑張った!というねぎらいの言葉しかない。まあ今年はまだおわっていないので、それを言うのは早計なのだが。

投稿者 althusser : 2008年11月26日 03:00

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