重層的非決定?

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2010年02月26日

■ 初めてのe-tax

確定申告の季節。

紙ベースの作業が大嫌いなので早々にe-taxで確定申告すべきだと思いつつ、事前手続きというものがこれまたいやで結局これまでずっと紙に印刷して郵送していた。作業自体はWebで行って、印刷して、封筒に詰めて送ればいいのだから、大したことないと言えば大したことない。どう考えてもあちこちに事前手続きをして、そのために役場にも行き、などというよりも手間が少ない。

しかし今年は違う。私は住基カードをすでに持っているのだ。生高橋愛を見たい一心で必死に取得した住基カード。これがあればオンラインですべてが終わる、かもしれない。確か前はe-taxを利用するには事前に税務署に郵送で書類を送らなければならなかった記憶があるが、そんなことするぐらいなら確定申告書本体を送りつけるわ、と思っていたが、今はどうやらそういうのもすべてWeb上の作業でいけるらしい。

自宅にFelicaポートを内蔵したVAIOがあるので、直ちに作業開始。事前登録はあっさり終了。いよいよ申告書作成だ、とおもって電子証明書の登録を行おうとする。無理。普通のFelicaポートじゃ無理らしい。きちんと公的個人認証サービスに対応した端末が必要。ああそうですか。

というわけでAmazonに注文。Pasori RC-S330。2680円なり。もっと安い端末もあったが、e-tax以外にもいろいろ使えるのがこれぐらいだったので。というのは嘘で何となく最初にこれが見つかったので、何も考えずにそのまま注文して、改めて考えてみれば、無駄に高いのを注文しちゃったなあ、とちょっと後悔。まあICCOCAの履歴とか見られるし。+1000円払った甲斐はきっとあるだろう。

翌日到着。亀井絵里写真集「Sweet」と一緒に佐川の人が持ってきた。亀ちゃん写真集は発売日に到着。Amazonもなかなかやる。ローライズの白ビキニにくらっとしつつ、作業開始。

モーニング娘。コンサートツアー2009秋ナインスマイルDVDを再生しながら、作業を進める。今度は我が住基カードをきちんと認識して、パスワード入力を求めてくる。えーとパスワードって何を設定したっけ?利用者識別番号入手の際に登録したパスワードではだめ。別物らしい。確か住基カードを発行してもらった際に登録したものがあったな。それを入力するがだめ。ほかに心当たりのあるものを何度か試してみたがすべてだめ。まもなく「何度も認証に失敗したからロックをかけたので後はよろしく」というようなメッセージが出た。なにーーー!ロックがかかっただとぉ。ああそうですか。そういうものですか。ということで役場に電話して問い合わせる。直接カードを持ってこいと言われる。郵送とかする手間を惜しんでe-taxを使うことにしたのに、直接役場まで出向く羽目になるとは。でもすでにお金をかけてしまっているので今更後には引けない。

幸い役場までは徒歩で15分足らず。考えてみればたいした手間ではない。窓口の人に事情を改めて説明する。窓口の人の言うには住基カードのパスワードは二種類あって、カード自体のパスワードと個人認証の電子証明書のパスワードは別物らしい。どちらも再設定しますかと聞かれたが、どう考えても電子証明書の方の問題だろうと思い、そちらの再設定を依頼する。すると、電子証明書用のロック解除とパスワード再申請の用紙を渡される。それに記入してパスワード再発行。よしよし、これで大丈夫なはず。

戻って作業再開。でも認証が通らない。さっき設定したばかりのパスワード。間違えるわけもない、はず。どうしたものかと考えて、ふと思い当たる。私、電子証明書の発行なんてしてもらったか?単に写真付き身分証明書がほしかっただけだから、住基カードは申請したが、電子証明書の申請なんてしていないような。でもパスワードは再発行してもらったのだが。うーむ。でもやはり電子証明書の発行手続きはしてもらっていない気がしてきたので、改めて役場に行く。一日に二度も役場詣でをするとは。

窓口の人に改めて事情を説明する。結構恥ずかしい。窓口の人もちょっと首をひねって確認してみます、と。そしてやはり電子証明書は発行されていませんね、でもパスワードは変えられるんですね、と苦笑い。改めて(何回改まっているのか)電子証明書の発行を申請する。500円払って即時発行。

再度挑戦。ようやく電子証明書の登録も無事に終わり、ちゃっちゃとデータ入力。このあたりは例年やっていること。計算も全部自動でやってくれるので、難しいことはない。いよいよ仕上がった申告書を送信する。失敗。よくわからないエラーメッセージが出て、データ送信ができない。ネットで検索して調べてみるとよくあることらしく、どうも個人認証データの読み取りに関してはかなりシビアにできていて、何度かやり直したらうまくいくことがあるようだ。というのでUSBをつなぎ直したりして何度かチャレンジして何とか無事送信完了。このあたりは相性もあるようで、あとで別のPCで試してみたら、そっちは何の問題も発生しない。同じThinkpadだがWindows7搭載のX200sは問題なく、Vista搭載のT60は成功するケースの方が少ない。来年からはX200sで作業することにしよう。

銀行引き落としはだいぶん前から申請済み。源泉徴収票は送付しなくても省略可だという。社会保険がらみの書類も送付不要。ということで役場には二度足を運んだが、郵送するものはないようだ。というかこれでほかに改めて何かを郵送しろと言われたら、たぶんキレる。

e-tax利用は初めてなので、一回きりの特典5000円の控除を受けて、郵送費もかからない。紙代、トナー代もかからない。逆に余分に支払った金額リーダー代2700+電子証明書発行代500で3200円。差し引き2000円弱の儲け。ついでにICCOCAの履歴がいつでも確認できる。最高だぜ、e-tax!

投稿者 althusser : 2010年02月26日 12:57

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