« ある裁判の記録2 | メイン | ある裁判の記録4 »
2010年01月02日
■ ある裁判の記録3
白井 続いて証人尋問を行います。検察官、どうぞ。
黒田 それでは証人に伺います。被告人の普段の頭の中の状態について教えてください。
長’ 「ハロプロ」のことを考えているときは、まず高橋愛のことを考えています。ライブなどイベントの前はそのイベント、及びその出演者のことを考えることが多いですが、例えば松浦亜弥コンサートの直前にも高橋愛のことを考えていたために、コンサートチケットを忘れるという失態を演じました。有り体に言うと寝ても覚めても愛ちゃんという状態です。
長 なんだよ、こいつ(笑)。なんで俺の頭の中の状態なんてことを勝手にしゃべってんだよ。適当なこと言ってんじゃねえよ。
黒田 証人は被告人の複製であり、被告人の頭の中をトレースすることができます。したがってその証言には十分な信憑性があります。
長 オカルトかよ!SFかよ!んなもん裁判物では反則に決まってんじゃねえか。
白井 異議を却下します。検察官は尋問を続けてください。
黒田 それでは被告人のエピソードについてもう少し伺います。握手会の後の被告人の状態はいかがでしたか。
長’ それはもう「キモイ」の一言です。とてつもなくだらしなく緩んだ顔をしていました。
長 いや、俺の頭の中に俺の顔の画像はねえだろ。もうその時点で捏造丸出しじゃん。
白井 異議を却下します。続けてください。
長’ もうあれは完全に恋そのものでした。擬似恋愛なんてものじゃありません。本気で高橋愛に恋していました。阿呆です。このようにキモイおっさんが高橋愛に恋するなんて犯罪です。有罪に決まっています。
長 いやいやいやいや。そもそも罪の内容が変わってるし。もうむちゃくちゃだろ。
黒田 以上、被告人の異常性は明確であり、その悪質さが十分立証されたものと検察官は考えます。
白井 被告人は最後に言っておきたいことはありますか。
長 最後も何も、最初から最後まで何もかもむちゃくちゃじゃねーか。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://macmini/cgi-bin/blog/althusser-tb.cgi/1164