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2010年01月01日
■ ハロプロ大賞2009 歌唱・パフォーマンス
- Stuck 高橋愛 モーニング娘。プレゼンツ高橋愛・新垣里沙プレミアム サマーディナーショー
- 夢から醒めて 高橋愛 モーニング娘。コンサートツアー2009春〜プラチナ9DISCO〜 福井フェニックスホール
- 情熱のキスを一つ 高橋愛 モーニング娘。コンサートツアー2009春〜プラチナ9DISCO〜 福井フェニックスホール
- 空 LIFE GOES ON 安倍なつみ Summer live tour2009〜やっぱりスニーカーが好き〜 河口湖ステラホール
- 微風 安倍なつみ Summer live tour2009〜やっぱりスニーカーが好き〜 河口湖ステラホール
- 愛ひとひら 安倍なつみ プレミアムライブ〜春の微風〜 浜松Space-K
- 海賊ジェニー 安倍なつみ 三文オペラ
白井 ん?順位がついていない。。。
黒田 日和ったか(笑)。
長 どうしても順位がつけられんかった。
黒田 まあ、いつの間にか年も明けてるしねえ。いい加減さっさと終わらそうとしているんでしょ?
長 Stuck。とりあえずこれ。これまではずっと「アイドルグループ」メンバーとして、いわば与えられた課題に応えることが第一に求められてきた事が多かったと思うんだけれど、この曲に関しては高橋愛自身が表現したいものを第一に表現したように感じられた。こういうのを見たかったんだよ、と。愛ちゃんが普段見聞きしていて、そうしたいと思ったことを最大限やらせてもらった、と。これがもうたまらなくキュートでエロティックで、よかった。まあ愛ちゃんの自己認識ではもっと大人びてセクシーなんだろうと思うけど(笑)。
黒田 まあ勝手な妄想を膨らますことよ。
長 「夢から醒めて」と「情熱のキスを一つ」はこれまで語ってきたとおり。清楚さとエロさのコントラストが、いい。おまけに福井公演の「夢から醒めて」はファンからのサイリウム祭りのおまけがついているし、愛ちゃん自身の思いものっているしで、シチュエーションからして最高。
黒田 どちらかというと君の思い入れの問題で、パフォーマンスとはあまり関係ないかな。
長 いやいや、シチュエーションで歌い手の気持ちがのってパフォーマンスがさらに良くなることはあるさ。なっちの「空 LIFE GOES ON」、これも野外会場だから、「空」が視野に広がって、これまたいい。
白井 バンド編成も特に豪華だしね。この曲に関してはいろんな楽器がだんだんと幾重にも重なっていく感じがとくにいいので、この公演はたしかに良かった。
長 「微風」は前にもいったとおり、なかなかの難曲なのね。昨年末に元X-JapanのTOSHIさんが苦戦したぐらいに。そんな難曲を冒頭に持ってくるという正直ちょっと無理のあるセットリストになっていて、そこはちょっと微妙だったんだけど、ようやくモノになってきたかな、という感じ。ただしこの曲はまだまだ良くなるよ。
白井 「愛ひとひら」はそもそも披露されること自体が貴重だね。
長 安倍さんは一方で渋い声も持っていて、この曲はそっちの安倍なつみが堪能出来る曲。こっちの安倍なつみももっともっと見たい。
白井 そして三文オペラのソロ曲か。
長 これはDVDにもCDにもなっていないから、本来的には見に行った人の頭の中だけにある音源。この安倍なつみはライブのどの曲でもまた見られない安倍なつみ。ある意味一番「ロック」な安倍なつみかもしれない。こういう曲を歌手安倍なつみとしてだけで歌う機会はなかなかないだろうから、ミュージカルに出てくれるというのも歌手安倍なつみを堪能するという点からしてもとても有難いこと。「Stuck」のエロさを安倍なつみは表現できないと思うけれど、この「海賊ジェニー」のド迫力なコケティッシュさ(文字で書いても意味不明)は高橋愛には表現できない。このド迫力というのは例えば人を包丁で刺せる狂気を表現できるようなもの。なっち天使!転じてなっち悪魔!になったわけだ。これは表現者としてはひとつ突き抜けた部分だと思う。
黒田 この部門、去年よりもエントリが少ないけど、早く終わりたいだけか?
長 何をおっしゃいますやら。本来なら去年よりも明らかに上積みのあった部分だけを取り上げたかったんだよ。それなら「Stuck」と「海賊ジェニー」だけが残るんだけどね。ただどうしても切りきれなかった部分が後の曲。
黒田 なんか今年は妙に真面目だな。。。熱でもあるのか。
長 俺はいつだって真面目さ。エロティシズムもいたって真面目に探求している。
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