重層的非決定?

« 「なんちゃって恋愛」発売イベント | メイン | 気まぐれプリンセス 初聴 »

2009年09月13日

■ 想いあふれて さようなら

松浦亜弥コンサートツアー2009秋 想いあふれて 大阪昼公演。

感想を書くのが難しい。一つにはブログでの「ツアー休止」宣言があって、その絡みでいろいろ思うことが多すぎて、考えがまとまっていないというのが大きい。それに加えて、その宣言云々以前に、私の中で松浦コンサートへ行くのはそろそろおしまいかなというのがあって、実際、今回昼公演一回しかチケットをとっていなくて、結構冷めた状態になってしまっている。それでも「休止」宣言も含めて、とにかく公演を見てから、と思っていたのだけれども、実際に公演を見て、さらに感想なりなんなりを書くのが難しいと感じている。

熱意の弱さというのはとんでもないことをもたらすもので、会場に向かう電車の中でチケットを持ってきていないことに気づく。直前まで全然別のことを考えていたためだ。取りに戻ろうかと時間を見るがそれほど余裕なく出て来てしまったので、ちょっと難しい。一瞬もう行くこと自体辞めようかとも思ったけれど、もしかすると最後のあややコンになるかも知れず、やはりこれは見なくてはと思い、当日券ではいることにする。無駄な6500円の出費。

それでも最初に言っておくと、2倍のお金を掛けてみることになった本公演、見られて良かった、と思った。自分の迂闊さには腹が立つけれども、13000円払ってでも見る価値はあった。ただたぶん今日で最後。

会場。NHK大阪ホール。こぎれいな会場。設備も整っていそうで、音響も期待したのだけれども、あれで良かったのだろうか。なんだか全体的に音がキンキンしていて、あまり心地よくなかった。松浦さんの声も聴きづらいところがあったし、楽器の音も渾然一体となってあまり鮮明には聞き取れなかった。例によって2階席での感想なのだけれど。

客席。ファミリー席がしっかり機能していた。子連れが多い。親がファンで子どもを巻き込んでいるのか、子どもがファンで親が連れてきてあげたのか、よく分からない。とりあえず親子でサイリウムを振っている様子は微笑ましいのだが、アコースティックコーナーなど聞き入るべきところで子どもがぐずり出すのが何とも。ファミリー席というネーミングからして、子ども用の席なのだから、そのぐらいは許容すべきなのだろうけれども、実質ファミリー席は踊ったりしないでじっくり聞き入る用の席としても機能しているのだから、そのあたりのミスマッチが何ともつらい。

内容。往年のアイドルのコンサート。2004−5年頃の安倍なつみコンサートのときに同様の表現をしたことがある。松浦亜弥はアイドルを棄てた、と非難する人がいたりするけれど、いやいやしっかりアイドルやっていました。衣装から、選曲から、踊りから、成熟したアイドル。ついでに客席のノリも、アイドル時代の曲に盛り上がり、最近の曲は聴きいるというよりも何となくだれた雰囲気。特にお子様方は。

バンド構成がドラム・パーカッション・ベースとリズム系に厚い。あとはキーボードとギター。サックスとかヴァイオリンとかがないから、その方面での小技が効かない。それもあってか、アレンジもよく言えば王道、悪く言えば平凡。

私の趣味志向からすれば期待のアコースティックコーナー。客席の要望に応えてその都度曲を決めるというチャレンジングな趣向。生演奏の強みをフルに生かした企画、なのだけれども、私は駄目でした。うだうだと客と曲を決めるための相談をするのがかったるいし、なにより、即興で曲を決めて歌いこなすだけの域に松浦さんが達していない。「ハピネス」を歌詞カードを見ながら歌ったのには心底萎えた。この手のバラードって、歌詞自体にもストーリー性があって、歌詞の世界とともに歌い方も変えていって、そうして一体となって歌の世界を作り上げていくものだと思うのだけれども、歌詞カードを見ながら歌われてはそれは期待できない。確かに上手いのは上手いのだけれどもそれだけ。松浦亜弥がこの曲でどんな世界を表現したいのかが一向に見えてこない。正直今のレベルだったら、普通にしっかりセットリストを決めて、その曲を今回のライブではどう表現するかをじっくり研究して、それを披露すべきだと思う。今回のアコースティックコーナーは歌の上手い人のカラオケを聴いているのとさして代わりがなかった。

もうそれですっかり冷めてしまった。このライブはアイドル全開の定番曲で盛り上がっておけ、というぐらいのノリで見るのが正しいのだろう。そういうノリで見る限り、お子様方とともに、実に陽気に楽しい気分で見られたし、逆にラストのキラーチューンたるべき「想いあふれて」が凡曲に聞こえてしまった。

まあMCでしきりに「汗をかいて欲しい」とか「筋肉痛になって」云々という話をしているのだから、私には全くあわないライブだった、ということなのだろう。

ツアー休止の理由としては、とにかく楽曲をたくさん世に出して多くの人に聴いて欲しい、今後は曲を出すペースも速めるし、テレビにも出る、その代わりツアーはお休み、という話。楽曲発表か、ツアーか、というのが二者択一になる、というのは分かるような分からないような話だが、もしこれが二者択一として成立するのなら、松浦亜弥の決断は私は悪くないと思う。ただその選択を迫られること自体があまりいい話には思えない。安倍なつみの今後の方向性とも絡めていろいろ考えることは多いのだが、今回はペンディングで。さらに2−3年後に戻ってきたときには、また来てくれますか、という問いかけがあったが、私は現段階では完全白紙。今後発表されるという楽曲のCDを買うかどうかも白紙。

とりあえず昨日で松浦亜弥とはお別れ。安倍なつみの秋冬も何もなさそう(いったい今何をやっているのだ?)なので、当面は高橋愛、モーニング娘。に専念ということになりそうだ。

投稿者 althusser : 2009年09月13日 10:42

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://macmini/cgi-bin/blog/althusser-tb.cgi/1113

コメント

はじめてコメントさせて頂きます。
なっちコンのバンマス和田さんのブログによると、なっちに関して「冬にも何か企画があるようです。」と書かれているので、詳細は解かりませんが・・・何かしらあるみたいです。

投稿者 SELECT : 2009年09月15日 20:26

コメントありがとうございます。

和田さんのブログ見ました。コメント欄ですね(笑)。確かに企画あるみたいですね。

ディナーショーか、小規模ツアーか。ディナーショーは松浦さんの方はもう予定に出ているみたいですが、どうなんでしょうね。いずれにせよ、期待して待つことにします。

お教えいただきありがとうございました。

投稿者 はたの : 2009年09月16日 23:16