重層的非決定?

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2009年09月07日

■ 「なんちゃって恋愛」発売イベント

前々曲「泣いちゃうかも」以来の新曲発売イベント当選。あったたりはずれたり、というぐらいがこの手のイベントとしてはいい。

とはいっても今回は名古屋。無料イベントに名古屋まで行くのはぞっとしないのだが、私が当選したためにいけなかった人がいたわけで、行く「義務」みたいなのがあるように思う。すでに横浜で同イベントが開催済みのため、イベントの内容は分かっている。期待のカップリング曲の披露はなく、その代わり40th記念ということで10th,20th,30thのシングル曲を披露するらしい。合計4曲披露、普段より多い。懐かしの曲を現メンバーで披露というのも悪くはないかと思って名古屋へ赴く。

名古屋へは普通列車の旅。とはいえ、青春18切符を1枚だけ事前に抑える、なんて器用なことをする性分でもなく、普通に運賃を払う。事前準備ゼロ。それでも米原乗り換えで、次は名古屋まで一本で行ける時間帯を選ぶ。大垣乗り換えがないだけでもだいぶ楽。

というので、きわめてスムーズに名古屋着。Zepp名古屋は初めてでちょっと迷ったが、まずまず名古屋駅からも近い。まずは会場に向かい、イベントグッズを購入。DVDと写真2種。写真なんて買ってもどうせ見返したりはしないのだけれども、何となく買っておいた。

その後は会場そばのそば屋で昼食。もっと名古屋らしいものをとも思ったが、何となく腹がもたれそうな気がしたので、あっさりとざるそばを。

また会場前に戻り、他にやることもないので、入場列に並ぶ。何とも幅広い年齢層。結構若いひともめにつく。特に女性ファンは若い。安倍なつみコンサートがホームの身には新鮮というか、やや居心地が悪いというか。ファン層の若さを競う風潮はよく分からないが、若いファンは若いファンで大事にしたいとは思う。もっとも娘。は成立期から、年長者がはまるアイドルというのが売りで、要するにそれに耐えるだけのクオリティを持たせようとしてきたはず。単にミーハーなだけの大学生が大挙押しかける現場には私はあまり行きたくはない。

入場時にスタッフからチケットを渡され、初めて座席位置が分かる。普段のコンサートでもこういう方式にすれば、オークションの高騰とかなくてよいだろうにと思ったりもする。私がもらった座席は2階最前列。人によってはがっかりするところだろうが、普段からファミリー席ばかり取っている私にとってはラッキー。イベントにはファミリー席の設定などないが、実質ファミリー席みたいなものだ。

会場は1階はほぼフラット、後方に段差が少しあるぐらい。2階は綺麗に階段状になっている。最前列でなくても2階の方が視界は開けるはず。

披露された曲は10thシングル「I wish」、20thシングル「Go Girl〜恋のヴィクトリー〜」、30thシングル「Ambitious!野心的でいいじゃん」、そして40thとなる今作「なんちゃって恋愛」。

ファン界隈では近年のつんく♂の楽曲制作力に対する批判が満ちているけれども、こうして「全盛期」を含む昔からの曲を立て続けに聴くと、少なくとも今作「なんちゃって恋愛」は悪くない。というよりも私は4作品の中ではこの作品が一番よいように思った。

例によって高橋愛を中心に見ていたわけだが、「なんちゃって恋愛」の振り、結構あちこちで小技が効いていて、いじらしいキュートさがよく出ていて、くらっとする。コンサートでも是非この衣装でこの曲の披露を。

最後は握手会。速い。滋賀での握手を経験すると、9人並んでベルトコンベアーのように握手していく今回の握手会は訳が分からない。もうこんなのは止めて、曲の披露時間を延ばせばよいのに、と思う。

短い時間で9人と立て続けに握手をしたので、記憶も混濁。とりあえず一番目の新垣さんがウェルカムな雰囲気で迎えてくれるので、何となくホッとする。しばらく記憶が飛んで、高橋愛に続いて、記憶に残っているのはラストの亀井絵里。ホワッとした雰囲気で何となくこっちもホッとする。新垣里沙に始まり、亀井絵里に終わるこのならびはなかなかよく考えられているかも知れない。

高橋愛。最多の4回目か。ちなみに2番目が光井愛佳と田中れいなの3回。高橋愛の握手は一言で言うと「無難」。たぶん高橋愛ファンでない人からすると、丁寧に握手してくれるけど、反応は少し薄い、と思うのではないか。実際たぶんその通りだ。ただその「無難さ」はこなれているがゆえの「無難」なのではなくて、高橋さんが彼女なりに必死に全員に粗相のないようにがんばって作り出しているもの、という感じがする。それ故彼女の反応も、積極的に何かを返そうとするというよりも、相手を受け止めようとする類の反応。そのあたりに高橋愛の人柄が現れている、と私は思ったりする。

帰りは何となく近鉄で。新幹線を使うのは勿体ないし、別に面白くもないし、さりとてJR在来線で帰るのも面白くないし、というので数年ぶりの近鉄特急に乗ってみることに。とはいえ、近鉄は大阪南に帰るのには便利だが、京都方面は不便。それでもそれを承知で座席指定券と乗車券を購入。

出てきた切符を見てぎょっとする。名古屋発15:30、京都着18:20。東京−京都よりも時間かかるのかよ。JR在来線の方がよっぽど速いのか。まあ考えてみれば当たり前だけど。それでもあまりに時間がかかるな、と思ってさらによく見ると乗り換えの大和八木から京都行きの列車が17:26発。ここの乗り換えがスムーズに行かないのか!、いったいここでどれだけ待たされるのだろう!

実際には接続は非常に上手くいってました。そりゃそういうダイヤを組むわな。要するに乗り換えのロスなどほとんどなくて2時間50分の長旅。近鉄で名古屋ー京都を旅するのはよほどの暇人ということです。

列車は二つとも同じ、ビスタカー。どちらも2階席。座席は結構ゆったりしていて快適。車窓もまったり流れて、旅情もあり、時間もお金もかかったけれど(JR在来線よりも1時間オーバーの1850円オーバー。時も金もオーバー)、まあそれなりに楽しめました。

投稿者 althusser : 2009年09月07日 16:02

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