重層的非決定?

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2009年08月09日

■ 河口湖II

なっちこと安倍なつみに連れてこられてやってきた山梨河口湖。

せっかくなので河口湖自体も見てみたかったけれども、時間の兼ね合い諸々で断念、宿泊先の富士吉田からまたまた徒歩で富士急富士吉田駅まで歩く。朝の富士吉田は爽やかで歩いていて気持ちがいい。「森へ帰ろう」を頭の中でリフレインさせつつ、さほど疲れることなく駅に到着。

行きは特急だったが、帰りは普通列車。でもかえって普通のローカル線という感じがして、旅情をそそられる。行きよりもむしろ時間を感じることなく大月着。

帰りは名古屋経由にしたので、塩尻から特急「しなの」に乗ればよい。問題は塩尻までどうするか。塩尻まで行く特急「あずさ」が大月には止まらないことが多いようで、ちょっと不便。結局普通列車で甲府に出ることにする。

甲府着は10:00過ぎ。甲府14:32発の「あずさ」の指定席をあらかじめ(といっても前日だが)抑えておいたので、2時間ほど待ち時間がある。なんといっても甲府、大都市だし、歴史の街っぽいし、いくらでも時間がつぶせるだろうと思っていた。

意外と何もない街だった。中心街の店は多くシャッターが閉まっていて、観光客向けの食事どころがあまり見あたらない。全体的に何となく寂しい町並みだった。

とりあえず観光をと思うが、タクシーなどを使って遠出をするほどの時間も気力もないので、駅周辺を探す。まずは甲府城跡。まあ30分ぐらいは時間がつぶせるかな。軽く散策をして、また駅に戻り、さてどこに行こうか悩む。徒歩で行けそうなスポットといえば武田神社。なんといっても武田の神社だ。さぞかし時間がつぶせるだろう。ついでに昼ご飯もその周辺にいくらでも観光客向けの店があるはずだ。少し気になるのはタクシーで10分かかると案内が出ていたこと。ま、歩けるでしょ。

歩いた。ひたすら歩いた。武田通りをひたすら直進。昨日から今日にかけてどんだけ歩いているんだ、というぐらい歩いている。普通の生活道だった。観光地らしさはほとんどなく、ただ途中道すがら武田ゆかりの武将の説明文がちらほら。さすが「武田通り」だ。

果たして武田神社に着くと、早速土産物店が見つかる。ほらほら観光地、きましたよ。その隣にはたくさん食事どころが並んで・・・ない。土産物屋一軒だけ。

軽くショックを受けつつ、武田神社見学。木が多く涼しい。悪くはない。でも30分も時間はつぶせなかった。仕方がないので昼食探しに駅に戻る。

駅前には「ほうとう」屋はあったが、何となく一人では入りづらい雰囲気だったのと、ほうとうが1500円という値段を見て断念。ほうとうって基本的にはうどんのミソ煮込みという認識で、素朴さを楽しめればよいので、それほど豪勢でマーベラスなほうとうを食べたい訳じゃない。1500円という値段にはもちろん合理性はあるのだろうけれども、私の思いとは何か違う気がした。

というわけで、最悪の選択、駅ビルのレストランで昼食をとることにした。もうなんでもいいや。そう思ってレストラン街を探すとほうとうと釜飯のセットで1100円也の店があった。早速注文。私が心に描いていたとおりのほうとうだった。それなりに満足して店を出たらもう14:00。

「あずさ」は前日乗った「かいじ」と同系の車両。いかにも中部地方という木々いっぱいの車窓を見つつ、快適に塩尻着。塩尻からは「ワイドビューしなの」。こちらはがらっと雰囲気が変わり、ちょっとシックな雰囲気。大昔に「鉄道ジャーナル」という雑誌のさる特集に「列車を乗り換えたら、雰囲気ががらっと変わればとてもすてきだとは思いませんか」というような趣旨のことが書かれていたが、まさにそう。在来線特急を立て続けに乗るチャンスなど滅多にないが、今回はとてもいい気分に慣れた。なっち、ありがとう!

名古屋からは新幹線300系。もう飽きるほど乗っているが、「しなの」からはまた雰囲気が変わり、それはそれで乙なもの。結局「のぞみ」「かいじ」「フジサン特急」「あずさ」「しなの」「ひかり」と特急に乗りまくった二日間だった。

で、なっちコンの感想は?

投稿者 althusser : 2009年08月09日 22:14

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