重層的非決定?

« Smile | メイン | そして卒業 »

2009年02月02日

■ Sing, Show

数日来のもやもやした気持ちが晴れ、天気も前日から一転快晴。

13:30横浜アリーナにて開演のコンサートに向けて10:00過ぎに京都から出発。到着予定時刻は新幹線新横浜駅に12:54。ぎりぎりの旅程になったのはコンサート当日がモーニング娘。コンサート福井公演チケット発売開始日でもあったからだ。リーダー高橋愛の出身地。その福井公演のチケットを取りそびれることは安倍なつみバースデーコンサートのチケットを取りそびれるに等しい痛手。チケット発売開始は10:00より。というので、それを自宅ですませてから出発ということにしたわけだ。

果たして希望のチケットはあっさりとれ(まあ福井公演なんてものが瞬時に売り切れるはずもないのだが)、気分よく、しかし少し焦り気味に新横浜に向かう。

念のため帰りの切符も押さえてしまう。新大阪行き最終列車。公演時間が3時間を超える可能性を考えて、やや余裕を持たせた。最終列車なれば座席を確保できない可能性も考慮して、早いめに指定席を押さえたわけだ。かくしてコンサート当日まで何の準備もしない行き当たりばったりの日帰り「遠征」。

新横浜から会場の横浜アリーナまでは急いで歩けば10分足らず。思った以上に余裕があった。ただしグッズを買う余裕は無し。予定もさして無し。会場に着くや、そのまま座席に向かう。

昼公演はバックステージ席の設定はなく、ふつうのファミリー席。大きな会場のほぼ最後方、ステージが遠いだけでなく、夜公演で設定されるバックステージ席とのほぼ境目、ステージのかなりの部分が見切れる。この界隈でいう「糞席」の典型か。

実際あまりにステージとの距離があるのは辛いかもというのもあって、アリーナ公演には行ったことがなかった(もっとも最近大阪でアリーナ公演が行われたこともないし、アリーナ公演が行われるコンサートにわざわざ東京にいってまでみたいと思うものも今まで無かった)。果たしてステージへの距離は想像以上にあるし、ステージが見づらい端席だし、果てさてどうなるものかと不安に思う。

意外と問題ないものです。確かにステージは見えない部分も結構あるし、見えてもメインステージにいるメンバーは横顔か後ろ姿しか見えないし、助けのはずの特大スクリーンも角度の関係で全然見えないし、とかなりひどい環境だったけれど、それはそれなりに楽しめた。サブステージを結構使うし、大きなスクリーンは見えないけれど、サイド席用に非常に小さなスクリーンは用意してあったので、そのスクリーンを双眼鏡で見ればそれなりにいろいろ見ることができた。スクリーンを双眼鏡越しで見るなんて、と思うが、やってしまえばそれはそれでありだな。これからはアリーナ公演も避けなくてもいいかなと思う。といっても、今後私が行きたくなるコンサートをアリーナでやる機会があるかどうかは不明。

とりあえず昼公演を見た段階でのざっくりとした感想。

ワンダ・エルダ合同コンサートというものをこれまでは敬遠してきたけれど(横浜でしかやらない、というのが大きい)、そして後でDVDで見る限り、それなりの(京都横浜往復旅費を含む)金を払ってまで見たいとも全然思わなかったけれど、少なくとも今回のコンサートはかなり、相当、いい。正直エルダ単独よりもおもしろかった。

理由は結構はっきりしていて、モーニング娘。。やっぱり現メンバーが必要。OGだけではどこか何となく物足りない。現メンバーとOGとが合わさったこのパワーこそ、私が欲していたものだと思った。なのにみすみすファンクラブを分割とか。いまさらながら信じられない愚作といわざるをえない。

そのパワーを特に感じさせられたのが2003年時のモーニング娘。分割ユニット、さくら組、おとめ組の再結成。とくにいろいろあって崩壊状態にあったおとめ組がいつのまにやら完全復活している。すごい。感動。若き田中れいなが敢然とセンターを張り、石川梨華・藤本美貴といったエース格のメンバーがそれをしっかりサポートする。なんだか2003年の魅力がそのまま反復されて、たまらなかった。さくら組は。。。すみません、なっちと愛ちゃんが同じステージに立っているというだけでいっぱいいっぱいで、全体のパフォーマンスを見る余裕は全くありませんでした。

久々の辻ちゃんこと辻希美。変わってねえ!なんだか半ケツ丸出しにしていた頃をそのまま思い出してしまった。ママになったレディーになんてことを。

ミキティ。みんなどれだけミキティが好きなんだ。なんたる大声援。ミキティもエルダー公演に引き続き、なんだかとても楽しそう。うーむ、やっぱり歌謡曲歌手藤本美貴ではなくて、ミキティなんだな。「アコースティックライブ」だけじゃなくて、「真ミキティ」ライブもやっちゃいなよ。

前田有紀「ケンチャナ」。彼女の生歌を私は今後どれだけ聴く機会があるのだろう、と思うと、実は私にとって一番の「別れ」は彼女の生歌なのかもしれない、と思ったりもする。あらためていい歌、アリーナ会場を圧倒していた。この曲はamazonに予約済み。皆も買え。

メロン記念日。大阪厚生年金大ホールでもすごいパワーを感じるけれど、アリーナクラスになるとますますパワーアップする、すごいユニット。アリーナ会場を力でねじ伏せ、制圧してしまう。ライブハウスクラスの活動だけになるのはもったいない。こういうところでも「エルダー分割」の不安・不満が顕在化してきてしまう。

モーニング娘。五期メンバー「好きな先輩」。ああ、これをやるか、やっちゃいますか。「ずるい」ねえ。今現メンとOGとが「分割」されているのって実質五期だけなのか。六期は、まあ分割されてるっちゃされているけれど、ミキティとそれ以外のメンバーとはそれほど「同期」感もないからね。

松浦亜弥。淡々と新曲「チョコレート魂」。うん、結構好きかも。「Yeah!めっちゃホリディ」、いつもながらに迫力のある「あやや」。「笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR」はラストにもってきてもいいクラスの名曲。でも娘。の曲じゃないから今回は無理なんだよな。

後は夜公演の感想と併せて。

投稿者 althusser : 2009年02月02日 01:03

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://macmini/cgi-bin/blog/althusser-tb.cgi/1010