重層的非決定?

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2009年01月26日

■ 親愛なる君へ

あなたのことを僕は最大限の親しみを込めて「君」と呼ばせてもらいます。まだ1回しかお会いしていないあなたに対して、ずいぶんなれなれしいことだと感じられると思いますが、そう呼ばせてください。

僕は君のメールアドレスを知っています。だから僕は君に直接メールをして問いただすことも出来るはずです。あえて公開サイトでお話しするのはナンセンスだ、とも思います。でも僕は君にメールをしたためる勇気が持てません。僕は怖くて仕方がないのです。

僕の言葉は君には通じていませんでしたか。君は僕がかつて書いた「蛇口を占めろ」というエントリに共感の意を表してくれました。このエントリに僕が書いた言葉は君には通じていませんでしたか。僕の日本語はそんなに理解できないものですか。

僕は恐がりです。自分の書いた言葉が全く理解されないことが怖くて仕方がありません。言葉の通じない異国の中に一人放り出され、全くコミュニケーションが取れない、そんな恐怖を僕は今感じています。

だから僕はずるくも、もしかしたら一人でも僕の言葉を理解してくれる人がいるかも知れない不特定少数のこのブログの読者全員にむけて言葉をつづります。誰か一人ぐらいは理解してくれるのではないか、そんな淡い期待を胸に、僕は言葉をつづります。

つまらない、甘えた愚痴から書きます。馴れ合いが好きではない僕がこんなことを書くのは恥ずかしくて仕方がない。でも僕はどういう次元で君と話が出来るのかが分からないので、あえて僕の甘えに満ちた感情的な文章から入ります。

君は僕が高橋愛という人のファンであることを知っていますよね。その君が、僕と直接会ったそのあとで、高橋愛を誹謗する複数の記事にアンテナを貼りました。作品・パフォーマンスへの批評でも何でもない、ただの誹謗記事にアンテナを貼りました。君のアンテナを覗いた僕がそれを見てどれほど悲しい思いをしたか、君は想像できるでしょうか。

僕の個人的な事情を続けます。

僕は2chを毛嫌いしてきました。してきましたが、いろいろな思惑で観察はしてきました。しかしそうして観察して得られる考察が2005年段階から一歩も進歩しないことにようやくあきらめて、ようやく2chを観察することを完全にやめることにしました。もちろん君の知ったことではない、僕個人の事情です。

2ch断ちをしてずっと僕は平穏でした。そりゃ多少はプラスの情報を取り逃がすこともあるだろうけれども、それでもやはりあのサイトは見るべきではない、とつくづく思いました。まあそんな結論はもっとずっと前から分かっていたことですが、それをつくづく実感しました。

なのに2chとは直摂なんの関係もないはずと思っていた場所を見て、そこで騒がれているらしいネタを見せつけられました。僕はバカな人間です。せっかく見ていなかった2chもまた覗いてしまいました。

はっきり言ってくだらないネタです。だから君も軽い気持ちでアンテナを貼れたのかも知れません。でも考えてみてください。盗撮された写真は実在するのです。その写真がそれ自体としていかに「無害」なものであっても、それをネタにあることないことをかき立てられている。それが彼女を傷つけることだとは君には思えませんか?そしてそれを見たファンもまた心を痛めるだろうと君には想像できませんでしたか?数日前、君の目の前にいた僕がどういう思いをするか、君はアンテナを貼るときに一顧だにしてくれなかったのですね。

あの記事をアンテナに貼った君の気持ちが僕には分かりません。どう想像しようとしても、僕には全く想像できないのです。あのような記事を書き、また嬉々としてそれを拡散させる人の顔は僕の想像の中では最大限に醜いものでした。そういう頭の、精神のおかしい輩がいるのだ、と信じることで、僕は何とか「この世界」との折り合いを付けようとしていたのかも知れません。

でも数日前に見た君の顔はとてもジェントルだった。そのギャップが僕を苦しめています。

ストーカーネタやらその他の妄想ネタで彼女を誹謗し、傷つけている、少なくともその片棒を担ぐようなことをしている人が、君のような人であったことが僕を苦しめています。

ストーカーが盗撮をしようとつけねらい、そしてそうして撮られた写真をネットに上げ、そしてそれを拡散させる人がいる。そういう環境に彼女を追い込むことに君の心は痛みませんか?その片棒を担いだのだという自覚はありませんか?撮ることだけでなく、それを拡散させることも同じ種類の罪を犯しているとは思いませんか?

お前も拡散させる片棒を担いでいるではないか、という第三者の突っ込みがあることは理解はしている。私は私なりにぎりぎりのラインでこの文章をつづっているつもりだ。他の誰でもない、私が今そういう状況に追い込まれることを一番辛く思える彼女のことだから、私はこの綱渡りを何とか出来るはずだと思って、この文章を書いている。他のメンバーなら、私もまた安直に誤るかも知れない。もちろん今回だって私は誤っているのかも知れない。それでもぎりぎりの思いで私はこの文章をあえてしたためる。

続けます。君がここ数日にアンテナに貼った一連のエントリを見て、君が高橋愛という人を余り快く見てはいないのだ、ということがよく分かりました。明らかにリンクをはるエントリの内容に偏りがあったからです。でもそんなことはいいのです。僕は「友」とそういう次元で一致しなければならないとは思っていません。だから僕は君が高橋愛の演技とか諸々のパフォーマンスを酷評するエントリを書いたからといって君のことを否定しません。でも君のしたことはそんなことではない。プライベートに関してあることないこと妄想を書き立てた、それもストーカー・盗撮というもっとも卑劣な行為を通じてえられた素材を元に書き立てた、そんな記事を君は僕を含む君のサイトの読者に「お勧め」したのです。

僕は君を軽蔑したい。軽蔑できたらどんなに楽だろうと思います。

一度だけ君に甘えさせてください。僕はどうすればいいのですか?「軽蔑すれば?」とでもいってくれますか?


2005年段階の私の2ch評。

投稿者 althusser : 2009年01月26日 15:18

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