2008年08月08日
■ テレビ視聴
「現場派」に転向すると、テレビ経由での受容が薄くなる。
よみうりテレビの「阿久悠物語」なるドラマに高橋愛と新垣里沙が出てピンクレディーを演じていたとか、NHKの阿久悠特集に松浦亜弥が出て、ミニ司会と歌披露をやったが、豪快に歌詞間違いをしたとか、藤本美貴がバラエティで私物のプラダ携帯を披露していただとか、加護亜依が複数のバラエティに登場だとか、ちょっと前だったら、すべて一本のエントリになるネタをことごとくスルー。妄想力が減退している。
ちなみに愛ガキのピンクレディー、大柄で伸びやかな肢体が魅力だったピンクレディーをチビの二人がやるものだから全く雰囲気がでない。年齢的にはデビュー時のピンクレディーよりもいまの愛ガキのほうが上なのに、全くそうは見えず、「子どもが背伸びして演じている」と見えたのはちょっといかがなものかと思う。この二人をもっと大人びて大きく見せることだって可能だったはずだ。もっと無難にはピンクレディー役は藤本美貴と松浦亜弥を起用することだが、それはいってはならないのだろう。
松浦亜弥の歌詞間違いはまあいいや。作詞家特集の番組で歌詞間違いというのもあややならではだろう。何というか初々しさとかは全くなくて、たとえば共演の石野真子とかよりも堂々としていて、「大人(たいじん)」の風格。ついでに今日(8月7日)の朝日新聞の夕刊に松浦亜弥がオリンピック関連インタビューで写真付きの記事になっていたが、こちらもアイドルらしさのかけらもなし。
それに比べると美貴帝こと藤本美貴は堂々としているのに可愛らしい。恋愛がらみのことをつっこまれても、セクハラ親父のつっこみを交わすベテランOLのごとくさらりと上品にかわす。アイドル恋愛否定派も肯定派も「恋愛」を特別に重要な「問題」であるかのごとくに語るのが気に入らない私にとって、藤本美貴の態度はとても好感を持てる。ちなみに私はアイドル恋愛肯定派ではありません。黙殺派。妄想のじゃまになる話は脳内消去。
加護ちゃん、「ぶっちゃけすぎ」だとかなんだとかで「不評」なのだそうな。そうかなあ。昔からの加護ちゃんそのものだったけれど。傍若無人に振る舞っているように見えて、結構いろいろ気を遣っている。自分が期待されている役割(やんちゃな小娘)を必死に演じている。
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