重層的非決定?

« ソースに本心を連ねる | メイン | 応援と批評と »

2008年06月14日

■ 価値は現場で生み出されているんだ

今日は一日まったりと過ごせることもあって、たまっていたものを少しだけ消化。

あややこと松浦亜弥コンサート会場販売、DVDマガジン。

60分の時間でいろいろなコースの中からダーツで選んだ一つを体験できるという企画。コースの中にはセレブ体験コースとか綺麗になれるコースとかがあって、松浦さんはセレブ体験コースにご執心。しかしダーツで選ばれたのは「未来が見られる」とかいうコース。何のことはない、占い師にいろいろ見てもらうという企画。

松浦さん、基本的に占いは信じない、という大変真っ当な考えの持ち主、見るからに乗り気ではない。その時点でほぼこの企画は失敗というべきだろう。おまけに(基本的に占い師というのはそういうものなのかも知れないが)出てくる占い師がことごとくうさんくさく、偽善的な発声でしゃべるし、しゃべる内容もこれまた聞いてきて気分が悪くなる偽善的な押しつけがましさ。さらに極めつけは二番目に登場した占い師、何故か「客」である松浦さんに対してため口、もちろん松浦さんは丁寧語で対応しているのに対して、上から目線でしゃべる。それが押しつけがましさを倍増させて、見ていて気分が悪くなってきた。

というのでそこで気分が切れてしまって、実質そこで視聴終了。あとは何か面白そうなシーンでもあるかと早送りしてみてみたけれど、ずっとうんざりするような占い師とのやりとりが延々と続きそうだったので、そのまま早送りして視聴完了。2500円無駄にした。これならまだ大量のスクラッチ宝くじを松浦さんが延々とコインで削り続けるシーンを見ていた方がずっと面白かったよ。

あ〜、これでまたコンサートグッズを買う意欲が大きく減退。もう少しましな企画を用意してくれ。

自称リーダーこと田中れいな率いるHigh King「シンデレラ/コンプレックス」とそのカップリング「記憶の迷路」を聞く。聞き込むと最初聞いた印象と比べると段々と好感度があがっていく。最初聞いたときには「きずな」よりはましか、ぐらいの印象だったが、聞き込むうちにこれはこれでアリだな、と思えてきた。特にカップリングの「記憶の迷路」は最近のハロプロ曲としては平均的な好感度。

歌声としては、高橋愛と田中れいなの声がいいのは当然として、初めてきちんと聞いたBerryz工房の清水佐紀の声が悪くなかった。というか、どの部分を清水さんが歌っているのかがすぐには分からないぐらい違和感がない。ビジュアル的には良くも悪くもインパクトのある彼女だが、声は上手く曲の中にとけ込む、それは私の中では大いに好感度を引き上げる。

℃-uteの矢島舞美さんは既に聞き慣れた声、ああ、矢島さんだな、と思う。すごくいいとは思わないけれど、それほど違和感をかき立てるわけでもない。一方歌の巧拙以前に発声の時点で違和感がありまくりなのが、エッグから参加の前田優香さん。まあまだ13歳とかそんなのらしいから仕方がない。振り返れば13歳当時の後藤真希も全然だった。私はメンバー好感度に占める声質の重要度はかなり高くて、歌声が好きになれないメンバーを「推す」のはよほどいろいろな条件が整わないと難しいので、彼女も当面「推す」事はないだろう。それでも後藤真希のように歌声が化けることもあるし、それ以外の部分で好感度があがることもないとはいえない。

それにしてもハロプロ楽曲、上半期は不調だった。モーニング娘。シングル「リゾナントブルー」と藤本美貴シングルのカップリング曲「遠い恋人」が1,2位を占める。後は「特に悪くなないけれど・・・」という感じで、2008年の曲、として記憶に残したいと思える曲がほとんどない。

新曲が一切ないままコンサートツアーに突入する安倍なつみに象徴されるごとく、既存曲を直接ライブで聴く、ということに楽しみを見いだすしかないのか。

投稿者 althusser : 2008年06月14日 23:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://macmini/cgi-bin/blog/althusser-tb.cgi/790