重層的非決定?

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2008年05月25日

■ ありがとう、松浦亜弥です

かつて私は自宅ヒッキー系メディア経由脳内妄想派のファンだった。今はすっかり転向、現場派になった。

ある意味、やむにやまれぬ転向だ。なんと言ってもメディア露出が減った。メディアでもメンバーの絡みを見るだけで妄想の種が広がり、十二分に楽しめたあの頃のようには行かない。単に露出量の問題だけでなく、「絡み」を見るチャンスが皆無になった。かつてのメンバーはことごとくモーニング娘。を「卒業」し、各々の道を歩み始めた。今のメンバーは見るからに皆仲が良くて、様々な確執がかいま見えたかつてのモーニング娘。と比べると「ネタ」にはやや乏しい。

という前振りで、前の更新がトゥーランドット鑑賞時で、下手をすると次のコンサート(五月末松浦亜弥大阪公演)まで放置という状況を打開するきっかけとしてみた。

一応購入品はある。あややこと松浦亜弥の最新シングル「きづな」。

発売日の水曜日にいつもCDを買っている大阪梅田のJ&Pに行ったら、休業日だった。そのまま自宅に帰ってネットで売れ行きがあまりよろしくないとかいう話題を読む。「ああ、私が買えなかったからな〜」と無意味な反省をする。

翌日同じ梅田J&Pにて無事購入。ハロプロには好意的な店舗だが、「きづな」は新譜コーナーには平積みされておらず、ハロプロコーナーの旧譜に混じってひっそりおかれていた。「握手乞食」に買ってもらえないハロプロCDなんてこんなものか、と無意味に毒づいてみる。

歌自体はハロプロ公式動画サイトdohhhupで既に視聴済み、CDを聞いて改めてどうこう言うことはない。悪い曲ではないのだろうし、「笑顔」のように無理な高音もなく、聞いていてマイナスに感じるところはない。でも「好き」の逆は「嫌い」ではなくて「無関心だ」ということをまざまざと感じさせられる。何の引っかかりもない。面白みがない。どこを「聞けば」良いのか、分からない。

まあ、同じように感じていた安倍なつみの「Far away」も生で聞けばかなり良かったので、この曲もコンサートでの歌唱に期待することにしよう。

それでも松浦亜弥の「かなりさばけたちょっとおきゃんな女の子」の魅力が全く出ないこの手の「道徳的に正しい楽曲」路線はそろそろ辞めてほしいのだけれど。

投稿者 althusser : 2008年05月25日 09:28

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