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2008年04月07日
■ トゥーランドットか、HAKANAか、それが問題ではない
なっちこと安倍なつみの出演するトゥーランドットの評価もひとしきり出てきた。開幕当初、想像以上に安倍さんに対する評価が高かったときには、その評価がどこまで持続するものやら、と却ってやきもきもしたが、その後もずっと安定して高評価を得ているようだ。元モー娘。の安倍なつみが出ているというのでそこについては期待していなかったといっている人が、実際に舞台を見て、出演者の中で一番良い演技をしていた、と評価を翻していたり、今後の成長が楽しみで、本田美奈子.みたいになれるのではないかと期待してくれていたり、非ハロプロファンの書くブログなどを読むのも楽しい。ハロプロ界隈ではもう20代後半だし、ハロプロ全体で世代交代が進んでいる状況、後は落ちていくだけ、すっかりロートル扱いだが、外の世界に出ればまだまだ若手、「今後」への積極的な期待感が寄せられる。ああ、10年見続けてきて良かった、と思うとき。
安倍さん自身も内面的に充実しているようで、舞台の宣伝がらみで出てきたテレビ映像の安倍さんがこれまた絶好調、2004年ハロモニ。の司会をしていた頃を思い出させる勢いがある。苦手な男性イメージについて「髪がちょっと自然なウェッティ?みたいだったり」とか、苦手なデートについての説明で、ワイングラスを手に持って「ふっ、星がきれいだね、とかやられると、はーい、中止ぃみたいになっちゃう」とか、独特のなっち語を駆使してしゃべるそのときの表情もまた、実に生き生きと自信に満ちている。
安倍さんの高評価は役に恵まれた、というところもあるが、それだけではない。稽古中にどんどんチャレンジして、自分の意見を言ったりして、キャラクター作りにも貢献しているようで、「おいしい」役所もまた、安倍さん自身が作り上げたものとも言える。
そんなこんなで、なっちファンとしてはあまりに良い舞台なので、すでにチケットを押さえてある大阪公演だけでなく、オリジナルの東京赤坂公演も見たくなってきて、それなら藤本美貴の復活舞台HAKANAと一緒に見に行こうか、などと思ってプレイガイドを見てみると、私がいける土日は全て売り切れ、そもそもHAKANAとトゥーランドット、二つの舞台を一日で物理的に見ることが出来るのかどうなのか、HAKANAの公演時間も知らず、東京の地理にも不案内、もともと無理な妄想だったのだと思って諦めることにした。
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