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2008年03月08日
■ 「きずな」初披露
次から次へと新曲の披露が続く。
松浦亜弥の新曲「きずな」が初披露されたらしい。ただしスペシャルオリンピックス会場でサプライズゲストとして登場して披露した、ということで、ファン界隈での感想はまだ語られていない。どんな曲かは不明。
という段階で感想も何もないのだが、それでも感想を一つ。正直微妙。
昨年の「笑顔」に続いて今年が「きずな」って大体想像が付いてしまう。楽曲的にはどうだかは分からないけれど、趣旨的には同質のメッセージソングってことだろう。好きじゃないんだな、このメッセージソングって奴が。
まだ聞いてもいない「きずな」はとりあえずペンディングだが、「笑顔」について言えば、正直この曲、ハロプロでこれまでに私が聴いた曲の中で間違いなく(私の好みでの)ワースト5に入る曲。歌っているのが松浦亜弥でなければ、まず買わない(ちょっと嘘。安倍なつみでも高橋愛ソロでも買う)。なんというか、文科省選定曲みたいな曲で、要するに説教くさくて聞いていて愉快でない。大体メッセージを伝えるにしても、ストレートすぎて「音楽」という表現方法を選択する価値を感じないのだ。「音楽」とかのいわゆる「芸術」ってメッセージを迂回的・間接的に伝えるのがミソであって、ストレートにメッセージを伝えたいのなら体験談とかそんなのでいいだろう。映画だって文部省選定映画「僕はまけない」とかそんな映画、別に見たくないでしょ、という。
松浦亜弥の魅力だって消し飛んでいる。ちょっと人を食ったような、常に余裕綽々なところが彼女の魅力なのに、くそ真面目に、しかも音域的にもいっぱいいっぱいで声を張って歌っている松浦亜弥なんて少しも魅力的じゃない(その意味ではこの曲を歌うのがいつも無意味にくそ真面目でいっぱいいっぱいの高橋愛だったらもう少しマシかも知れない)。秋コンサートのDVDだってこの曲は常に早送り。ファンの間では好みの分かれる初期曲も最新アルバム曲もどちらも私はとてもいいと思っているのだが、この曲だけはなし。
まあ「きずな」の方はまだ聞いてもいないし、他ならぬ松浦亜弥の新曲だからCDは買うんだけれども、今後も「笑顔」系の曲が続くようだと早晩脱落するかも。
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