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2008年01月07日
■ 最高のモーニング娘。
ハロプロ楽曲大賞の「推しメン部門」の結果を分析するよ、シリーズ。
卒業者を出すことで所属メンバー支持の総和としてのモーニング娘。支持率が低下するのはある意味当然だが、所属メンバーあたりの支持率平均としてデータを見ると、少し違った側面も見えてくる。
グループとしてのメンバーごとの支持率平均が高いというのはそのグループの「質」に関わる。メンバー一人一人のポテンシャルの高さが見えてくる。
2004年からの「卒業ラッシュ」以降、メンバー数が減ることでモーニング娘。としての支持率は下り続けたが、メンバーあたりの平均支持率は逆に2006年に最高になっている。メンバーが大幅に入れ替わった2007年はいきなり大きく下げ、一気にベリキューに追いつかれてしまった。
2006年娘。の支持の高さは別のデータでも裏付けられる。モーニング娘。の年ごとの所属メンバーの2007年時点での支持率の平均を比較した。
2007年現在において、平均支持率が一番高いメンバー構成は2006年12月時点のモーニング娘。メンバーなのである。つまり2006年娘。はその当時においても、2007年12月段階においても、メンバーあたりの支持が高いことが分かる。既に見たように2004年から2007年にかけてずっとモーニング娘。に在籍している「継続在籍メンバー」支持率が2006年に最高になっていることと併せて、2006年12月期モーニング娘。の「質」の高さが覗えよう。
2004年からモーニング娘。所属メンバーの合計支持率は減り続けてきたけれど、2006年12月期「歩いてる」のモーニング娘。はメンバー一人あたりの支持率の高さという、その「質」において確かに輝いていた。「黄金期」とはまた違った輝きを私たちはそのモーニング娘。に見ていたのだ。
だからといって今のモーニング娘。を、新メンバーを否定するのは性急に過ぎる。中心メンバーが2人卒業・脱退し、新メンバーが3人加入するといういわば大手術をやってしまったのだ。それは今のモーニング娘。の体力からすれば過酷であったのは確かだ。それでもモーニング娘。はそうした変化を経て続いてきたし、私たちはそれをずっと見守ってきたはずだ。
たまの浮気は許すけど、純情見せてよね
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