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2008年01月01日
■ ハロプロ大賞2007審査会場にて パフォーマンス賞
長 さて次はパフォーマンス賞に行きますよ。今年聴いた歌の中で一番良かったものは何か。ライブ、テレビ、DVD全てありで、曲単位で選んでね。
四方 あのお、「今年」ってまだ一曲も歌聴いてないんですけど。
長 うわっ。私としたことが。不覚だった。もう去年だよ、去年の振り返りか、盛り上がらないね。
一瀬 だらだら紅白なんか見てるからだよ。
長 でもこのパフォーマンス賞の対象だったんだよ、紅白だって。
一瀬 もう過去形かよ。
長 とりあえず皆がリストアップしてくれた曲をあげていくね。
- ふるさと / 安倍なつみ / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- 小説の中の二人 / 安倍なつみ / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- 愛しき人 / 安倍なつみ / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- 好きで×5 / 安倍なつみ・保田圭 / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- Memory 青春の光 / 安倍なつみ・保田圭 / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- 片想い / 安倍なつみ / 安倍なつみコンサートツアー2007春 25〜ヴァンサンク〜
- 大人へのエレベーター / 安倍なつみ / 安倍なつみコンサートツアー2007春 25〜ヴァンサンク〜
- たからもの / 安倍なつみ / 安倍なつみコンサートツアー2007春 25〜ヴァンサンク〜
- 乙女の心理学 / 安倍なつみ・後藤真希 / モーニング娘。誕生10年記念隊コンサートツアー2007夏
- NIGHT OF TOKYO CITY / モーニング娘。誕生10年記念隊 / モーニング娘。誕生10年記念隊コンサートツアー2007夏
- 抱いてHOM〜ラブマシーン〜恋愛レボリューション / モーニング娘。+OG / ベストヒットアーティスト
- いい日旅立ち / 藤本美貴 / 歌ドキ
- 夢から醒めて / 高橋愛 / ハロプロミックス!サマーディナーショー
- 揺れる想い / 高橋愛 / 歌ドキ
- WASSUP?遠慮がテーマ / 高橋愛 / モーニング娘。コンサートツアー2007 秋 〜 ボン キュッ!ボン キュッ!BOMB 〜
- 元気+ / モーニング娘。 / モーニング娘。コンサートツアー2007春 〜SEXY 8 ビート〜
- CAT'S EYE / 後藤真希 / 歌ドキ
- じれったい / 後藤真希 / 歌ドキ
- 寒い夜だから / 後藤真希 / 歌ドキ
- プレイバック / 後藤真希 / 歌ドキ
- 横須賀ストーリー / 後藤真希 / 歌ドキ
- 想い出の九十九里浜 / 後藤真希・高橋愛・柴田あゆみ / 歌ドキ
- 桃色吐息 / 中澤裕子 / 歌ドキ
- 秋桜 / 中澤裕子 / 歌ドキ
- I know / 松浦亜弥 / 松浦亜弥コンサートツアー2006秋「進化ノ季節・・・」
- ダブル レインボウ / 松浦亜弥 / 松浦亜弥コンサートツアー2007秋 〜ダブル レインボウ〜
- 引越せない気持 / 松浦亜弥 / 松浦亜弥コンサートツアー2007秋 〜ダブル レインボウ〜
- 女 Day by Day / 松浦亜弥 / 松浦亜弥コンサートツアー2007秋 〜ダブル レインボウ〜
- ハピネス / 松浦亜弥 / 松浦亜弥コンサートツアー2006秋「進化ノ季節・・・」
- dearest. / 松浦亜弥 / Hello!Project 2007 Winter LIVE
- あゝ無情 / 松浦亜弥 / 歌ドキ
- みずいろの雨 / 松浦亜弥 / 歌ドキ
- 三角関係 / 稲葉貴子・大谷雅恵・柴田あゆみ・松浦亜弥 / Hello!Project 2007 Winter LIVE
- つぐない / 大谷雅恵 / 歌ドキ
- お願い!魅惑のターゲット / メロン記念日 / Hello!Project 2007 Winter LIVE
- Romanticが止まらない / メロン記念日 / 歌ドキ
- 勝手にシンドバッド / メロン記念日 / 歌ドキ
- ツッパリHigh School Rock'n Roll / メロン記念日 / 歌ドキ
長 読み上げるの疲れた。多すぎるよ。
四方 とりあえず他のところでも触れたものは置いておいて、初出のものを中心に簡単に振り返っていこうか。
一瀬 じゃ、私からね。アコなっちの「ふるさと」はライブならではのなっちの生の感情が抑えられた歌い方の中ににじみ出てくる。バックの演奏のシンプルさがそれを引き立てるんだよね。また男性のコーラスが入るのも新鮮。「小説の中の二人」は東京厚生会館公演ならではのヴァイオリンの音色が絡んできて、それがなっちの声と溶け合って、これが泣ける。
長 語っているところ申し訳ないんだけれど、その調子で全部語られると本当に終わらないから、紹介する曲を絞って、かつ説明ももっと簡略に。
一瀬 うざっ。ま、仕方ないか。「愛しき人」もヴァイオリンの音色と男性コーラスが上手く入って、ライブ最終ということで少し崩したなっちの歌と相まって、これまた新鮮なんだな。保田さんと二人で歌った「Memory 青春の光」と「好きで×5」はなっちと保田さんの声の相性の良さを再確認。なっちの丸みのある声と保田さんの透明感のある声、違った声が合わさって一つの歌になる、ああ、これが初期モーニング娘。の良さだったんだな、と。二人でもきちんとはもれていて、完成度も高い。
長 最大限に最強に最速に巻きで。
一瀬 いちいちうるさいな。ヴァンサンクツアーの「片想い」、浜田省吾さんの曲をなっちも負けじとぐっと渋く歌い上げる。奇をてらうことなく、ただただ丁寧に歌っているだけなのだけれど、気持ちが伝わってくる。このあたりがフォークソング的な感じなんだろうね。バックミュージシャンの人たちもフォークソング世代の人が多いし、そういう方向でどんどん行くんじゃないかな。「歌ドキッ」で歌う曲も古い曲が多くて、もっと新しい曲を歌ってほしいという話もあるけれど、まあ、その辺もある程度方向性を定めているのかもね。松浦コンのバックミュージシャンってもっと若いでしょ。その辺から路線作りを行っている感じがする。「たからもの」も70年代的な曲だしね。「大人へのエレベーター」はこっちのツアーでのラスト曲ということで、これまた上手く崩して歌っている。これからも70年代のフォークソングと80年代の女性ポップソングの間ぐらいの路線で行くだろうし、それがいいと思うね。どちらのツアーも、バンドメンバーのもり立て方を含めて、会場みんなで歌を楽しみましょうというなっちの思いが伝わってきて、その辺もまたフォークソング的なんだ。
長 曲単位の賞だって言っているのに、分かってるのかね。どんどん話がそれているんですけど。
一瀬 はい、現場賞でしゃべりそびれたことをここでしゃべりました、おしまい。
二ツ木 ディナーショーで聞いた生愛ちゃんの生「夢から醒めて」、そして歌ドキッの「揺れる想い」、どちらも愛ちゃんの伸びやかにして素朴な歌い方がとてもいい。娘。コンの「WASSUP?遠慮がテーマ」は一転、ぐっと渋くかっこよく歌い踊る愛ちゃんを堪能できた。同じ人だとは思えない二面性を持っているのも愛ちゃんの魅力。
長 だから曲単位の賞だって言ってるのに。
三井 渋さならマサオ(編注 大谷雅恵のこと)が歌ドキッで披露したテレサテンの「つぐない」でしょ。この人は低音がすごく安定している。腹に力が入った声というのかな。声自体は安倍さんと少し似たところがあるけれど、安倍さんから可愛らしさを消し去って、暗さを足した感じ。
長 それはほめていることになっているのか(笑)?
三井 もちろんほめているんですよ。安倍さんってどんなに渋く歌っているつもりでも、どこか脳天気な感じになっちゃうでしょ。暗さがないのよ、あの人には。
一瀬 いいじゃん、明るい娘の方が。
三井 いや、ちょっと暗くていじけた感じが入っているのがいいの!
長 別に好きな女性のタイプを告白しようという時間じゃないんで。
三井 「三角関係」はハロプロでも歌唱力上位メンバーの競演だけれど、全く引くところはないね。ウザめなぐらいに歌い上げる稲葉さんに対してぐっと渋く歌うマサオ、好きずきだろうけれど私はもちろんマサオ派。歌ドキッのメロンの曲はどれもはっちゃけた感じで、きちんと「ロック」している。モーニング娘。が失ったものあるいは持てなかったものを持っているとも言える。おもちゃ箱をひっくり返したようなばらつき感、ごちゃ混ぜ感、そしてそこから生まれてくる疾走感。神の宿った「お願い魅惑のターゲット」を含めて、これぞメロン記念日、これぞハロプロって感じだね。
長 やっと三井君が語ってくれた。今まであまりに静かだから心配してたんだよって、三井君、もう寝ちゃったの?
四方 後藤真希の「歌ドキッ」での良さは去年もさんざん語ったはずだけれど、とにかくかっこいいんだよね。声がきれいだから歌い上げる系のバラードもいいんだけれど、それを少し崩し気味に歌うとかっこよくて、そしてちょっとだけセクシー。変にエロさなんか狙わないで、真っ向勝負でいいんだよ、彼女の場合は。歌唱力も安定しているしね。彼女が歌った回はどれもいいけれど、特にちょっとはげしい系の歌が好きかな。
長 それではそろそろ・・・。
四方 まだまだ。松浦亜弥についてはDVD収録曲はそっちの方ですでに語ったから省くとして、今年のコンサートの「ダブルレインボウ」「引っ越せない気持ち」もだいたい語ったとおりなんだけれど、「女 Day by Day」、これが楽しいの。松浦さん自身がとても楽しそうに歌っていて、それがダイレクトに伝わってくる感じ。松浦さんの場合は気合いを入れて歌っている曲と楽しんで歌っている曲とのいい意味での落差が大きくて、ライブでも飽きが来ないんだよね。歌ドキッの二曲はどちらも激しく勢いのある歌い回し、とてもかっこいい。一瀬君が言っていたようにたしかに松浦さんにはフォークっぽいのよりはもっとかっこいい系の曲の方を歌っていってほしいな。
長 また脱線しているし。
四方 相済まぬ。最後、中澤裕子。「桃色吐息」、この激しさ、この少し投げやりな感じ、こういうのが中澤さんには合うんだよ。安倍さんもそうだけれど、娘。オリメンって歌唱技術がどうこうとかいうのではなくて、歌うときの気合いのようなものがいいんだよね。特に中澤さんの気っぷの良さは音程がどうとかを超越している。「秋桜」のような静かな曲でも中澤さんが歌うとこの曲の持つ激しさ、荒々しさのようなものが出てくるんだよね。もう「メタボリック」がどうとかくだらない歌うたっている場合じゃないって。
長 あーあ、言っちゃったよ。じゃあ後は私が落ち穂拾いということで、「乙女の心理学」、これは歌というよりは踊りですな。実にコミカルに楽しくかわいらしい。安倍なつみも後藤真希もソロの時とは別人みたいに豹変する。プロだなって思いますよ。「NIGHT OF TOKYO CITY」、よくあの人数・あのメンバーであの曲を歌えたなという感じ。安倍なつみに加えて、保田圭、高橋愛ほかモーニング娘。精鋭部隊をそろえてまたチャレンジしてほしいな。藤本美貴「いい日旅立ち」、ちょっと投げやりな感じの藤本さんの声、歌い方がはまっている。「どうもこうもない」とかくだらない歌うたっている場合じゃないね、まったく。最後に日テレで年末に放送されたベストヒットアーティスト「抱いてHOM〜ラブマシーン〜恋愛レボリューション」のメドレー、「抱いて」の安倍なつみと高橋愛の2トップは両者気合いたっぷり、一時は安倍さんとやるときはかなりびびり気味だった愛ちゃんだけれど、もう全然負けていないね。「ラブマシーン」からの後半は誰がどうとかいうのではなくて、もう全員が「Theモーニング娘。」、圧倒的なパフォーマンスだった。というところでだいたいは触れられたかな。
四方 で、ここからどうやって絞るのさ。
長 38曲同時受賞ってことで。
四方 それは駄目。
長 じゃあ、しょうがない。全員一人一票ずつで投票ね。一人一曲だからね。
(全員投票を終える)長 じゃ、発表するよ。
- 小説の中の二人 / 安倍なつみ / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- 大人へのエレベーター / 安倍なつみ / 安倍なつみコンサートツアー2007春 25〜ヴァンサンク〜
- Memory 青春の光 / 安倍なつみ・保田圭 / 安倍なつみSpecial Live 2007秋〜Acoustic なっち〜 東京厚生年金会館
- 抱いてHOM〜ラブマシーン〜恋愛レボリューション / モーニング娘。+OG / ベストヒットアーティスト
- CAT'S EYE / 後藤真希 / 歌ドキ
- 桃色吐息 / 中澤裕子 / 歌ドキ
- ダブル レインボウ / 松浦亜弥 / 松浦亜弥コンサートツアー2007秋 〜ダブル レインボウ〜
- dearest. / 松浦亜弥 / Hello!Project 2007 Winter LIVE
- あゝ無情 / 松浦亜弥 / 歌ドキ
- つぐない / 大谷雅恵 / 歌ドキ
- お願い!魅惑のターゲット / メロン記念日 / Hello!Project 2007 Winter LIVE
って、一人一曲って言ってるだろうがああ。もう知らん、11曲同時受賞だ。
四方 去年より多くなっちゃった。
一瀬 むちゃくちゃだね。
二ツ木 それ、今日二回目。
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