重層的非決定?

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2007年11月11日

■ 座って鑑賞するのも愛

安倍なつみ新曲発売イベント、私はCD一枚だけ買っただけなので、昼1回のみの参加。夜公演についての情報をネットで読む。

夜公演は観客ほぼ全員が立って鑑賞したそうだ。前の連中が「立とう」とあおり、前に立たれれば後ろの席の人間は立たなければ舞台が見られなくなる。結局座って鑑賞したかった人も立たされる。なんなんでしょうな。

モーニング娘。誕生10年記念隊コンサート、大阪新歌舞伎座公演。新歌舞伎座という場所柄ゆえ、普段のファン層とは明らかに違う人たちが鑑賞に来ていた。60代の女性。ファミリー席が取れなかったのか、そういう制度を知らなかったのか、一般席だった。前の男どもにたたれては舞台が見られない。その女性はたまらず通路に座ってみようとした。係員が注意して、座席に戻されていた。子ども連れの家族もきていた。もちろん子どもにも舞台は見えない。

ファミリー席の設定が別にある以上、仕方ないとは思う。しかし背の高い男性が立てば、舞台が見られない人が出てくる。そういうリスクを伴っているということ、そして「モーニング娘。」「なっち」はやりようによってはスタンディングライブを当たり前とは思わない観客も引きつけるものを持っているということ、そういうことを少しは考えてみたらどうだろう。「立ってみる」のが当たり前、本当にそれが正しいのだろうか。

今日のイベントはシングルCDを買ったファンへの感謝イベントである。ファミリー席とかの設定もない。普段スタンディングが当たり前とされているハロプロのコンサートにきていない人も、当選したからと来た人もいるだろう。東京2回、大阪1回、皆が座ってみていた、というのにはそういうことへの配慮があったのではないのか。それを自分が立って騒ぎたいためだけに無にする。

こういうのでも「なっちファン」と言えるのか。それが大阪関西のノリなのか。なっち好き、関西郷土愛を多少なりとも持つ身として正直落胆した。

私があまり好きではない言葉を投げつけたくなる。

空気、読めよ。

投稿者 althusser : 2007年11月11日 22:55

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