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2006年05月02日
■ mourning musume.
恋はいつかは終わる。常にそのように覚悟をせざるを得ない恋しかしてこられなかった。だから逢瀬はいつもこれが最後かもしれない、という覚悟を伴っていた。おかげで最後の逢瀬の記憶は常にしっかりと胸に刻まれている。15年前も、5年前も、去年の記憶もまた。
後は、いつかどこかでばったり出会うことを妄想するのみ、だが、出会ったときにどれだけ胸を張って語れることがあるか、だと思う。そしてそれが今は甚だ心もとない。
互ひに知らぬ場處で「頑張つて」生きてゐることを信じて、なほかつそのやうに生きることを實行することがすべてだとおもふ。
それがすべてだが、なかなかできない。
投稿者 althusser : 2006年05月02日 00:00
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