2006年02月14日
■ 悪いのは誰だ?
日曜日の昼の番組「あっこにおまかせ」で未成年者の喫煙問題なんてのを扱っていて、そこで今回の喫煙問題で「悪いのは誰か」に関するアンケートを「ハロショ」に来たファン相手にやった結果を発表していた。
回答者22人中15人が隠し撮りを掲載した写真週刊誌が悪いと回答し、加護さん本人が悪いと答えたのは3人だけだというような結果を見せ、「ハロプロファンはアホやねえ」と言いたいような流れの番組になっていた。
某掲示板ではアンケートを実際に受けた人が書き込みをしていて、実際にされた質問は「加護ちゃん」とは答えにくくなるような誘導がなれていた、という報告があった。そして怒りの一言、
自分らに都合いい番組を作るために誘導尋問とかクズだよこいつら
加護が1番悪いことなんて俺らが1番わかってるっつーの
「誘導尋問」自体もさもありなんと思わせるし、そもそも適当に集めた22人程度のアンケートで円グラフまで作って提示するのも相当に痛い。「当事者」は何も分かっていない、外から見ている我々は冷静だ、などというスタンスをマスコミが取るのは今に始まったことではもちろんないが、その実やっていることはでたらめ、人に説教を垂れる資格などありはしない。かれらはたぶん「当事者」の吐き捨てた「加護が1番悪いことなんて俺らが1番わかってるっつーの」という言葉の意味など永遠に理解できないだろう。
だいたい「誰が一番悪いか」などという問自体が愚問なのだ。関係者全員各々全く立場も違えば、「事態」に対する関与の方向も違う。そもそも「悪い」って何が何に対して「悪い」のか。そんなことも不明確にして「悪」の量を問うてみてもなんの意味もない。
回答の中に一人「中澤裕子」と答えたものがいた。それを見て「理解できない」という感想がファンサイト掲示板に上がったが、質問自体の無効性を浮きだたせる見事な回答だと思う。「一般人」にはあるいは理解しがたいところがあり得ても、ファンならこの回答のしゃれっ気が理解できてしかるべきだと思うのだが。
これで理解されないなら、もっとわかりやすい回答をするべきだったのかも知れない。それならどう答えれば良かったのだろう、と考えて私ならこう答えよう。
「あびる優」。
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