重層的非決定?

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2005年06月21日

■ 締め切りのその後で

締め切りすぎているのに、まだ仕事が終わらない。

あまり詳しくは書かないが、「人の評価」を数値化してレポートとして出す作業。

仕事相手が理系人間で、数値化することを全面的に価値化していて、とにかく数値で結果を出すように言ってくる。しかしその肝心の数値化の根拠はあいまい。それでも数値化するという結果だけが重要だと割り切っているのがはっきりしていればそれはそれで、見上げたものだと思うしかないが、どうもそこまで割り切れているようには思えない。真に客観的な数値的指標があって、それを結果として出せるはずだ、と思っている節がある。それがいたたまれない。

理系の人が「人間」「社会」にかかわるととてつもなくナイーブになる、というのはこれまでも散々経験してきているのだが、なまじ自分たちの専門分野ではそれなりの仕事をしてきた人たちだけに、自分がどれほどナイーブなことを言っているのか、なんてことを想像してみることすら出来ない。「言説」に分析の主軸をおいた現代の社会科学も捨てたものじゃないですぜ、とつぶやくのみ。

投稿者 althusser : 2005年06月21日 00:00

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