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2005年05月22日
■ ドラマ感想文
というわけでテレビドラマは相変わらずほぼ見ているわけだが、最初から完全に見捨てたのは「汚れた舌」。題名からして汚らしいのでスルー。というか、内館牧子とかいう横綱審議委員か何かにも名を連ねているおばはんが書いたドラマで一回頭に来たことがあって、それ以来この人のドラマは見る気がしない。ドラマとはフィクションであるだけに、現実の側面を切り出すとともにそこにユートピアを宿らせてもらいたい、というのが私のスタンス。辛口だかなんだか知らないが、ユートピア性を完全に欠いたドラマなど見ても仕方がない。
一押しは前にも書いたか、「タイガー&ドラゴン」。とてもスレているのに、とても優しいドラマ。「優しい時間」なんていう偽善臭漂うドラマなんて比較にならないぐらい優しいドラマ。スレているだけで何か言った気になっている2chあたりの「批評家」どももこのぐらいのユートピアを想像するぐらいの努力はしてみてはいかがか。
「瑠璃の島」は実話が元だというだけに、うそ臭いドラマなのだが、しかし緒方拳の存在感がそのうそ臭い「絶対性」に説得力を持たせている。それだけでこのドラマは大成功なのだ。
「離婚弁護士II」は悪くないが、前シリーズでレギュラーだったミムラがいなくなった分が大減点。「あいくるしい」はいかにも野島伸司というあざとさが満載で、悪くないが、綾瀬はるかが「世界に中心で愛を叫ぶ」に引き続き、清楚なヒロイン役というのは似合わない。「幸福の王子」のひねこびた女子高生役のほうがずっと嵌っていた。
「エンジン」「曲がり角の彼女」「anego」「夢で逢いましょう」「恋におちたら」は特に評する内容のドラマではない。ま、見続けるし、どれもそれなりに面白いけれど。
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