重層的非決定?

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2009年04月01日

■ ひそひそ話I

馬原 やあ、久しぶり。

小鹿 大晦日の「ハロプロ大賞」以来か。で、今日はなんだい?

馬原 いや、唐突な「推し替え」宣言があったので、ちょっとそのあたりについて語ろうかな、と。

小鹿 うーん、いきなり来たねえ。確かに「愛ちゃん愛ちゃん」な更新が増えているなとは思っていたけれど、一方でさりげに安倍なつみが一番なんだというアピールもしていたからねえ。

馬原 そう。それに11年、11年だよ、11年間守ってきた一推しを変更するという宣言をあんな短いエントリですまそう、っていうのが信じられない。そんなこんなでちょっと何考えてんだ、と。

小鹿 ただまあ、気持ちが変わっちゃったのだとすれば、それはどうしようもないからねえ。なまじあれこれ「推し替え」をした原因を語られても、変にネガティブな内容になりかねないし。

馬原 うーむ、納得がいかん。

小鹿 まあいい機会だから奴の推し遍歴を振り返ってみようよ。

馬原 振り返るも何も少なくともこれまではずーーっと一推し安倍なつみ、でしょ?

小鹿 いや、二推し遍歴のほうだ。

馬原 二推しか(苦笑)。そういえばあまり二推しの話は聞いたことがなかった。一推し安倍なつみ、二推しそれ以外、みたいなところもあったような。

小鹿 基本的にそういうところのある奴だが、それでもうっすらと二推しはいたりしたんだよ。

馬原 へー。

小鹿 なんか関心なさそうだけれども、振り返ると、「中澤裕子→市井紗耶香→加護亜依」。ここまででだいたい2003年半ば。その後は「加護亜依、藤本美貴、高橋愛」あたりでぐちゃぐちゃだった。

馬原 2003-4年といえば安倍なつみの卒業がらみで、そっちにしか神経が行っていなかったというのもあるしな。ところで大谷雅恵は?

小鹿 永遠の三推しらしい(苦笑)。でもこうして二推し遍歴を振り返ると、なんだかんだ「若い方」「新しい方」へ流れていっているんだよね。

馬原 二推しなんてものは割とどうでもいいと考えていたところもあるから、そんなものなのかも知れない。

小鹿 そして2005年、「大阪 恋の歌」でセンターでメインを張る高橋愛の姿を見て、「落ちた」。娘。が色々苦境にある中で、毅然とした立ち姿がとてもまぶしかったとか何とか。これ以降は「二推し」がどうでもいい感じじゃなくなった。

馬原 逆に彼の高橋愛遍歴はどうなの?

小鹿 加入直後は五期メンバーでは一番歌も上手いし、可愛らしいし、いいんじゃないかとか言っていた。そんなに関心はなさそうだったけれど。それからハロモニでの露出が増えてきて、そこそこ気に入っていた感じ。一方でハロモニで高橋愛のコーナーが他メンバーよりも多めというのでバッシングめいたことがなされ出したのもこの時期。

馬原 アホやね。

小鹿 そう、そういう部分での同情も含めて結構好意的な方だったとは思う。そしてミニモニ。「Crazy about you」、このときの高橋愛の歌唱を聴いて、かなりはまっていた。娘。のアルバムも買っていなかったこの時期にミニモニ。のアルバムを買ったりしていた。実を言うとこのあたりではまだ安倍なつみは歌唱面ではそれほど評価していなくて、高橋愛の歌唱をハロプロ内ではかなり高く評価していた。でもその後さっきあったように安倍なつみのモーニング娘。卒業で安倍なつみしか見ていない時期に突入する。

馬原 で、「大阪 恋の歌」で「再発見」するわけか。

小鹿 娘。のCDもまた買い出した。そしてなにより次のシングル「色っぽいじれったい」の握手会イベントに応募、そして当選。こういうのってあまり応募とかしないほうだから、この段階でもうかなり愛ちゃん愛ちゃんなんだよ。

馬原 ただまだ娘。のコンサートには行っていないんだよな。

小鹿 当日券で確実に入れなければ行かない、というものぐさ振りだったから、まあ行かないわな。

馬原 2006年、高橋愛主演ミュージカル「リボンの騎士」、ここで初めて東京にまで駆けつけた。いわゆる初「遠征」。

小鹿 最初に「リボンの騎士」を見たのは別の用事で東京にいたときだから、「遠征」とはちょっと違ったんだけどね。その時はゲストが松浦亜弥だったんで、どうしても安倍なつみゲストの回も見たい、と言うことでそこで「遠征」をした。だから初「遠征」は安倍なつみのためだったんだよ。でも実際はステージを見るときは高橋愛のほうに注目していた節もあったけれど。その後は「在宅」が続いて、2007年夏に高橋愛のディナーショーに参加、秋にはモーニング娘。コンサートに初参加。

馬原 安倍なつみの在籍時にも行かなかった娘。コンサートにここで初参加とはねえ。

小鹿 もちろん高橋愛がリーダーになったモーニング娘。を見たい!というのもあったのは確かだけれども、前売りチケットの買い方をようやく覚えた、というのも大きい。

馬原 前売りの買い方って、そんなん少しも難しくないがな。

小鹿 それが出来ない奴なんだよ。

馬原 でもディナーショーって前売りしかないでしょ?

小鹿 そっちは直接ホテルに電話すれば良かったから。プレイガイド経由のチケット購入方法がよく分からなかったみたいだよ。

馬原 意味不明。

小鹿 ただ07年の娘。コンはやや物足りなさそうな感じだった。しかし08年「シングル大全集」から「シンデレラ」、そして「リゾナントLive」と実に充実してきた。そして高橋愛主演ドラマQ.E.D.の話が。

馬原 やっぱ連ドラってでかいのかなあ。

小鹿 2009年に入ってなっち関連が微風ライブ浜松公演一本で、愛ちゃん関連が毎週のQ.E.D.に娘。新曲、そしてそのイベントじゃあねえ。そして福井凱旋コンサートと。

馬原 うーむ。でも奴にとっての「推し」ってそんなテンポラリな露出の有無で左右されるようなもんだったかなあ。もっとこう歴史とかそういうものを含めた「重い」ものだと思っていたよ。だって11年だよ。たかが3ヶ月の露出の差でひっくり返るなんて、ちょっと納得できない。

小鹿 言いたいことは分かるけれども、高橋愛だって4年間ずっと見守ってきたわけだし、そんなにテンポラリな話でもない。それとハロプロ内でのバッシング対象からほぼ安倍なつみが外れて、娘。そしてハロプロリーダーとなる愛ちゃんにあれこれ集中している、というのも残念だけど影響あるかも。

馬原 この界隈、アホが跋扈しているからねえ。

小鹿 それよりも逆にこれまで「推し」が入れ替わらなかったことのほうが不思議という見方も出来る。実際2004-05年段階の安倍なつみのパフォーマンスにはそれほど納得しきってはいなかったようだし。

馬原 その辺の話を掘り下げると98年までさかのぼらなくちゃならなくなるからねえ。あとハロモニ。の存在も大きかったかな。まだまだパフォーマンスよりもキャラ重視で「推」せていた頃だ。でも06年秋に娘。コンのチケットを取る行動力が奴にあれば、あるいは07年からの安倍なつみのパフォーマンスアップがなければ確かにちょっとやばかったかも知れない。チケットを前売りで買うスキルを身につけた07年は、ヴァンサンクコン、10年記念隊コン、アコなちコン、とこの年は完全になっちなっちな一年だった。

小鹿 逆に07年は娘。のほうは色々ごたついていて、中々本領発揮とは行かなかったしね。08年になって娘。も体制が整って、ようやくがちの勝負という感じになった。

馬原 2008年春のトゥーランドット。初日の記事を読んで、東京にまで見に行くべきだった!と悔やんでいたね。ここではまだまだなっちなっちだ。

小鹿 ただ内緒話だけれども、悔しがっていたことの原因の一つにレッドカーペットに高橋愛が登場したというのがあったんだけどね。

馬原 それはちょっと。

小鹿 そして夏のバースデーコンから秋のAngelicコンと実にいい流れ。でも娘。リゾナントLiveも熱かった。07年に後れを取った娘。が08年もよどみなく走る安倍なつみをひたひた追いつめた、という構図かな。

馬原 ってここまで話してて、ふと思ったんだけど、この「推し替え」ってやっぱネタじゃね?ほら、新年度より安倍なつみはハロプロメンバーじゃなくなるから、そのままハロプロでの一推しは高橋愛になるでしょ?とか、さ。

小鹿 ああ、なるほどね。確かにそういうネタを面白がる悪趣味なところはある奴だ。でもそれなら「一推し」を「変更」とは言わないんじゃない?単にハロプロ内一推しが高橋愛となりました、とだけ書くとかさ。それにあのエントリのどこにも「ハロプロ」なんて限定はされていないし。

馬原 うーん、そうかあ。対象範囲は全宇宙の女性アーティスト、か。4月1日の更新だから、ハロプロ卒業関連ネタかな、と思ったんだけど。。。ん?

小鹿 4月1日がどうかしたって?ん?

投稿者 althusser : 2009年04月01日 23:41

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