重層的非決定?

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2009年01月17日

■ 2009エルダークラブコンサート大阪昼

ハロプロエルダークラブコンサート大阪昼公演。

いやあ、さすが10年連れ添ってきた仲間の集まりのエルダークラブ、一体感が凄くて、とても濃密な時間だった。ただその中に真野ちゃんとか音楽ガッタスのエッグメンバーとかが浮いた感じだった。とくにワンダ所属の真野ちゃんなんかを無理から押し込むなんて事務所ももっと空気読め!

みたいな感想をオブラートに包んで物すつもりだった。見る前の予定では。

あ、全然違う感想でした。一体感まるでなし、真野ちゃんがいても無問題。全体的に雑然とした構成で全体の印象もかなり雑ぱくなもの。考えて見りゃ、そりゃそうなるわな。ハロプロとはこうしたものだったはずだ。メンバーの個性もバラバラ、見ているファンの気持ちもバラバラ、それを無理から一つの箱に詰め込んで、まあ適当に楽しめ。これぞハロプロ!

というわけで、本来のハロプロを思い出し、そういうものとして楽しんできましたよ。必然的に以下の感想文もかなり雑ぱくなものとなる。一つのまとまった作品を見たという印象はほとんどなく、まあいろいろ見られました、という感じ。

I WISH
おお、いきなり!というところだけれども、私は事前予習派なのでそういう感慨はなし。この曲のオリジナルの主要歌唱メンバーの不在をまざまざと感じさせられる。というかなんで安倍なつみが普通に歌ってんだよ。この曲の私の思い出は「安倍なつみがろくに歌わせてもらえなかった」という拗ねモードに入っていた類のものなのに。
I know
あややだよ、あやや。ってそれだけかい!
松浦亜弥の骨折報告
もう痛い話は聞きたないっつうねん。この話題を読みたくなくて、エルダーコンのニュースとかまともに読まなかったぐらい。という極度の骨折恐怖症の私は骨折未経験。そう、30数年生きてきていまだ1回も骨折をしたことがない。痛いのだいっきらい。
十年愛
十年愛、来たよ、十年愛。念願の十年愛。まあガキさん(新垣里沙)とか小春(久住小春)よりも娘。初期メンバーが歌う方が説得力あるよね。歌詞の中に過去の娘。曲のフレーズを入れた「キャンディーズ微笑み返し」形式の曲だが、振りまで過去曲の振りをちりばめていたのには笑った。しかし本当に10年間見続けてきてしまったよ。自分でも笑っちゃうよ。「Thank you for your LOVE!」。ふむ、愛ですよ、愛。
安倍なつみソロ二曲、「スクリーン」「恋のテレフォンゴール」
ま、ここで「微風」なんか出さないよね。とても正しい。
ラララーソソソ(真野ちゃん)
「事務所空気読め」的押し込みなんだけれども、そういうのに一番うるさそうな安倍なつみファンを籠絡すべくなっちに真野ちゃんを紹介させるあたりは「おぬし、やるな」というところ。原理主義者としては軽くスルーしつつ、一応聞いた感想。「あ、普通に聞けるじゃん」。安倍なつみソロコンサートオープニングアクトの時のあのひどい歌唱はいったい何だったんだ?ただ普通すぎて、結局全く何の印象も残りませんでした。オープニングアクトの時にはもう思い出したくないのに、真野ちゃんの歌声が頭の中をぐるぐる回っていたのに。
Give me Up(メロン記念日)
東京公演のレポートで「メロン記念日になんでこの曲を歌わすんだ!」的な感想をいくつか読んで、「そうかなあ、この曲は80年代のノリのいい名曲だし、メロン記念日に合うと思うんだけど」と不思議に思っていたんだけれども。あ、やっぱりイマイチでした。メロン記念日といえば娘。OGやら松浦亜弥やらといった「中心メンバー」をさしおいて、場を圧倒的に支配してしまう有無をいわさぬパフォーマンスが魅力だったのに、この曲にはそれだけのパワーはなかった。メロン記念日単独コンの一曲として歌うのならばよいと思うのだけれど。
ケンチャナ(前田有紀)
ここ2曲ぐらい「ド演歌」が続いていたので、ちょっと辛かったが、この曲はいい!十分ストライクゾーンですよ、と藤本美貴の「遠い恋人」がど真ん中の80年代歌謡曲好きの回顧野郎が言ってみる。
BABY! 恋にKNOCK OUT!
プッチモニ来たよ、プッチモニ。よっすぃ(吉澤ひとみ)可愛いよ、よっすぃ。加入当初の初々しいよっすぃを思い出したよ。小川麻琴もなんだか生き生きしてた。2006年時、娘。卒業前あたりの「目が死んでいた」小川麻琴とは別人のようだ。
「あのとき、君は若かった」。稲葉貴子
あっちゃん(稲葉貴子)よりも後ろにちょっとだけ映っていた安倍なつみに目を奪われてしまったことは内緒にしておこう(とブログで公表する)。
松浦亜弥ソロ二曲、「100回のキス」「Yeah! めっちゃホリディ」
あややだよ、あやや。
たんぽぽ(飯田圭織、矢口真里、石川梨華、柴田あゆみ、紺野あさ美)
ん〜、この曲をやるなら前二人だけで良かったような。
エーゲ海に抱かれて(飯田圭織)
娘。リーダー就任以降の、どこかにリミットをかけていた雰囲気が抜けて、なんだか生き生きしているように見えた。いや〜、カリの歌を聴くのも久々で、心に染みました。
This is 運命(メロン記念日)
This is メロン記念日。これですよ、これ。この場の支配力。これぞメロン記念日。
愛〜スイートルーム〜(美勇伝)
ん〜、微妙に印象の薄い曲、かも。
ブギートレイン'03(藤本美貴)
ミキティ、なんて可愛いんだ。ミキティがこんなに可愛かったなんて。というかやっぱり「置き手紙」路線はご本人は余り好きではないのかも、と感じさせられてしまうぐらいこの曲を歌うミキティは楽しそうでした。
悔し涙ぽろり(中澤裕子)
今回一番声援が多かったのは中澤裕子だったような。この曲に限らず、姉さん終始気合いは入りまくりでしたからね。
「あのとき君は若かった」。中澤裕子
「アイドルを捜せ」の収録中、アルコールを飲んでいるシーン。完全に酔っぱらってしまって、結局放送できないものになったらしいw。まあこの頃はいろいろたまっているものがあったんでしょう。
Magic of Love(稲葉貴子・前田有紀)
太シス(太陽とシスコムーン)の名曲が来たよ。どうせなら、オリジナルメンバー呼んじゃいなよ。でも「ケンチャナ」と合わせて有紀ドンヲタには中々おいしいコンサートでした。
青いスポーツカーの男(飯田圭織、矢口真里、稲葉貴子、メロン記念日、三好絵梨佳、岡田唯)
かつてのハロプロ恒例シャッフルユニットの第一弾三色ユニットから「青色7」の曲。「赤い日記帳」は後藤真希、中澤裕子が歌い継ぎ、「黄色いお空でBoon Boon Boon」は安倍なつみが歌い継いだが、この曲を歌い継ぐ人はいなかったという、悲運の名曲。あ、名曲じゃなかったから歌い継がれなかったのかしら。でも私は結構好きでしたけどね、「赤い日記帳」よりは。でもやっぱりこの曲も市井ちゃん(市井紗耶香)の不在を感じさせられるなあ。ついでにこの曲を歌う矢口がやたら可愛かったんですけど。クソ、なんで矢口がこんなに可愛いんだ。マサオ(大谷雅恵)も出ているのに矢口ばっかり見てしまったではないか。あ、飯田さんもノリノリで元気でした。
M.C.「ハロプロで学んだこと」(藤本美貴、前田有紀、斉藤瞳)
藤本美貴「団体行動は苦手だったが、ハロプロのおかげで出来るようになった」。前田有紀「大勢の個性のバラバラな女の子が集まって一つのことを作り上げるすばらしさ」。藤本美貴「私もそういうことが言いたかったんです!」。
音楽ガッタス二曲、「Come Together」「鳴り始めた恋のBELL」
なんだか紺野あさ美が普通に歌えているんですけど。2006年時、娘。卒業前あたりの「声がろくに出なかった」紺野あさ美とは別人のようだ。つぅか小川麻琴と紺野あさ美にとって、娘。というのは相当のリミッターになっていたということか。何となくあの突然の卒業劇とそれからの復帰というのが理解できるような気がしてきた。
モーニング娘。メドレー
M-Line(モーニング娘。OG中心の新ファンクラブの名称)コンサートでもまたやるでしょう、やりましょう。ということもあって、思ったよりあっさりさっぱり聞きました。「時代はそれぞれいっぱい、頑張ってきたよね」が心に染みた。
恋する♥ エンジェルハート
この曲もメロン記念日の曲に匹敵するパワーがある。
Never Forget
この曲をここに持ってきたのはちょっともったいなかったかも。この曲は巣立っていく人と残る人との惜別の歌だと思っているので、全員が巣立っていくエルダーコンで歌う歌じゃない。私ならここは「ダディドゥデドダディ !」で明るい未来を祈念し、横浜アリーナ最終公演の1回だけ最後の一曲で「Never Forget」を歌う、という風にして欲しかったかな。

ということで、ファンサイト「現場の声」的掲示板にこのまま投稿しても問題ないようなぬるいテイストでしたためてみましたが、いかがでしたでしょうか。

投稿者 althusser : 2009年01月17日 23:44

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