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2008年09月24日
■ 希望への道
モーニング娘。がカバーする「ペッパー警部」だが、ファン界隈で多く語られているほど作品制作の部分においては「手抜き」だとは私は思っていない。確かにアレンジには私が期待した斬新さはなかったけれど、これはこれで聞いたときに「あり」だなと思ったわけで、ただそれを言語化する力は私にはない。というので力のある人に任せる。
なるほどなあ、と私は思った。確かに曲のはじまりは明らかにオリジナルを彷彿させる古くさい感じなのに、いつの間にか娘。の曲として何の違和感も感じない。不思議だな、と思っていたのだが、このサイトさんの解説を読んでとても納得がいった。こういう分析をして、こういう文章を書ける人がまだハロプロ、娘。界隈にいるということはとても大きなことだ。
作品の仕上がりとしてはファンがモチベーションを下げ、購入をためらうようなものでは全くないはず、と私は思っているのだが、私の想像以上に「カバー」ということへの拒絶反応は強かったようだ。正直ちょっと狭量だな、と思う。
ただそれでもそういうあり得べき拒絶反応を和らげ、ファンのモチベーションをあげていく「説明」を事務所が全く出来なかったことがやはり問題なのだと思う。そして「この後」へ向けての信頼も全く得られていない。「今年はオリジナルシングルは一枚しかでないのか」。「このままカバー曲を連発していくのではないか」。そういう娘。ファンの不満・不安を払拭するストーリーを全く見せられていない。
今後少なくとも以下の3つのことをやらなければ、娘。ファンの多くが抱えた不安・不満を払拭するのは難しかろうと思う。
- 今年中にもう一枚オリジナルシングルをリリースすること。
- 年末年始にかけて、カバー曲をひっさげて歌謡曲番組への出演を積極的に行い、カバーシングル・アルバムを出した意義を示すこと。
- 来年春ツアーまでにオリジナルアルバムをリリースすること。
そしてこの不安・不満が最後まで払拭されないと、本当にこのまま「戻ってこない」人たちが多数出てくるという確かな実感が私にはある。
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