2008年03月19日
■ 歌ドキッ!ラスト
仕事にかまけている間にもハロプロは動く。
ということで、これまた今更ながらの話題だが、ハロプロメンバーが懐かしの名曲を歌う「歌ドキッ!」、最終フェーズ。Featuringされるのはハロプロ年少組ワンダフルハーツメンバーの星、高橋愛。
歌った曲は国武万里「ポケベルが鳴らなくて」、五輪真弓「恋人よ」、松任谷由実「春よ、来い」。
「ポケベル」はこの曲が主題歌だった同名のドラマを見ていたことを懐かしく思い出す。緒方拳と裕木奈江のラブストーリーとか。曲自体は淡々としたいわゆる日本のポップス。ゆったり伸び伸び歌えばいいので、高橋愛にとっては完全にストライクゾーンだろう。非の打ち所なく歌い上げる。
「恋人よ」。これは子どもの頃にさんざん間接鑑賞させられ、本家の歌唱が完全に頭に染みついている。本家はもともと超絶的に歌の上手い人、おまけに相当歌い込んでいるはずなので、一発勝負に近い弱冠21歳の高橋愛のかなう相手ではない、はずなのだが、少なくとも私の頭の中の本家の歌唱は高橋愛の歌唱に上書きされてしまいました。それぐらいにはまっている。考えてみればこの手の暗めに朗々と歌うのは高橋愛の得意領域ではあったんだな。
「春よ、来い」。この曲はもともとあまり好きではない。なんというか君が代とかそんな曲を聴いている気分になる。古き良き日本の美しさを歌います、さあ者ども感動せよ、というようなメタメッセージが聞こえてくるのだ。その曲を高橋愛が歌う。あり、だな。完全にありだ。古き良きモーニング娘。のエース高橋愛は美しい。納得だ。抜群の説得力だ。
というので高橋愛がソロで歌った三曲、すべて最高だったわけだが、続けて聞くとちょっと曲のバリエーションがなかったようにも思う。高橋愛のストライクゾーンをねらった、ともいえるが、高橋愛の魅力の一つである声の多彩さ、え、この娘。こんな声も出るの?というモーニング娘。曲でしばしば感じられる感動を今シリーズでは味わえなかったのが少し残念だったかな。
いずれにせよ、高橋愛の歌に酔いしれられる、番組の締めくくりとしてふさわしいシリーズだったのだが、エンディング曲がなり出すと興ざめしてしまうのは困ったものだ。何回も繰り返し見返しているのだが、エンディング曲がなる寸前で停止ボタン。この曲も昔のヒット曲のカバーなのだが、元曲が可哀想。申し訳ないけれど、私の耳の許容範囲を超えている。エンディング曲にももう少しましな歌い手を用意してくれ。
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