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2008年01月05日
■ 低下するモーニング娘。の威信
ハロプロ楽曲大賞の「推しメン部門」の結果を分析するよ、シリーズ。
ハロプロ内でのモーニング娘。の威信低下が叫ばれるわけだが、それはどの程度のものなのかをデータで確認。
モーニング娘。在籍メンバーの支持率(メンバー別得票数/有効回答数)を合算したもの。
4年間で半分以下になっている。もはやモーニング娘。はかつてのような絶対的な存在、ハロプロの中心ではないのだな、ということを実感する。
一応補足しておくと、この支持率はメンバーごとの支持率を合算した数値のため、卒業・脱退者が出ればその卒業メンバーの支持率はモーニング娘。の支持率からは省かれることになる。
ということで、グループ単位の支持率ではなくて、個人単位の支持率を合算しただけのデータだから、卒業・脱退者が出ればそれだけグループとしての支持率は維持しづらいのはある意味当然。ただ問題は卒業メンバーのかわりに入ってきたメンバーが中々その「穴」を埋められていないというところ。これもある意味仕方はないが。
もう一つデータ。
モーニング娘。在籍メンバーと卒業メンバーの支持率を合算したモーニング娘。関係メンバー支持率。卒業メンバーもモーニング娘。ブランドを担っているわけで、卒業メンバーが人気を維持していれば、それはそれでモーニング娘。の威信は保たれるかもしれない。
こちらも8割近かったのが2007年12月段階では6割を切ってしまっている。まあ2004年段階のモーニング娘。が強すぎるともいえるが。2007年ではまだ5割は超えているが、このラインを切るといよいよハロプロ内での威信は失墜するかもしれない。
ではモーニング娘。に代わって支持を拡大させているのは?というのは言わずもがなではあるが、一応データで示しておこう。
2008年ハロコン枠組みでの「ワンダ」組の支持が4年間ほぼ横ばい。モーニング娘。の支持減分をベリキュー(Berryz工房と℃-ute)で綺麗に補えているという。そして2007年末にはベリキュー連合がモーニング娘。を凌いでしまった。
このハロプロ楽曲大賞の主たる投票者層であるブログ開設者がこういう状況であるのだから、少なくともネットで見ているとベリキューの勢いは嫌でも感じさせられるわけだ。
ただそれでもモーニング娘。連合(現メン+卒メン)との比較では、まだモーニング娘。連合の方が圧倒的に支持はあるのだが、いかんせん現メンファンと卒メンファンが結構いがみ合っていたりするから、中々「モーニング娘。最高!」みたいな雰囲気にはならない。Berryz工房ファンと℃-uteファンの仲がいいかどうかは良くは分からないけれど。
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