重層的非決定?

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2007年10月14日

■ 初めてのモーニング娘。コンサート

本日東京で初日を迎えた松浦亜弥コンサートのセットリストを見て微妙にへこみ、一方で今日大阪で開催されるモーニング娘。。コンサートの東京公演でのセットリストを見てこれまた微妙にへこむ。

松浦亜弥コンサート、昨年出た名盤「Naked Songs」の曲がほとんどはいっていない。特に今後の松浦亜弥の代表曲となると思っていた「Dearest.」がない。「ハピネス」もない。一方、私には全然思い入れのない「桃色片思い」とかその辺の曲が入っている。

昨年のシングルとアルバム「Naked Songs」を聴いて松浦ファンに「転向」した私にとって、昨年から進めてきた松浦亜弥の路線変更は大歓迎だった。なのに、セットリストを見る限り、だいぶん揺り戻しがあったように見える。残念だ。

一方、モーニング娘。コンサート。モーニング娘。初期の名盤「セカンドモーニング」からの曲が入っていない。当たり前といえば当たり前だけれど。ただ夏に開催されたモーニング娘。10年記念隊コンサートではこの辺の曲がたんまり入っていたので、何となくその落差に軽くショックを受ける。

松浦亜弥は最近の曲がいいのに、昔の曲が多く入り、逆に娘。は初期の曲が好きなのに、全然入ってこない。世の中うまくいかないものだ。いや、単に私が天の邪鬼なだけか。

まあ、松浦亜弥コンサートは初期の曲の他に最新アルバム「ダブルレインボウ」の曲が多く歌われるわけで、実はこのアルバムを今日買ってまだ聴いていないので、それを聴いてからだ。それに松浦さんはMCもおもしろいし、全体の雰囲気も好きだし、席は昼夜ファミリー席を押さえられたし、で基本的にはとても楽しみにしている。

一方、問題の娘。コンサート。実はモーニング娘。「本体」のコンサートに参加するのは初めてなのだ。そもそも「現場」に生きだしたのが安倍さんがソロデビューしてからで、それからずっと安倍なつみコンサートにしか行っていなかった。今年に入っていろいろ行きだしたが、春は何かと忙しくて安倍なつみコンサートの前日だかにあった娘。コンサートにまで手が回らなかった。そんなこんなで自分でも少し意外なことに初めての娘。コンサート。

席は昼は何とかファミリー席を押さえられたが、夜は一般席。三階最後方。まったり座って楽しむコンサートばかりに行っていたので、ファン層が「若い」(実は怪しい?)、踊ったりするのが楽しみで行く人が多い娘。コンサートは大いに不安。アウェイ感を強くもってしまう。ファミリー席で隣で踊られたりはしないだろうが、一般席で周りみんなが踊り出したらどうしよう。

ファミリー席が取れないのなら、昼公演だけにすれば良かった、と思うも、チケットを押さえた時点ではセットリストは不明。時々昼夜のセットリストが変わることがあって、私にとっては肝心の高橋愛ちゃんのソロコーナーが夜だけしかない可能性もある。というので、一般席しかとれなくても、夜公演のチケットを押さえざるを得なかった。

セットリストが判明する。昼夜、同じ曲が並ぶ。愛ちゃんのソロコーナーもしっかりある。そして曲は「踊りたい人」向けのセットリスト。記念隊コンサート良かったなあ、などとあまり意味のないことを思う。おまけの今週は別件で頭がいっぱい、とてもモーニング娘。に思いを馳せられる状態ではなかった。とても低いテンションで会場に行く。

ということで、初めてのモーニング娘。コンサートの感想文。まずは客席側の感想から。

昼のファミリー席はそれほど違和感はなし。基本的に座ってみたい、という人の心性は安倍なつみコンサートの客であろうとモーニング娘。コンサートの客であろうと大差はない、ということか。ただすぐ後ろはもう一般席だったのだが、MCの最中しゃべる、しゃべる。当たり前のようにしゃべる。なちコンでもしゃべる人はいるが、そういう人は完全に安倍さんが好きで来ているわけではなくて、単にハロプロファンとして結構適当な気分出来ている人が多いと思う。話している内容が目の前のコンサートとは無関係な雑談だからだ。もちろんそういう人は少数派だし、単にマナー知らず、コンサートに来るべき人ではなかった、というだけのことだ。一方、娘。コンサートではあちこちで当たり前のように話し声が聞こえる。しかもきちんとMCの内容に合わせてしゃべっている。自宅かどこかで友達と一緒にDVDを見ながら雑談しているノリ。こちらとしては正直勘弁してほしいのだが、娘。コンサートではこういうのは許されているのだろうか。

夜公演ではそれに加えて、こちらは想定の範囲内だが、踊る踊る。狭い客席でそんなに必死にならなくても、と思うぐらいに踊る。当然「私の席」の空間に平気で侵犯してくる。まあ、これに文句を言っても始まらないだろう。

ただ一つ覚えておいてほしいのは、三階一般席のこの界隈の人がよく使う言葉で言えば「糞席」だから、この言葉自体その「糞席」を毎回正価で買っている一般(FC会員ではない)ファンの気持ちを逆なでするものだと思うのだが、暴れてもいい、なんていう人がいて、暴れるためにあえて本当は前の席のチケットをもっているのにわざわざ後ろの席に来る人がいるが、大変に迷惑な話だ。踊りたいのなら、FC会員の多数いる前の席で踊ってください。地元で、純粋にモーニング娘。を見たくて足を運んだ一般ファンの気持ちを踏みにじらないでください。もちろんコンサートに踊りに来る、という人の気持ちを否定はしない。ただ「糞席」だから、暴れて楽しむ、というのは、その「糞席」でしかなかなか入れない地元一般ファンの気持ちを踏みにじる行為だと私は思う。

オークションなどというあまり褒められない方法でチケットを入手するのが当たり前の人にとってはその「糞席」は正価の何分の一の価値しかないのかもしれないが、オークションを利用しない人にとってはその「糞席」も正価通りの価値を持って、それだけのお金を支払って見に来ているのだ。私はオークションは主義として利用しないのだが、それは道徳大好きのハロプロファンからすれば正しい「主義」じゃないのかなあ。

と、まあ、不平不満ばかり並べたが、コンサート自体は、これがなかなかどうして、とても楽しいものであった。ということでいったん更新。楽しい話は別の記事を立てる。

投稿者 althusser : 2007年10月14日 00:31

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