2007年10月10日
■ 2ch化するネット言説
「2ch化する社会」なんて論文でも物したい、というのはここ数年来考えていることだが、それはここで書くことではないとして。
「ファンサイトしか見ない」と決めているのに、2ch的言説を目にするのはどうしたことか。ファンサイト掲示板に2chと同じのりで、どう考えても「通りすがり」ではない主張を「通りすがり」というハンドルで書き込む馬鹿どもはさしあたりどうでも良いとしても、かつて加護ちゃんの熱心なファンとして知られたハロプロファン?が2chレベルの記述を嬉々として自身のサイトに掲載しているのを見ると、腹立ちを通り越して何とも寂しくなる。人を毀傷する言葉としゃれとの区別がつかなくなる。どんどん言葉に鈍感になっていく。
2chの功罪という言い方はあろうと思うが、私は2chは有害である、と断言する方がよいと思う。「有害な書き込みがある」のではなく、2chの存在が人々の言葉を腐らせていくのだ。今回の件では2chは一切見ていないので、今回の件で改めてどうこうということはないのだが、前から主張しているごとく、「2chにはものは書き込まない」。
腐った言葉の中に埋もれた「まとも」な言葉、情報が2chを表面的に価値化してしまう。しかし2chはその仕組みにおいて悪貨が良貨を駆逐し、言葉を腐らせる仕掛けになっている。「まとも」な言葉、情報もまた腐った言葉を産出し、流出させる触媒となってしまう。
2chにものを書き込んではならない。
10/11追記
件の記事、こっそり書き直しましたね。どこまで卑怯な人なんだ。
投稿者 althusser : 2007年10月10日 13:52
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