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2006年12月31日
■ MVPそして
先ほどの混乱も収まり、場内が静けさを取り戻した頃合いを見計らって、MCがおずおずと前に出る。
いよいよ、本大賞も大詰めを迎えました。これまでの賞はすべて「作品」に対する賞でしたが、本賞は今年一番活躍した「人」に対して与えられる、大変栄誉ある賞です。
最終選考に残ったのは次のお二人、安倍なつみさんと高橋愛さんです。
何だ、単に審査員の「推しメン」を並べただけか、という落胆のため息が場内を包む。
審査員席から審査委員長がずかずか舞台中央に進んで、一喝する。
静粛に、静粛に!なっちは冬には「友情と魔法のトランプ」に主演、夏には「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」でゲスト出演、秋には「白蛇伝」で座長を務めるという、3つの舞台で大活躍をした。また愛ちゃんはモーニング娘。史上最高傑作とされる「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」において一ヶ月の長丁場、見事に主演をつとめた。この二人の今年の活躍、2006年のMVPとしていったい何の不足があるのか。何が不満というのか。
場内、静まる。
審査委員長がそのまま舞台に残り、MCを無視して続ける。
なっちと愛ちゃん、いずれをMVPとするか、議論はつきることがなかったが、最後にはやはり今年この賞を与えずしていつ与えるのか、との声が勝り、「宝塚」への長年の思いを見事に実らせ、「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」の主演を見事につとめた高橋愛をMVPと決定しました!
まばらな拍手。少しずつ拍手が増える。
拍手が増えていく様を満足げに眺めながら、審査委員長がさらに続ける。
いよいよ本大賞の発表も最後となりました。最後の賞は「2007年の活躍に期待するで賞」であります!
「なんだ?その1980年代的ネーミングは!」「絶滅しただじゃれかよ」「センスねーぞ」と数々のヤジが飛ぶ。
静粛に、静粛に!
場内、静まらないまま、審査委員長が続ける。
「2007年の活躍に期待するで賞」を受賞したのは、Wの加護亜依です。
一斉に拍手。口笛が飛ぶ。バラバラと立ち上がり、最後には全員一致してスタンディングオベーション。
(本イベントの入場者数、1名−主催者発表より)
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