重層的非決定?

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2006年08月28日

■ 宝石箱

帰宅。普段通り仕事いって、普段よりちょっと遅くに帰宅。関西でやってくれると楽でいい。

簡単な感想。小さな宝石箱のようなショーでした。

「小さな」というのは客が普段のコンサートと比べれば少なかった(といってもディナーショーで500人は詰め込みすぎじゃないのかとも思うが、私は席がかなり前の方だったので、「こぢんまり」感を楽しめた)というのと時間柄普段のコンサートよりも短かったということ。全体的にこぢんまりとしたゆったり、まったりしたショー。

照明がきれいで、安倍さんの衣装やステージかきらきらしていた。曲も(安倍さんの曲はほとんどがそうなのだけれど)小品の佳曲という感じの曲が多くて、ぎらぎら派手ではないけれど、すべての曲がきらきらきれいに輝いていた。抽象的な表現だけれども、そんな感想。

MCは二回。ちょっと少ない。リボンの騎士の話題が出るかと思ったけれど、小川麻琴さんもといマコトの卒業が自分の卒業の頃のことを思い出して感慨深かったという話がらみでちらりとふれただけ、後は愛犬ボロさん(尊敬しているから「さん」付けなのだそうだ、飼い犬をどう尊敬しているのだ?)をお風呂に入れた話、そして秋のミュージカルとそこで使われる新曲の話題。

「22歳の私」はかなり歌詞が飛ぶ。小川さん卒業がらみでいろいろ来るものがあったらしい。まあ、安倍さん名義のイベントではアクシデントも楽しみのうち、より技術的な高みに登ることを期待する向きには批判的な思いもあるだろうが、私は安倍さんの醸し出す空気を吸いにいっているので、その限りでは一行気にならない。ただほかの演者もいる場面では注意されたし。 「リボンの騎士」とか「リボンの騎士」とか「リボンの騎士」とか。

以下、即物的なお話。

客は、なんというのか、「アイドル」のライブの客ではないです、全体的に。4,50代のおっさんもといおじさまが結構目についたりする。80年代下手したら70年代アイドルのファンやってたでしょ、あなた、という感じの。普通に部下もいる会社員という感じで、ホテルにいるとそんなに違和感がない、という。コンサート会場で見かけると結構驚くけれど。おまえが言うな。すみません。

30代前半から後半ぐらいの女性もけっこういた。お子様連れも見かけた。というか餓鬼、もといお子様に26000円のチケット代払うか?

服装は全体的にはまともだったような。ラフな格好の人もいたけれど、全体的にホテルにいて異質な集団というほどの格好でもなかった、ような。

曲中に手を高く掲げて踊るのは止めてください。一番前のテーブルでそんなことをされたら後ろの人の視界を遮る。そのぐらいの想像力も働かないのか。スタンディングのライブと違って皆じっくり座って曲を聴き、安倍さんを見ようとしているのだから、前の席に座っている人もその程度の配慮はしてもいいんじゃないか。もう一回衣装替えがあったら、注意しにいくところだった。こんなので視界を遮られるのだったら、普段のコンサートと変わらないじゃないか。というか、ファミリー席の方がまし。あなたが熱心なファンなのはわかったから。他の人の思いを妨げないでください。

食事は、まあアルコール代込みで6000円程度、私の価値観で。前菜、魚、肉、デザートどれも普通においしかったけれど、普通。パンはいまいち。スープがないのが残念。

となるとショー代は2万円か。席が最後尾だったらかなり微妙な価格かも。

投稿者 althusser : 2006年08月28日 23:05

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