重層的非決定?

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2006年06月12日

■ なちピンク

私は赤系の色が好きだ。さらにいえばピンクも好きだ。ピンクと言ってもメタリックな感じのものとか少しくすんだ感じのものが好きなのだが、何にせよピンクも結構好きなのだ。携帯もピンクだし、iPod miniもピンクだ。

しかし女性の好みでいうと好きな色は「白」とか「黒」とか「紫」とかいう女性の方だ。「ピンクぅ」とかいうのは、道重さゆみを知って以降結構好きにはなったのだが、それは道重さゆみにだけ許された特権だ。

と書いて、あわててネットで検索する。

安倍なつみ、好きな色「白」。これは検索しなくても知ってました。

高橋愛、好きな色「ピンク、黒、茶、白、グレー」。何だこのむちゃくちゃな組み合わせは。

大谷雅恵、好きな色「黄色」。ふむ。何も言うまい。

という訳でむちゃくちゃな人を一人のぞいて、まあそれなりにいい感じなのだが、それはさておき。

一昨日のコンサート、安倍なつみは、それこそ「これぞアイドル」と言う「ぶりぶり」(死語)のピンクの「フリフリ」(死語)のドレスを着て歌っていた。もうすぐ25になろうという人がその衣装、でも誰も違和感を感じなかった(嘘、私は結構感じてました)。少なくとも本人は何の違和感も感じさせずに、堂々とピンクの「フリフリ」のドレスを着こなす。「ぶりぶり」のアイドルが好きかどうかなど問題ではないのだ。それを平然と、何のメタメッセージも送らず(例えば同じく平然とそういう衣装を着こなす力を持っている松浦亜弥は、しかし「私アイドルやっています」というメタメッセージを送ってくるものだ)、それが当たり前のものとしてやってしまえる力、それが安倍なつみの力なのである。

投稿者 althusser : 2006年06月12日 00:00

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