重層的非決定?

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2010年12月31日

■ ハロプロ?大賞2010 イメージ部門

写真集

  1. 高橋愛 『形』 書籍
  2. モーニング娘。 「アロハロ!モーニング娘。写真集2010」 書籍
  3. 亀井絵里 『sweet』 書籍
  4. 安倍なつみ 『夏・美』 書籍

イメージビデオ

  1. 高橋愛 「Figure」 Blu-ray
  2. モーニング娘。 「アロハロ!4 モーニング娘。」 Blu-ray
  3. 亀井絵里 「too sweet Eri」 DVD
  4. 安倍なつみ 「夏海」 DVD

デジタル写真集

  • 高橋愛 Digital books vol.69(2009年写真集「私」より) データ
  • 高橋愛 Digital books vol.71(2009年写真集「私」より) データ
  • 高橋愛 Digital books vol.74(2010年写真集「形」より) データ
  • 高橋愛 動く!写真集「アロハロ!モーニング娘。2010」 データ

白井 ん?写真集とかじゃなくて、DVDとかも全部一緒?

長 メディアの種類は関係ないからね。楽曲だって別にCDでなくてもかまわないわけだし。ただ順位はメディアごとに出しておいた。やっぱ動画と静止画じゃいろいろ違うし。

黒田 それにしてもなんだかんだたくさん買ってるね(笑)。

白井 写真集とイメージビデオはある意味同順だな。

黒田 要するに「愛ちゃん」がたくさん写ってれば満足なんでしょ(失笑)。

白井 なるほど、だから全部が高橋愛ソロである「デジタル写真集」では順位がついていたいわけだ(笑)。

黒田 で、冒頭で高橋愛のエロスについてはさんざん語ってもらったから、それ以上は細かく聞かないけど、この中でどのシーンとか衣装とかが特に好きなの?

長 アロハロ!4で「元気ピカピカ」を水着で歌い、踊っているシーン。普通に歌って踊っているから、いかにもグラビアという仕草とかポーズじゃない訳よ。そうすると鍛え上げられた筋肉がくっきり見えて、これがもうたまらん。

黒田 筋肉フェチかよ!

長 どの作品、どのシーンも、ちらりズムを感じさせるシーンがあったり、何とも女性らしい恥じらいを感じさせるポーズ、表情があったり、愛ちゃんのコケティッシュな魅力が満ちあふれていて、簡単には絞れないっす!たとえば「Figure」で紫色のビキニを着て・・・

白井 もういいから(笑)。それより高橋愛以外のメンバーの作品についても簡単に語ってくれよ。

黒田 「夏海」をまだ開封すらしていないことがばれるからだめらしい(笑)。

■ ハロプロ?大賞2010 楽曲部門

  1. 永縁 前田有紀 ミアネヨ 〜ごめんなさい〜
  2. 泣き出すかもしれないよ モーニング娘。 女が目立って なぜイケナイ
  3. メロンティー メロン記念日 MELON'S NOT DEAD
  4. 雨上がりの虹のように 安倍なつみ 雨上がりの虹のように

黒田 なんか一瞬めまいがした気がするが、落ち着いて2位以降から見ていこうか。

白井 今年の対象曲は去年よりは減少、ただし2008年よりは多い、という感じ。まあ娘。が2枚アルバムを出したのに救われた感じかな。

長 娘。の曲はアルバム曲もシングル曲も両曲揃いなんだけれども、逆にこれ一曲というのが案外難しかった。

黒田 で、カップリングの「泣き出すかもしれないよ」なの?

長 この曲、ヴォーカルレスでコーラスをしっかり聴けるようにしたバージョンがあって、これがとてもいい。コーラスの声が透明感があって、優しくて、なんだか泣けるの。

黒田 えーと、この曲のコーラスって誰?

長 高橋愛。

黒田 あっそ。

長 メロンティー。本来は去年の分なんだけれども発売がいくら何でも直前過ぎて入手できなかったので、今年分に。これはメロン記念日のよいところがきっちり出ている良曲だね。

黒田 それでも同じアルバム収録曲なら昨年度対象の「青春・オン・ザ・ロード」とか「DON'T SAY GOOD-BYE」の方が好きなんでしょ?

白井 なんだ?せっかくのなっち曲が4位?。

長 いい曲ではあるんだけれど、ちょっとまったりしすぎな感じ。もっと起伏のあるドラマチックな曲の方が安倍なつみの表現力に見合っている気がする。いい曲ではあるんだけどね。

黒田 問題は1位だよ。何?この曲。誰が聞いているんだよ。

長 俺。

白井 演歌のシングルのそのカップリングだもんなあ。たぶんこれ読んでいる人でこの曲聞いた人は一人もいないだろうなあ。

長 俺が聞いているからいいの。静かでともすれば単調なメロディーなんだけれども、ささやくような歌唱の中に強い情熱が潜んでいることが伝わってくる。圧倒的な歌唱力のなせるわざともいえる。

白井 で、久々に藤本美貴の2008年の曲「遠い恋人」を聞き直しているという(笑)。確か作曲が同じ人だったと。

長 選から漏れた曲についても簡単に。モーニング娘。シングル「女と男のララバイゲーム」。これはライブバージョンが圧倒的にいいな。愛ちゃんのタメ。アルバム「10 MY ME」収録の「Loving you forever」。これは珍しく歌詞で泣ける。「君と出会い、君を愛したね。当然のように愛した」。このフレーズ。「10 MY ME」は高水準の曲が多すぎて、逆にこの一曲というのは難しかったけれど、とりあえずこの曲。

黒田 「元気ピカピカ」のPVを相当回数見ていたみたいだけど?そう、あの水着のやつ(笑)。

長 それは別ジャンル。

白井 「Fantasy! 拾壱」は「10 MY ME」以上にまとまりがよくて、ますますこの一曲というのは難しかったね。

長 「Fantasyが始まる」。メロディもドラマチックでかっこいいし、高橋愛のフェイクがすばらしい。「女心となんとやら」。新垣里沙のかっこいい歌い回しがとてもいい。「I'm Lucky girl」。メロディーもキャッチーだし、メンバーおのおのの歌唱の特徴がいい感じで出ている。「愛しく苦しいこの夜に」。亀井絵里卒業曲として珠玉。せめて最後の横浜アリーナで歌ってほしかった。「電話でね」。高橋愛ソロらしい「変な」曲。最初はぴんとこないのだけれども、聞き込むと「なるほど」と思う。

白井 それ以外の曲もどれも味があって、本当に捨て曲がないアルバムだった。アルバム賞としては文句なしでしょう。

アルバム賞 「Fantasy! 拾壱」

黒田 あ、ここでどさくさにアルバム賞を発表しちゃうんだ。

■ ハロプロ?大賞2010 全体総括II

黒田 じゃあ、さっさとMVPの発表から行こうか。

白井 最初にMVPからやるの?

黒田 高橋愛大賞なんだからMVPは最初から決まっているしね。

長 待て待て。だから高橋愛大賞じゃないって。ハロプロ大賞。ハロプロ全体を客観的に俯瞰して、その活動を評価しようという賞なんだから。

黒田 君の頭の中に客観性が保持されていたことはただの一瞬もないよな。

白井 まじめな話、見ている活動にも偏りがありすぎるよ。今年一年の支出額の集計表を見てあきれた。モーニング娘。、愛ガキなどを含めて高橋愛がらみの支出が全体の74%。これはもう「単推し」と言っていい状態だな。

長 だ〜か〜ら〜、モーニング娘。はモーニング娘。でしょうが。個人名では未だ安倍なつみがトップだよ。

白井 娘。名義じゃなくても、高橋愛個人名義と高橋愛・新垣里沙名義をあわせれば、安倍なつみを上回るんだが。

長 そういう足し算は意味がない。愛ガキは愛ガキ。

白井 MVPはとりあえず置いておいて、支出額合計がまたずいぶん増えたものだ。その中でも交通費とグッズへの支払いがものすごく増えている。

黒田 去年は山梨まで行ったのに、今年は福井とか静岡とかぐらいでしょ、地方は。何で交通費がそんなにかかるのさ?

白井 横浜を含む関東圏に行きすぎだね。特に秋以降、何回いってんだって感じ。

黒田 グッズは?

白井 DVDはしょうがないとして、写真ものを買いすぎだね。どうせあとから見もしないくせに。

長 MVPを決めるってコーナーで何人の財布の中を覗いてんだよ?

黒田 じゃあ先に行こうか。

長 MVPを決めるんじゃなかったのかよ!

■ ハロプロ?大賞2010 全体総括I

長 まずは今年一年を振り返ろうか?今年はハロプロにとってどんな一年だった?

白井 ハロプロを振り返る前にまず君の嘘つきぶりを確認するべきだろうな。

長 は?

黒田 そうそう。去年土壇場まで「一推しは安倍なつみ」を言い続けた。我々がさんざん「推し替え」済ませているはずだと詰め寄ったのに。結局一推し高橋愛になってるじゃねえか。

長 推し替えをしたのは今年冬じゃないか。

白井 いやいやいやいや。別にそのとき特別な何かがあった訳じゃねえだろ。単に現状を追認しただけだよ。

長 いやいやいやいや。今年の活動をいろいろ見ての「推し替え」なんだから、去年のあの時点で「安倍なつみ一推し」は嘘ではなかったんだよ。

黒田 ほおーーーーー?君は高橋愛が安倍なつみを上回っているところはエロさだと言ったよな。高橋愛が今年新たにやった活動である朗読劇も即興劇もブログもエロくないじゃん。

長 だからだね、最終的には愛ちゃんイメージビデオ「Figure」のBlu-rayをみて、だな。その前にはドラマで緊縛シーンがあったりとか、デジタルブックスが3回も愛ちゃんが登場したりとか、モーニング娘。名義で出したアロハロ2010の水着が愛ちゃんの露出が特に大きかったりとか、まあそういうのの積み重ねで、だな。

黒田 そっちかよ!

白井 嘘つきの汚名を逃れるためにただのエロ親父の汚名を進んで被る君の姿勢には感服したよ。

長 いやいや、エロスの追求は大事なことだよ。ツアー目標を「エロ可愛く」とするとか、ライブ中の振りでスカートがめくれるシーンで客が歓声を上げるのを聞いて「(気持ちが)あがる」と言ったり、写真集のために痩せすぎないようにしているとか、きちんと狙ってやっているところがいいんですよ。ハロでエロスを狙ってやるというと石川梨華、岡田唯、三好絵梨香の美勇伝とか松浦亜弥、藤本美貴のGAMとかあるけれど、あの辺はどっちかというと制作サイドが狙っているだけ。自身で狙ってってのは後藤真希に次いで、愛ちゃんが二人目ぐらいじゃないのかな?しかも狙っている方向が「モロ」のエロさじゃないところがいい。表現においてエロスを狙う、というと「セックス(性行為)」表現に近づくことが多いけれど、それじゃ言っちゃ悪いがアダルトビデオの後追いみたいなものだ。高橋愛の表現するエロスはそうじゃない。その方向で言えばせいぜい高校生のスカートめくりレベル。行き着く先が「性器」そのものではなくて、チラ見し、させるという関係の中に生起する男女間の感情、「精神」なのだよ。「見たいの?」「見たい!」「へえ(笑)。そんなに見たいんだ。ばっかみたい(可愛い)」。

黒田 高校生がスカートめくりなんかしないでしょうが。なんか高尚っぽくものをしゃべっているけど、結局言っていることは「成人の性」を避けて、幼稚な性表現にすがりつくという君のロリコンぶりを露呈しているだけじゃないのか?

長 24歳の女性のエロス表現をほめて、ロリコン扱いされるとは思わなかったよ。

白井 年齢は関係なかろう。高橋愛は童顔だし、言動からどこかしら子どもっぽいところがあるし。というか一回り以上年の違う「アイドル」のエロスを語っている時点で・・・。

黒田 そもそもいい年扱いたおっさんが「愛ちゃん」とか言ってる時点で終わってるだろ。

長 いやいや、始まっているのさ。

■ ハロプロ?大賞2010 開会の辞

長 ここを更新するのも久々だな。

黒田 なんかかび臭いんだが。ちょっとは掃除しろよ。蜘蛛の巣がはってるし。

白井 で、今日は何で集まったんだ?まさか?

長 言うまでもなく、ハロプロ大賞をやるのだ。

白井 やるのかよ!

黒田 だから高橋愛大賞だろ?

長 いやいやいやいや。