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2008年06月28日
■ 藤本美貴ミニコンサート@茨木
金曜日。仕事が長引き、夜0時半ぐらいに家に帰り着く。すぐに寝る気分でなくて、だらだらとネットを見る。ハロプロ関係の予定が並んでいるページを何となく眺める。
藤本美貴「置き手紙」発売記念ミニコンサート&握手会。
結構長くこのイベントもやっているなあ、ぐらいに流し見していて、ふと開催場所に目がいく。「マイカル茨木」。茨木って、大阪の茨木市?結構近場やん。美貴帝さまが茨木までこられる、と。
夜中に突然高まって、詳細確認。何々、9:00に整理券配布、13:00からイベント開始。朝も早いし、9:00から13:00まで時間つぶすのが辛そう。イベント開始直前にいっても、遠くから見るだけなら見られそうだったので、それでもいいから、とりあえず行こう、と決める。
夜更かしした割に朝早くに目が覚める。9:00に茨木、余裕で間に合う。途中時間が空くことなど些細なこと、いそいそと出かける。
9:00前に整理券配布場所に到着。既に100人近く並んでいる。この手のイベントで多い方なのか、どうなのかは分からない。いつものハロプロファン(ただし少し大人しめ)、やや女性多め、プラス完全に年配客少数、家族連れ少数。もらった整理券の番号は98番。同じ列でデフォルトで「置き手紙」の購入プラス握手券配布も行っていた。「当然買うでしょ」という感じのしきりに少しとまどう。無料のイベント参加券だけもらう人もちらほら。私の番になって、一瞬迷ったが、せっかくだからと握手券ももらうことにした。
当然「置き手紙」のCDは入手済み。もう一枚、となるとひねってカセットテープにしてみた。でも他の人はほとんどがCDを購入。2枚目以降の人も結構いるだろうし、せっかくだからカセットを買う人がもうちょっといるものかと思っていた。ちなみにカセットテープを再生する機械はたぶん家にはない。ま、記念品だな。
イベント参加の集合時間は12:20。まずまず見やすい場所を確保。9:00段階で並んでいたのが150人足らずという感じだったので、どの程度の客入りかと思っていたが、私の後ろにもどんどん人が並んでいる。イベント参加券先着400名がすべてはけたかどうかは不明。
入場は比較的スムーズに終わり、後は開演を待つだけ、だがスタンディングで、結構詰め込んでいるので待つのが結構辛い。司会が出てきてちょろちょろ注意点などの説明をするほか、おしゃべりもするが、あまり暇つぶしにはならない。イベント参加券をもっていない人たちが観覧する2階、3階にも人が集まり出す。暇つぶしに客層の観察をしてみる。やっぱりハロプロファンが主だが、結構小さい子ども連れが目につく。年配の人もそれなりに。
待ちくたびれた頃、ようやくイベント開始。「拍手の練習」というハロプロイベントでは恒例とおぼしき煽りを司会がやってから、いよいよ藤本美貴登場。
「顔、ちっちゃ」。生藤本美貴を見るのは初めてではなく、見るたびに思っていることなのに、また改めて驚かされる。少しバランスが悪いぐらいに顔が小さい。でも少し立つとすぐになれて、ああ、美貴帝だ、と安心する。
披露した曲は「置き手紙」「幼なじみ」「遠い恋人」「置き手紙」。二曲目の「幼なじみ」だけが「アイドル時代」の曲。この曲を藤本さんが紹介するとき、「ソロ時代の曲」と説明していた気がしたが、今だってソロだよな。「転向前のソロ時代の曲」とでもいったのかも知れない。「アイドル時代の曲」とはいわなかった。
さらにこの曲の紹介時、「カップリングの曲、だよね?」と目の前のファンに確認するあたりも、「いつもの美貴帝」。別にハロプロに限る話ではないが、なんだかんだずっとついてくれているファンとはありがたいもの、そういうのは日々感じているんだろうな、と思ったりする。
「置き手紙」カップリング「遠い恋人」紹介時。「この曲は遠距離恋愛をしていて、逢いたいぞぉって思う曲」。このときの「逢いたいぞぉ」がこれまたいかにも、という感じ。藤本さんもすぐにちょっと違うと思ったのか、「そんな明るい感じじゃないですけどね」と付け加える。
握手会。実はあまり握手会というのは気が乗らないのだが、握手券を入手してしまった以上は、間近で藤本さんを見るチャンス、というぐらいの気分で参加することに。しかし握手会参加列にはすぐに並ばず、握手している様子をじっくり観察してみる。
私の隣にいた人の握手会用整理番号が400番台だった。それから察するに500人近くが参加したように思うが、それにしては一人あたりに取る時間は比較的ゆっくりだった。ただし前田有紀握手会の時と比べるとスタッフはややぴりぴりモード。
藤本さんがやたら愛想が良くて、ファンのおしゃべりにいちいちきちんと付き合うものだから、増長気味のファンが続出、見ていて「いい加減にしろ」と思うぐらい粘る。それに対してスタッフの引きはがし方も、客相手とは思えぬ態度。どちらにも不快感を感じる。これだから握手会って嫌いなんだ。
私はあっさりですよ。しかし藤本さんが目をのぞき込んでくる感じで、どきまきしてしまった。こんな目の前にこんな美女がいたらどうにも平常心ではいられません。逃げるように立ち去ってしまう。友達感覚でしゃべって粘る人の感覚って私にはやはりよく分からない。そもそもタレントとファンというのは絶対的な立場の違いがある、一方向的な関係がよいと思うのだがなあ。こっちから直接相手に何かを発信したい、とか全く思わないしなあ。
自分の握手が終わってからも握手会の様子を遠巻きに見ていると、完全なる一般人男二人組が隣に来て、いろいろしゃべり出す。「お、美貴様やん」。「なんか普通っぽいな」。「それがいいんとちゃう?」。車いすの人が握手会会場にいて握手の順番を待っているのを見たその二人組、「あそこまで歩いていって、握手したら、アイドルの鏡やな」。いや、普通にそうすると思うけど。
全員の握手終了後、スタッフに促されて車いすの客の元へ。ちなみに足下は歌披露時に履いていたハイヒールではなくて、家庭用の真っ赤なスリッパ。
その車いすの客、藤本さんの腕までをなで回す。先の二人組、ちょっとここに書くのははばかられる差別的な言辞をはいて藤本さんに「同情」してみせる。私が言うことではないが、大きなお世話だと思う。実際ハロプロ系コンサートの会場にはそうした何らかの障害をもったひとが結構目についてきている。そういう人たちにとってもハロプロのメンバーたちはあこがれであり、夢なのだ、ということに私はハロプロファンとして誇らしくさえ思う。別に私が誇る話ではないが。
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