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2006年12月18日
■ 想い出はこの頭の中に
何で一日の間に神戸京都を2往復もせなあかんねん、と自分のミスを棚上げにして八つ当たりしてみたり。
6時過ぎに神戸に着いてみると、そこはルミナリエとやらでにぎわっていた。そうか、わすれていたよ。どのみち関係はないけれど。
というわけで、人の流れの大勢に逆らい、クリスマス色で色づく神戸の街を一路ホテルオークラへ急ぐ。元町から歩いていくと入り口がよく分からない。やはりこういうところは車で来るべきものなのだ、といつもながらに思い知らされる。
ややうろついてロビー到着。いい時間になっていたので、受付をすませて会場へ。前から3列目のテーブル。まずまず。客層は、夏のディナーショーと同じく多彩。値段の高いディナーショーは客をふるい落としているはずだが、客層を見る限り、一般のコンサートよりも女性比率が高く、女子高生二人連れなんてのもいたりして、むしろこちらの方が客層は広いのではないか、と思わされる。普段いる(はずの)熱心なファン(いわゆるヲタ)も背広ネクタイ姿で一般客に紛れていて、よい感じ。値段の高さゆえ、ファンのふるい落としを行っているということで批判も多いディナーショーだが、一般ファンの敷居はむしろこちらの方が低いのではないかとも思う。ミュージカル「白蛇伝」からお子様客がいなくなった感じの客層で、正直私にはこちらのほうが居心地がいい。
食事は前菜にアボカドとカニのスモークサーモン包み。魚料理に瀬戸内海の幸のパイ包み焼き、肉料理はローストビーフ、デザートがアイスクリームにムース。
私的値段は、オークラ代とクリスマス代を考慮して料理代9500円。アルコール代4000円。夏は料理アルコール込みで6000円などと値踏みしたがそれは安すぎた。反省、撤回。上記値段より2000円引きぐらい。ということで私独断価格でショー代は14500円。ふつうのコンサートが7000円弱というところからして、時間が短く、その代わり座席ゆったり、全曲生演奏で、私個人の状況としてコンサートよりずっと良席が楽に取れてこの値段なら、まあ、ありか。
ただ他会場であったように安倍さんをモチーフにしたデザートとか、安倍さんが意見を出したカクテルだとか、メニューに安倍さんの写真をあしらう、だとかそういうサプライズが一切無かったのは残念至極。「オークラ」代といっても関西なのだから、そのぐらいサービスしてくれ。
MCは、、、。忘れた。白蛇伝で広瀬香美さんから歌唱指導を受けた話とクリスマスに海外で仕事というのは初めてで今からうれしくて仕方がない、いろいろ勝手な想像をしてうきうきしている、という話と、モーニング娘。10周年記念隊の曲がかなりいいという話、それぐらいしか覚えていない。もうちょっと記念隊のメンバーとの話とか聞きたかったけれど。
安倍さんはいつものようにきゃっきゃとうれしそう。Gyaoとか歌ドキでアコースティックバージョンで曲を歌うときと比べて、声が高め、「アイドル」モード。ほろ酔い気分で、ゆったりまったり、座って鑑賞、それを除けば、ショー自体はいつもの「なっち」コンサートのちょっと短いバージョンでした。
夢がほんの少しあれば、笑顔になれる。
二年前の私では考えつかない。
すっかり定番となったこの曲の歌詞を聴いて、2年前の出来事に思いを寄せていたものはあの会場に私のほか、どのぐらいいたのだろうか、などと思いつつ、その瞬間「アイドル」なっちではない安倍なつみの声を耳に焼き付ける。
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