重層的非決定?

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2006年12月14日

■ 誕生10年記念日までの物語

「モーニング娘。誕生10年記念隊 」

またよくわからないものを結成したものだ。最初企画を聴いたときは、微妙な気持ちと、それとは別の、いろいろ勝手な想像をふくらませて無理矢理期待する気持ちとがない交ぜになった妙な状態だった。そして当初メンバーが発表されたときは、かなりがっかり来た。期待したところのほとんどの事柄が実現されなかった。

勝手な期待は期待として、もっともがっかり来たのはそのメンバー構成。1期より飯田圭織、安倍なつみ、3期より後藤真希、7期より久住小春。偶数期が抜けているのは今後への期待をつなぐものとして好意的にも受け止められたが、奇数は奇数でもこの「抜け」は何なのだ?この「5」の抜けは、私が見てきたモーニング娘。の歴史をある種冒涜するもののようにさえ感じられた。

モーニング娘。は「愛の種」の手売りから始まり、後藤真希の加入と「ラブマシーン」により、「国民的アイドルグループ」に成長し、いま「きらりん某」久住小春を迎えて脈々と続いている。。。

なんなのだ?この中抜けの物語は。こんな形で物語の一部を抑圧し、埋葬するのは耐えられない。私はこの企画は支持できない。

しかし程なくして正式発表が入る。5期から新垣里沙。

心の底から安心する。次に来たるべく偶数ユニットへの期待もつながり、本ユニットに不参加のメンバーも含めた「全員」で10周年を言祝げるように思えた。

投稿者 althusser : 2006年12月14日 00:33

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