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2005年12月02日
■ 理想的な授業実践記録
看護学校の授業最終日。
重層的非決定? - トマトはトマト(回覧文)で書いたネタを授業で取り上げる。
トマトにねえいくら肥料やったってさ〜
メロンにはならねんだなあ
トマトとねメロンをねいくら比べたって
しょうがねんだなあ
トマトよりメロンのほうが高級だ なんて思っているのは
人間だけだねそれもね欲のふかい人間だけだな
トマトもね メロンもね当事者同士は
比べも競走もしてねんだな トマトはトマトのいのちを
精一杯に生きているだけ メロンはメロンのいのちを
いのちいっぱいに 生きているだけ
トマトはピーマンにはなれない
トマトは茄子になんかなれっこない
トマトはトマト
赤くて丸くて光ってる
トマトはトマトらしくあればいい
時々レタスに憧れたりもするけれど
トマトはトマトなんだもん
最初、詩の作者は誰かを伏せて、読み上げる。どちらの詩が好きかを聞く。
後ろの詩の方が好きだと応えるものが圧倒的多数。解説は重層的非決定? - トマトはトマト(回覧文)でしたのと同じ趣旨で行う。皆さんが後ろの詩の方が好きだと言ったのは、その詩が書かれた時代性からして、非常に納得のいく結果である、と。
前にも歌詞を題材にしたことがあったので、学生「先生、歌詞とか好きやなあ」と突っ込まれる。「好きですよ。基本的に文化はベタなのが好みでね」とか何とか応えると「浜崎あゆみとか?」と来た。「まあ、浜崎あゆみは高尚すぎるなあ」。「じゃあ、椎名林檎?」。「ああ、椎名林檎の方が好きかなあ」。
そんな雑談を挟んで、最後に詩の作者を想像してもらう。前の詩の作者「相田みつを」は意外とすんなり回答がでた。後ろの詩の作者はいろいろな案が飛び交う。「俵万智」「松任谷由実」などなど。
授業終了寸前。「実は安倍なつみなんですよ」と種明かし。学生一斉に「エー」とブーイング。何か問題でもありましたか?
最後っ屁に「実は私モーニング娘。が一番好きで」。「最後にそう来るか」とまた学生のブーイングの声を残して授業終了。
完璧な締めだ。
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