安倍卒業後、ソロコンサートなどをやるとかヲタは期待していたりするわけなのだが、しかし3曲ぐらいしかしか持ち歌のない安倍がソロコンサートなどやってもむなしいだけだ。いや、それなら初期娘。の曲をやれば良いじゃないか、ということになるのだが、初期娘。の曲はいくら安倍メインだといっても一人では歌えない。おお、それならメロン記念日といっしょにやれば良いではないか。後藤真希コンサートに帯同しているらしいが、安倍といっしょにやったほうが、メロンも見せ場があろうというものだ。初期娘。の曲をメロンと安倍とでカバー。そのときのユニット名は、
「メロン記念日に安倍なつみ（ソロ）」。
頭の中はなっちがいっぱい。
というわけで、2ch何ぞを見ていたりするのだが、そこで見つけた小ネタ。
安倍が卒業して、さらに飯田、矢口も卒業したら、いっそモーニング娘。という名前を変えて再出発したほうがすっきりするんじゃないか、という話題になっていて、それではどういう名前にすればいいか、という話。
「モーニング娘？」
まったり通常更新に戻ろうか、と考えていると、大事件が起こり、ワタワタになる。
というわけで安倍なつみ、モーニング娘。卒業。モームス前史が終わり、真の歴史が始まるわけだ。あるいは伝説の神の死に続いて、象徴的王の死。絶対的な「不在」を抱えることによって、モーニング娘。が*完成*したのだ。
なっちのほうは、まあ、どうでもいいや。どうでもいい、というか、おにゃん子の渡辺真里奈（漢字知らん）とか、Ribbonの永作博美とか、そんな感じで、まったりやっていくでしょう。あるいはCoCoの三浦理恵子、にはなって欲しくありません。
今夏お勧めドラマを2点。
「幸福の王子」。ある狂った男の物語。
心臓を患った女子高生が奇妙な男と出会う。「王子」と呼ばれるその男は、自身の年齢もよく分かっていない「廃人」。悪意とか損得勘定などを持たず、人助けをしつづけていて「王子」と呼ばれている。病でやけになった女子高生を、「子どものような」純真さで救う。病に付け込み、女子高生とその母親から金を騙し取った金融業者を銃で滅多打ちにし、警察から銃撃され、意識不明となる。なぜ彼はそんな運命をたどることになったのか。
彼はもともとはエリート医師だった。そのころ彼は一人の女性を愛した。しかしその女性に恋焦がれる彼の友人の策略がきっかけとなり、彼はその女性と別れることになる。そこから彼の転落は始まった。
もちろん「狂った」のは彼ではなく、その友人である。とても居たたまれないものを感じる。
「すいか」。
視聴率など端から捨てているとしか思えないキャスティングと舞台設定。
同じクールのドラマ「高原へいらっしゃい」に出演中の市川実和子の妹の市川実日子がいい味を出している。というか、ついこの間まで同一人物と思っていた。よく見ればぜんぜん違う顔なのに、名前と、そして雰囲気が似ているので、なぜか区別がつかなかった。
明るくほのぼのとした情景と、登場人物個々の抱える絶望的な状況とが、何の矛盾もなく同居している。明るく見える中にも実は、という「隠蔽・暴露」型ではなく、まさに同一平面状に並んでいる。生活臭の漂うファンタジー。
検索サイトからのアクセス。「5Salt」というキーワードからの訪問者がいる。「Salt5」の誤りなのだが、正解の「Salt5」からのアクセスはない。当然のことで正しいグループ名が書かれているサイトは山のようにあり、この弱小サイトには簡単には行き着かない。私が書き間違え、検索者が書き間違えた場合だけの、「幸運」な出会い。
放置しすぎ。
先週は休みがなく、ようやくの3連休。体調を崩している。おまけに蒸し暑い。久々の休みなのにぜんぜん頭が働かない。
大学、看護学校ともに夏休みに入る。大学のほうは前期試験がある。7/24に行う試験問題の提出締め切りが7/3。授業も終わっていないのに試験問題なんて作れるか、と放っておいたら電話がかかってくる。試験問題なんて試験当日に間に合えば文句ないだろうに。中学高校だってそんなにうるさいことは言わないだろうに、大学が試験問題の管理なんぞをやろうとする。いったい何をしたいのか分からない。
民間？企業の仕事の方では、一般市民対象の「パソコン入門講座」をプロデュースしなければならない。その宣伝費が7万円。先の構想を見越した「体験」講座なのだから、採算に縛られずともよい、と思うのだが、そんな長期的な話は抜きで、その場その場で帳尻あわせをしなければならない。おかげでこれから展開するはずに事業がすでに縮小再生産。それなら最初からやらなければいい。行き当たりばったり。
学会報告はぜんぜんはかどっていない。後一ヶ月で報告概要をまとめなければならない。なのに仕事が立て込んでいて、おまけに体調がすぐれず、集中して思考する時間が持てない。「お盆」に勝負をかけるか、と見積もる。
昨日（日曜）は気晴らしにハロモニ。を見る。モーニング娘。のメンバーがおのおの他のメンバーにクイズを出し合い、正解者が一人だけだったらご褒美がもらえる、という企画。「福井名産の蟹は何ガニというでしょう」という問題に、安倍「ザリガニ」。矢口すかさず「アホやね」。美しい。
相当引っかかっているので引き続き書く。
他人事に首を突っ込む以上は、己の利害もはっきりさせておこう。事はネットの書き込み文化に関わることだ。
件の書き込み
今日はなんとなく右足だけをだしてみた あんがい前へ進めないものだ 明日こそ左足を出そう LET’S FIGHT
他愛ない、確かにそのサイトの趣旨とは関係ない書き込み、しかしこれまた多くのサイト管理者が述べているがごとく「自分のサイトにこんな書き込みがあったらむしろ喜ぶ」は、逆説でもなんでもなく、ひとつのサイト文化としてはとてもありうべき主張なのだ。そして書き込むものは、そのサイトの管理者がそれを歓迎するか、嫌がり、挙句センセにチクルか、などというのは予測するのは困難な場合が多いのだ。そうであれば、一人のチクリがいるだけで、こうした一切の書き込みは＊原理的に＊禁止の憂き目を見る。何でヒステリー管理人のくだらない妄想（自分への挑戦？？？）で、判断の分かれうる書き込みが一方的に制限されなければならないのか。これがサイト運営者の一人としての怒りである。
つまり何が荒らしでなにがそうでないか、は流動的な部分をたぶんに残しているのであって、サイト管理者の独善で決めてよい問題ではないのだ。そしてそんなことは普通に社会に生きている大人であれば、誰もが知っていることである。「被害者」と称する人間が「被害を受けた」とわめけば、そこに「事件」が生成する、というのは、確かに不幸にも起こるうることだが、それを理念レベルで肯定する奴はただの馬鹿である。このサイト管理人を「大人げない」と評する人も多いが、間違いだ。この管理人は端的に「大人でない」。「いじめられた。あの子が悪い」と一方的にがなり、教師にチクル、小学生以下の餓鬼なのだ。
この件に言及したものの対応が、理系と文系に分かれた、という指摘もある。もし「理系」が「社会的合意」の何たるかそのプロセスを知らない餓鬼と定義するなら、それもあたろう。しかしもちろんそうした認定は「理系」に対する冒涜であろう。「いじめ」であれ、「差別」であれ、「セクハラ」であれ、被害者の一方的な陳述がそのまま事件を決定されることは理念的にあってはならない。もちろん他方で「加害者」の「つもり」で事件か否かが決定されるわけでもない。被害者、加害者、第三者、それぞれを巻き込んだ一連のやり取りの中で決定されるのだ。もちろん「荒らし」もそうだ。この書き込みをすれば「荒らし」だという規定などない。サイト管理人の認定によって決定されるのでもない。あたりまえのことだが、「ここにはそういうことは書かないように」というサイト管理人の拒絶があって、なお執拗に書き込むというプロセスがあってはじめて「荒らし」たりうるのだ。
下の一件、注目すべきはそこに人を引き付ける何物かがある、ということだ。一方は「荒らし」の横行に嫌気がさしており、一方はそれに対する対応の「大人気なさ」に「こんな奴、周りにいたらたまらんな」と思い、それならそれでお互い極力関わりなく、最小限の対処のみでやり過ごせばよいものを、しかしそこに集まり、なにやら語りたくなる誘惑がそこにはあるのだ。
この件を巡る議論の中で、数回にわたって出された警告がある。「比喩」は危ないぞ、というものだ。もちろんそのような警告が出されたのには、その前に多くの比喩が飛び交ったということである。万引き、壁の落書き、さまざまな事例に対する対処のあり方が例として出され、議論された。
なるほど、こういった比喩は議論を混乱させるだけだ、という指摘は一理ある。しかし、比喩で語りたくなるということの中に、この問題の「本質｣がある。あるいはこういってもよい。この事例もひとつの比喩、あるいは一例なのだ。
何のか？「安全＝平穏無事」対「自由」という＊あの＊対立のだ。北朝鮮問題、テロル、今あるいは一番「ホット」なテーマに重なる対立だ。議論は、個別具体的には、「お互い関わらないように｣という最小限のコストを求める方向に引きずられる。「荒らし」はあっさり削除するぐらいがよかったのでは。まああんな大人気ない変な奴に噛み付かれるというのもひとつの社会勉強だ。ひとつの事例としてはそういう双方の落しどころが見えている一方で、しかし、議論の蒸し返しが反復されるのは、「安全」対「自由」という対立の中に潜む双方の「恐れ」のためである。
「安全」派は、一度何かを緩めると、とめどなく危険が噴出するという恐れを持っている。北朝鮮は、今もいたるところでイノセントな日本人を拉致しようとたくらみ、アラブ系住人は虎視眈々とテロの機会をうかがっている。荒らしを放置するとネットに存在している秩序ががたがたになり、収拾がつかなくなる。今こそ大文字の父よ、来たれ！
「自由」派は逆に今現在、どんどん社会の監視化が進み、雁字搦めになると妄想する。ヒステリー管理人を一人見ただけで、そいつが自分たちの内側に入り込んで、監視体制を形作っていくかのような妄想をする。管理人が、蛆虫のように蠢きながら、己の皮膚から身体内部に闖入するような妄想を見る。
後半が桁外れに無茶な、しかし妙にリアルな記述になっているのはどうしてでしょう？
いろいろめんどくさいのでこのままで。
久々かどうかもよく知らないけれど、ネットで割と話題になっているっぽいネット関連「事件｣。web日記の突っ込み欄に日記の内容と関係ない書き込みをしたら、ガッコの先生に怒られるよというお話。どうこういうほどのお話でもないんだけれど、そんな話の中に、人間の価値観の分かちがたい溝のようなものを感じたりする。賛否両論、ネット上で議論紛々なのだが、話がまるでかみ合わず、かつ双方とも結構熱い。多分普段は双方、互いに相手とはかかわらずに済むようにしているし、またそういうやり過ごしが可能なようには世の中出来ているものだが、事故的に両者が出会うと、結構ややこしくなって、双方疲弊する。それでも議論している人間はかみ合わない話なりに、何かしらの「解」を求めているんだろうけれど（そしてそれは否定すべきことでは、もちろんない）、大半の人間は、どちらの価値観の持ち主であれ、他方に対して「あんなのにはかかわらないようにするが吉、くわばらくわばら」と距離をおくだけだ。少なくとも私は実生活上ではそういう態度を貫いてきた。ネットでは微妙に口出しをしたりするけど、逃げる用意は常に万全だ。
Music Stationにシャッフルユニット登場。ハロモニと違って生歌でまた少し印象が変わる。生歌だと完成度は下がるが、それでもこっちのほうが良い。
Salt5の小川さんが腰痛で、椅子に座りながら、歌い、踊る。5人の踊り、歌の勢いは正直半減する。4人がきちんと動けば、それぐらいカバーできそうなものだが、そうは行かないものなのだ。結局Salt5だけはハロモニのときとは別ユニットのようになってしまっていたのには、なるほどユニットにおけるメンバー一人一人の重要性なんて物をいまさらながら気づかされる。誰が欠けても、不完全な状態でも、ユニットにとっては痛手なのだ。ユニットに不要なメンバーなど、一人もいない。
ところで11Walter、平家さん、いるよね？え？いない？似た人がいる気がしたんだけど、気のせいかな。じゃあ「電話番」(byなっち）は入っている？紛れ込んでいてもわかんないよね。
どうも信頼というのは常に裏切られるものとしてあるらしい。
WindowsなぞよりLinuxだ、と信じてきた。実は何度も裏切られてきたのだが、それでも一度安定して使い出せれば、Windowsなんかより安定しているはずだ、という信仰があった。
なのにどこ行ってしまったんだよお。家庭内LANとしてWebサーバにしか使っていないLinuxが突然壊れた。Windowsとくらべて、ほんとにいじっていないのに、一年で完全にシステムがクラッシュ。Windowsより、結局のところ、フォーマットからのやり直し回数は多くなる。ちょっとひどいと思う。
というので、7月分のファイルは作れません。Windowsのメモリ上に残っていたファイルを更新に利用している。
OSなんて、シャボン玉〜。
日曜日はひたすらモーニング娘。にあけくれる。一日で4曲もモーニング娘。関連の曲を聴く。毎年夏恒例のハロプロシャッフルユニット3曲。そして｢本体｣の新曲。
曲を聞いた後は、ネットでの評判を確認する。シャッフルは毎年、どの曲が一番か、売上予想などが喧しいのだが、今年は3曲が一枚のCDに収まるので、そういう議論はない。単に曲の好き嫌いが議論の中心。こういう議論のほうがまったりしていてよい。
さしあたりの一番人気は「11Water」という例年「糞曲」を押し付けられる、例年なっちがリーダーを務めるユニット。今年は、しかし、なっちはここにおらず、ヲタ人気の高い曲があてがわれる。うらやましいか？いや、ちょっと待て。
二番人気は分かれる。「7Air」は比較的無難な評価。一方、ここ二年加護が所属し、また売上が一番高い最少人数ユニット「Salt5」は評価が真っ二つに分かれる。絶賛するもの、否定するもの。
「本体｣のほうの新シングル曲「シャボン玉」は、7：3で否定的な評価が多い。新メンバーの田中れいながセンターなのは納得行かない、曲調がぜんぜん駄目、つんくはもう終わり、歌い方が変、なっちがほとんど目立たない。
もうがっかりですよ。お前ら、あふぉかと。シャッフルなんて、ダントツで「5salt」が良いに決まっている、ちゅうねん。「11Water」なんて元気が良いだけがとりえの、ありふれた曲だし、「7Air」なんて餓鬼にセクシーぶらせる悪趣味漂う衣装に気分がめいるつまらない曲調。「salt5」の勢いあふれる曲に振り付け、加護がまともに歌える唯一の曲、なっちがなぜかここにいて、久々元気いっぱいで、ユニットに入ると不思議に存在感が消える松浦が今回もまたすっきり収まっていて、要するに当代最高の組み合わせで、どこをどうひねってもダントツだろうって。
ついでに「本体｣、糞曲糞曲って、お前らモーニング娘。に何を求めているんだって1024分間総括してやりたくなる。歌い方が変だ？まともに歌ってどうするつもりだって言うねん。なっちが目立たない？なっちの本質を1677万回唱えてやるから、耳の穴カッポジって聞け。---------------中略-------------------。
というわけで、私がシャッフル3曲に本体一曲をあわせた順位付けをするなら、
ん？なんか上で書いた内容からして、順位が微妙におかしいような・・・。
しょうもない仕事のせいでHey^3を見損なう。後藤真希がゲストだと知っていたので、ほんの少し、しまったな、と思う。あとで安倍麻美の初テレビ出演でもあったと知って、大いにショックを受ける。
割とマジヲタです。
それ以外のドラマについても、備忘録がわりに一言ずつかいておこう。
「東京ラブシネマ」。江口洋介と財前直見の恋の行方とかいうのはどうでもよくて、竹中直人が、ただただ悲しく、カッコイイ。ねじくれ曲がったひたむきさ。一途な嫉妬。とても醜く、美しい。
「顔」。仲間由紀恵に免じて見る。割と定番の心理サスペンス物。ついでに余貴美子もいい。
｢マルサ！！」。いかにも江角マキコというドラマ。香川照之が大河ドラマに続いてなかなかの好演。何で出ているのか分からなかった渡哲也。でも最後にオチがあるらしい。でもそれならいっそうこの役は渡哲也でないほうがよかった。
「ダイヤモンドガール」。何を血迷ったのか、見てしまった。で、なにをまちがったか、それなりに面白く見てしまった。己の不覚を恥じ入る。
「きみはペット」。わが理想を描いたドラマ。
「ホットマン」。いわゆる普通の反町ドラマ。反町の娘役の子が芸達者。
「あなたの人生お運びします」。ドラマ中に流れるキャンディーズがやたら懐かしい。関係ないけど、ハロモニ。のゲームで安倍がキャンデーズの曲を歌っていた。加護、新垣は知らなかったので教えてあげた、と嬉しそうだった。何でこんな時代の曲、安倍が知っていたのだろう。
「ゆうれい貸します」。鶴田真由がいい。コメディなのに、割と泣ける。
「ブラックジャックによろしく｣。回代わりで出てくる「大先生」を演じる役者が粒ぞろい。うなぎしか切れない医学部教授の伊東四郎が特によかった。
「ぼくの魔法使い」。篠原涼子に免じてみつづける。ひまだな。古田新太の気持ち悪さが絶品。
「笑顔の法則」。竹内結子と阿部寛でいい取り合わせのはずなのに、とても説教くさいドラマに仕上がった。
以上。というか、よくよく暇だな。
今クールもそれなりにドラマは見ていたのに、何も書いていなかった。というので遅ればせながら、というか終わってから書くのが普通か、ドラマ批評。
といっても、今クールのドラマのなかでぶっちぎりのものがあったので、他のものもそれなりに楽しんだのだが、批評を書くとなると、ひとつに絞られてしまう。「伝説のマダム」。
伝説のウェディングドレスメーカーのマダム・マリ（桃井かおり）。彼女にはある「過去｣があった、というのがこの話の本線。永作博美が途中でいなくなったりしたのは何だが、そんなことは些細なことだ。
彼女はある男が好きでたまらなくて、女になった。その相手は彼女の大学時代の親友だった。彼は、親友が（それは男であることが前提であった）女になり、ウェディングドレスを着て、自分を待っている姿を見て、一目散に逃げ出してしまう。
数年後の再会。彼と彼女の関係は続く。
私には無理だ。どうあっても女にはなれそうもない。そうすれば相手が自分を受け入れてくれるという確信を抱けるほど、私は若くはない。また、そうしてすべてを捨ててしまうというほどの荷物もないくせに、わずかな荷物さえ捨てる勇気もない。
久々にちょっと心沸き立つメールをもらったので、ここに記録しておこう。読む気もしないSPAMしか来ないものと思っていたのに、久々にほほえましく、最後まで読んだ。
From: "伊丹興業 債権回収係" <xxxxxxx@livedoor.com> To: <Undisclosed.Recipients@ma3.justnet.ne.jp> Subject: 最終通告 Return-Path: <xxxxxxx@livedoor.com> ============中略=============== Received: (qmail 4677 invoked from network); Fri, 20 Jun 2003 02:43:08 +0900 Received: from r02-a02-b1.data-hotel.net (203.174.77.72) ============中略=============== Received: (qmail 89251 invoked by uid 0); 20 Jun 2003 02:43:00 +0900 Received: from unknown (HELO oemcomputer) (219.99.102.68) by 0 with SMTP; 20 Jun 2003 02:43:00 +0900 Message-ID: <001101c3368a$77311d00$446663db@oemcomputer> MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Priority: 3 X-MSMail-Priority: Normal X-Mailer: Microsoft Outlook Express 4.72.3110.5 X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V4.72.3110.3 X-UIDL: a:U!!2-b!CUo"!0jG"! この度あなたがご利用の、インターネット・コンテンツ利用料が 未だに確認できておりません。 再三の通告に対しても、入金の確認が取れておりません。 6月２０日（金)午後１時までに、早急に入金お願いいたします。 上記期限までに入金がない場合、民法258条商法200条有限責任の原則により 断固たる態度で臨む所存です。 またご自宅、勤め先に料金回収に直接弊社提携会社の 担当者が行くことになります。 入金の確認が取れないの場合、裁判、強制執行による給料差押え等を 含めたあらゆる手段を講じます。 このような事態にならぬよう、期限までに入金をお願い致します。 尚、これは最終的な督促であり、個々のお客様に対応することは理論的に 不可能になっております。メール、お電話でのお問い合わせは受け付けて おりません。 お支払い頂ければ延滞リストから削除いたしますので、ご入金お願い致します。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 請求額 ６２３６０円 振込先 みずほ銀行 飯田橋駅前支店 普通：８０３３５９３ 名義：ミツヤマ トモヤス 顧客番号 ０９８３２７ ＊顧客番号で入金お願いします 伊丹興業�蟶銚�回収係 担当：伊丹 竜彦
ついでに騙され度診断テストなるものを見つけてやってみた。
隙のない完璧な性格です。
が、一歩間違えると人に嫌われる危険性もあり。あなたの性格なら騙されることはまずないでしょう。いつも冷静で決して自分を見失わないクールな人間です。でも90点を超えた人は、あまりも堅実に生きすぎているあまり面白みのない人生を送っているような気がします。時には冒険してみることも大事ですよ。また、あまり自己主張が強すぎると友達をなくすことになりかねません。多少の間抜けさは愛嬌の内です。
ほお、ほっといてください、と思ってよく見たら、「女性編」だって。「男性編」は見当たりません。
悩んだ末、学会報告に申し込んでしまった。大丈夫かいな、と思うが、今日は大学は行事があって休講で、気分的にゆったりできたので、なんとなく申し込んでしまったのだ。申し込むだけ申し込んでやっぱ止めました、というのは論外なので、後々重圧になるかもしれない。それでも己の退行振りを思い知らされて、たまには奮起するところがないと、人間堕落すると思った。ちなみに発表題目は「教育における『猥褻』さ」。ますます持って勢いだけで事を運んでしまっている気がするが、はてさてどうなりますか。
関係ないけど、なっちのソロデビュー記念ということで。発表要旨提出締め切りもソロCD発売日のすぐ後だ。
1.5畳の遮音性を持ったプライベート書斎が発売されるという。こんなのが居間に置かれている家って不気味だよね。なんか家族内でコミュニケーションを拒絶している？って感じ？っていうかぁ、めっちゃ欲しい。昔押入れと友達だったのを思いだす。今はお友達がぜんぜんいないので、ぜひお友達になってください。
妄想からの乖離が進んで、己の仕事の大半が実利的な、すなわちわが妄想とは疎遠な存在になりつつあり、つまりいよいよ疎外されてきているのだが、喜ぶべきか、悲しむべきか、実利的な仕事の腕だけはあがる。社会人相手にMS Officeの営業もといOffice系アプリケーションの講習なんかを企画し、教えたりすることが多くなり、かなり雑で早口なしゃべりにかかわらず、受講者から思いのほか受けている。
そこにこっそり妄想のかけらを埋め込んでいるのがミソで、だからMS Officeを小ばかにしていても、講義には熱が微妙に入っているのだ。
講習用の課題にはモーニング娘。のメンバーの名前を極力使う。ささやかなことだ、というのはあながち嘘ではないが、もうちょっとまじめに財産の共産化が果たせないのなら情報の共産化をというような理念を微妙に交えているというのも本当だ。
学会報告締め切りが迫る。開店休業を続けるか、たまには「仕事」をするか、悩む。準備の時間、というか、そもそも何をやるか、思考をまとめる時間がない。学会前の8月はお金になる仕事が相当忙しくなることが分かっている。二兎を追えるのか。自信がない。
しかし一方で、学会報告すらできない状況にしては、お金になる仕事でもらっているお金が少なすぎる気がする。私は「本職」を、金にならずとも、別にもっていればこそ、私は少ない収入に甘んじているのではないのか。私は、本職を別に持つ、アマチュアなのだ。
一方で「プロ」の輩の仕事振りといったら、いったいお前は時給計算したらどれだけもらっていると思っているんだ、と一喝してやりたくなる。某会社が、とある専門職？のバイトに時給1800円出さなければならないことになって、その会社の社員連中「高い、高い」「うらやましい」「休職して応募したい」などとほざいていたが、あんたらいったい自分の時給いくらだと思っているのか、本気で自覚がないのだろう。ちなみにそこは特殊法人だから給与は安定しているので、たとえば30前半、大卒の正規雇用労働者の平均時給2300円（しかも各種保険付）と同水準もらっているはず。案外知らないでしょ、正規雇用労働者の皆様？
われながら卑しいことを書いたが、でも現代の社会を捉える上では案外重要なことだ。
相変わらず看護学校の授業が不調だ。うまくいっていた＊あのころ＊と今と何が変わったのか。しゃべりは多分、うまくなったはずだ。それを打ち消して余りあるのは、看護学生の変化-教養主義の退行、ではなく、私自身の変化、役に立たないものをそれはそれとして堂々と前面に押し出す気概の消滅だ。
他の一般教養の講師たちは何を教えているのだろうと、控え室に置いてある講義日報を見る。人類学、哲学など旧態依然とした「役に立たない」内容が並んでいる。一方で「人間関係論」などは電話のとり方・挨拶の仕方など「役に立つ」内容のものも増えているようにも思う。私はただただこの間で立ち尽くすのみだ。
ここ数回、ずるして、パソコン講座をやっている。教育学でなんでパソコン講座か、という言い訳に2週間、パソコンの操作方法などは極力端折って理念的な話をするが、失敗。今日はパソコン教室に徹したら好評だった。何をやっているのだ。
映画「マトリックス」を見た。もちろん「リローデッド」ではない、最初のバージョンである。
いかにもジジェクがネタにしそうな、ちょっと皮肉にみちて、込み入った映画。現実とは、イデオロギーとは、というのを説明する素材としてはまずまずかもしれない。「マトリックス」とは何か？という謎の解答は、割と早くに映画に登場するのに、なおその存在は謎めいている。単なるでっち上げ、陰謀というよりはスピノザの神に近い遍在の仕方をしていて、「イデオロギー」の本質がまずまず描かれている、という、まあ、あたりまえの感想とともに、あたりまえにそれなりに楽しめたわけだ。
しかしこれと同趣旨のテレビ番組、日本でもあったな。時期も、番組名も思い出せないのが残念だが、ウルトラマンのようなヒーロー物なのだが、怪獣もそれと戦うヒーローもバーチャル。バーチャルな怪獣がバーチャルな街で暴れ、バーチャルなヒーローが立ち向かい、悪のたくらみから人類を守る。もちろん子ども向きの番組なので、シュールさは全くなく、怪獣が暴れても、（ウルトラマンの怪獣が暴れてビルが倒壊するのと違い）誰も死なず、最終的にヒーローにやられる怪獣もバーチャルだから直接は傷つかず、というなんとも「教育的配慮」に満ちた番組だった。それでもこのヒーロー物、それでそのバーチャルな戦いが「現実」といかにかかわりをもつのか、という問いを誘発するあたりは、「マトリックス」と似た構造をもっているともいえるわけだ。そしてその問いの解答が、せっかくのイデオロギーの構造を提示しながら、それと「現実」と関係の説明がいまいちひねりが足りない、というところも同じであった。バーチャルな敗北が、「現実」の敗北の＊原因＊となる、という説明。惜しいなあ。
「運動部の試合で授業、2回休んだので公欠にしてください」
（公欠って試合と授業と天秤にかけて試合選んだんやったら、授業のほうは欠席扱いでええやないか。けたくそ悪いな）
「あ、公欠ね。わかりました」
「それで休んだために授業についていけなくなったんですけど、何とかしてください」
・・・・
あの、公欠ってそこまで教師が面倒見ないかんのですか。
そういえば8日のハロモニ。のゲーム、チーム対抗で「季節」が歌詞の中に出てくる曲を順番に歌っていく、というのに、辻の入っていたチームが「真夏の光線」を歌っていた。辻ちゃん、えらいなあ。なちゅみ(by辻)、何している。なんでなちゅみが歌わなかったんだ。
安倍なつみのソロデビューが決まったのだそうだ。曲のタイトルは「22歳の私」。売上は、まあ、期待するまい。ひとつの物語の完結が、当初の期待に反して、ひっそりとなされるのを粛々と見物しよう。新たなる物語の始まりを、当初の期待に反して、ひっそりとなされるのを経験した市井ヲタにならって。
久々にジジェクを読み返したら、昨日書いたことと同じ趣旨のことが書いてあった。現実は空疎である、という現実を言い立てることに価値があると言うイデオロギー批判への批判。私の記憶力もまんざら捨てたものではない。もちろん思考力の問題ではなくて、記憶力の問題だ。
仮面を剥ぐとか、裸の現実を隠しているヴェールを剥ぐといった単純な比ゆは避けなければならないのだ。『精神分析の倫理』に関するセミネールで、ラカンが、最終的に「王様は裸だ」と言う解放的な身振りから身を遠ざけている理由はよく分かる。ラカンが言っているように、重要な点は王様はその服の下でのみ裸だということである。
だから重要なのは
イデオロギーの歪んだめがねを投げ捨てて、事物を「ありのままに」見ることではない。大事なのは、どうして現実そのものが、いわゆるイデオロギー的ごまかしを抜きにしては再現されないのかを明らかにすることである。単に仮面が事物の本当の状態を隠しているというのではない。イデオロギー的歪曲はその本質そのものに書き込まれているのである。
幻想は認識のほうにあるのではなく、すでに現実そのものの側、つまり人間がやっていることの中にあるのだ。かれらが知らないのは、かれらの社会的現実そのもの、つまりかれらの活動が、ある幻想、すなわち物神崇拝的な転倒によって導かれているということである。・・・かれらは現実の姿をよく知っているのに、知らないかのように振舞う。
ついでにこのあたりの言い回しはアルチュセールを髣髴とさせるものがある。というのでこちらも引用。
イデオロギーの中では、諸個人の存在を統制する現実の諸関係のシステムが表象されているのではなく、諸個人と、かれらがその下で生きる現実的諸関係との想像上の関係が表象されているのである。
久々にモーニング娘。をテレビで見る。ゲームで安倍・加護・新垣がチームを組む。
3人の中でなっちが一番、背が低かった。相変わらずうれしそうに「おばキャラ」やってた。
何物かに執着する状態から脱せよ。何物かに拘泥している状態こそ、イデオロギーにとらわれているということなのだ。社会学が主張してきたことのひとつである。宗教からの脱却、社会規範からの脱却、「金」「資本」からの脱却。そして今なお強い拘泥力？を持っているものとして「性」がある。その「性」へのとらわれを、一方でフェミニズムが、他方でセクシュアリティ論が、はたまた自己決定論者が攻撃する。そしてささやく。もっと自由になれ（＝あきらめな）、そうすれば楽になるぞ。
こうしたささやきは、一般には、よりそのものへの執着を掻き立てる。ポストモダンなイデオロギーは空疎なものに中身があるかのごとく言い立てるのではなく、むしろ空疎であると言い立てることによって作動するのだ。「金なんてただの紙切れだし」。「性を包み隠さず、語ろう」。イデオロギーからの脱却を説く言説こそイデオロギーなのだ。
ではどうすればよいのか。そんなことは分からない。ただ、イデオロギーからの脱却に真の解放がある、というのは端的に嘘だ、ということだけは実感としてある。金持ちがほざく「金なんて紙切れだ」を真に受け入れた貧乏人はただの貧乏人なのである。
性への執着を失うにつれ、このサイトほか文章生産力が落ちる。資本に抗する拠点を見失い、労働とその再生産に必要なだけの食事と睡眠だけの生活に浸る。
せめて土日ぐらいは更新しようと思っているのに、先週土曜は仕事。情報処理関連の研修会を企画し、運営する。外部から呼んできた「講師」が手を抜き、その尻拭いの算段をせねばならない。テレビ局のディレクターのようにカンペでも用意して、その都度指示すればよいのか。時間あたり8000円も出して、素人の仕事をされたのではたまらない。最初から自分で教えたほうが楽なのだが、諸々のしがらみがあって、それはできない。
それで日曜は疲れて、一日寝ていた。その後時間があるときはあったのだが、3月くらいから懸案のパソコン購入に気持ちが行っていた。今使っているノートPCのThinkPadX20のヒンジがいよいよ限界に来て、持ち歩くのが不安になってきた。かつてDECのHinoteUltraなんてそれで本体と液晶部がばらばらになったことがあった。そのときは1年未満だったので無償修理が効いたが、修理期間が長く、結局新しいPCを購入したものだ。X20は2年半前に購入したもの、無償修理は効かないが、逆にいままでよくもった、という感じで、性能的にも限界を感じていた。
新しいPCには本当はMacがほしかったりしたのだが、買い増しではなく買い替えとなるとWindows機を買わざるを得ない。Macでは仕事にならない、のはMacOSのせいではなく、私の仕事がMicrosoftに魂を売って成り立っている仕事だからだ。
というのでWindowsノート機をいろいろ見て回っていたが、SonyのZとかTRとか解像度が高く、結構よさげなのだが、キーボード、筐体のつくり、やはりThinkPadに勝るものはない。それで絞り込んだ候補機、X23,4、X31、T40。
T40は2kgを超える重量だが、ノートでも高解像度がほしいとなれば、これ。ただし高解像度の機種は40万円。ちょっと手が出ない。X31は性能的にはとてもよいのだが、筐体がそれほどそそらない。X23ないしX24。気に入っているX20と同じ筐体。ただしとうの昔に旧機種となっている。性能的にいまいち。新品での入手が難しい。店によってはそれより後に出たX30より高値をつけているところもある。足元を見てやがる。
というわけで題名に反して、何も買っていません。資本の論理に買ったのか、負けたのか。負けたんだよな、どう考えても。